みなさんどうでしたか?10月下旬までモヤモヤな気持ちですが、ともにわかちあいましょう。
だいたい9割弱受かるとされる試験なので、受かっていればと思いますけど、色々不安になりますよね。
調べたら間違ってた問題が結構判明して不安になります。
覚えてるところをとりあえず
全部で112問。エコーやシンチ、CTなどの画像を見て
答えるのが10問くらい。
心電図や圧波形を見て答えるのが5,6問。
臨床問題みたいな症状とか
検査所見が何個か書いてあってというのは2,3問しかなかった。
選択肢5つの中から1つもしくは2つ選ぶ問題で
何個選ぶかは問題にちゃんと書いてある。
ほとんど1つで20問弱くらいが2つだったかな。
正しいものを選ぶのと誤りのを選ぶのは半々くらいだった。
過去問やっていませんけど、
過去に受けた人の話と比較すると、
例年より簡単だったのでは?
わかる問題とわからない問題の差が
激しかったと個人的には思った。
来年の人たちのために
全体的な感想は
基本的にガイドラインからの問題が多い。
2011年以降のガイドラインから
よく出ていたような気がする。
心不全、虚血、不整脈も
もちろん出ているがやはりマイナーな疾患の割合が多い。
ただ臨床やっているだけでは難しいかも。
ただその道の専門家(例えば画像系とか先天性心疾患)しか
わからないという問題は数問しかないと思うので、
それはどうせ他の人もわからないから無視でいいと思う。
今年の合格率はまだわからないが
合格率はおそらく変わらないと思われるので、
過去問とガイドラインをおさらいすれば十分と思われる。
Fabryとサルコイドーシスがあんまり出なかった。
Brugadaは問題少ないけど、出た。QT延長の問題は2-3問?肺高血圧も2,3問。圧波形の問題も2,3問でてた。
後は細かく覚えてるもの。
1問目以外は適当に覚えてる順。選択肢が迷ったものはそれも書いてるけど、基本的には正解と思ってるもののみ。
・1問目 1歳児の右室造影所見をみて治療薬を選択。症状は確か心雑音と呼吸困難。
画像は肺動脈狭窄と大動脈の偏位、左室も同時に造影されていることからfallot四徴症か?だとするとβblockerのpropranololが正解か。
・先天性QT延長症候群に使ってはいけないのは? 正解はジソピラミド
・eGFRの計算に使われるのはCre・年齢と何? 正解 性別
・シンチグラフィの問題が数問。1問は#4AV 100%,#6 75%,#8 90%で#8 にPCI。半年後の負荷シンチを読んで間違っているものを選ぶ問題。虚血範囲とPCIの適応が鍵で、答えはたぶん”薬物治療よりもPCIの方が治療効果が高い”でこれが間違い。
もう一問のシンチも負荷シンチだったが、選択肢を答えを忘れた。
・心電図の問題は2-3問。Onsetがはっきりしない心房細動に対する治療薬を選ばせる問題もあり。
心電図で不整脈の種類を答えるので記憶にあるのは1,bradyと2,rate 180程度のQRS幅が狭いものと3,rate180程度のやや広いものの心電図の3つ。Bradycardiaの問題は洞徐脈と思ったがどうだろう?後はPSVTと心室頻拍と思ったが不整脈の先生の意見が聞きたい。
・WPWのクラスTになる適応は? “患者の希望”と”血圧低下を伴う頻拍発作”で迷ったが、テスト後にガイドライン確認したところ患者の希望。WPW,AVNRTは患者の希望があればクラスTです。WPWは失神を伴うとクラス1だが、血圧低下は特に関係ない。
・MRIの遅延造影の問題。さっぱりわかりませんでしたが、心嚢液があるように見えなかったので誤りを選ぶ問題で”心嚢液が中等度溜まっている”を選びました。
・PCPSの問題が2-3問?答えしか覚えてないが、誤りを選ぶ形式で”循環量が減った場合には回路から急速静注する”っていうのがたぶん間違いだったような
WPW間違えた。患者希望かあ。
心電図の問題は、心房性期外収縮と、心房粗動にしました。
あと、簡単だけど、アミオダロンではTSH測定。加算平均は心室頻拍。
