旅行会社最大手の「JTB」は、住宅の空き部屋などを有料で貸し出す「民泊」をインターネットで紹介するIT企業と業務提携を結び、これまで培った観光のノウハウを生かして民泊事業に乗り出すことになりました。
民泊をめぐっては増え続ける外国人旅行者の宿泊先として人気が高まっているほか、ことし6月、民泊事業を届け出制とすることを盛り込んだ新しい法律が成立したことを受けて、参入を表明する企業が相次いでいます。
こうした中、「JTB」も民泊をインターネットで紹介しているIT企業「百戦錬磨」と11日に業務提携を結び、民泊事業に乗り出すことになりました。
具体的には自社のサイトで民泊予約サイトを紹介するほか、将来的にはこれまで培った観光のノウハウを生かして、民泊を活用したツアーの企画や民泊施設の運営のサポートを行うということです。
JTBは「民泊事業が大きな波になる中で、新しいビジネスに挑戦しなければ乗り遅れてしまう。全国各地の空き家や古民家を活用して、地域の活性化にも貢献したい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170911/k10011135601000.html