4月に社会人の仲間入りをしたビジネスパーソンにとって、仕事の進め方は研修や実践で学ぶ機会はあっても、あいさつや服装などの正解が分からずに戸惑うことも少なくないはず。ビジネスマナーなどのコンサルティングを手掛けるWITH YU(東京・港)代表の平原由紀子さんに、新社会人が押さえておきたいポイントを聞いた。
――職場でのあいさつで注意点はありますか。
「職場によって習慣は異なるが、あいさつをせずに感じが悪いと思われることはあっても、あいさつをして損することはない。朝の『おはようございます』、外出時の『行ってきます』、退社時の『お先に失礼します』は押さえたい。帰宅前に『何かお手伝いすることはありますか』の一言があれば、なおいいだろう」
「尊敬語や謙譲語など敬語の基本も大切。例えば、電話で社外の人に『○○部長はいらっしゃいません』の尊敬語はNG。上司への返事は『了解しました』ではなく『承知しました』『かしこまりました』が正しい言葉遣いだ。でも、間違いを恐れて電話や会話を避けてはいけない」
■敬語は、間違い恐れず使うべし
――電話とメールはどう使い分けるのですか。
「文字でやりとりするSNS(交流サイト)に慣れている世代では、電話で話すことに抵抗がある人も少なくない。仕事ではメールが多用されるが、言いづらいことは電話で話すべきだ。トラブルや謝罪などは直接出向くことが重要で、これは上司など社内の人であっても同じだ」
――SNSに仕事に関することを書いてもいいのでしょうか。
「直接つながっていなくても実際には誰が見ているか分からないのがSNSだ。機密情報の投稿や上司の批判は論外だが、写真などで重要情報が推測できるケースもある。仕事に関する投稿は控えた方がいい」
――人間関係での注意点はありますか。
「気が合う人ばかりの職場というのはあまりない。学生時代なら気が合わない人とは付き合わなければよいが、会社では誰とでもうまく付き合う能力も求められる。仲良くなる必要はないが、一緒に仕事をする機会はあるので、敵はつくらないようにしたい」
「腹立たしいことがあっても、決して嫌な態度を示してはいけない。関係をさらに悪化させてしまう。相手が上司なら『生意気だ』『仕事を頼むのはやめよう』と信頼されなくなる」
――具体的にどうすればいいのでしょう。
「私の経験上、最初から相手を苦手で嫌な人と決めつけない方がよい。仮にそう思っても、できるだけその人の良い部分に目を向けたい。『細かいけど絶対にミスをしない』『すぐ怒るけど頼りになる』など、必ず良いところはあるはず。また理不尽なことを言われた場合でも引きずらず、気分転換を心がけたい」
――取引先との会食時に注意点はありますか…
以下ソース
2018/4/21 6:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29635920Q8A420C1XXA000/
――職場でのあいさつで注意点はありますか。
「職場によって習慣は異なるが、あいさつをせずに感じが悪いと思われることはあっても、あいさつをして損することはない。朝の『おはようございます』、外出時の『行ってきます』、退社時の『お先に失礼します』は押さえたい。帰宅前に『何かお手伝いすることはありますか』の一言があれば、なおいいだろう」
「尊敬語や謙譲語など敬語の基本も大切。例えば、電話で社外の人に『○○部長はいらっしゃいません』の尊敬語はNG。上司への返事は『了解しました』ではなく『承知しました』『かしこまりました』が正しい言葉遣いだ。でも、間違いを恐れて電話や会話を避けてはいけない」
■敬語は、間違い恐れず使うべし
――電話とメールはどう使い分けるのですか。
「文字でやりとりするSNS(交流サイト)に慣れている世代では、電話で話すことに抵抗がある人も少なくない。仕事ではメールが多用されるが、言いづらいことは電話で話すべきだ。トラブルや謝罪などは直接出向くことが重要で、これは上司など社内の人であっても同じだ」
――SNSに仕事に関することを書いてもいいのでしょうか。
「直接つながっていなくても実際には誰が見ているか分からないのがSNSだ。機密情報の投稿や上司の批判は論外だが、写真などで重要情報が推測できるケースもある。仕事に関する投稿は控えた方がいい」
――人間関係での注意点はありますか。
「気が合う人ばかりの職場というのはあまりない。学生時代なら気が合わない人とは付き合わなければよいが、会社では誰とでもうまく付き合う能力も求められる。仲良くなる必要はないが、一緒に仕事をする機会はあるので、敵はつくらないようにしたい」
「腹立たしいことがあっても、決して嫌な態度を示してはいけない。関係をさらに悪化させてしまう。相手が上司なら『生意気だ』『仕事を頼むのはやめよう』と信頼されなくなる」
――具体的にどうすればいいのでしょう。
「私の経験上、最初から相手を苦手で嫌な人と決めつけない方がよい。仮にそう思っても、できるだけその人の良い部分に目を向けたい。『細かいけど絶対にミスをしない』『すぐ怒るけど頼りになる』など、必ず良いところはあるはず。また理不尽なことを言われた場合でも引きずらず、気分転換を心がけたい」
――取引先との会食時に注意点はありますか…
以下ソース
2018/4/21 6:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29635920Q8A420C1XXA000/