[東京 17日 ロイター] -
ソフトバンクグループが下げ止まらず、1月5日の年初来安値7842円を割り込んだ。チャート上の下値の節目としては昨年12月28日の安値7566円となるが、下値切り下げ型のトレンドに変化する兆しが見当たらない。下げ過程で信用買い残が膨らむ需給悪化が下落要因として大きいとの指摘もあった。
16日に東証が公表した前週末現在、同社の信用残高は売り残が前々週末比10万2200株減の117万8000株、買い残が同37万8300株増の1676万5400株、信用倍率は14.23倍で、仮需が重いとの印象を与えている。
国内の経済正常化が下支えになることから主力銘柄の多くは下げ渋っているが、ソフトバンクGは投資企業という側面により「米金利上昇で最も影響を受けると市場がみているようだ。需給悪も加わるため、底値がみえにくくなっている」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声が聞かれた。
2021年6月17日2:43 午後
ロイター(日本語URLの部分を半角スペースに入れ替えています、表示される記事に変化はありません)
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