資本主義は限界?コロナ禍で見つめ直す社会
去年、日本語版が出版され、各所で話題となった1冊。
著者は、文化人類学者のデヴィッド・グレーバー氏。実はこの本、現代の資本主義社会を分析したものだ。
著者いわく、「現代社会には、高い給与を得る仕事でありながら、従事している本人自身が『無意味で、世の中に貢献していない』と感じている仕事があふれ、その一方で、実際に社会に役に立つ仕事ほど低賃金になっている」と指摘し、その背景に迫る形で現代社会の問題点を論じている。
今年2月、東京・丸の内にある大手書店がフェアを開いた。
タイトルは「甦るマルクス 『資本論』から社会を捉えなおす」。『資本論』と言えば、ドイツの思想家、カール・マルクスの著書。
いかにも堅い…。
しかし、書店の想定を超える人気を集めた。通常、こうしたフェアは数週間ほどだが、好評を受けて2か月余りに期間を延長。その間におよそ1600冊が売れたという。
近年、こうした、資本主義社会の問題点や行き詰まりを論じる著書の出版が相次ぎ、売れ行きも好調だという。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2021/09/story/story_210928/
去年、日本語版が出版され、各所で話題となった1冊。
著者は、文化人類学者のデヴィッド・グレーバー氏。実はこの本、現代の資本主義社会を分析したものだ。
著者いわく、「現代社会には、高い給与を得る仕事でありながら、従事している本人自身が『無意味で、世の中に貢献していない』と感じている仕事があふれ、その一方で、実際に社会に役に立つ仕事ほど低賃金になっている」と指摘し、その背景に迫る形で現代社会の問題点を論じている。
今年2月、東京・丸の内にある大手書店がフェアを開いた。
タイトルは「甦るマルクス 『資本論』から社会を捉えなおす」。『資本論』と言えば、ドイツの思想家、カール・マルクスの著書。
いかにも堅い…。
しかし、書店の想定を超える人気を集めた。通常、こうしたフェアは数週間ほどだが、好評を受けて2か月余りに期間を延長。その間におよそ1600冊が売れたという。
近年、こうした、資本主義社会の問題点や行き詰まりを論じる著書の出版が相次ぎ、売れ行きも好調だという。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2021/09/story/story_210928/