各国の社会科学者による「世界価値観調査」WVSによると、
30代〜50代の日本人未婚男性の43.5%が「全く幸福でない」と回答。
同調査によると、既婚の30〜50代日本人男性が「全く幸福でない」と回答した比率は6.5%。
未婚男性との差は37ポイントとなり、
調査対象となった主要国の中で最も大きい。
つまりこの結果から見ると、
日本は未婚男性が顕著に不幸な社会だということだ。
ちなみに日本人女性の「不幸率」に関しては、既婚(5.3%)と未婚(8.1%)でそれほど差が見られない。「未婚、すなわち家族を持てないことの不幸は、
わが国あっては、男性に集中する度合いが高いようです」
また、結婚できないのは収入が低いからで、幸福と感じられないのも当たり前と訴える人も。
「独身の貧乏男は自分を惨めで不幸だと感じる」「結婚できないような低スペックだったら、
そりゃ当然不幸ですよ」といった書き込みもあった。
年収と既婚率の「比例」が顕著なのも原因か 年収と結婚に関するデータは、
2012年度の「国土交通白書」に顕著にあらわれている。
20・30代男性の既婚率は、年収と比例して上がっている。
お金持ちが必ずしも幸せになるわけではないが、
ここまで顕著に差がついていると、
持たざる者の「不幸感」は増すかもしれない。
年収:既婚率
・100〜200万円:5.8%
・200〜300万円:14.6%
・300〜400万円:26.0%
・400〜500万円:32.3%
・500〜600万円:36.3%
国土交通省「2012年度国土交通白書」より
キャリコネニュースでも6月に「キモくて金のないオッサンが増加中」で「弱者男性」の問題を取り上げた。
「オッサン」が非正規化などで、年収が低くなり、結婚もできず「キモい」と言われる――。
そんな「居場所のない男性」のことだ。ホームレスも孤独死も、男性のほうが顕著に多い。
http://yukan-news.ameba.jp/20150609-168/