前スレが機能するようなので、このスレは無視して落としてください。
「ねぇ鼻血止まった?」
買い物袋をぶら下げた理佐ちゃんがお店の外で待ってる俺に聞いてくる
「止まったみたい」って答える俺
理佐ちゃんの水着を選ぶために喜び勇んでやって来た水着売り場
女の多さに緊張してるとこにエロい水着持ったお姉さん見ちゃった俺
完全にのぼせ上がって鼻血ブーの俺
理佐ちゃんひとりを水着売り場に残して退場したのがこれまでのお話
鼻血止まったって言う俺に
「止まったけど用心のために鼻栓しとこう」って鼻栓してくれる優しい理佐ちゃん
そんな優しい理佐ちゃんに甘えてしまったせいか
「鼻血止まったけどテンション下がりまくりだよ」ってふて腐れる俺
「えっ!?なんでふて腐れんのよ?」
ってびっくりして聞いてくる理佐ちゃん
「理佐ちゃんの水着選びたかったのにさ・・・」
「そうだったんだ」ってちょっと同情してくれる理佐ちゃん
「めっちゃエロい水着選ぼうと思ってたのにな・・・」ってがっかりする俺
「そんなこと言ってるとまた鼻血出ちゃうよ」って呆れる理佐ちゃん
「いや大丈夫、鼻血のきっかけになっちゃったお姉さんに比べたらまだまだガキだから理佐ちゃんは」
ってうっかり口滑らせる俺
「人に鼻栓させてる小僧が失礼なこと言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「俺君に選んで欲しいから水着買ってないのにな・・・バ〜カ」
なんて可愛く拗ねそうだから好き
>>4
みんなが来るまでスレ落ちを食い止めてください笑
たぶんあなたしか出来ない 「ねぇ水着選ぶだけで鼻血出してて海とかプール行ける?水着の女の人いっぱい居るよ」
たかだか水着持ったお姉さん見ただけで鼻血ブーになっちゃった俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん
「海とかプールみたいに水着が当たり前なシチュエーションは逆にエロ感じないから大丈夫だと思う」
「ふーん、そういうもんなんだ・・・変態だね」
ってどうでもよさそうに俺をディスる理佐ちゃん
「それよりさぁ2学期始まったら席替えだよ」
って話題を変える理佐ちゃん
「忘れてた・・・」って迂闊な俺
「私と席が離れても大丈夫かなぁ俺君?」
って笑いながら俺をからかう理佐ちゃん
「教科書は隣になった娘に見せてもらうよ」って笑う俺
「それはダメ、自分の教科書ちゃんと持ってきてよ」ってヤキモチ妬く理佐ちゃん
「理佐ちゃんが教科書忘れたら嬉しいかもなんて言うから生涯教科書持ってこないって決めてんだけど」
理佐ちゃんのせいで女の喜ばせ方を間違えて覚えた俺
「私のために毎日教科書忘れてくれるのは嬉しいけど、席離れちゃったら忘れないで持ってきてよ」
って諦めの悪い理佐ちゃん
「嫉妬かな?」って理佐ちゃんをからかう俺
「俺以外はクラス全員女子だからなぁ、俺がモテんのに嫉妬し出したら切りないぜ理佐ちゃん」って得意顔の俺
「自惚れてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「あぁうざい!俺君と席離れたらせいせいするよ」
なんて強がり言う理佐ちゃん
「そんなこと言ってこないだの七夕で短冊に席が隣になりますようにとか、願い事書いたんじゃないの?案外乙女だから理佐ちゃんw」
なんて笑いながら理佐ちゃんをからかう俺
「そんなこと書くわけないじゃん」
って強気に言い返してきたわりに顔を真っ赤にして黙りこんじゃう理佐ちゃん
絶対に書いてくれてそうだから好き
「ねぇそろそろ俺君の家に遊びに行きたいんだけど?」
って理佐ちゃんがストレートに言ってくるお昼休みの教室
「俺ん家?花火大会はまだ先だよ」
「花火大会・・・」
「うん、花火大会もだし理佐ちゃんに見てもらいたい甚平も無いよ」
「甚平・・・」
俺の口から出た花火大会と甚平に訝しげに眉間にしわ寄せる理佐ちゃん
「ねぇどうしたの?急に変なこと言わないで」って不安がる理佐ちゃん
「あっ、ごめん」
昨日見た理佐ちゃん家にお呼ばれする夢とごっちゃになっちゃった俺
「もう、勝手に夢で私の家に遊びに来ないでよ」って拗ねる理佐ちゃん
「でも夢で見た理佐ちゃんの浴衣姿凄い可愛くて綺麗だった」
って思い出して感動する俺に
「夢で勝手に見た浴衣姿に感動してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど
「夢で見ただけでそんなに喜んでくれるなら、今年は俺君のためだけに浴衣着ようかな・・・」
なんて言ってくれそうだから好き
安心、安定の庭さん。
絶対後に繋げる二番セカンドって感じ(誉め言葉)
>>9
確実にランナーを進める犠打を心がけていきますw 「今日は部屋が散らかってるから明日でどう?」
理佐ちゃんが俺ん家に遊びに来たいと思ってたなんて!?
あ〜エロ関係の物たちを隠しておけば良かったよ
って後悔に苛まれる俺
「部屋散らかってるの?」って眼を輝かして聞いてくる理佐ちゃん
「うん、それなりに散らかってる」って答える俺
「片付けてあげようか?」ってますます眼を輝かす理佐ちゃん
世話焼き理佐ちゃんが発動してるなぁ
理佐ちゃんと一緒に片付けしたいのはヤマヤマだが・・・
かえすがえすもエロ関係の物たちを隠しておけば良かった・・・
「やっぱり初めて部屋に招待する時は自分で綺麗にしときたいかな・・・」
って言い訳する俺に
「気を使ってくれてるんだ、ありがとう」
ってお礼言う理佐ちゃんだけど
「彼の部屋片付けするの夢だったんだけどな・・・」
なんてがっかりしてそうだから好き
「ねぇ本当に部屋片付けちゃったの?」
駅で会うなり聞いてくる理佐ちゃん
片付け手伝いたかった理佐ちゃんのがっかり感が声から伝わってくる
理佐ちゃんが俺の部屋に来たいなんて言うもんだから
1日の猶予をもらいエッチ関係のものを隠すために部屋の片付けを敢行した俺
「散らかり過ぎてて途中で挫折しちゃった」って力なく呟く俺
「挫折してんじゃねーよ」ってドス効かすものの
「仕方ないから部屋の片付け手伝ってあげるよ」
って嬉しさ隠しきれない世話好きの理佐ちゃん
そして放課後俺ん家だ
「お邪魔します」って挨拶する理佐ちゃん
「昨日エッチなもの隠してると思ったら彼女連れてきたんだw」
ってさっそく余計なこと言って俺の昨日の努力を無にしてしまう無神経な母ちゃん
「エッチ!?」って顔を真っ赤にして下向く理佐ちゃん
「ごめんね、無神経な母ちゃんで」
理佐ちゃんを部屋に案内して謝る俺
「大丈夫、それより思ったより早く挫折しちゃったんだね・・・」
って俺の部屋の散らかり具合に唖然とする理佐ちゃん
「挫折早くてすいません」って再び謝る俺
「ううん、逆に燃えるかも」
なんて片付け好きの血が騒ぐ理佐ちゃん
片付けに夢中でパンチラしちゃいそうだから好き
「ねぇ邪魔だから何にもしなくていいよ」
部屋の片付けにまったく役に立たない俺に戦力外通告言い渡す片付けに本気の理佐ちゃん
「うん・・・」
理佐ちゃんのお言葉に甘えて片付けに夢中の理佐ちゃんをガン見する俺
理佐ちゃんは顔だけじゃ無いんだな
スタイルも完璧じゃないか!なんかエロいし
って改めて理佐ちゃんの総合力の高さに感動する俺
「ねぇそんなに見られてると片付けしづらいんだけど・・・」
って遠慮気味に言う理佐ちゃん
「全然気にしないで、理佐ちゃんの総合力の高さに感動してるだけだから」
「また変なこと言ってる・・・」
突然訳の分からないこと言い出す俺に訝しげな顔の理佐ちゃん
「制服だから気になるよ」ってスカートの裾おさえる仕草する理佐ちゃん
「パンツ見えても俺なんとも思わないから気にしないで」
って理佐ちゃんのパンツ見たい欲を隠すためにことさら無表情な俺
「ウソついてんじゃねーよ」って俺を部屋から追い出す理佐ちゃん
それから数時間・・・
「どう?」
って綺麗に片付いた部屋を俺に見せてちょっとドヤ顔の理佐ちゃん
「凄いよ理佐ちゃん、部屋がめっちゃ広くなったみたい」って感動の俺
「片付けしか出来なかったな」
って理佐ちゃんを駅まで送る途中、ちょっとがっかりする俺
「変なことしようとしてたんだもんね」って笑いながら俺をからかう理佐ちゃん
ヤバい・・・俺のピュアな下心見抜かれてたのか・・・
「これからは部屋散らかさないで綺麗に使うね」って話を変えて誤魔化す俺に
「それはダメだよ」って首を横に振る理佐ちゃん
「せっかく片付けたのに綺麗に使っちゃダメなの?」って聞き返す俺に
「だって散らかしてくれないとしょっちゅう片付けしに来れないじゃん」
なんて言ってくれそうだから好き
「ねぇ顔真っ赤だよ」
保健室のベッドで熱にうなされる俺を心配そうに覗きこんでくる理佐ちゃん
「朝から熱ぽかったから・・・」って元気ない俺
「早引けしたほうがいいよ」って言ってくれる優しい理佐ちゃん
「うん・・・」って返事しながら寝ちゃう俺
「俺君!」って心配してくれる理佐ちゃんの声が遠のいてく・・・
目が覚めたらちょっと熱引いてる
なんか左手が重いなって思ったら・・・
理佐ちゃんが俺の腕枕で寝とる
何やってんの理佐ちゃん
「チューしちゃうよ?」って聞く俺
返事はない
「もう1回聞くけど返事ないのはOKルールだからね、チューしちゃうよ?」
って声を震わすびびりな俺
大人びて見える美人の理佐ちゃんも寝てると無邪気で可愛いな
そんな理佐ちゃんが畏れ多くて、とてもじゃないけど寝込みなんて襲えない俺
「ねぇチューしないの?」って起きてた理佐ちゃん
「寝てるかと思ってた?」って驚く俺
「俺君の声が震えすぎで目が覚めちゃったよ」
って何故か腕枕したまま話す理佐ちゃん
「もしかして聞いてた?」
「うん」ってイタズラな笑顔する理佐ちゃん
「寝た振りするとは人が悪いな」って照れる俺に
「寝た振りじゃないよ、俺君が返事ないのはOKルールだって言うから返事しなかっただけだよ」
なんて遠回しにチューOKって言ってくれそうだから好き
「」
「告白の時も思ったんだけど・・・勇気無いよね」
保健室でチューのチャンスを逃した俺に理佐ちゃんが呟く
「理佐ちゃん相手に不意打ちみたいな真似したくなかったんだよ」って男らしい俺
「本当かな?手繋ぐのだっていつも私からだよ」
言われてみれば俺と理佐ちゃんの仲が進展する時はいつも理佐ちゃん主導だ
「ほっぺにチューぐらいでビビってたら先が思いやられるなぁ」って笑う理佐ちゃん
「ビビってねぇし、さっきは理佐ちゃんの
心の準備が出来てないと思ったからさ」って強がる俺に
「心の準備なんて出来てるよ」
って俺にほっぺ向けて笑う理佐ちゃん
油断してる理佐ちゃんの唇にキスしちゃう俺
一瞬理佐ちゃんの手が俺を押し返そうとしたけど
受け入れてくれる優しい理佐ちゃん
「不意打ちしてんじゃねーよ」
唇が離れると同時に小さい声で呟く理佐ちゃん
「ねぇ不意打ちしないんじゃなかったの?」
なんて聞いてくる理佐ちゃんはなんだか嬉しそうだ
「不意打ちじゃないよ」って答える俺
「えっ!?今の不意打ちじゃないの?」って呆気にとられる理佐ちゃん
「俺は理佐ちゃんのこと世界で1番好きだから、不意打ちじゃないの」
って俺にしか分からない理屈を宣う俺
「う〜ん?そう言われると、不意打ちじゃないね」
って俺の理屈を聞いた理佐ちゃんが微笑みながら手を繋いでくる
「これは不意打ち?」って繋いだ手を見せる理佐ちゃん
「理佐ちゃんも俺のこと世界で1番好きだから不意打ちじゃないね」
って笑いながら答える俺に
「俺君、言ったね」って笑う理佐ちゃん
「私の気持ち分かっててくれて嬉しいな」
なんてさりげなく呟きそうだから好き
>>15
タイトル入れ忘れた(涙)
欅学園の理佐ちゃん23です >>17
やわ銀さん応援ありがとうございます
リンク貼りたいなと思ってたのでありがたいですm(__)m 「ねぇ冷静に考えたらあんなファーストキス酷くない?」
初めてのキスの余韻が冷めると共にムードも何もないファーストキスに文句言う理佐ちゃん
