https://mainichi.jp/articles/20200628/k00/00m/040/046000c
毎日新聞2020年6月28日 10時13分(最終更新 6月28日 10時13分)
発信器などを装着した放鳥後のシマフクロウ=環境省提供
環境省釧路自然環境事務所(北海道釧路市)は、絶滅の危機にひんしているシマフクロウ1羽を5月18日に釧路地方の森林に放したと発表した。放鳥は4年ぶり13羽目。
放鳥したのは、釧路湿原野生生物保護センターで野生復帰のための訓練をしていた雄。2008年3月に倒木の恐れがある巣箱に入っていた卵を回収し、ふ化させた。
この地域では16年にも、巣箱を設置した上でつがいが放鳥されたが、定着せず分散してしまっていた。今回、位置情報を確認できる発信器などを付けて追跡したところ、放した地点から数百メートルの範囲を川沿いに移動していることが確認された。約2週間でデータを受信できないエリアに移動したとみられ、その後の動きは分かっていない。
同省は1993年以降の12羽の放鳥で3例の繁殖成功を確認しているという。【本間浩昭】
毎日新聞2020年6月28日 10時13分(最終更新 6月28日 10時13分)
![【釧路】シマフクロウ大空へ 環境省、4年ぶり13羽目放鳥 [ひよこ★]->画像>1枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/06/28/20200628k0000m040059000p/9.jpg)
発信器などを装着した放鳥後のシマフクロウ=環境省提供
環境省釧路自然環境事務所(北海道釧路市)は、絶滅の危機にひんしているシマフクロウ1羽を5月18日に釧路地方の森林に放したと発表した。放鳥は4年ぶり13羽目。
放鳥したのは、釧路湿原野生生物保護センターで野生復帰のための訓練をしていた雄。2008年3月に倒木の恐れがある巣箱に入っていた卵を回収し、ふ化させた。
この地域では16年にも、巣箱を設置した上でつがいが放鳥されたが、定着せず分散してしまっていた。今回、位置情報を確認できる発信器などを付けて追跡したところ、放した地点から数百メートルの範囲を川沿いに移動していることが確認された。約2週間でデータを受信できないエリアに移動したとみられ、その後の動きは分かっていない。
同省は1993年以降の12羽の放鳥で3例の繁殖成功を確認しているという。【本間浩昭】