ソフトバンクはホテルの宿泊者向けにスマートフォンの無料レンタル事業を展開する「ハンディジャパン」(東京)と資本・業務提携したと発表した。出資額は非公表。ソフトバンクの宮内謙社長は「提携で、IoT(モノのインターネット)などの技術力や法人営業の力を提供したい」と述べた。
ハンディジャパンは、昨年7月から日本で事業を開始。無料で通信や通話ができるレンタルスマホを設置して料金をホテルから回収するビジネスモデルで、全国のホテルなど24万室に採用されている。
ハンディジャパンのスマホは、現在は主に訪日客の利用が多いが、提携により早ければ月内にもほかの通信機器にネット接続を中継する「テザリング」のサービスを提供し、国内客の利用も促す。今後は、客室の冷暖房の操作や鍵の開閉、無人チェックアウトなど、ハンディジャパンのスマホで提供する機能を拡充する。
2018.7.4 05:31
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180704/bsj1807040500001-n1.htm