「俺は一生の思い出になったかな」って理佐ちゃんに微笑む俺
「俺君の一生の思い出になったんなら良いのかなぁ」
なんて言ってくれる優しい理佐ちゃん
案外不意打ちパターン有りだな
なんだかんだで理佐ちゃんは優しいし流されやすいからいける気がする
「ねぇ明日の放課後空いてる」
「理佐ちゃんのためならいくらでも空けるよ」
なんてこと言う理佐ちゃんファーストな俺
そして翌日の放課後
理佐ちゃんの買い物に付き合って荷物を持つ俺
「荷物持てないなぁ・・・」って呟く理佐ちゃん
「えっ一袋ごとき持てないの筋トレとかしてんのに?」
「筋トレなんてとっくに止めちゃったよ」って呟く理佐ちゃん
「荷物重くて持てないから私ん家まで来てよ」なんて俺を誘う理佐ちゃん
そして理佐ちゃんの部屋に二人っきりの俺
昨日キスしたせいか?分からんけど・・・
キスまでたどり着いたらその先もなんて野心家になっちゃった俺
「ねぇなんでニヤニヤしてんの?気味悪いんだけど」
って俺の野望の微笑みを気にする理佐ちゃん
「理佐ちゃん」って隣に座る理佐ちゃんの肩を抱く俺
しかし、その瞬間
「あっ!流れ星!」って窓際に行っちゃう理佐ちゃん
「俺君早く願い事しな、3回言わないと叶わないからね」
理佐ちゃんに言われて慌てて窓際までダッシュの俺
「理佐ちゃんとエッチしたい
理佐ちゃんとエッチしたい
理佐ちゃんとエッチしたい」
って心の中で3回唱える潔いぐらい性欲な願い事しかしない思春期な俺
「美味しい?」
理佐ちゃんが作って置いてくれたスイーツ食べる俺
「もしかしたら最初から家に連れてくるつもりだった?」
昨日から用意してたであろうスイーツを食べながら理佐ちゃんに聞く俺
「バレちゃった」ってイタズラな笑み浮かべる理佐ちゃん
ちょっと照れてそうだから好き
「バレちゃった」
なんてイタズラな笑み浮かべる理佐ちゃん
「このスイーツ絶対昨日から用意してくれてたでしょ、いくら俺が鈍くても勘づくわ」って鼻高々な俺
「勘づいてんじゃねーよ」なんて上機嫌にドス効かす理佐ちゃん
「あんなだったけどキスしちゃったし・・・」
ってなんか雰囲気変えてくる理佐ちゃん
「私たちもそろそろかなぁ・・・なんて?」
マジか?夢みたいな展開にドキドキな俺
下にお母さん居るのに理佐ちゃん意外と大胆だな
そう言えば中坊の時、野球部のブサイクな先輩が男より女の方が性欲強いって言ってたなぁ
なんて積極的な理佐ちゃんに自分なりの理由を見つけて納得する俺
理佐ちゃんに言われた通り流れ星にお願いして良かった
「流れ星ありがとう!理佐ちゃん大好きだ〜」
って理佐ちゃんに襲いかかる狼な俺
「流れ星!?」
って驚きながらもやっぱり金玉蹴りあげる理佐ちゃん
悶絶する俺
「ねぇどうしてすぐに発情しちゃうの?」
って金玉蹴った余韻も冷めやらぬ理佐ちゃん
「理佐ちゃんがそろそろかなって言ったから」
ってむしろ俺の方がなんで金玉蹴られなきゃいけないのか聞きたいよ・・・
「そろそろ・・・お母さんに紹介しようと思ったんだけど・・・」
って俺の勘違いに戸惑う理佐ちゃん
「冷やしてみたら」って理佐ちゃんのお母さんがアイスノン持って登場
こんな姿を将来のお義母さんに見られるなんて哀しい俺
お母さんに何があったか聞かれてしどろもどろになる理佐ちゃん
「理佐ちゃんもお母さんには弱いんだw」って笑う俺に
「笑ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「もう、俺君発情しちゃうから次はお母さん居ない時に呼ばないとダメじゃん」
なんてお母さん居なかったら今日イケたのか!?
みたいな期待を抱かせること言ってくれそうだから好き
身体的接触が一度もないまま、籍を入れてしまった俺と米さん
賃貸の家で二人の生活が始まるも、本当に夫婦になったのか、まだその実感はない。
「ねえ、俺たち結婚したんだよね」夕飯のときに俺は訊ねた。
「うん。したよ」当然のことごとく答える米さん。
「ベッド・・・二人別々だよね」
「うん」
潔癖性の米さんは、俺と別々のベッドで寝起きしていた。
「今日は一緒に寝ない?」
「えっなんで?」
米さんが怪訝そうな顔をする。
なんでって・・・夫婦なんだけど・・・。
「いいじゃん。一緒に寝ようよ」
「なんで?」
「いやだから・・・」
目的まではっきり言わなければならないのか。頭を抱える俺。
「なんかする気やろ?」
尖り気味の口調で問いかけてくる米さん。
そりゃしますよ。夫婦なんですから。
「しないよ」
「じゃあ、なんで一緒に寝るん?」
ますます怪しむ表情をむける米さん。
「なにもないよ。横で寝るだけ」
「嘘やん。絶対なんかするやろ」
「しないってば」
ここで米さんは、結婚前に交わした誓いについて口にした。
「言ったよね。変なことはしないって」
確かにそうだが、”そういうこと”は変なことなのだろうか。
「・・・」
なにも言えない俺を置いて、米さんは春雨スープの入ったお椀を手に取った。
・・・亜門先生、あのとき言ってた”いつか”っていつですか?
オチまでつけるのムズっ!
四コマ漫画に通ずる難しさがありますね。
>>23
妄想生活始まってるw
>>24
理佐ちゃんはツンデレと決め台詞があるからオチがつけやすいかもです
その代わり俺のはワンパターンになりがちです 「ねぇさっきなんで流れ星にお礼言ってたの」
金玉の痛みが治まって帰る俺を駅まで送ってくれる理佐ちゃん
「願い事が簡単に叶ったと思って感謝しちゃったんだよね」
って2度と流れ星にお願いなんてしないと心に誓う俺
「ねぇなに願ったの?」って聞いてくる理佐ちゃん
「聞きたい?」
「うん、嫌な予感しかしないんだけど・・・聞きたい」
ってそれでも聞いてくる理佐ちゃん
「理佐ちゃんとエッチしたいってちゃんと3回言えたんだけどなぁ」って答える俺
「うわっ・・・」ってやっぱりドン引きする理佐ちゃん
「私が流れ星だったら怒るよ、俺君の願い事くだらな過ぎて」って呆れる理佐ちゃん
「理佐ちゃんは3回言えたの?」って聞く俺
「言えたよ」ってちょっと得意顔の理佐ちゃん
「言えても期待しないほうがいいよ、叶わないから」って白けたこと言う俺
「叶わないかな?」って真剣に聞く理佐ちゃん
なんだ急に・・・また罠か?
って警戒する俺に
「俺君とずっと一緒に居たいなってお願い叶わないかな?」
なんて俺の目を見つめて聞いてくる理佐ちゃん
「それは叶う、絶対に叶う、叶わなきゃいけない願いだから俺が絶対に叶える」って言いきる俺
「そうだよね、叶うよね」って嬉しそうな理佐ちゃん
「じゃあ俺君の願いもそのうち叶うよ」
なんてヤバいぐらい嬉しいこと言ってくれる理佐ちゃん
「どうせ叶うなら今日叶えて」
って理佐ちゃんにお願いするせっかちな俺
「調子に乗ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「簡単にエッチしたら俺君油断しちゃいそうだから結婚するまでしてあげないよ」
なんてもう結婚が視野に入ってそうな理佐ちゃんだから好き
こちらに主力が移ると聞いたので
★新しい作家さんも増えてきたので★
★念のため改めてお知らせ★
【このスレにかかっている2つの呪い(笑)について】
◆文字数制限◆
スレの性質上、長文レスが多くなることが災いして、スレの途中から1レスあたりの文字数制限が発動します。
この制限はスレが進むにつれ更にどんどん厳しくなり、最終的には1レスあたり3〜5文字までになります(笑)
この呪いに対抗する術はありませんので、発動後は、長い作品の場合は適宜分割レスを活用してください。
また、この制限がある程度進んだところで次スレを立てます。
◆埋め立てですか?◆
ある程度の長文のレスがいくつか続くと(目安としては4〜5レス程度)、このようなメッセージが出て次に長文レスが書き込めなくなる事態が出現します。
この場合は1回短いレスを挟むと、また書き込み可能になります。
自分自身で書き込んでもOKです。
では皆さん、どうぞお気軽に投稿してください
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
>>27
2つの呪いにかんする説明ありがとうございますm(__)m 凶悪犯だった俺が唯一愛した理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんに酷いことして別れて3年後
銀行強盗に成功したは良いが仲間割れであえなく撃ち殺されちゃった俺
何故か理佐ちゃんと別れた後の記憶を失なっちゃった俺
神様から理佐ちゃんを幸せな結婚に導いたら天国へのパスポートやるなんて甘い条件ちらつかされて
理佐ちゃんの守護霊になったわけだが・・・
色々あって理佐ちゃんとは人と守護霊の垣根を越えてラブラブ生活復活な俺
しかし、俺とラブラブになったって幸せになれない理佐ちゃん
神様に言われて理佐ちゃんを結婚させようと努力の俺
手紙男ってぇ訳あり子供ありな野郎と結婚を前提に付き合い始めた矢先
頭打って俺のことだけ記憶飛んじゃった理佐ちゃん
ついでに寝室禁止令出されて理佐ちゃんと俺のラブラブ生活も風前の灯火
ここまで前話までのあらすじ書こうかと思ったけど難しいんで投げ出します
詳しいことはイタコの理佐ちゃんシリーズ読んでくださいm(__)m
「ねぇ欅園って孤児院知ってる」
理佐ちゃんが朝ご飯食べながら聞いてくる
「知らねぇよ、手紙野郎に調べてもらえばいいじゃねぇか、いちいち俺に聞くんじゃねぇよボンクラが〜」
昨夜から理佐ちゃんの寝室への出禁を言い渡されて不機嫌な俺
「えっ・・・」
守護霊になってから優しさ一辺倒だった俺の豹変ぶりに声が出ない理佐ちゃん
「だいたい俺の記憶だけ失うような薄情な女の守護霊なんてやってるほどトロかねぇんだよ俺ゃ」
って言うだけ言って街に出る俺
ちらって振り返ったら理佐ちゃんが涙ぐんでるけど知ったこっちゃねぇや
「急に来られても困んだよね」
なんて文句言いながらも部屋に案内してくれる神様
「なぁ、もう守護霊辞めてぇんだけどよ、なんとかしてくれや、おめぇ神様なんだから出来んだろう」
って神様に凄むやさぐれた俺
「どうしたの突然、最近穏やかになってたのに生前みたいな凶相に戻っちゃってるじゃねえ」
なんてギャングに戻った俺に驚く神様
「だせぇ〜だせぇよ俺君、寝室出禁になったぐれぇで理佐ちゃん泣かすってめっちゃダサくねぇ」
守護霊を辞めたい理由を聞いて俺を馬鹿にする神様
「うるせぇなてめぇ、理佐ちゃんの守護霊辞めるってなったらてめぇごときに気ぃ使う理由ねぇんだぞコラ!」
理佐ちゃんとイチャイチャ出来なくなってしまったからにはなんも怖くない俺
「あのさ、理佐ちゃんにちゃんと恋して結婚するように促したの俺君じゃねぇの?」
「守護霊の役割を全うするために嫌々促しただけだよ」って吐き捨てる俺
「俺君は嫌々だったかも知んないけど理佐ちゃんはそんなの知らねぇんだろ?ただの八つ当たりじゃねぇかだせぇ野郎だな」
って床に唾はいて俺を睨む神様
「うるせぇ、うるせぇ、理佐ちゃんが俺以外の男と仲良くなるなんて嫌なんだよ俺は」
理佐ちゃんの守護霊になって半年以上たって
理佐ちゃんが幸せな結婚しても動じない覚悟が出来てるつもりだったけど・・・
いざそうなってみると
やっぱり理佐ちゃんが俺以外の男を好きになるなんて許せない俺
「俺君見てみろよ」
って言いながら盗撮用の巨大スクリーンを空間に引っ張り出す神様
「覚悟して見ろよ」
そう言ってスクリーンに理佐ちゃんを映し出す神様
スクリーンの中の理佐ちゃんが両手で目を擦りながらめっちゃ泣いてる
子供泣きする理佐ちゃんに心が痛む俺
もなちゃんを呼んだらしくスクリーンにもなちゃんが現れた
「どうしたんすか突然?」
初めて見る理佐ちゃんのこんな姿に動揺を隠せないもなちゃん
「えっ、記憶戻ってたんすか!?」
理佐ちゃんの告白に驚くもなちゃん
というか俺も驚いてる・・・
やっぱりあん時に俺の記憶全部戻ってたのか・・・でもなんで隠してたんだ?
