ローソンは唐揚げの主力商品「からあげクン」で、注文後に調理し、揚げたてを提供する「できたてからあげクンロボ」を試験運用する。従来よりも高温で加熱できるデジタル技術を使い、調理時間を5分の1に短縮した。チキンの需要が増えるクリスマスを控え、出来たて商品への需要を取り込む。
ローソンは「できたてからあげクンロボ」を使い、消費者に揚げたての唐揚げを提供する
「できたてからあげクンロボ」=写真=は高さ約1.5メートル、幅60センチメートル。11〜28日までローソンTOC大崎店(東京・品川)に設置する。
パッケージを組み立て、「できたてからあげクンロボ」のボックス内にセットする
買い物客はこれまで通りレジで「からあげクン」を注文する。店員から渡されたパッケージをロボ内のボックスにセットすると調理が始まる。従来6分かかっていた揚げ時間はロボ導入で1分程度になる。調理を終えると、からあげクンが自動的にパッケージに投入される。
調理できるのは「からあげクン」のレギュラー、レッド、チーズの3種類。料金は5個入り216円で従来と同じ。
今回試験運用するロボでは店員が材料を投入するが、将来は完全自動化をめざす。コストや出来たて商品への需要を検証し、今後の運用を考えていく。
2018/12/7 13:07
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38662810X01C18A2HE6A00/