GMOインターネット株式会社は20日、欧州法人を通じて仮想通貨のマイニング事業を開始した。北欧に設置したマイニングセンターにて、既存のマイニング用機器を用いて行う。今後は段階的に機器を投入し、事業を拡大する予定。
ビットコインのマイニング事業を行うために、再生可能エネルギーが豊富な北欧にマイニングセンターを設置。試験稼働を行ったところ、一定の収益性の確保が見込めることを確認できたことから、マイニング事業を開始することとなった。
半導体設計技術を持つパートナー企業とともに、最先端の7nmプロセス技術を活用した半導体チップ(マイニングチップ)の研究・開発も行う。これを用いた次世代マイニングボードによるマイニングの稼働を2018年上半期に開始する予定。一定の稼働を経て、クラウドマイニングや、マイニングチップを搭載した「次世代マイニングボード」の販売などにも順次取り組む予定。
GMOインターネットでは、同社がこれまで培ってきたネットインフラ事業およびネット金融事業のノウハウを生かし、マイニング事業に参入することで、“世界共通の新通貨”であるビットコインの健全な運用を支えていくとしている。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1098079.html