大手アパレルメーカーがインターネット通販に力を入れている。専用ブランドをつくったり自社サイトを使いやすくしたりして売り上げを増やし、百貨店などに出している店舗の減収を補うのが狙いだ。
経済産業省によると、衣類・服飾雑貨などのネット通販の市場規模は年々拡大し、2017年は前年比7.6%増の1兆6454億円だった。
オンワードホールディングスは、18年2月期のネット通販売上高が前期比36.8%増の202億円と伸びた。全体の連結売上高が減る中で、ネット通販を「成長戦略の柱」(保元道宣社長)と位置付ける。19年2月期には300億円にする方針だ。
16年にワンピースを主力としたネット通販専用ブランド「ティアクラッセ」を買収し、昨年は20代の女性向けの別ブランドもつくった。いずれも大半の製品が1万円以下と百貨店向けブランドより大幅に安くした。売れ行きも好調に推移しているという。
三陽商会は16年に廃止したブランド「ル ジュール」を昨年、ネット通販限定で復活させた。30代向けで、ネットで売りやすいと判断した。今秋をめどに自社サイト内で他社製品を扱うことも計画する。
TSIホールディングスは昨年12月に自社ブランドの一部でスマホのアプリを刷新し、製品の検索にかかる時間をそれまでの約3秒から約2秒に縮めた。広報担当者は「ストレスがなく買い物できるようにして自社サイトの販売を増やす」と狙いを話す。
2018.5.24 05:00
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180524/bsc1805240500002-n1.htm
経済産業省によると、衣類・服飾雑貨などのネット通販の市場規模は年々拡大し、2017年は前年比7.6%増の1兆6454億円だった。
オンワードホールディングスは、18年2月期のネット通販売上高が前期比36.8%増の202億円と伸びた。全体の連結売上高が減る中で、ネット通販を「成長戦略の柱」(保元道宣社長)と位置付ける。19年2月期には300億円にする方針だ。
16年にワンピースを主力としたネット通販専用ブランド「ティアクラッセ」を買収し、昨年は20代の女性向けの別ブランドもつくった。いずれも大半の製品が1万円以下と百貨店向けブランドより大幅に安くした。売れ行きも好調に推移しているという。
三陽商会は16年に廃止したブランド「ル ジュール」を昨年、ネット通販限定で復活させた。30代向けで、ネットで売りやすいと判断した。今秋をめどに自社サイト内で他社製品を扱うことも計画する。
TSIホールディングスは昨年12月に自社ブランドの一部でスマホのアプリを刷新し、製品の検索にかかる時間をそれまでの約3秒から約2秒に縮めた。広報担当者は「ストレスがなく買い物できるようにして自社サイトの販売を増やす」と狙いを話す。
2018.5.24 05:00
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180524/bsc1805240500002-n1.htm