専門家「人の死に異常な興味を持っているのでは」「ネットがなければ起きなかった事件」
神奈川県座間市で9人の遺体が見つかった事件では、死体遺棄容疑で逮捕された白石隆浩容疑者(27)と被害者が自殺サイトを通じて
知り合ったとみられている。専門家は自殺願望を持つ人が簡単に知り合えるネット社会の怖さを指摘するとともに、容疑者が人の死に
強い興味を持っていた可能性を指摘する。
ジャーナリストの大谷昭宏さんによると、ネットには自殺したい人を手助けするサイトがあり、具体的な手口が書かれている。
ただ「自殺願望を持つ人による集団自殺はあったが、9人が巻き込まれた今回のようなケースは聞いたことがない」と大谷さん。
「ネットがなければ知り合うことができず、起きなかった事件だ」と話す。
警視庁によると、白石容疑者は殺害を認めているとされる。大谷さんは「容疑者も自殺願望があれば、自分も一緒に自殺したはずだ」と指摘。
その上で「どのような形で殺害したのかは分からないが、自分が生き残っていることを考えれば、人の死に異常な興味を持っているのではないか」
と分析した。
http://www.sankei.com/affairs/news/171031/afr1710310026-n1.html