[11日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムのプラットフォームで11日夜、複数のユーザーがサービスを利用できなくなる不具合が発生した。ユーザー情報などを分析して不具合を監視するアプリ「ダウンディテクター」が明らかにした。6月下旬以降、2度目の大規模なサービス障害となる。
インターネット販売やアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などに影響が出たという。不具合の原因は明らかになってない。
ロイターが確認したところ、同社のオンラインストアでは、複数の地域のドメインでエラーメッセージが表示された。
アマゾンの広報担当者は「一部顧客の間で買い物中に問題が発生している可能性があり、申し訳なく思う」と述べ、問題解決に向けて取り組む中、顧客に理解を求めた。
0400GMT(日本時間午後1時)時点で、一部のドメインは復旧している。アマゾンはどの程度サービスが復旧しているのかに関するコメント要請に現時点で応じていない。
ダウンディテクターによると、3万8000件以上のユーザーからの報告がアマゾンのオンラインストアに関する問題についてだった。またAWS関連の問題に関する報告は500件近くあった。
報告された問題のうち、約80%がウェブサイト関連、15%がログイン関連、5%が支払いに関するものだった。
ダウンディテクターは、プラットフォーム上でユーザーが投稿した不具合など、複数のステータスレポートを照合して障害を追跡している。今回の障害は、より多くのユーザーに影響を与えた可能性があるという。
2021年7月12日1:42 午後
ロイター
https://jp.reuters.com/article/amazon-outages-idJPL4N2OO11J?il=0