・ARVCの問題。答えはたぶん”進行すると左室にも進行する”。他の選択肢は忘れた。
・弁膜症の問題も数問。肺高血圧にならない弁膜症は? 正解 肺動脈弁狭窄症
・変な問題としては論文関連のauthor問題が2問。
Authorに載せていいのは?という問いで”データを解析した大学院生”がたぶん正解だが、それ以外の項目は”通例に乗っ取って教授を載せた”とか恐らく一般の大学で横行している揶揄も入っていた。
Authorの資格を満たす5項目に入っていないのは? 正解”研究資金の獲得”
参考URL: http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=31403
・答えしか思い出せないが、誤りを選べで”Brugada症候群は運動時やストレス負荷時に起こりやすい”とか”サルコイドーシスの生検陽性率は50%以上”なんて問題もあった。
・肺高血圧で使ってはいけない薬剤は? 答え βblcoker。それ以外は一般的な肺高血圧治療薬 ・心不全に保険適応の薬剤は? 答え “アゾセミド(ダイアート)とトルバプタン(サムスカ)”他にはアムロジピンなど高血圧にのみ適応がある薬剤が入っていた。
・クレアチニンクリアランス 20で使えないDOACは? 答え “ダビガトラン” 他のDOACは15までOK。
・腎機能悪化時に減量とか透析のときに使えない薬っていう問題があったような気がするが、答えや項目に記憶がない 確か”アミオダロン”とか、”リシノプリル(ロンゲス)”、”カルベジロール”とかあったような気が・・・
メジャーな薬の減量基準や透析の時使えるかは要チェック。
大まかにいうと抗不整脈薬系はTaは大体減量かだめ。IbはほぼOK。
IcはプロノンだけOK。
VはアミオダロンはOK。ARBは全部OK。
ACEはほぼ減量か駄目。
Βblockerはアーチスト、インデラル、斧アクトOK。メインテート、テノーミンは減量。
・閉塞性肥大型心筋症の圧較差を増大させるもの 答え Valsalva手技。硝酸薬(もしかしたら選択肢記憶違いかも)。
圧較差を増大させるものと減弱させるものは覚えておこう。
・ミトコンドリア心筋症・・・選択肢 難聴をきたす、ミトコンドリアDNAの診断補助になる、BMIPPの亢進を来す、と後2つで誤りを選ぶものだった気がするんだが、答えわからず。調べたらこの3つはあってるので、残りの2つの何かが正解。
・たこつぼ型心筋症も1問でた・・正解しか覚えてないが、”たこつぼ型心筋症のトロポニンは心筋梗塞に比べて上がりが弱い”
・膠原病関連も1問。合併する疾患を答えよ、で”Sjorgren-LibmanSacs心膜炎”、、”SS-A抗体陽性妊娠-胎児伝導障害”、後は”強皮症-肺高血圧”とかMCTDと何かだった気がするが、覚えてない。間違いを選ぶやつなのでLibman-SacsはSLEなのでそれが正解。
・臨床問題みたいなやつは、下壁梗塞と診断された後に急変してレントゲンは肺うっ血。経食道エコーの画像をみて、何が起こったか答える。で恐らくM弁が左房に入ってるので腱索断裂かな?
・急性心膜炎の問題もあったような。心膜摩擦音とか、ST上昇とかが選択肢だったような。
・肥大型心筋症でε波があるという間違いを選ばせる問題もあったε波はARVCかサルコイドーシスか肺高血圧症など一般的には右心不全系ででる。
・経食道エコー。大動脈弁置換術後の70代女性の経食道エコーをみて答える問題。さっぱりわからんが、選択肢は”冠動脈瘤”,”大動脈解離”,”左房内血栓”,”弁輪部膿瘍”,後1つ忘れた。上でもかかれてるとおり弁輪部膿瘍?
・40代女性。息切れ。右心カテーテルの結果がのせてあってこの病気は何か?PCWPが15未満で平均PAが40くらいだったから肺動脈性肺高血圧症?
・高齢男性が労作時呼吸困難できてレントゲンは右下肺に心臓に繋がる腫瘤影あり。短軸と四腔像の心エコー像があって、そこに腫瘤がうつってる。腫瘤の解剖学的位置を答える。四腔像だといまいち右房が肺動脈かわからないですけど、短軸像だと明らかに右房なので、右房?