「記憶戻らない振りして俺君に冷たくすれば俺君に嫌われると思ったの」
「なんでそんなこと?」
もなちゃんが訳が分かんないって表情を浮かべながら聞き返す
「このまま私を好きだと俺君が天国に行けなくなっちゃから・・・」
理佐ちゃんの言葉に立ち尽くす俺
なんで俺が天国に帰るの知ってんだ?
神様のこと睨む俺
「頭打った日に神様に会ったんだ」
スクリーンの向こうから理佐ちゃんの小さな声が聞こえてくる
「お前なんで理佐ちゃんに教えちゃうんだよ」って神様を責める俺
「どっかで教えなきゃ行けなかったんだよね」って笑う神様
「笑いごとじゃねぇだろ」って腹立つ俺
「まぁ確かにびっくりするぐらい理佐ちゃんに泣かちゃったけどね」
って笑いながら困ったポーズする神様
こいつ神様のくせに意地悪な野郎だな・・・
「俺君のために冷たくしてくれてたんだぜ?」
何故かドヤ顔の神様・・・
「理佐ちゃんが優しいだけでてめぇの手柄じゃねぇんだデカイ面すんなバ〜カ」
って理佐ちゃんの真意が分かったからには神様なんぞに用は無い俺
脱兎の如く理佐ちゃんがいる現世へ逃げ帰る俺を
「理佐ちゃんと居られる時間もあと僅かだかんね〜ちゃんと前向きに別れられるように努力しなよ」
なんて神様からの忠告が追いかけてくる
「ただいま」
って律儀に理佐ちゃんのスカートの中から顔出す俺
理佐ちゃんの気持ちも分からずやさぐれてしまい
理佐ちゃんを泣かせちゃった俺なりの照れ隠しってやつだ
「驚かさないでよ・・・」
いつもみたいに怒るかと思ったらちょっと弱々しい理佐ちゃんに胸が痛む俺
「あれ?もなちゃんは・・・」
「もう帰ったよ」って小さな声で呟く理佐ちゃん
やっぱり元気ないなぁ・・・俺のせいだけど・・・
「ねぇなんでもなちゃん来てたの知ってんの?」
不思議そうに呟く理佐ちゃん
「神様のとこで理佐ちゃん泣かせんなって怒られててさ、そんときにモニタリングさせられちゃった」苦笑いの俺
「え〜〜っ!?俺君見てたの?」って恥ずかしそうな理佐ちゃん
「理佐ちゃんごめんね、理佐ちゃんの気持ちも分からずやさぐれちゃって」
って素直に謝る俺
黙って首を横に振る理佐ちゃんの瞳が涙でくもる
また泣き出しちゃったよ・・・
幽霊だから抱きしめてあげられない我が身が切ないぜ・・・
「この前ちょっとだけ俺君のこと思い出した時に神様に会ったの思い出したの」
まだ横隔膜に泣き癖を残しながらも話始める理佐ちゃん
「私のせいで俺君が天国に行けないなんてやだからさ」
「それで俺に嫌われようと冷たくしたんだ」
「嫌いになれば私から離れるの辛くないと思って・・・」
理佐ちゃんらしい不器用な優しさに今度は俺が号泣する番だ
「俺君大丈夫?」って優しく聞いてくれる理佐ちゃん
「大丈夫じゃない・・・」って駄々こねる俺
「駄々こねてんじゃねーよ」って小さな声で呟く理佐ちゃん
「やっぱり別れたくねぇな」って呟く俺
「俺君?」
「理佐ちゃんごめん」
謝りながら理佐ちゃんに向けて屁をひる俺
「えっ、ラベンダーの香り?」
って言って気を失う理佐ちゃん
「俺君やっちゃったね」って突然現れる神様
「やり直すにはこれしかないんだろ?」
神様に・・・というよりは自分に言い聞かす俺
「言っとくけど俺君の屁をかけられた理佐ちゃんのタイムリープ能力はドラマとか小説と違うかんね」
ってタイムリープについて説明してくれる神様
「じゃあ、俺だけが過去に送ってもらえるってことか」って神様の説明に納得の俺
「さすがに生身の人間を送るのは無理ってことかドラマと違って現実は難しいな」ってシリアスな俺
「当たり前だろ、幽霊を過去に送るのだって大変なことなんだぞ」って恩着せがましい神様
「神様、タイムリープのこと教えてくれてありがとう」って素直に礼を言う俺
「守護霊ポイント大分貯まってたからな、そろそろ理佐ちゃん目覚ますから消えるわ」って渋い神様
「うーん?誰か居た?」って目を覚ます理佐ちゃん
寝ぼけ顔も可愛いから好き
「ねぇいきなりオナラはないんじゃない!」
誰も居ないって分かった途端怒る理佐ちゃん
「ごめん、理佐ちゃんのタイムリープ能力を覚醒させるために仕方なかったんだ」
って一生懸命に事情を説明する俺
「ねぇなに言ってんの?」
真顔で俺を心配する理佐ちゃん
「俺のオナラひっかけたから理佐ちゃんのオナラもラベンダーの香りになってんだよ」
「ラベンダーの香り・・・?」
「うん、その匂い嗅ぐと俺が過去に送ってもらえんの」
「俺君あのドラマ夢中で見てたもんね」って俺を哀れんだ目で見る理佐ちゃん
「色々あって疲れてるんだよ俺君」
変な方向に勘違いして俺を心配してくれる理佐ちゃん
その優しさが今はもどかしい俺
「細かい説明しても理佐ちゃんの限界越えちゃうから論より証拠だ、理佐ちゃんオナラしてくれ!」
って早く過去に戻って人生をやり直したい俺
「ねぇ心配してあげてんのにキモいよ」って眉をひそめる理佐ちゃん
「それに私オナラなんてしたことないからオナラの仕方なんて分かんないよ」
なんて堂々と乙女心全開なウソつきそうだから好き
理佐ちゃんの潜在能力であるタイムリープ能力を活性化させて
もう一度人生をやり直そうという非常手段に出た俺
あとは理佐ちゃんにラベンダーの香りのオナラしてもらって過去に戻るだけだと思った矢先
まさかの理佐ちゃんオナラ拒否事案勃発で途方にくれる俺
そんなある日
「ねぇなんでお芋ばっかり食べさせるの?」
夏だというのに理佐ちゃんに石焼き芋食べさせる俺
「芋は肌に良いんだよ、理佐ちゃんの守護霊としては理佐ちゃんのためになることはなんでもしたいんだよね」
って理佐ちゃんにオナラしてもらうために口から出まかせ言う俺
「そうなんだ」って素直にうなづく可愛い理佐ちゃん
「ねぇこの前話した欅園って覚えてる?」
石焼き芋を食べながら話す理佐ちゃん
「孤児院だっけ?」って答える俺
「うん、俺君の過去を手紙さんに調べてもらったらその孤児院の理事に俺君の名前があったんだって」
手紙さんってのは理佐ちゃんを幸せな結婚に導いたら生前悪人だった俺でも
天国に行けるって知った理佐ちゃんが結婚を前提に付き合ってる男だ
「ふーん、俺そんなこともしてたんだ」
って死んだ時のショックで生前の記憶が無い俺
「今度のお休み行ってみようよ、なんか分かるかもよ」
「めんどくせぇから行かない」って乗り気じゃない俺
幽霊になったせいかあんまり自分の過去に興味ない俺
「ある程度知っておかないとタイムリープして過去にもどった時に困るよ」って俺に忠告する理佐ちゃん
「えっ、オナラしてくれんの?」ってちょっと驚く俺
「私も俺君と人生やり直したいからね」
なんて言ってくれる理佐ちゃん
やっぱり芋食うと屁したくなるんだな・・・
「じゃあ手紙親子ともなちゃん誘ってお出かけするか」って俺に
「俺君と二人でお出かけしたいな」って可愛く小首傾げそうだから好き
※これはテストストーリーです。本編と異なります。
--------
平手友也 side
--------
「平手友也(ひらてともや)です……」
僕は名刺を渡した。
「探偵さんですか……」
名刺を見た男性が僕の顔を覗き込んだ。
「わたくし、執事の織田(おだ)と申します。お嬢様からは平手というかたがいらっしゃるとしか……」
「セバスチャン!」
階上から声がした。
「いいのよ……私が探偵さんを呼んだの……」
ドレス姿の女性が階段を下りてきた。
「急に電話で呼びつけて失礼いたしました。私が菅井由香(すがいゆか)です」
--------
長崎ねる side
--------
私が目覚めると、そこは薄暗い部屋だった……。
ここは……屋敷のどこか?
私は長崎ねる。新聞記者。
私はこの屋敷の主、菅井由香さんと話をしていたはず……。
紅茶をいただいて……そのあとがはっきりしない……。
私は起き上がり、扉を開けようとした……。
扉が開かない。……内側に鍵がない!
