8/10(木) 22:54配信
東芝の事業存続、監査法人「重要な疑義」指摘
東芝は10日、2017年3月期連結決算を盛り込んだ有価証券報告書(有報)を、当初の期限から約1か月半遅れで金融庁に提出した。
監査法人のPwCあらたが、東芝の決算について「限定付き適正」との意見を表明したことから、早期に上場廃止となる危機は遠のいた。ただ、PwCあらたは、東芝の存続について、「重要な疑義」を指摘した。東芝を取り巻く環境は、厳しいままだ。
◆1兆近い赤字
東芝が確定させた17年3月期決算の最終利益は、原子力事業の巨額損失により、製造業として過去最大規模となる9656億円の赤字だった。負債が資産を上回る債務超過額は、3月末時点で5529億円となった。
米原子力事業での損失の把握時期を巡り対立していたPwCあらたは、「限定付き適正」との意見を表明した一方で、巨額の債務超過に陥ったことなどを理由に、東芝が将来、事業を続けられなくなる疑いがあると指摘した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170810-00050116-yom-bus_all
東芝の事業存続、監査法人「重要な疑義」指摘
東芝は10日、2017年3月期連結決算を盛り込んだ有価証券報告書(有報)を、当初の期限から約1か月半遅れで金融庁に提出した。
監査法人のPwCあらたが、東芝の決算について「限定付き適正」との意見を表明したことから、早期に上場廃止となる危機は遠のいた。ただ、PwCあらたは、東芝の存続について、「重要な疑義」を指摘した。東芝を取り巻く環境は、厳しいままだ。
◆1兆近い赤字
東芝が確定させた17年3月期決算の最終利益は、原子力事業の巨額損失により、製造業として過去最大規模となる9656億円の赤字だった。負債が資産を上回る債務超過額は、3月末時点で5529億円となった。
米原子力事業での損失の把握時期を巡り対立していたPwCあらたは、「限定付き適正」との意見を表明した一方で、巨額の債務超過に陥ったことなどを理由に、東芝が将来、事業を続けられなくなる疑いがあると指摘した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170810-00050116-yom-bus_all