https://mainichi.jp/articles/20200410/k00/00m/040/090000c
毎日新聞2020年4月10日 11時00分(最終更新 4月10日 11時00分)
栃木市の「ふれあいバス」に導入される次亜塩素酸水の噴霧器=栃木市提供
栃木市は9日、新型コロナウイルス対策として、市内12路線で運行しているコミュニティーバス「ふれあいバス」の車両16台に殺菌効果がある次亜塩素酸水の噴霧器を設置すると発表した。新型コロナウイルスへの効果は実証されていないが、同市は「不活化を期待している。市民に少しでも安心してもらいたい」(生活環境部)と導入理由を説明した。
同市によると、次亜塩素酸水には、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌などの細菌、ノロウイルスなどのウイルスに対する殺菌、不活化効果が確認されているという。
市内では、地元のバス会社「富士観光バス」が4年前から自社車両に次亜塩素酸水の噴霧器導入を進めており、同社が運行しているふれあいバスの使用車両にも1日に設置していた。同市は利用者に安心してもらうためには一定の効果があると判断し、他の4社が運行する路線にも設置を決めたという。
費用は16台分で約150万円を見込んでおり、各路線の運行補助金に上乗せする形で同市が負担する。
また、同市は保健福祉部に「新型コロナウイルス感染症対策室」を10日付で新設する。部長が兼務する室長のほか、専従職員3人を配置し、感染症対策を担当する。【太田穣】
毎日新聞2020年4月10日 11時00分(最終更新 4月10日 11時00分)
栃木市の「ふれあいバス」に導入される次亜塩素酸水の噴霧器=栃木市提供
栃木市は9日、新型コロナウイルス対策として、市内12路線で運行しているコミュニティーバス「ふれあいバス」の車両16台に殺菌効果がある次亜塩素酸水の噴霧器を設置すると発表した。新型コロナウイルスへの効果は実証されていないが、同市は「不活化を期待している。市民に少しでも安心してもらいたい」(生活環境部)と導入理由を説明した。
同市によると、次亜塩素酸水には、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌などの細菌、ノロウイルスなどのウイルスに対する殺菌、不活化効果が確認されているという。
市内では、地元のバス会社「富士観光バス」が4年前から自社車両に次亜塩素酸水の噴霧器導入を進めており、同社が運行しているふれあいバスの使用車両にも1日に設置していた。同市は利用者に安心してもらうためには一定の効果があると判断し、他の4社が運行する路線にも設置を決めたという。
費用は16台分で約150万円を見込んでおり、各路線の運行補助金に上乗せする形で同市が負担する。
また、同市は保健福祉部に「新型コロナウイルス感染症対策室」を10日付で新設する。部長が兼務する室長のほか、専従職員3人を配置し、感染症対策を担当する。【太田穣】