・50代男性で腎機能正常で労作性呼吸困難。右心で肺高血圧あり。肺動脈造影(選択造影)で血栓あり。適応でないものは? ワーファリン、DOAC、PEA、BPA、sGC(リオシグアト)の5択。多分DOACが適応でないというのが答え(保険適応的な意味で)だと思う。
・後漠然に覚えているのは大動脈解離にIABPは禁忌。IABPが駄目な疾患はっていうのもあったような気が。大動脈弁閉鎖不全がたぶん正解。
・右心負荷になるのは?というので立位とかもろもろあったけど、選択肢も回答も忘れた。
・二次性高血圧の原因で関連が間違っているものを選ぶ問題。”Cushing-ACTH高値”,”腎血管性高血圧-renin活性高値”,”原発性アルドステロン症-高カリウム血症”他の2つは忘れた。おわかりのとおり原発性アルドステロン症が正解。
・僧帽弁手術の際に、三尖弁縫縮術の適応となる病態は?”三尖弁逆流軽度”,”三尖弁逆流高度”,”中心静脈圧高値”,”頸静脈怒張”,何かもう一個。逆流軽度でもやるのか?ガイドラインみてもよくわからん。シンゲの人教えて。
・三尖弁についてなぜかもう一問。”三尖弁逆流は層流”、”海外では三尖弁逆流の原因は感染性心内膜炎によるものが多い”とか選択肢も回答もほぼ覚えてない。
これで1/3くらい?後覚えている人は書いていってください。間違いがあればご指摘どうぞ。自信はそれほどないです。
心嚢穿刺のやり方みたいな問題なかったですか?
あと、心房細動に抗凝固とかいう基本的な問題。
サルコで完全房室ブロックとVTを選ぶだったかな?
・NMSについて →Tilt試験は40度でやる×
・CTEPHで使用しない薬は? →ベータ遮断薬
・家庭血圧の測定方法が確か2問 →上腕で測定 2回測定して平均を記録
・MR手術で一緒にTRもopeの適応で間違ってるもの →軽度TR
・ABIの測定方法 →CTOでコラテ発達は数値に影響しない、とか。
・ECGが出てシンプルに読ませるものが4問 →AFL blocked SVPC VT WPW
・A解離の対応で間違っているもの →IABP
・粘液腫瘍について →小児で最多は× 塞栓症起こしやすいは○など
・IABPの禁忌はどれか →高度AR
・心源性ショックでの対応はどれ →IABO使用するで○
・広範antOMIによる難治性VTに対して使用する薬剤で間違いはどれ →ベラパミル
・late potenitialを測るのは →致死性VT
・症状と検査の紐付けで合ってるもの →何かとホルター と 心源性失神とループレコーダ
・大腿穿刺のTAVIの適応
・Ccr低下で考慮するもの →ダビガトラン
・Ccr30未満で減量すべきもの →リバロキサバン
・透析で考慮するもの →エナラプリル
・甲状腺機能亢進症で正しいもの →心拍出量増加
・循環血液量増加する疾患で間違っているもの →甲状腺機能低下
・ASOにまちがっているもの →抗凝固
・発症時期不明のAfへの対応 →抗凝固とβ遮断薬
・中等度MRの手術適応 →Af EF=55% LDd=60 LVDs=30 sPA=25
・ACSの二次予防で間違っているもの →HbA1c=9.0未満が×
・カテーテルパッチが適応ではないもの →Eisenmenser化したVSD。
EPSの問題はなし。
移植は1題あったが簡単。
計算問題なし。
先天性心疾患のope問題もほぼなし、。
奇抜な問題はほとんどなかった。
たぶん今年は簡単だった・・。
何かと間違えた問題が気になって、合格通知くるまで不安です。
bradycardiaはblocked APC
wide QRS tachycardiaはV-A dissociationがあったからVTだね
他のサブスペシャリティーの試験と違い循環器内科専門医試験は合格率90%以上。
落ちたら医者を辞めてくださいというクラス。
それがわかっているということが、結果が出るまで緊張する理由です。
心電図で心房粗動選んだ問題なかった?
P波が2個あって、QRS1個のやつ。
最初SVTとか思ったけど違うからAFLにした。自分の中のbest answerはATだったんだけど。
ひ ら や ま ふ み え
平 山 扶 美 枝
茄 子 基 地 外 にはきおつけろよ
都内の栗
循環器内科医は供給過剰と思う。
右見ても左見ても循環器内科だらけ。
将来大丈夫なのかしらん。
皆さんよく覚えてるなぁ。自分も補足訂正などいくつか。
>>13
徐脈ECGは(blocked) PACの2段脈でした。出題意図は不明ですが。不整脈班Drにも確認。
頻脈は既出の通りAFLでしたね。確か2:1でHR 150前後だったかと。
WPW患者希望はカテアブのガイドラインclass IIa、生命に危険を及ぼす危険性がある,または失神などの重篤な症状を伴う、、、はクラスTです。血圧低下既往は明らかにclassI適応。まぁ常識的にも、、
PCPSの問題、離脱に関して、血ガスの正常化を離脱基準とするみたいな誤り選択肢がありました(いくつかあったのであれば別の問題だったかもしれません)。
循環量が減った場合には回路から急速静注、って合ってません?
