https://hochi.news/articles/20211206-OHT1T51112.html
2021年12月6日 15時37分スポーツ報知
東京・赤坂のTBS
6日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ」(月〜金曜・午後1時55分)では、10月の衆院選で地元県議から「裏金を要求された」とツイッターなどで公表した自民党の泉田裕彦衆院議員が3日、そのやりとりを記録した録音データを公開。録音には衆院選をめぐる金銭についてやりとりする様子が記録されていたが、相手とされる星野伊佐夫県議も同日、記者会見を開き「(要求したのは)政治活動費だった」と説明。「裏金の要求」を改めて否定した一件を特集した。
コメンテーターで出演の元衆院議員で弁護士の若狭勝氏は今後、裁判になった場合を予想。「実際にお金を受け取っていれば、完全に買収罪のお金を受け取ったということで(罪が)明確なんですが、実際に受け取っていなくても、いわゆる買収に使われるお金を要求したり、誰々に渡してくれということで斡旋(あっせん)、周旋とか勧誘ということだけでも、お金を実際にやり取りしなくても、それだけでも公職選挙法は禁止して犯罪と扱っています」と説明した。
しかし、今後については「泉田議員が星野議員を公職選挙法違反で告発すれば検察庁は受理をして捜査を行うことは確かだと思います。ただ、実際に公職選挙法違反を検察が認定したとしても、それに基づいて星野議員を罰するか、起訴するかというと多分、不起訴になると思います」と断言。
「やはり、広島の(買収)事件で河井(克行、案里)夫妻からいっぱいお金を受け取った県議や市議が一切、処罰されずに終わっていると。あっちは実際にお金を受け取っているわけですから。受け取っていながら一切、処罰されないとするなら、今回、受け取っていないわけですから買収に疑いで犯罪が認定されたとしても処罰、起訴するというのは難しいと思います」と話した。