北米時間2018年1月9日,Razerは,ワイヤレスマウス「Razer Mamba HyperFlux」(以下,Mamba HyperFlux)と,Mamba Hyperfluxへワイヤレス給電できるマウスパッド「Razer Firefly HyperFlux」(以下,Firefly HyperFlux)のセットと発表した。価格は249.99ドル(税別)で,世界市場では2018年第1四半期中の発売予定となっている。
両製品は,ワイヤレスマウスを常時給電できる技術「Razer HyperFlux Wireless Power Technology」(以下,HyperFlux)を利用して,Mamba HyperFluxをケーブルによる給電から解放する。この説明でピンときた人もいると思うが,要するに今回の新製品は,Logitech G(日本では「Logicool G」)の「POWERPLAY Wireless Charging System」(以下,POWERPLAY)と対応マウスからなるシステムの,Razer版というわけである。
ただし,POWERPLAYと一点大きく異なるのは,Mamba HyperFluxがバッテリーを搭載しない点だ。POWERPLAYのように「操作が止まっている間に充電する」のではなく,HyperFluxでは常時給電を行うため,Mamba HyperFluxの本体公称重量は約96gと,Mamba 2016の同125gと比べて,圧倒的な軽量化を実現できている。
右手用形状で,第5世代とされるレーザーセンサー「16000 DPI 5G Laser Sensor」を搭載し,メインボタンのクリック感を調整する機能「Click Force Technology」を採用するのは,ワイヤレス&ワイヤード両対応マウスで,Mamba HyperFluxのオリジナルと言っていい「Razer Mamba」2016年モデル(以下,Mamba 2016)と同じ。ただし,バッテリーを省略する過程でデザインの変更が入ったのか,Mamba 2016にあった側面のLEDはなくなり,左右メインボタン周りのデザインが変わり,本体左側面にはワイヤレスモードとワイヤードモードを切り換えるためと思しきスイッチも追加になっていたりする。
公称サイズも70.1(W)×124.7(D)×43.2(H)mmとMamba 2016の同70(W)×128(D)×42.5(H)mmから変わっているので,形状は従来モデルと比べて新しくなったという理解でいいだろう。
http://www.4gamer.net/games/023/G002318/20180110005/