小中学生9割近視 失明のおそれ「強度近視」も中学生の1割
2019年11月3日 20時09分
近視について慶応大学のグループが東京都内の小中学生1400人を対象に調べたところ、全体の9割近くが近視で、
特に中学生の1割程度が、将来失明につながる病気を発症する危険性が高まる「強度近視」であることが分かりました。
研究チームは早急な対策が必要だとしています。
近視は、目の眼球が前後に伸びるなどして焦点がうまく合わず、ぼやけて見える状態で、裸眼でおよそ
17センチまで物を近づけないとはっきり見ることができない「強度近視」になると、将来、網膜剥離や緑内障など、
失明につながる病気を発症する危険性が高まるとされています。
慶応大学の研究グループは子どもの近視の実態を明らかにしようと、東京都内の一部の小中学校の
児童と生徒合わせて1416人の目の状態を調べました。
その結果、近視だったのは、
▽小学生689人のうちの76.5%、
▽中学生727人のうちの94.9%で、
特に中学生では、少なくとも9.9%にあたる72人が「強度近視」でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191103/k10012163101000.html