--------
平手友也 side
--------
僕は応接室に通された。
由香さんと共に高校生と小学生くらいの女性が座っている。
「次女の絵梨花(えりか)、三女の蒼(あおい)です」
「絵梨花……ピアノの練習中だった?」
由香さんが聞いた。
「うん……でも、大丈夫」
絵梨花さんが答えた。
「私もここに居なくちゃだめ?」
蒼ちゃんがちょっと不満そうに言った。
「平手さん、今回は依頼があって来ていただきました」
由香さんは話を始めた……。
--------
長崎ねる side
--------
閉じ込められた私だったが、幸いにも部屋の中は真っ暗ではない。
薄暗いながらも灯りはついている。
これが消えていたら何も見えないところだった。
私は周囲を見回した。
ここは物置部屋のようだ……窓はない。
私はどうしようか考え始めた。
--------
平手友也 side
--------
由香さんの依頼内容を聞き終わった僕は別室に案内されたが、気になる事があって引き返した。
僕はある扉の前に立っていた。
他の扉と違って、この扉には違和感を覚える……。
そうだ……他はこちら側に鍵穴がある。中からはレバーで開けられるようになっているはず。
この扉はこちら側にレバーがある。
中から物音がする……。僕は扉を開いた。
--------
平手友也 & 長崎ねる
--------
友也は、閉じ込められていた女性に出会った。
「大丈夫ですか?」と友也が尋ねた。
「ええ……ありがとうございます」
閉じ込められていた女性……ねるはそう答えた。
「この家のかたではないですよね?」
友也が尋ねた。
「私は長崎。新聞記者です……」
ねるは事情を話し始めた……。
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※以上、テスト投稿ですが、ストーリー追えますでしょうか? わかりにくかったなら再度考えます。
>>38
私は問題なく読めますm(_ _)m
ワクワク >>38
追えないことはないけど2ちゃんのスレという性質上複雑な構成は読み飛ばされる可能性大だと思います
あと余計なことかもしれませんがメンバーの名前も出来ればそのまま書いた方がそのメンバーのファンの人は感情移入しやすいので受け入れやすいと思います
期待していましすので頑張って読者を増やしてくださいm(__)m >>40
ワッチョイ変わってるけど理佐ちゃん専用機の庭ですm(__)m >>38
〜side はいらないのでは?
一人称視点だから推測できるし、
この視点は誰だろうと考えさせるのも小説の味のひとつだと思う。 ママだ〜」
欅園を訪れた理佐ちゃんを見た子供たちが騒ぎ出す
「理佐ちゃん・・・いつママになったんだ?」って唖然とする俺
「ママになったことなんて無いんだけど・・・」って理佐ちゃんも唖然としてる
「何を騒いでるの?」
なんて子供たちに声をかけながらババアが奥から出てきた
「あらっ、あなた理佐ちゃん?」
って理佐ちゃんのこと知ってるみたいなババア
「私のこと知ってるんですか?」
ババアについて廊下歩きながら聞く理佐ちゃん
「何年か前にバカ息子が飾っとけってあなたの写真持ってきたのよ」
って苦笑いしながらドア開けて理佐ちゃんを招き入れるババア
ホールの壁に理佐ちゃんの写真が・・・
ってゆうかこの大きさ・・・ポスターじゃねえか
その横に小さい写真が・・・
俺の写真だけなんで小せぇんだ、不公平じゃねぇか
うん?ババア今息子って言ったな・・・
このババアが俺のお母ちゃんなの?
理佐ちゃんがめっちゃ俺の写真見てる
「こんな大きな写真持ってきて嫁にするつもりだって言ってたのよ、理佐ちゃんのこと」って呟くババア
俺が持って来たんだ理佐ちゃんの特大生写真w
「ここの子供たちにも理佐ちゃんのことママって呼ばせて・・・それなのに理佐ちゃんのこと1回も連れて来ないで死んじゃうなんてね・・・」
ババアの言葉に突然涙が溢れ出す理佐ちゃん
「じゃあ俺君はここで育ったんですか?」
ババアから俺の話を聞かされて泣き出しちゃった理佐ちゃん
なんとか泣き止んでババアに俺のことを質問する
「あの子はここで生まれて、ここで育ったの、もっとも中学卒業前には殆ど帰って来なくなってたけど・・・」
「もしかしたら俺君のお母さんって・・・」
「違うわよ!?」
って理佐ちゃんの疑問を慌てて否定するババア
良かったぁ、俺のお母ちゃんこんなババアじゃなくて
って胸を撫で下ろす俺
「そうなんですか、さっきバカ息子って言ってたからてっきり・・・」
「あの子の母親がここで働いてたんだけど悪い男に騙されちゃったの、それであの子生んですぐに、それからは私が母親代わりだったから」
ババアの話聞き終わって帰れるかと思ったら
子供たちの相手し始めちゃった理佐ちゃん
理佐ちゃんの子供好きにも困ったもんだぜって退屈もて余す俺
あのババア理佐ちゃんにガキの相手させて何してやがんだ
サボってるババア探して園内をさ迷う俺
理佐ちゃんの大写真の横の俺の小さい写真見ながら泣いてるババア発見
探さなきゃよかったなって後悔の俺
「ねぇどうしたの?」
欅園の帰り道に暗い俺を心配する理佐ちゃん
「お母ちゃん俺の写真見て泣いてた」ってなんだか切ない俺
「思い出させちゃったのかな・・・」って呟く理佐ちゃん
「駄目な子ほど可愛いって言うから・・・俺君絶対駄目な子だったはずだもんね」
なんて失礼なこと言う理佐ちゃん
また泣いてるよ・・・
「私と結婚してあの孤児院で暮らすつもりだったの?」
理佐ちゃんが俺に聞いてくるがその辺の記憶が欠落してる俺に答えられる訳もない
生前の俺が関わりを持ってたらしい欅園とかいう孤児院からの帰り道
「分かんないけど理佐ちゃんと結婚するつもりだったみたいだね、お母ちゃんの話だと」
って理佐ちゃんの様子を伺う俺
お母ちゃんってのは俺育ての親らしいババアのことだ
「勝手にお母ちゃんに嫁にするって言ってんじゃねーよ」
って声の響きが柔らかい理佐ちゃん
おっ!手応え悪くないなって喜びの俺
「俺君・・・」って改まって俺の名を呟く理佐ちゃん
「俺君の過去が分かるたびに私にベタ惚れしてたのが明るみになるねw」
って改まったわりにニヤニヤしたいだけの理佐ちゃんだから好き
なんか毎回てちを登場させてる気がするから今度はなーことべりかの短編です
異次元設定です
それにしてもハッピーエンドってどうやって書くのでしょうか。よく分からないですね
私と彼女は出会ってはいけなかったんだ。
出会ったからこんなことに、なったんだ___。
梨加「ねぇ、何でこんなことになったの!?」
菜々香「そんなの、知らないよ!!」
「気づいたら、皆が、死,んでた。」
「……っ」
「もう、いいよ。なーこちゃん。」
「嘘は、言わなくて良いんだよ」
「っ!!違うの!ぺーちゃん…」
「嘘なんかじゃ…………ない。」
「ほんとうに、皆は。皆はッッ!!」
「嘘だ。もう、そういうの勘弁してって。はは…」
「ねぇ、なーこちゃん。欅坂が存在しない世界って、私たちに無意「そんなことない!」」
「そんなこと…ないよ。」
「だって。私は。私には、ぺーちゃんが、いるから。」
「ねぇ、ぺーちゃん?」
彼女は、私の隣に立って手を繋いでこう言ったんだ。
「もう1回。もう一度だけでいい。次で、最後でいいから。時を、戻そう?」
「例え、皆がまた、いなくなっても。私達は、生きよう?」
「ぺーちゃんに拒否権なんて無いからね?」
「…っうん。」
「もう1回、やろう。そうして次は欅坂を救う。」
「ふふっ…ぺーちゃんは、強くなったね。」
「そんなことないよ。なーこちゃんがいるからだよ。ありがとう」
「感謝するのは皆を救ってから。じゃあ、やろうか。」
『もう一度だけでいいから。神様、私を、私達の時間を__』
巻き戻してください。
END
ご意見ありがとうございます。
テスト投稿をしてよかった……。スタートをきってからでは遅いですから。
諸々の問題(下にちゃんと書きます)により、この作品>>37-38は投稿をやめることにしました。チワンさんすみません。
・試算したころ、過去最長のものになる。
・「欅坂46の小説」に投稿するにはあまりにスレッド違い。これは、2作目の超能力学園ものの時点で気付けという話ですが。
・途中から一人増えて三人視点(合流シーンを入れると4)になるのでさらに複雑になる。
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設定とプロットとギミック(一部)はできていますので(あとは会話を考えながら書くだけ)ラストまで紹介します。
・菅井由香の依頼は遺産のありか探し。
・タイトルの『CLOCK』は文字通り、時計。謎解きの各所とラストシーンに登場する。謎解きは別れた場所にいる平手と長崎が独自の思考と判断をしなければならない。携帯電話を排除したのはこのため。
・第三の主人公は生田絵梨花。養女だったため菅井絵梨花という名前になった。どうしてキャラクターを乃木坂46からもってきたかというと、展開上求められる特性を持つ人物として最適だったため。
・地下通路で三人協力脱出がある。自作の脱出もの小説『GATE』のようなギミック。
・漢字欅で、今までキャラクターとして出さなかった、または、名字の使用だけだったようなメンバーが、役の大小はあるものの本人反映でちゃんと登場する。当然、全員女性として登場。
これで「欅坂46の小説」を満たそうとしたものの、メインストーリーが無関係なので断念。『GATE』は一応、『残酷な観客達』を踏まえていたので関係はあった。
・ひらがなけやきから一人だけ登場。ラーメン大好きな人。
・悪者は菅井由香だとさんざん思わせておいて、実は織田セバスチャン。
・遺産はない。
・別に誰も傷ついたりしない、洋館が燃えたりもしない、ハッピーエンド。
・エピローグで、今回はお休みのはずだった神村莉菜が「やっぱり出しちゃった」的に少しだけ登場。平手探偵事務所の助手。
以上のような情報で内容を想像してください。 >>49
> ???
(茸)さん、この情報列挙では内容がわからないですよという事でしょうか? そちらなら別に仕方がありません。
なぜテストまでしておいて投稿をやめたのか(事前に気付けよ)という「???」でしたらお詫びいたします。 >>50
「・「欅坂46の小説」に投稿するにはあまりにスレッド違い。」
という箇所に対する「???」です。
つまり、「ここまで詳細に構想を練っているのにどうして書かないのだろう。もったいない」ということです。
スレなんてタダなんですから、いくらでも立てればよくないですか? >>48
ぶっちゃけ俺が書いてんのもストーリーは欅ちゃん全然関係ないから良いんじゃないかな
俺みたいに理佐ちゃん理佐ちゃん書いてたらなんとなく欅成分は補充されると思うよ
チベットさんも名前いじらないでそのまま使った方が欅成分は補充されると思うんだよね
オタ的にはメンの名前は意外と大事で理佐ちゃんだったら「理佐」以外の漢字で出て来ても別人なんだよね
葵ちゃんも「葵」って漢字であの顔やキャラが自動的に想起されるのが我々オタの特殊能力だから
そこら辺さえ上手くやれば心配してる欅成分不足はある程度避けれるんじゃないかな
あとは一応「欅坂の小説スレ」なんで
基本的にはファンの人が読んでくれるのが前提だから
書いてる時点でファンの人を不快にするのが分かってる作品は控えるべきかなとは思うんですけど・・・
まぁこの部分は作家さん各自の自己判断に委ねられるべきだと思うんでご自由にってとこかな
とにかく書くのを放棄するより「欅坂の小説スレ」ってゆう制約に併せて工夫するのが作家の本懐だと思いますよ
ちなみに昨夜のテスト投稿に対する我々の意見を参考にしてどんな構成に仕上げるか楽しみにしてましたよ
以上ただの妄想野郎の意見ですけどねw 「ねぇどうしたの?」
自分のロッカー片づける俺を不思議そうに見てる理佐ちゃん
「クビになっちゃった」って気恥ずかしくて逆に笑っちゃう俺
コンビニでバイト始めて理佐ちゃんと運命の出会いした俺だけど・・・
あえなくクビを言い渡される俺
「ねぇどうしてクビなの?」
なんて聞いてくれる理佐ちゃん
思い返せば入店以来恥ずかしき失敗の数々・・・
愛しの理佐ちゃんにかけた迷惑も半端なかった俺
いったい何回ヤッカイ客に絡まれる理佐ちゃんを見殺しにしてきたんだろうって遠く見る俺
「遠く見てんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「一緒に店長にお願いしに行こ」
なんて言ってくれる理佐ちゃん
「いやぁ無理だと思うよ」
こんな時だけ潔く諦める俺
「私のこと守ってくれるんじゃなかったの?」
よく見たら目に涙溜めてる理佐ちゃん
「それに私がそばに居なくても俺君は平気なの?」
もしかして理佐ちゃん・・・俺のこと?
