https://hochi.news/articles/20220119-OHT1T51107.html
2022年1月19日 16時45分スポーツ報知
岸田文雄首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が19日、衆議院の本会議で始まった。
立憲民主党・泉健太代表は、新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株による感染拡大を踏まえ、「まん延防止等重点措置や緊急事態宣言の発令要件もオミクロン以前の感染力を想定していて、出すべきかどうかの判断が非常に難しくなっている。これらの見直しを速やかに行うべきでは」と迫った。
これに対し、岸田氏は「専門家の意見を踏まえ、現在の医療体制の逼迫(ひっぱく)度に重点を置いたレベル分類を踏まえた総合的判断という考え方は、変更は致しません」と判断基準は変更しない意向を示した。
また、泉氏は、新型コロナ対策に関する政府方針の取りまとめが6月をめどに進められていることについて「遅すぎて驚いている」と批判。岸田氏は「これまでの対応を客観的に検証し、関係者と協力し検討する上では必要な期間だ」と反論した。
各党による代表質問は21日まで衆参両院で行われる。