まず俺は経済学部でもなんでもない(学は無い)なりの主張だってことを前置きしておく。かじった程度だと思ってくれていい。
自分なりに資本主義や競争経済について考察しているうちに「現代において資本主義は成り立ち難いのでは?」「競争経済だけが経済発展させる訳ではないのでは?」と思い至るようになった。経済板なら俺の疑問を解消してくれるかもしれない、あるいは間違いを指摘してくれるかもしれないと思いスレ立てした。詳細は下に。
まず「現代において資本主義は成り立ち難いのでは?」という疑問。
資本主義において大切なのは間違いなく資本。土地でも金鉱脈でも画期的なアイディアでもマンパワーでもなんでもいい、それら全て価値を生み出す資本だ。問題なのはこの資本が人口に対して少なくなっており、それゆえ資本主義は成り立ち難くなっているのではないか?ということ。
例えば土地。もはや地球上に開拓できる土地は正直ほとんど無いと考えている。もしあっても環境に配慮した開拓でなければいけない。そう考えると昔に未開拓地を手に入れた人々や継承した人は有利(既得権益を持っている)で、後の世代で生まれた人は不利ということになる。金鉱脈や水利なども同じような理由で後の世代が不利のように思う。特に世界人口は増えていく一方なので土地不足は加速的になると思う。
次に画期的なアイディア。発明やイノベーションの類だ。これは現代人なら多くの人にチャンスがあるように思う。土地のような物理的な制限がないからだ。ただしこれも現実的には不平等が存在するように思う。
アイディアは大抵十分な学習機会や学習経験があってこそのものだ。しかし世界的に見れば学習機会や学習経験は平等ではない。もちろん本人たちの努力量で改善できる余地はあるが、元々資源の少ない国は国民に学習機会を提供するのは難しいし、低所得の親の子は進学を諦めて就職するためその子本人も低所得になりやすいというデータもある。
次に労働力。筋力やマンパワーと言ってもいい。これは多くの人が誰でも持ちうる。ただし多くの人が持ちうるために突出してマンパワーで金を稼ぐということはかなり難しいように思う。なので土地などよりも稼ぐのは難しいと思う。また誰でも持ちうるために安く買い叩かれやすい資本だとも思う。
続き
「競争経済だけが経済発展させる訳ではないのでは?」について。
よく競争経済によって人類は発展してきたという話がある。この競争が進歩を推し進めたという点は俺も否定することはない。この競争経済というポイントが資本主義の重要な要素であり美点であることは疑いようがない。
ただもちろん競争経済にはデメリットも存在する。競争していれば必ず敗者がいる、必然的に低所得層が生まれることだ。もっと言えばこの低所得者層は流動的ではなく、固定化すらしている可能性があるのが問題だ(個人的には固定化していると断言したいくらいだ)。資本主義は大雑把に言えば資本を持つものほど勝ちやすく、勝つほど資本を得やすい、逆に言えば資本が少ない者ほどリスクがありチャンスの少ない仕組みだからだ。
あえて言えば経済弱者は必要なのかもしれない。経済弱者、つまり労働者がいなければ資本主義は成り立たないからだ。みんなが経営者、起業家になるのは不可能だしね。でも低所得者層が流動的じゃない(所得格差が是正されづらい)資本主義は自由って言っていいのか疑問だと思う。不平等は不自由を生むからね。
また俺は何がなんでも経済発展、進歩すべきだって考え方はどうなのだろうと思う。経済発展は資源量によって自ずと限界がある。先も言うように土地、埋蔵資源などの物理的資源は必ず限界があり、その他の資源(画期的なアイディアや労働力)も物理的な資源によって規定されるからだ。つまりマルクスの唯物史観みたいな感じ。
今後、人口が増えるのならこの物理的資源は行き渡らず、物理的資源に規定されたその他資源も不平等となる。そうなれば資本主義はたち浮かなくなるのではないかと俺は思った。このまま資本主義を続けるにはそれこそ人口が減るか、火星にでも行って新しい資源を見つけるかくらいしか思いつかない。多少怠け者が出ようと経済発展せずとも社会主義もちょっとはやったほうが良いのかなと最近は思う次第。
分かりにくい文ですまない。一応経済学は苦手分野なので、なるべく噛み砕いて解説してくれるとありがたい。
〉〉3
主義社会まで話を広げると分かりづらくなる。話のレベルを一度会社まで落として、
自分の考える理想の会社を考えると見えてくるものがある。
貧富の差の生まれない雇用主と雇われた者の関係とは、競争を行わない会社のあり方とは。
みたいな