昔のことですが、そろそろ結婚するので吐き出させてください。
男性恐怖症と言ったら変態だけが寄ってきた話。
私:22歳。160cm。年齢=彼氏いない。女優目指してた。
さとこ:20歳。後輩女子。145cm。ちっちゃ可愛い。男女ともに人気。
熊:20歳。後輩男子。160cm。見た目熊。
アロハ:24歳。院生。175cm。車持ちの巨漢坊ちゃん。アロハシャツを愛してる。
飲みサーを引退した私。
暇を持て余して卒論やってたら、熊に卒業まで在籍していいゆるサーに誘われる。
バイトも辞めたし、宅飲みが好きだから入会。
ゼミ友がいたが、後から聞いたら熊の元カノ。
前のサークルは自分以外の同期全員部内カップルできてたから(私は玉砕のみ)どこもそういう泥ついてんだなと。
私、さとこ、熊、アロハはサークル活動日によく集まって朝までボドゲしてた。
さとこ「女子が少なかったんで嬉しいっす」
私「他の女の子来ないの?」
さとこ「先輩(熊の元カノ)は実家なんで」
私「ふうん」
私とさとこは映画の趣味で仲良くなって、よくご飯に行ったりDVD見たりした。
それもその後4人で合流するのが定番になってた。
熊「めっちゃ人数増やさないと何すよ。だから入ってくれて助かりました」
アロハ「私ちゃんは何で入ってきたの」
私「暇だったんで」
アロハ「彼氏いんの」
私「いないですよ。いたらここ来ないです」
さとこ「ですよねー」
アロハ「つまんねー。面白い話してよ」
私が過去の玉砕話をするとよくウケた。
お酒も入ってたし、結構辛かった失敗を話すと気が楽だった。
大抵好きになった人は、その時の私の友達と付き合うのだ。
熊「俺ちょっと電話で出ますね」
よくそう言って外に出て行くので、アロハに訳を聞くと、彼女に電話しているそうだった。
遠距離らしく毎日電話する健気な彼氏だと聞いて感心した。
さとこ「見かけによらないですよね」
アロハ「でもあいつもてるんだよ」
私「アロハさんは彼女いないんですか」
アロハ「いないってことにしといて」
さとこ「うわー」
私「へー」
アロハ「でもあいつ元カノ捨ててるから」
さとこ「やめましょうよ、その話」
私「なにが?」
アロハ「まーそういうやつなんだわ」
私「ふうん」
アロハはニヤニヤしてた。
前のサークルでも思ったけど大学生って恋愛話が九割だなあ、とのんびり思ってた。
熊「おいーっす」
さとこ「おかえり」
アロハ「彼女ちゃんなんて?」
熊「別にいーじゃないっすかあ」
それから朝までボドゲした。
知らないゲームばかりだったけど、熊とアロハが教え上手だから楽しかった。
開始早々に負けて寝落ちることもよくあった。
六畳のアパートに雑魚寝で。
春に入会して、夏になってもよく集まっていた。
自分は極度のくすぐったがりで、人に触られるのが苦手だった。
女子校だったからよく抱きつかれたりもしたけど、
大学に入ってからはそういうノリを避けれたから
特に問題もなく過ごしてきた。
男性が苦手だったけれど、足とかは女子相手でも怖かった。
人を好きになって告白することは何回かあっても、幸か不幸か付き合うに至らなかった。
少女漫画レベルの妄想しかなかったから、
好きな人に触られたら大丈夫なんじゃないかって思っていた。
同性の友達にはあんまり触られたくないから話してあったけど、
異性には言ったことなかった。
変に弱々しく取り繕ってると思われるのも嫌だし、
藻女にはありがちなプライドみたいのがあった。
熊「今日はこれやりたいんすよ」
アロハ「いいチョイスじゃんね」
さとこ「それすきー」
ボドゲをしていると狭い空間なので、肩がぶつかりそうになることがよくある。
あれってコマとこサイコロとかたくさん使うし、
無くさないように小さく囲んでやるんだよね。
無意識で避けれるようになってるから、3人に感づかれてはないと思ってた。
夜遅かったり、朝帰りだとアロハが途中まで送ってくれた。
ひたすらに過去の恋愛を聞かれたけど、本当にネタがないのをだんだんわかってくれた。
