大手電力全10社が12月の家庭向け電気料金を11月よりも値下げする見通しであることが19日、分かった。燃料となる液化天然ガス(LNG)の価格低下が主因。都市ガス全4社も引き下げが見込まれる。
標準的な家庭の月額電気料金の下げ幅は、東京電力の19円程度が最も大きく、次いで中部電力の18円、東北電力の16円、中国電力の13円の順。さらに関西、四国の両電力は11円、九州電力は10円、北海道電力は9円、沖縄電力は8円、北陸電力は3円、それぞれ値下げする見通しとなった。
ガス料金の下げ幅は大阪ガスが11円、東京ガスと東邦ガスがともに8円、西部ガスが5円程度となりそうだ。
12月の電気、ガス料金は7〜9月の原油やLNG、石炭などの平均輸入価格を基に決める。
http://www.sankei.com/economy/news/171019/ecn1710190034-n1.html