「理佐ちゃん・・・あの、あのさ」
って理佐ちゃんに思いを告げようとするが言葉が出ない俺
そんな俺をもどかしそうに見つめる理佐ちゃん
「私が絡まれてる時だけじゃないんだね、俺君が意気地無しなの・・・」
って綺麗な瞳から涙流しながら歩き去る理佐ちゃん
儚く消えた俺の初恋
最後に見た理佐ちゃんの涙と後ろ姿を俺は永遠に忘れないだろうから好き
「あぁつまんね」
新しいバイトを始めたものの・・・ヤバいぐらいヤル気出ない俺
「俺君ちょっとは棚卸し手伝ってくれよ」って声かけるバイトの先輩
「うるせぇ!理佐ちゃんに振られて傷心な俺に棚卸しなんて出来るか!!」
棚卸しなんてしたら理佐ちゃん思い出して涙溢れて止まらなくなっちゃうじゃないか・・・
いっそ風邪でもひいたらひまわりの種もって理佐ちゃんが部屋に訪ねてくんのか?
なんて気づいたら白日夢見てる俺
仕方ない隣のビルのOLでも覗くかって傷心のわりに意外と余裕な俺
「綺麗な娘いるの?」
双眼鏡覗き込んでる俺に話かけんなやって思ったけど
「居るには居るけど俺の人生史上100点満点は出ちゃってるから美人が居ても、もの足んないんだよね」
なんて声の主が女なんで返事してやる俺
「100点満点出すの早くない、人生まだまだ先があると思うんだけど」って言い返す女
「理佐ちゃんナメんなよ、俺の人生史上どころか未来永劫どんな美人も理佐ちゃん以下確定だから」
って理佐ちゃんの美人に関しては自信満々の俺
そんな俺に
「いつまでも覗いてんじゃねーよ」って因縁つけてくる女
うん・・・?
この懐かしくも恋しいドスの効いた声は・・・ って振り向く俺
「理佐ちゃん!?なんで〜?」って驚きの俺
「俺君史上100点満点の女の声忘れてんじゃねーよ」
ってドスの効いた声で苦笑いの理佐ちゃん
「もー、せっかく俺君と同じお店でバイトしようと思ったのに・・・私の声忘れるなんて酷くない?」
なんて拗ねる理佐ちゃん
「なんでバイト変えちゃったの?」
って驚きを隠せない俺に
「だって俺君心配だからさ、それにずっとそばに居てあげるって言っちゃったからね」
なんて照れ笑いしながら俺の肩に寄り添ってきそうだから好き
最近じわじわと思う
俺君ってだいぶダメ男じゃないかって笑
いくつか、黙っていた方が大人かなと思ったのですが……正直に明かすのもまたアリかなとも思いました。
>>52
(庭)さん、どうも。
スレッドが分かれているので、他のかたや新規読者はわからない事があるかもしれませんがご容赦願います。
前スレッドの忍法帖風時代劇『にじねる』で七人を各個人のキャラクター性を盛り込んだうえで実名で出しました。書いていて楽しく、ファンのかたも(たぶん)楽しかったと思いますが、それは正義のヒロインだったためです。
「実名とキャラクター名は臨機応変に使い分ける」自分の基準と考えについては前スレッドで書いた通りです。
ですので、とでも正直な表現としては「なぜそれを今さら言うんですか?」と思いました。
2作目の超能力学園もの『てくねる』の時点で、実名をもじったキャラクター名でしたし、実名だったら(自己基準で)ラストシーンで菅井さんをマンションから落としたりできない。
4作目の解離性同一性障害題材の『りかねる』、三人の被害者は実名だったらできない(うえむーあんなにしたら自分が泣く)。なにより、ねるさんと主人公・尾関さんの最後がひどすぎる。
「ファン心理的に快くない作品」という問題でしたらここでやんわりと止めていただきたかった。
まあ、『NAIL』『ひめの』が超不快作品なのは自覚しているので、あれで自爆したのは事実です。
----
ここからは別な話です。
急激に作者の気分が変わってきたのは、意外な作品かもしれませんが女子四人が箱根に遊びに行く話『-SKY- りなりなりなねる』です。
「この主人公……どこがねるなの?」と自問しました。とっくに思っていましたが。
それで、前の作品を遡ってみたところ、長濱ねるさんのエピソードや情報を使っているのは1作目(変な作品ですけど)の『よねねる』しかない。あとはほぼ“ねる”という名前だけ拝借した状態。
そのあたりが、“欅坂46をろくに知りもしないで欅題材の小説を書く主婦”が主人公の『ひめの』に繋がってくるわけですが、ここで自分の書いた文にやられました。
「オリジナル小説が書きたいなら他に行って書けばいい」
要するに、大事なのは欅坂46のメンバーのため(メンバーへの想い等)に物語を書くことであって、自分のオリジナル長編小説に欅メンバーの名前を貼り付ける事ではない。
(自己判断および自己基準です。他のかたの心情に踏み入ったり、執筆方法を妨げるものではありません)
『CLOCK』も主人公二人は記号です。男主人公・女主人公でしかない。ちっとも欅坂46の小説ではない。
上のような事を考えまして、エディターで1000行以上になる長編を書く意欲が(ほぼ1日で)なくなってしまった。これが最も大きな理由です。人間なので許してくださいね。
神村莉菜(まあ、実質あの人)とのラブストーリー短編を書いているほうが楽しいし疲弊しない。
ただ、キャラクター名にするのと男役のクッションとして平手友也を置くのは譲れない。作者と実名メンバーのラブストーリーにするのは避けたい。
(重ね重ね、自己基準です。他のかたの心情に踏み入ったり、執筆方法を妨げるものではありません) >>54
うん?
また(庭)さんに割り込んでしまったかな?
故意ではないのでお許しください なんか小説スレのルール論議がおきてますね。
私も創作における自分の認識を述べておくと、
「ファンの方を不快にさせないような〜」というのはあまり気にする必要はないのではないでしょうか。
というのは、例えあるメンバーが身体的に傷つけられる描写があるとしても、それが真摯にストーリーを考えた結果なら、その表現は必要なものとして是認されるのではないでしょうか。
(もちろん度が過ぎてるのはダメですよ。例えば作者の快楽のために特定のメンバーを傷つける表現をするとか)
不快なものをつくったとしても、ただ読み飛ばされるだけなので、そこまで萎縮する必要はないと思います。
自分が「これだ!」と妄想したものをぶつけられるのがこの場なのではないでしょうか?
>>58
(茸)さん、ご意見ありがとうございます。
議論といいますか、自分の独り言なのですが。
> (もちろん度が過ぎてるのはダメですよ。例えば作者の快楽のために特定のメンバーを傷つける表現をするとか)
これ、『NAIL』です。>>52で(庭)さんがおっしゃっているのもこれ。
過激な表現や結末も含めて明らかに方向が間違っている暴走作品ですね。
しかし、創作者としては、あのものすごい勢いで発狂(あ、はっきり書いちゃった)するラストは書いてみたかったです。しつこくも、発狂シーンだけで4話もかけていますし。
だからといって、このスレッドでやるのは完全に場違いでした。一度、自己ストップをかけたのだから投稿せずに没にしろよと。
----
話は変わって……
『CLOCK』で完成しなかった、複数視点作品。
例えば、女側の視点と男側の視点(私は……/僕は……)と三人称の仕組みを使って何か書けると思います。
同じ場所にいる二人の心境描写であるとか、待ち合わせをしていて同じ場所に向かっている二人の気持ちを追うとか。
視点交代を頻繁にしなければ、そうわかりにくくはならないはずです。
>>42のご意見も参考にします。
次はちゃんと作品でレスを使います。 >>59
お前面倒くせぇな
お前が勝手にねるちゃんが発狂するやつ書いたあとに「ひめの」とかゆうの書いて自分で問題作問題作って騒いでたんじゃねぇの?
誰も書くななんて言ってないし
自分で欅坂とスレチだから書けないって言うから欅ちゃんの名前をそのまま使った方がオタ受けが良いからスレチ問題回避出来るんじゃないの?って提案しただけなんだけどね
いちいち俺の名前出して巻き込むんじゃねーよ
ボツにするなら黙ってボツにすりゃいいじゃねぇか
バッティングしちゃった時だって俺文句言わないであけだろ?
なのにお前がこうゆう時どうすればっいいか聞くから答えてやっただけじゃねぇか
俺のレスからこんだけ時間空いてんのに>>57みたいなレスすんのはケンカ売ってると思われてもしかたないよね
スレの雰囲気悪くするだけだって気づかない? >>60
頭にきすぎて一部理佐ちゃんになっちゃったw >>60-61
落ち着いてください。
でも、まぁこの口調でここまで言われたら今後出入りできませんよね。
いい区切りをいただきました。楽しかったです。
>>57には他意はなかったと言っておきます。 「毎晩キーボードカチャカチャやってるけど何を書いてるの?」と妻が聞いてきた。
「ネットに投稿する小説……」と答えた。
欅坂46は今、心の中で一番熱いグループだ。
すると、妻は「あなたは何に時間を使ってるの? それでお金が貰えるの?」と聞いてきた。ひどい妻だとは思わない。至極当然だ。
妻はアイドルに関しては寛容だったが、その点は許せなかったらしい。
私は出先でも小説の事を考えていた。
出張先のビジネスホテルで「忍法帖はどうかな?」と書き上げた……。
箱根に旅行に行っている最中も「あの作品のラストで四人が友達になったけど、ねる・平手・尾関・神村がここに来ていたらどんな事を話すだろう?」と考えた。
妻の言葉が響き、私はそろそろ投稿をやめようかなとも思っていた。
長編を書くのを断念したので、黙ってフェードアウトしようかな……と。
しかし、神村莉菜の話を書きたいという未練が少しあった。
−−−−そして、きっかけがあった。−−−−
掲示板に投稿するのをやめた私は新しい物語を書き始めた。
もちろん、オリジナルキャラクターによるオリジナルストーリーだ。
これを、どこかに持ち込んでみるつもりだ。どうなるかはさっぱりわからないが。
ある日、妻がテレビのほうを向いたまま言った。
「ねぇ……今度、あなたの書いた小説を読ませてくれない?」
『チベットさん』(完)
前スレ終了しました
皆さん埋め立て協力ありがとうございますm(__)m
「ねぇバレちゃったねw」
理佐ちゃんが意地悪な笑み浮かべて囁いてくる
「なんのこと?」ってよく分かんない俺
「『○○な俺』と『だから好き』だけで誰でも理佐ちゃんシリーズ書けちゃうのw」
ってスマホの画面見せる理佐ちゃん
また2ちゃんで小説スレチェックしてた理佐ちゃん
「大阪府さんと愛知県さんに完コピされてんじゃんw」
ってツボったらしく頭カクカクさせて笑う理佐ちゃん
「でも愛知県さんはなーこちゃんだし大阪府さんの理佐ちゃんは本物より上品だったから完コピではないよ」
って強がる俺
「ちょっと大阪府さんの書いてた理佐ちゃんの方が俺君の理佐ちゃんよりリアルに私だったよ」
なんてむきになる理佐ちゃん
「いやいやリアル理佐ちゃんはもっと茨城感満載であんなに上品じゃないよ」って言い返す俺に
「茨城バカにしてんじゃねーよ」
ってドス効かす茨城愛溢れる理佐ちゃん
「俺君に悪いから普段は俺君の理佐ちゃんに寄せてるの知らなかった?」
なんて自分に都合のいいこと言ってのける理佐ちゃんだけど
「俺君忙しそうだったから埋め立てに協力して理佐ちゃん美人とか色々書いといてあげたから」
なんて埋め立てに協力してくれてる理佐ちゃん
「やだ〜!」って突然悲鳴あげる理佐ちゃん
「どうしたの?」
「チワンさんが梨加のイチニチガンバロを書いてたから『やだ!』って書きたかったのにスレ終了しましたって出てるの」
ってがっかりする理佐ちゃん
「何個か前にイタズラで理佐って書いたからだね、自業自得だよ」って笑う俺に
「俺君なんて嫌いだよ」って拗ねて寝ちゃいそうだから好き
>>62
庭氏の本性を見たでしょ
一見人あたり良さそうでも中身はピンチケ不良で
突然牙むくからケガするよ 「ねぇなんでウソつきになっちゃったの」
最近巧みなウソで世渡りするようになった俺を咎める理佐ちゃん
「女しかいないクラスで男が1人で生きようと思ったらウソのひとつもつけないとね」
なんていっぱしの悪党気取りな俺
「そんなこと言ってるとそのうち酷い目に遭っても知らないよ」
なんて呆れ顔で注意してくれる理佐ちゃん
「大丈夫だよ、俺才能あるみたいだから将来的には結婚詐欺師とかまで行けちゃうかもよ」
なんて調子くれる俺に
「その面で結婚詐欺師とか言ってんじゃねーよ」
ってドス効かす理佐ちゃん
「ウソつきの俺君なんてどうなったって知らないよ」
ってどっか行っちゃう理佐ちゃん
そして理佐ちゃんの言う通りウソがバレるようになってしまいピンチの俺
「チキショーなんでバレるんだ」って嘆きの俺に
「お前のウソつく時のクセ理佐から教えてもらって皆知ってんだよ」
って焦る俺を嘲笑う志田さん
「ごめんね、俺君がウソつきになっちゃったらやだからさ」
って俺のためにウソつく時のクセを皆に教えてあげてた理佐ちゃん
「ううん、俺の方こそ心配かけてごめんね」
素直に謝る俺に微笑みかける理佐ちゃん
「でもよく俺がウソつく時のクセなんて知ってたね?」って感心する俺に
「だって入学してからずっと見てたからね・・・俺君のこと」
なんていつもは照れるくせに今日は得意顔する理佐ちゃんが眩しくて目を細める俺
夏の理佐ちゃんはちょっと違いそうだから好き
「ねぇ今日転入してきた長濱さんって俺君の好みだよね」
学校帰りの帰り道
理佐ちゃんが突然聞いてきた
「そうでもないよ」
わざと素っ気なく答えたのは・・・
理佐ちゃんの言葉が図星だったからだ
「ウソついてんじゃねーよ」
って口尖らせて拗ねる理佐ちゃん
「ねぇ俺君のことならたいてい分かるよ、私」
なんて自信満々の理佐ちゃんにちょっと嬉しいような面映ゆい俺
そして翌日
「俺君売店の場所教えてくれる」
先生がクラスで男は俺しか居ないから頼れ!
