https://mainichi.jp/articles/20201115/k00/00m/040/277000c
毎日新聞2020年11月15日 21時31分(最終更新 11月15日 21時31分)
2019年11月、和歌山市の工事中のビル屋上から鉄パイプが落下し、通行人の男性が直撃を受けて死亡した事故で、和歌山県警は近く、元請け業者「SIGN TAKASE」(和歌山市)の男性代表(43)と、下請け業者「ヒロケン」(同市)の男性社長(38)の2人を、業務上過失致死容疑で書類送検する方針を固めた。
事故は同市十三番丁の12階建てビルで発生。屋上の看板修繕工事のために組まれた足場の解体中に、長さ約1・5メートル、重さ約5キロの鉄パイプ1本が約50メートル下に落下。近くを歩いていた大阪市の男性銀行員(当時26歳)が直撃を受け、死亡した。
現場では、死亡事故の4日前にも鉄パイプが落下していたことが分かっている。捜査関係者によると、2人には、十分な再発防止策を取らなかった疑いがある。また、ヒロケンの社長は、鉄パイプが固定されている金具を十分確認せずにゆるめ、落下させた疑いが持たれている。
事故では和歌山労働基準監督署が20年5月、安全管理を怠ったとして、労働安全衛生法違反容疑で2人を書類送検している。【木村綾、橋本陵汰】
毎日新聞2020年11月15日 21時31分(最終更新 11月15日 21時31分)
2019年11月、和歌山市の工事中のビル屋上から鉄パイプが落下し、通行人の男性が直撃を受けて死亡した事故で、和歌山県警は近く、元請け業者「SIGN TAKASE」(和歌山市)の男性代表(43)と、下請け業者「ヒロケン」(同市)の男性社長(38)の2人を、業務上過失致死容疑で書類送検する方針を固めた。
事故は同市十三番丁の12階建てビルで発生。屋上の看板修繕工事のために組まれた足場の解体中に、長さ約1・5メートル、重さ約5キロの鉄パイプ1本が約50メートル下に落下。近くを歩いていた大阪市の男性銀行員(当時26歳)が直撃を受け、死亡した。
現場では、死亡事故の4日前にも鉄パイプが落下していたことが分かっている。捜査関係者によると、2人には、十分な再発防止策を取らなかった疑いがある。また、ヒロケンの社長は、鉄パイプが固定されている金具を十分確認せずにゆるめ、落下させた疑いが持たれている。
事故では和歌山労働基準監督署が20年5月、安全管理を怠ったとして、労働安全衛生法違反容疑で2人を書類送検している。【木村綾、橋本陵汰】