今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり145.9円に上昇し、3年5か月ぶりの高値となりました。イランの核合意をめぐる中東情勢への懸念から、原油価格が上昇していることが影響しています。
資源エネルギー庁から調査を委託された石油情報センターによりますと、7日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり145.9円と、前の週より0.4円値上がりしました。
ガソリン価格の値上がりは3週連続で、149円台だった平成26年12月以来3年5か月ぶりの高値となっています。
これは、イランの核合意をめぐる中東情勢への懸念から原油価格が上昇していることや、外国為替市場で円安ドル高がいくぶん進み、原油の輸入コストが増えているためです。
石油情報センターは「原油価格の上昇傾向は続いているが、ガソリン価格への転嫁は進んでいないため、これからさらに上昇しそうだ。トランプ大統領がイランに対し過去最大級の経済制裁を行うと発表したが、それがどのように実施されるのか気がかりだ」としています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180509/k10011432091000.html