経済産業省が15日発表した4月の第3次産業活動指数(2015年=100、季節調整済み)は前月比6.0%低下の91.6だった。3カ月連続の低下で、水準は比較可能な2013年1月以降の最低を2カ月連続で更新した。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛や休業要請などの影響で、飲食業や宿泊業を中心に落ち込んだ。経産省は基調判断を「急落している」で据え置いた。
11業種中、8業種が低下、3業種が上昇した。最も指数を押し下げたのは飲食業や娯楽業、宿泊業などの「生活娯楽関連サービス」で、31.7%低下した。外出自粛のほか、製造業や卸売業、小売業などの低調な荷動きから「運輸業、郵便業」は12.7%下がった。
一方、最も指数を押し上げたのは「医療、福祉」で、3.9%上昇した。「情報通信業」は1.9%上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
2020/6/15 14:36
日本経済新聞
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