http://www.nikkei.com/article/DGXLASGT09H0R_Z00C17A8EAF000/
【ニューヨーク=清水石珠実】ソフトバンクグループがサウジアラビアなどと共同で発足させた10兆円規模の投資ファンドを通じて、スポーツ関連グッズなどのネット通販を手がける米ファナティクス(フロリダ州)に10億ドル(約1100億円)の出資を計画している。米ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が8日、報じた。
関係者の話によると、8月末までの出資手続き完了を目指しているという。出資が完了すると、ファナティクスの推定企業価値は30億ドルから45億ドルに拡大する。
ファナティクスは1995年にサッカー用品の専門店としてアラン・トラガー氏とミッチ・トラガー氏が兄弟で創業した店舗が前身。2011年にNFL(米プロフットボールリーグ)やMLB(米大リーグ機構)など全米のスポーツ用品のネット通販を手がけるGSIの傘下に入った。16年に英ネットスポーツ通販のキットバッグを買収。数多くのスポーツ団体と販売契約している。