http://www.yomiuri.co.jp/world/20171016-OYT1T50009.html
【バンコク=大重真弓】マレーシアのアニファ外相は12日、北朝鮮のマレーシア大使館を閉鎖する方針を表明した。
2月にクアラルンプール国際空港で北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏が殺害されて以降、両国関係の悪化が進んでいる。
地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(電子版)によると、アニファ外相は10月12日、マレーシアのサラワク州での外交会議後、記者団に対し、
「北京のマレーシア大使館に北朝鮮を任せる。平壌に大使を配属するつもりはない」と述べた。
閉鎖方針を決めたのは、大使館員の安全が確保できないためとみられる。
正男氏殺害事件を巡ってマレーシアは、北朝鮮の「人質外交」で譲歩を迫られた。
3月末、駐北朝鮮マレーシア大使館員ら9人と引き換えに、事件への関与が疑われた駐マレーシア北朝鮮大使館員ら3人を引き渡した経緯がある。
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マレーシア、在北大使館を閉鎖へ…関係悪化で
読売新聞:2017年10月16日 09時05分