すると途端に自分の恋愛自慢を始めた。
アロハ「俺さあ、何でかよく女に相談されるんだよね。同期の彼女とかうまく言ってないとき泣きながら電話かけてくんの。
で、そういう時って大抵浮気してんだよな。そういう情報も回ってくるから。
つか浮気バレるやつとか雑魚だよな。されるやつもだけど。
女がセフレいたりしたら死にたくなるわ。比べられるんだぜ、最悪。
風俗とかもだから行かない。何千人と比較されるとかゼッテーやだ」
よく喋る人だなった。
アロハ「俺こういう服好きだからさあ、人とは違うっていうか。
つまんねーやつばっかじゃん。大学。熊とかさとこはいいけど。
面白くないやつって関わりたくねーわ」
秋口の大学でアロハシャツで歩いてんのは、確かにアロハだけだった。
私の家はアロハより遠くにあるから、いつも途中で別れるけど、その日はなぜか送ると言った。
アロハ「私ちゃんてさー、何で触られんの苦手なの」
私「え」
アロハ「いつもゲームしてる時すげー体引いてるじゃん」
私「ははは。そうですかね」
アロハ「なに、苦手なの? 歩いてる時も絶対肩当たんないし。俺結構人とぶつかんのにさ」
私「・・・」
熊もアロハも小太りだから歩くときにいつも細心の注意を払ってた。
アロハ「なんかトラウマ?」
私「・・・別に。ただ、苦手なだけです」
アロハ「なに。話してよ。俺なら相談乗れるよ」
彼氏居ない歴年齢の女にとっては、結構効果大きいセリフだった。
本当、大学生の女子はこういうのに気をつけたほうがいい。
アロハ「力になるよ。俺、私ちゃんのこと結構好きだし。いきなりサークル入ってきたけど仲良くなれたしさ」
まだ知り合って3ヶ月だ。
私「あんまり人に話したことないんで」
アロハ「じゃー俺に話してよ。口は固いから。力になりたいの」
しばらく黙って歩く。
アロハ「・・・そっか。俺みたいのは頼れないか」
私「そういう意味じゃないけど」
アロハ「こんな童貞かどうかもわかんねーやつなんかなあw」
いや、それはないだろと確信してた。
明らかに今までの過去話からして経験ないわけがない。
アロハは車を持っている。
結構な頻度で宅飲みにも車でやってくる。
その日は絶対に飲まない。
というか元々飲まないらしい。
車で送ってくれる時もあるけど、さとこと3人の時が多かった。
車持ってる奴がモテないわけがないと思った。
私「昔ちょっと、やなことあったんで」
アロハ「へー。なに? 暴行?」
軽々しく言った。
私「・・・それに近い感じの」
アロハ「うわ・・・そっか。本気で力になりたいんだけどなあ。
でもダメだよね。俺が君を抱きしめたくても、俺に触られるのが嫌だもんね」
何だそのドラマ台詞。
何で真顔で言えるんだ。
アフィカスうざいよ
大生はそういう板じゃねーんだよ
アロハ「何でもしてあげたいけど、その手を握ることさえできないんだね。
そっか・・・・。私ちゃんのこと好きなんだけどなあ。
俺困ってる人見ると耐えきれないんだよね。
それで人を好きになっちゃうの」
街灯の下に真っ赤なアロハシャツ。
ああ、こいつはモテるなと思った。
そういう台詞が言える奴がモテるんだ。
好きだった先輩も女子を「キミ」呼びしてた。
アロハは静かに私の腕に手の甲を当てて、それから手を繋いできた。
気持ち悪かったし震えたけど、我慢した。
それから腕、肩、首と指先が上がってきから叫びそうになった。
何とか離れて、呼吸を整える。
私「ごめんなさい・・・」
アロハ「まー、今日はいいんじゃない。すごい進歩だよ。
これから治していこうよ。俺協力するから。
っていうか思ったんだけどさ、一気に最後までしちゃえばいいんじゃない」
私「はあ?」
全然読みたいという気が湧かないんだが、
なんでまんさんは読み手の気持ちをガン無視なのか
アフィなのか
つまり自称サバサバ系のガン押ししたらヤレちゃうゆるふわスイーツ女子が
しょうもない男の迫りを断れずにヤラれちゃった話?
はい次ぎ―