サンリオエンターテイメント(東京都多摩市)は20日、テーマパーク「サンリオピューロランド」の一般営業を再開した。13日から年間パスポートの保有者限定で営業していたが、「3密」対策を強化し来場できる対象を広げる。入館するには事前にネットで日付指定のチケットを購入する必要がある。
「安全を守りながら運営するためには制約があるが、その中でも楽しんでもらえるようにサービスを用意した」。サンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長は一般営業の再開についてこう述べた。「3密」対策のため、入場者数を従来の5分の1程度に絞った。
施設内の広場では人気キャラクターの「シナモロール」や「ポムポムプリン」などが来場客を出迎えた。キャラクターとの間にはロープを張り、グループごとに距離を保つよう印も設けた。客同士がキャラクターを撮影する際に集まってしまうことを防ぐために新たに設置したという。
ショーなども座席は1席ずつ間隔を空けて座ってもらうようにした。グループごとに座れるようにしていたが、距離を保ちながらより多くの客が観覧できるようにした。出演者を減らして映像を活用するなど工夫を凝らした。
入場する際に必要な日付指定券はネットで申し込み、抽選に当選する必要がある。日によっては定員の3倍程度の応募があるという。
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2020/7/20 11:50
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61712790Q0A720C2000000/