なんて言ったせいでさっそく頼ってきた長濱さん
理佐ちゃんの手前どうしていいか分からず躊躇する俺に
「教えてあげれば」なんて言っちゃう理佐ちゃん
「うん」
理佐ちゃんに言われて何となく売店まで長濱さんを案内する俺
それから数日後
「毎日長濱さんのお守り大変だね」
なんて嫌味言う理佐ちゃん
なんて答えていいか分かんなくて困る俺
「ねぇ明日の放課後は私に付き合う約束だったよね」って理佐ちゃん
明日は理佐ちゃんに付き合って理佐ちゃんの親戚の家に行く約束してる俺
「明日は荷物持ち?」って聞く俺
「ううん、お母さんに頼まれた書類届けるだけ」
なんて大した用事じゃない理佐ちゃん
「俺、いる?」って拍子抜けする俺に
「行ったことない親戚の家で不安だから一緒に行きたいの」
なんて内弁慶な理佐ちゃん
「帰り暗くなったら私のことちゃんと送ってよ」
なんてたまには甘えてくる理佐ちゃんも悪くないから好き
「暗くなったらちゃんと送ってよ」
てなこと理佐ちゃんに言われて浮かれてるうちにやって来た翌日の放課後
「おい」って先生に呼ばれる俺
不安そうに俺を見る理佐ちゃん
「ねぇ先生なんだったの?」
先生が離れるとすぐに聞いてくる理佐ちゃん
「長濱さんの部活見学に付き添ってくれないかって言われた」
「そうなんだ・・・」って早くも諦める理佐ちゃん
優し過ぎる理佐ちゃんはこんな時は必ず人に譲っちまう
「だって長濱さんひとりじゃ不安だろうからしょうがないよ」
って自分だってひとりで親戚の家まで行くの不安だって言ってたくせに・・・
「長濱さんごめん、今日は付き合えないや」って謝る俺
「えぇどうして」
ってあからさまにがっかりする長濱さん
「ねぇ俺君、私だったら平気だよ」
なんて強がる理佐ちゃんを手で制する俺
「ごめん長濱さん、今日さ理佐ちゃんが行ったことない親戚の家行くからさ、ついてってあげたいんだ」
ってもう1回謝る俺
「えっ私だって転入したばっかりで不安なんだけど」って困る長濱さん
「それは分かるけど同じ不安だったら俺は理佐ちゃんを守ってあげたいんだ」
ってまたまた頭下げて謝る俺
「俺君・・・」って俺のシャツの袖掴む理佐ちゃん
「もしかして・・・二人って?」
察しのいい長濱さん
「なんだ最初に言ってくれればいいのに」
って笑いながら理佐ちゃんに謝る長濱さん
理佐ちゃんと二人で駅に向かって歩く俺
「俺君ありがとうね」
って呟きながら手を繋いでくる理佐ちゃん
「前から約束してたからさ・・・」
なんて照れかくしにぶっきらぼうな俺
「違うよ、私の方を守ってあげたいんだって、さっき」
なんて嬉しそうな理佐ちゃん
「俺そんなこと言ったっけ?」なんてとぼける俺
そんな俺を無視して
「良かった、私が好きになった人が俺君で・・・」
なんて言ってくれる理佐ちゃんに
今日は俺の方が照れちゃいそうだから好き
前スレのてちおぜ←むー
っていう小説もどきあったじゃないですか。あれ最初っから書きますね。
てか構成がなげぇぇ。。この小説、とあるssから思いついたんでくっそ似てるかもです。
生徒会室にて…
尾関「ねぇどうしたの?こんなところに呼び出して。」
「群れるのを好まない生徒会長さん?」
平手「なにそれ、皮肉?w」
尾関「皮肉じゃないよ〜」
平手「ほんとに?」
尾関「ほんと〜」
ウソッポ…
ウソジャナイヨー…
とある教室前にて
上村「あれれ。。私のトランペットどこ…」
上村「やばい、お母さんの雷が落ちるっ……」
上村「!!!そうだ!生徒会室にあるかも!!行ってみよう…」
生徒会室、生徒会室廊下にて
上村「ついたはいいけど、誰か中にいる。。入るのやだ…出てくるの、待ってようかな。」
_____________
尾関「で?どうしたの?てちこ」
平手「あのさ、尾関。」
「もしも私が尾関のこと好きって言ったら、どうする?」
尾関「…言ったらか。嬉しいよ。そのまま、付き合うかなぁ。。」
平手「ほんと?!」
平手「じゃあ、尾関、付き合ってよ?」
尾関「うんっ!」
平手「ありがとう」ニコッ
ネェ、コノコト、ヒミツニシヨウヨ…
ワカッタ、イイヨー
_________
上村「…付き合っちゃったよ」
上村「私のこと、好きじゃないんだ。」
上村「まぁ、このこと、秘密にするし、私の片想いもおわりだぁ…」
上村「まぁ、いいか。。帰ろっと。 」
続
尾関「ねぇ、むー!!あのさ。」
上村「?どうしたの?」
尾関「私ね。むーのことがね。」
「嫌いなの。だから…」
上村「………っっ!」ガバッ
上村「あぁ、夢か、良かった…」
母「早く支度しないと梨香ちゃんと友梨奈ちゃん、怒っちゃうわよ〜!!」
上村「わ、分かったぁ!!今行く!」
ドタドタガチャガチャバタバタ…
上村「ごめんお母さん、今日朝ごはんいらないっ!じゃあ、行ってきます!」ガチャ
母「ちょっ…食べていきなさいよ…!」
母「まぁ、あの子らしいか…。」
______________
集合場所にて
上村「ごめん遅れ…た。」
尾関「あ、全然待ってないから、大丈夫だよ!」
平手「じゃ、行こっか」ニコッ
上村(今、二人が、手を繋いでた…やだよ。もう、終わったのに…胸がズキズキする…)
尾関「りなーー!おーーい!大丈夫〜??!」
上村「っ!大丈夫、だよ?」
平手「ほんとに?、」
上村「…うん!」
平手「そっかぁ。なら、行こっか?」
上村、尾関「うん、行こー!」
続
>>73
乙で〜すm(__)m
むーちゃんめっちゃ切なくなりそうですねw 「志田と織田に誘われたからやっぱり海行ってくるね」
なんて夏休み入った途端に海に遊びに行っちゃう理佐ちゃん
「俺君が夏休み中補習になっちゃったから海行かないよ」
なんて言ってたのはなんだったんだ?
友達に誘われて断りきれなかったんだろうな理佐ちゃん・・・
優し過ぎるから流されやすいんだよなぁ少し
ついでに水着も流されちゃったりしてw
水着流されちゃった理佐ちゃんを妄想してチャージする俺
「担任の野郎くだらねぇ授業に付き合わせやがって、てめぇは凝りすぎて世間ズレした振り付けだけしてろってんだ」
って海で水着流されちゃった理佐ちゃんを妄想したお陰で元気回復の俺
「本当だったら今から理佐ちゃんとボーリング行ってWピース決めてもらうんだけどなぁ」って嘆く俺
「嘆いてんじゃねーよ」ってどす声と共に理佐ちゃん登場
「なんで理佐ちゃん居んの!?」
校門出たとこで待ってた理佐ちゃんに驚きの俺
「海行ったんだけど・・・なんか楽しくないんだよねぇ」
なんて俺のことイタズラっぽく見る理佐ちゃん
「なんで楽しくないの?海大好きなのに」
理佐ちゃんの視線に戸惑いながら聞く俺
「ねぇなんで分かんないの?」って今度は口尖らせて拗ねる理佐ちゃん
「なにが・・・?」ってますます戸惑う俺に
「海より大好きだからだよ・・・俺君のこと」なんて言っちゃう理佐ちゃん
やっぱり海見てテンション上がってんのか!?