CTEPHの誤りはPEAかと。選択肢的にもBPAとどちらかが誤りのはずで、造影所見は末梢型CTEPHと思われます。DOACはVTE(DVT/PE)の再発予防での保険適応が2014〜2015年に通ってますよ(ダビガトラン以外)。
TR 正答は忘れましたが、欧米ではIE由来が日本より多いのはあってそうだなと。確か薬物静注からの右心系IEが多いはず。逆流中心は層流、って選択肢は間違いですよね、乱流のはず。
>>21
僧帽弁手術時TAP、選択肢覚えてませんが、、、M弁手術時、軽度TRでも弁輪拡大やPHがあれば適応です。でも軽度TRって選択肢に他に何も書いてなかったんでしたっけ。まぁ後輩の皆さんはガイドラインご確認を。
TAVI適応の誤り。透析症例(まだ治験段階)。他は確か、高齢、frailty、Aorta高度石灰化などSAVRを躊躇させる/リスクを上げる選択肢でした。 PCPSは血ガス正常化に自分もしました。誤りだと思いました。
確か最後の問題、圧波形はdip and plateau patternでいいんだよね。
選択肢は病名ではなく、認めうる臨床症候で誤りを選ばせる問題。
細かくは忘れたけど、頸静脈怒張とか肝うっ血とか。
dip and plateauはあった気します。選択肢は忘れました。。。
PCIの問題ありませんでした?
どんな病変かみたいな。
4AVがCTOでMPIで虚血範囲が8%でってやつですか?PCIしなくても薬物療法でっていう選択肢が正解です。
>>42
それ別の問題。それは >>13 で既出。
>>41
あったね。1つだけPCI高リスク病変でないものを選ばせるような一般問題。
type Cの、静脈グラフトとか、90度屈曲とか。誤りは覚えてない、すまん。 それです。グラフトとかは難しそうだなあと。
何にしたっけかな?
オーサーシップの問題もありましたね。
あれは他の選択肢があからさまだったから普通にわかると思いましたが。
循環器専門医に早くなりたい。結果はあと1月ちょっと。
>>36
不整脈の問題回答ありがとうございました。勉強になりました。
三尖弁も全くわからなかったので勉強になりました。
その他のご意見については反論があるのですのが、
WPWについては血圧低下というのが確かに常識的に考えてとも思ったのですが、
問題文ではショックとも失神とも書いていなかったと思うのでガイドラインの条項には当てはまらないのではないかと思いました。
確かにカテアブのガイドラインでは無症候の患者希望はClassUなのですが、
AHA/ACCの2015のガイドラインでは患者希望があれば全部classTで、まあ日本のテストなので血圧低下が正しいのかもしれません。
PCPSの問題ですが、
調べたところ心臓血管外科の専門医試験にほぼ同様の問題がありました。
http://cvs.umin.jp/spcl_test/
http://cvs.umin.jp/spcl_test/shiken2013.pdf
これだと回路からの輸液は禁忌。
離脱基準は諸説あるかと思うのですが、これだとPaO2等の血液ガスの正常化も
条件になっているという説を採用しているようです。
この過去問集も勉強になったので、来年以降の人はこれもやってみてもいいかもしれないですね。
CTEPHの問題は確か問題文が"適応ではないもの"(つまり保険適応や禁忌にひっかかるもの)を選べという選択肢だったと思うのですが、
おっしゃるとおり、症例は末梢性CTEPHとは思うのですが、PEAは心臓外科が適応を決めるので
あれをPEAの適応だという外科医はたぶん存在します。
DOACについてはDVT/PEの再発には使えるのですが、CTEPHに関してはその適応が通った後でも適応とはいえない
というのが薬剤会社の見解らしく(以前MRに聞きました)、
実際に急性肺塞栓やDVTを起こしていない(実際には起こしていても臨床的に見つからない)CTEPH患者が存在するため、CTEPHだけでは基本的にDOACは使えないというのが製薬会社の見解のようです。
問題文にDVTや以前の肺塞栓の歴が書いてあったか記憶が定かでないですが、
DVT/PEを起こした歴のないCTEPH患者にはDOACは適応はないと思います。
以上が私の見解ですが、絶対正しいとも言えないので、ご意見があれば伺いたいです。