富山県の美術政策顧問に就任した独立行政法人国立美術館の柳原正樹理事長が今月13日、「金沢の県立美術館なんて誰も行きません」などと発言し、石川県側が反発、柳原理事長が25日、石川県庁を訪れ「申し訳ございませんでした」と谷本知事らに謝罪した。谷本氏は「県民は怒りを覚えている」と応じた。
柳原氏は富山県立近代美術館の学芸員などを歴任。4月、五つの美術館を所管する国立美術館の理事長に就任していた。富山県の美術政策顧問に就任するため、富山県庁で委嘱式に出席。東京国立近代美術館工芸館の金沢市への一部移転を巡り、記者の質問に「誰も来ない場所になる」などと発言した。
2017年07月25日 20時29分配信
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