いつになく積極的な理佐ちゃんにどうしていいか分からず棒立ちの俺に
「恥ずかしいこと言わせてんじゃねーよ」
って照れ隠しにドス効かせてきそうだから好き
>>66
庭さん自信持ってくださいよ
とはいえ、理佐ちゃんの口から「大阪府」って言葉が出ると、悪い気はしませんなw
なんか本当に言われた気がしましたもんw
>>73
俄然、むーを応援したくなる展開ですね
>>75
チャージって何なんですかね…w 『Double Helix Staircase』
---螺旋階段が登りにくいのは 前が何にも見えないからでしょう---
最後のチャイムが放課後の自由を許すとともに、僕はカバンを持って真っ先に廊下へ出た。
高校の生物がこんなに難しいなんて聞いてなかった。このままでは、赤点の答案用紙を見ることになる。
文系に進むつもりとは言え、何としても赤点だけは避けたかった。
「いた。よねさん、ちょっといい?」
「何?今から帰るんやけど」
「生物教えて」
「うーん、いいよ。こっち来て」
米さんが廊下の行き止まりへと進んでいった。非常螺旋階段のある方向だ。
そして、何の躊躇もなく非常ドアを開けた。僕は付いて行った。
階段を登ると、常に左上方に米さんが消えていこうとする。
僕は彼女を見失わないよう必死で付いて行った。
---木の床が軋む---
生物研究室という何やら怪しげな教室の前に到着した。
「こっちの方が近道やから…螺旋階段使ったの内緒やで」
「別に良いんじゃないかな。もっと悪いことしてるヤツいっぱいいるよ」
噂通りの真面目ぶりだ。無味乾燥なメガネがよく似合っている。
僕たちは研究室に入った。不気味な暗さが二人を包んだ。木の床が軋む音だけが部屋の中に響き渡っている。
普段、ここで生物部の活動をしているらしいが、今はテスト週間なので誰もいない。
「で、どこが分からんの?」
「何が分かんないか、分かんない状態です」
「じゃあ、イチから説明するで」
その後、15分ほど説明を受けたけど、リボソームとかセルロースとか憶えられるはずもなく、途中で猛烈な眠気が襲ってきた。
何だか米さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「これでわかった?」
「うん、まあ何となく」
「ああそうだ。はい、これあげる」
「何これ?」
ねじれた形のキーホルダーを手渡された。
パッと見た感じは普通だが、よく見るとかなり気持ち悪い代物だった。
僕は取りあえずお礼を言ったが、底知れぬ恐怖に怯えていた。
つづく
---疑心暗鬼 心が重くなる---
二人で部屋を出た。さっきまでよく晴れていたのに、いつの間にか廊下の窓には雨粒がついていた。
帰り道も、ここへ来たときと同じ螺旋階段を降りていった。
そのはずだった。
「あれ、来た時こんなに長かったっけ?」
米さんが振り返った。
「いつまでも続くのよ、君と私の二重らせんが巡り合うまでね」
「ははっ、何それ?」
「好きだよ」
---突然 出会ったそのサプライズに 少しだけ 理性失ったのかな---
床が軋む音で目が覚めた。
「あ、起きた?」
「あれ、米さんがいる」
「何寝ぼけてんの?」
「なんだ、夢か」
「私、さき帰るよ。これ、ビーカーにコーヒー淹れといたから」
「ああ、サンキュー」
米さんが部屋から出ていく。僕はビーカーのコーヒーをすすった。
「ねえ、米さん。俺たちって付き合ってんだよね?」
「そうなんじゃないの?」
「どっちが告白したんだっけ?」
「忘れた。でも確か私が生物を教えた日じゃなかったっけ」
「ああ、あの日か…俺よく覚えてないんだよね。夢みたいで」
「まあ、いいじゃん細かいことは」
「米さん、俺もう一回告白したいんだけど。できれば螺旋階段で」
「二重らせん…でしょ?」
あれは確かに夢だったはずだ。でも夢じゃなかったんだ。
おわり
>>76
チャージ・・・俺もよく分かんないですw
いま過疎スレ3つほど見つけて過去に書いたやつを時系列ごとに書き直してるんですけど
それのどさくさに書いたから錯乱してるのかもw
マジでなんでチャージなんだろ?
>>78
これファンタジー路線でシリーズ化して欲しいですね
大阪府さんの文体とめっちゃマッチしてますよね >>78
DNAが二重螺旋じゃなかったら、恋愛感情なんて人間は持ち得なかったんだなって、SPEC の「波のゆくさき」の日本語Cメロ聞いて思ったのを思い出した。
この大阪府さんの雰囲気好きです。 >>78
米谷のDNAキーホルダーという今週のテレビで出てきたばかりの情報を取り入れることで、物語が新鮮な感じがしますね。
また、DNAのらせん構造がらせん階段を暗示させることで物語に厚みが出てますね。
それと、通常の階段と違って、見通しが利かないらせん階段が不安を掻き立てますね。 みんなありがとー
>>79
自分で書いといて何ですけど、ビーカーコーヒーって絶対マズイですよねw
>>80
ファンタジーというか、ただの夢オチですw
ここで実際に小説書かれている方はお分かりだと思いますが、
文体の癖ってなかなか抜けないんですよね
>>81
「波のゆくさき」聞きました
これ7年前の曲なんですね
>>82
理系の知識は皆無ですので、どこかで間違いがあるかと思いましたが、
上手く暗示できてて良かったですw
アイデアは、けやかけの米さんと『少女には戻れない』です
個人的には今アルバムのベストソングです 大阪府さんへのオマージュで柄にもないのを書いてみたぜ
――――――――
【ds・前編】
夏休みの1日。僕と彼女は図書館に来ている。
高校3年生になった僕たちは共に大学受験を控えている。もうすぐ模擬試験が控えていて、今が追い込みの時期だ。
僕の隣で真剣な眼差しで生物の問題集に取り組んでいる眼鏡の少女の名前は米谷ななみ。僕の幼なじみでもある。
小さな頃からよく食べ、よく笑い、よく遊ぶ活発な女の子で、頭も良かった。運動神経だってなかなかのもので、県内一のド根性娘とテニスでペアを組んだこともある。
ルックスだって、仮に美人揃いのアイドルグループに入ったとしても逆に目を引くぐらいの魅力がある。
そんな彼女のそばにはずっと僕がいて、ものすごく自然に彼氏・彼女の関係になった。
…ていうか、そのつもりだった。
最近、僕はすごく不安なんだ。
彼女は今、好きな生物学を学ぶために全国屈指の難関大学を目指している。僕なんかは全く手が届かないところだ。
今までずっと同じ学校だったのに、それが崩れ、距離がどんどん広がっていく予感しかしないんだ…。
それに潔癖症の彼女とは今までキスさえしたことがない。どんなにいいムードになってきても全力拒否だからだ。手をつないだ記憶も数えるほどしかない。
今日だってどっちかの家で勉強すればいいんじゃないかって言ったのに、冷房がきいてるし静かだし、それに町に税金払ってるんだから利用しないと損でしょと押し切られて図書館に来ることになったんだ。
ここ、隣町の図書館なんですけどね…。
どのみち、これってやんわりと拒否られ始めてるんじゃ…?
こんなことばかり考えて勉強に全く身が入らない僕は、意を決して彼女の気持ちを訊いてみることにしたんだ。
【ds・後編】
僕「ねえ、勉強中悪いんだけ…あれ?」
米「へへ?癒やされるやろ?」
スマホのボルボックスの写真を見ながら微笑む彼女はやはり可愛い。
僕「何だよ。勉強に集中してるから静かにしてたのに」
米「間にこうして気分転換するんよ。んで、そっちこそ何?」
僕「あ、あのさ、僕たち付き合ってるよね?」
米「何をまた今更言ってんの(笑)」
僕「いや、これから大学はきっと別々になるしさ、今まで通りの関係ではなくなるわけだし」
米「いやいや、だからこの前のあんたの誕生日にお揃いのプレゼントあげたやんか」
僕「わかってるよ。二重らせんのキーホルダーだろ。嬉しかったけど…あれにメッセージ込められてるんだろ?」
米「そう言うたやんか」
僕「つまり、そばにいるけどいつまでも交わらない平行線ってこと…」
米「…あのなあ、いくら文系でもDNAの仕組みぐらいはちゃんと覚えておいたほうがええよ」
そう言うと彼女は自分の着てきたTシャツを見せた。
僕は彼女の胸の膨らみ…もとい、プリントされたアルファベットを見つめた。
僕「ジーキャット?」
米「こらこら。DNAの話してるんやからGCATはつまりグアニン・シトシン・アデニン・チミンやろ」
そう言われれば何かがそんなの習った気がした。
米「DNAの二重らせんはただの平行線やない。実はG・CとA・Tの塩基結合で固く結ばれてるっていうことや。恥ずかしいから改めて言わせんといて(笑)」
そうか。2人は固く結ばれてるっていうメッセージだったのか。
思わずちょっと顔がほころぶ僕。
でも…
米「まあ、世の中にはデオキシリボヌクレアーゼっていうやつもあるけどな(笑)」
僕「え…?何?何それ?」
そういたずらっぽく付け加えて笑う彼女もやっぱり可愛いから困る。
―了―
注釈
タイトルのdsはdouble strand(二重らせん)のことです
俺も大阪府さんへのオマージュ捧げたいけど文章のクセが強すぎて断念しました・・・
>>86
無理しないでくださいw
蒸し返すようで悪いですがこの前のキレっぷり見てると、
庭さんの普通の文体も見てみたい気もしますが…
君は君らしくやりたいことをやるだけさ〜♪
>>85
オマージュと言いながら、原作超えるの止めてくれませんかねw
★1、2のあたりでふざけてたのは何だったのかというくらいの教養力じゃないですか
最近思うんですよ、ダジャレは日本教育の救世主となり得るのではないかと >>87
意識して理佐ちゃんシリーズ書いてる時の文体と変えたらあんな感じに仕上がってしまっただけで・・・
どっちにしろスレ主じゃなくなったんでコメ控え目にして細々と投稿しに来ますよw
イタコの理佐ちゃんだけは小説スレで完結させたいのでw
俺も異端と正統の両方使い分けるチワンさんは変態過ぎて憧れですw >>87
普通の文体の俺探したらこんなのしか残ってなかった(泣)
我輩はチンポであるまだ剥けてはいない
なんの因果か前世の報いか?
現在の境遇にはただただ驚くばかりなり(-ロ-;)
物心がつく頃にはご主人様の股間にぶらさがっていたわけで…
年がら年中窮屈なパンツの中に閉じ込められて
夏なんてたまんないよ(>_<)
暑いったらないんだよ〜
金玉袋の野郎がさ張りついてくるんだよ
まぁキモい(-ロ-;)
冬は冬でさなんだか分からんけど体がちぢこまって小さくなっちゃうんだよね
そうするとウチのご主人様がオシッコするときに不便そうに文句言うんだよね
まぁ我輩自身も幼少のみぎりより大きい事は良い事だと言われて育ったせいかちぢこまってる自分に腹が立つやら情けないやら(-ロ-;)
どうもいかんね〜愚痴っぽくなって…
というのもね最近ご主人様が色気づいてきてね〜しょっちゅう我輩を立たせよるんですわ
ご主人様も14歳、遅ればせながら思春期なんやろね
まぁでもこんだけしょっちゅう立ち上がっとったら我輩かて情緒不安定にもなりまっせ(>_<)
けっこう体力使うんよ長いこと立っとったら筋肉痛にもなるしな〜ホンマキツい仕事やで
そんな事言ってる間にもご主人様がお出かけや
まぁ行き先は分かってる友人の菊地君の家や
ここんとこウチのご主人様は菊地君の部屋でのエロ本鑑賞に夢中やね
中坊が4、5人集まって鼻息荒くしてエロ本見てる姿は我が主人ながらなかなかキモいで(-ロ-;)
って言うとる間に
我輩の体が大きくなってきた〜
うお〜体中に力が〜
力が漲ってきた〜
イケイケやで〜!!! >>73
お昼放課…
尾関「ねーてち!」
平手「何??」
尾関「むーにお守りもらった〜♪」チャラ…
平手「えぇ、なんで?」
尾関「あのね、なんかね〜」
_______________
上村「ねぇ、尾関。。」
尾関「どうしたの??莉菜。」
上村「あのね、これ。」スッ
尾関「お守り?え、どうしたのいきなり。」
上村「あのね、尾関の身に悪いことがあるらしいから…」
尾関「えっ…本当?」
上村「…うん。」
尾関「ありがとう、莉菜。」
_____________
尾関「ってことがあったんだ〜」
平手「へぇ…なんか嘘っぽいんだけど」
尾関「莉菜のこと、てちは疑ってるの??」
平手「そうじゃないんだけどね。あはは」 >>89
始まり方が我輩は猫であるみたいですねw
結構好きです >>91
愛知県さん、三角関係書くの上手いですね
会話だけで細かい雰囲気まで表現できててすごいです
>>89
私なんかにはもったいないプレゼントですよw
あ、そう言えば今日誕生日の人がいるなあ…
貰い物だけど、このプレゼントあげよっかなあ…チラッ 地の文大好き野郎なんですけど誰かてちおぜで地の文書いてください
お昼休みになって、クラスのほとんどが教室から出ていきました。
しかし、平手は席から動きませんでした。というか動けませんでした。
なぜなら、お昼ご飯を食べすぎて気持ち悪くなったからです。
「ねーてち!」
尾関がバタバタとした足取りで教室に入ってきました。
平手は頼むから静かにしてくれと思いました。
今、ただでさえ吐きそうなのです。
尾関は何やらポケットを探っています。
すると、小さい鈴の付いた物体を平手に見せました。
これは、熊よけでしょうか。
「むーにお守りもらった〜♪」
違いました。お守りでした。平手は神様に謝りました。
「えぇ、なんで?」
平手は吐きたくなるのを我慢して尋ねました。
「あのね、なんかね〜」
__________
上村は悩んでいました。
尾関は最愛の親友だったはずなのに、最近は平手のところへばっかり行きます。
そこで、ある計画を実行することにしました。
「ねぇ、尾関。。」
「どうしたの??莉菜。」
上村はお守りを差し出しました。
尾関はキョトンとしています。
「あのね、尾関の身に悪いことあるらしいから…」
上村は嘘をつきました。
でも、尾関はすっかり信じているようです。心配そうな顔をしています。
「ありがとう、莉菜。」
尾関が走り去って背中が小さくなったころ、上村は少し涙が出ました。
「ごめんね、尾関。ごめんね、神様」
__________
平手は疑いました。上村はいつから占い師になったんだろう。
そして、同時に上村に対する嫉妬心を持ちました。
「莉菜のこと、てちは疑ってるの??」
平手は持ち前の演技力で、笑顔に切り替えました。
「そうじゃないんだけどね、あはは」
うえむー、尾関は渡さないよ。
平手の吐き気はなくなっていました。
>>91
これを参考に書いてみました
多分、解釈は異なっているので、愛知さんが続きを書く際はどうかこの文章は無視してください
第2ブロック視点を変えてしまったことで、展開が少し変ですがお許しを 無学ですいません
地の文って何ですか?
教えてくださいm(__)m
>>92
昔、ブログ書いてた頃に我が輩は猫のパクリでなんか書いてって頼まれて書いたやつです
これの続き5話ぐらい書きましたw
>>93
理佐ちゃんの生まれた聖なる日に我が輩はチンポを復活させてしまうなんてw >>98
平手は言った。
「あなたは私のなにを知ってるの?」
その言葉は僕の胸深くに突き刺さった。
上の例文における、
平手は言った。
その言葉は僕の胸深くに突き刺さった。
に該当する箇所、つまり会話文意外の文だと思います。
私はそういう認識です。 >>98
ただこの地の文、個人的にはすごく厄介。
まず、「○○は言った。」地獄に陥りやすい。
次に、書けば厚みが増す(はず)のですが、話が進まない。文をこしらえるのにやたら時間をくう。
基本的には
行動の描写、心理描写、情景の描写、あるいは視点人物が知ってる情報の記述
であることが多いと思います。 >>96
>>97
やばい、ニヤニヤが…
めっちゃ嬉しいですありがとうございます!!!解釈は合ってます!。
大阪府さん、ありがとうございます >>98
地の分で妄想小説と言ったら、昔地下によく貼られていた未来人48のブログとか参考になると思う。欅じゃないけどね。
たぶん、検索すればまだあると思う。 >>98
簡潔に言うと語り手の言葉です。
庭さんのだと>>88では?
これを交えて書けるってほんと凄いと思います。そういうこと考えて小説とか読んでみると、意外と面白いかもですね 地の文って文字特有の表現だから活用しないのは勿体ないと思うけどね
有名な一節だと「地球はオレンジのように青い」なんて文章でしか表現できないし、
二人セゾンの「花のない桜」ってフレーズも枯れ木に桜の花の残像を感じさせる文芸的な表現だよね
皆さん教えていただきありがとうございますm(__)m
文章にも色々あるんですね
皆さんの話が難しすぎて全然ついてけないw
「」の中以外は地の文なんですね、覚えました
「ねぇ夕方から縁日行こうよ」
教室で一緒にお昼食べながら理佐ちゃんが呟く
夏休みだとゆうのに補習授業受けてる俺にお弁当作って来てくれる理佐ちゃん
「そう言えばあそこの公園で盆踊りの用意してたね」って答える俺
「俺君も毎日頑張ってるからさ、たまには気分転換しなよ」
なんて自分が行きたいくせに俺のためみたいな顔してる理佐ちゃん
「なに?」
俺の物言いたげな視線に気づいて勝ち気に問いかける理佐ちゃん
「なんでもないよ」ってとぼける俺
「ねぇ本当に俺君のために縁日に誘ってるんだけど」
ってなおも言ってくる意地っ張りな理佐ちゃん
「そうかな?縁日行きたいって顔に書いてあるよ」
って笑いながら理佐ちゃんをからかう俺
「もーいいよ、私ひとりで行っちゃうから」
なんて拗ねて教室出てく理佐ちゃん
「本当にひとりで行っちゃったのかな?」
結局教室に戻って来なかった理佐ちゃん
どうしたんだろ?なんて思いながら校舎から出てきた俺
校門のとこに浴衣で立ってる理佐ちゃん
「どう?」
なんて得意顔で俺の前でくるって回って見せる理佐ちゃん
「こないだ家来た時に浴衣気に入ってくれてたから着替えて来ちゃった」
なんて可愛く笑う理佐ちゃん
昼間拗ねてたのはなんだったんだ・・・
ご機嫌な理佐ちゃんに戸惑う俺の手をとって
「早く行こう」って笑顔で言いそうだから好き
>>91
尾関「それでさ、てち。」
平手「何?」
尾関「あのさ。」
平手「だから何って…「今日、親いないから、家こない?」」
平手「えっ…?」(ダメダメダメそういう事じゃないそういうコトじゃ!!尾関は真面目…何か理由がっ!)
平手「なんで?」
尾関「一人が、いやだから…」
平手「ふ、ふーん…いいよ。」
平手「一人嫌とか可愛すぎかよぉ…」ボソッ
尾関「?なんか言った??」
平手「なんでもない!家帰って、準備したら行けばいい?」
尾関「うん!ありがとう…」
平手「はいはい。」 【POV・1】
とある場所に集められた21人の子羊たち。
サワビ「おはようございます。今日は久しぶりの漢字欅全員ロケでございます!」
21人「イエーイ」パチパチ
サワビ「今日は何をするかわかりますか?」
守屋「聞いてないです」
志田「でもここ、学校ですよね?」
今泉「やだ〜復帰早々勉強はやだよ〜」
サワビ「はいはい、実はですね、今日は皆さんに小説や文学について学んでもらう企画でございます」
長濱「文学史とかを学ぶんですか?」
斎藤「誰得ですかそれって?」
サワビ「いや、そういうんじゃなくて、皆さんに小説を書いてもらうほうです」
21人「ええぇ!?」
鈴本「!?(顔芸)」
米谷「いや、無理無理無理だって」
織田「あ、でもゆいぽんやなーこちゃんあたりならいけそうじゃない?」
小林「私、自己流だし、正直ちょっと興味あるかも」
サワビ「そういうわけで今日は先生をお呼びしています。浅田先生、どうぞ〜」パチパチパチパチ
【POV・2】
招かれて入ってきたのは大きなメガネが印象的な少し神経質そうな青年だった。
浅田「はじめまして。今日は小説などを書く上での基本的な考え方を講義して欲しいということでここに来ました」
菅井「先生は作家さん…ですか?」
浅田「本は何冊か書いていますが小説家ではありません。哲学が専門です」
米谷「どうして哲学の先生が…?」
浅田「私もよくわからない部分はあります(笑)。しかし、とにかくこれから3時間の授業をしたいと思います。まず1・2時間目が実習で、3時間めに私の講義とまとめになります」
守屋「最初から実習ってことは、まず何か書かされるんですか?」
浅田「書かされる(笑)わけではありませんよ。とにかく早速始めましょう」
こうして皆は第1の部屋に通された。
【POV・3】
第1の部屋は机と椅子が21個並べられた一見何の変哲もない教室だった。
浅田「皆さんにはこれから1時間この部屋で過ごしていただきます。何をして過ごされても結構です。ただし…」
浅田は教室後方の一点を指差した。そこの壁には直径5cmほどのガラス?レンズ?電球?のようなものが埋め込まれていた。
浅田「その部分は今後絶対に見ないようにしてください」
志田「それ以外は完全に自由時間ってことですね?」
浅田「そうです」
長濱「そこを見たらどうなるんですか?」
浅田「それは言えませんが、見なければ何も起こりません。では始めます。また後ほど」
そう言うと浅田は退出。
初めは少し戸惑っていた欅ちゃんたちも次第に緊張がほぐれ、
ゲームを始める者、何か食べ始める者、目薬を差す者、器用な姿勢で寝る者、美顔ローラーに余念ない者、読書する者…
様々な過ごし方が始まった。
そんな中、机にうづくまってじっとしているメンバーがいた。
よく見ると泣いているようだ。
上村「ねえ…どうした…?」
原田「…怖いよ」
上村「怖い?…何が?」
原田「後ろの…あれ…」
【POV・4】
原田「あれ…何なの?何があるの?」
上村「でも、見なきゃ何もないって…」
原田「見たら何か起こるんでしょ?何かあるってことじゃん。監視されてるの?何か超音波とかがずっと出て私たちに何か後で異変が出るの?死んじゃうの?怖いよ」
上村「そ、そんなことないって…」
原田を慰めようとするその言葉も、実は根拠が希薄であるということは上村もわかっていた。
原田は泣き続けている。
そしてそのやりとりが耳に入った他のメンバーたちも、次第に遊びが中断し、動きがとりづらい雰囲気が広がってきた。
織田「本当に…何があるんだろう…」
長濱「見ちゃおうか!?」
斎藤「止めて!絶対に止めて!」
こうして重苦しくピリピリした空気のまま、1時間めは終了した。
【POV・5】
ガラガラガラ…
浅田「はい。皆さんお疲れ様でした。では10分休憩します。トイレなど済ませておいてください」
平手「あの…先生…」
浅田「はい?」
平手「あの後ろのレンズみたいなのは結局何なんですか?」
浅田「後で説明しますけど、もう見ても大丈夫ですよ」
それを聞いた長濱と織田が一目散に駆け寄り、思いっきり覗きこんだ。
織田「何も見えないなあ…」
長濱「…あ、あれ?」カパッ
長濱がそれをつついたり押したりしていると、それはあっさりと壁から外れて床に転がった。
それはどこにでもあるランプの部品に過ぎず、壁にもちょっとだけ穴が掘ってあるだけだった。
織田「何なのこれ〜?」
上村「怖がらせるだけのもの…?」
小林「どういう意味があるの…?」
そして皆の頭に浮かぶ疑問符たちを置き去りにしたまま、2時間めが始まった。
【POV・6】
皆が第2の部屋に入ると、そこはやはりまた21個の机が並ぶ教室であった。
ただ、先ほどと違うのは、各机にそれぞれプリントと鉛筆と消しゴムが用意されていることと、前の教壇の場所で徳山大五郎を2倍ほどいかつくした風体の男がふんぞり返っていることであった。
浅田「皆さんは好きな席に座って結構です。2時間めはそこにある百マス計算をやっていただきます。その間に私語は厳禁、席を立つことは許されません。全てはこの教壇から先生が監視しています」
長濱「途中で計算が終わったら出ていいんですか?」
浅田「その場合も退出は許されません。私語を慎んで1時間が終わるまで過ごしてください」
志田「うえぇ…」
先生「うるさい!早く席につかんか!」
先生役の男に怒鳴られて皆はしぶしぶ席についた。
浅田「では先生、よろしくお願いします」
浅田が退出すると2時間めがスタートした。
計算問題をすらすらと進めていく者、しょっぱなから悪戦苦闘の者など、さまざまであった。
【POV・7】
そして10分ほど経ったころである。
志田「(ねえねえ、ちょっと)」
理佐「(何よ?聞こえちゃったらマズいっしょ)」
志田「(このくらいの声なら大丈夫だよ。あのさ、ここは答えこれでいいかな?)」
理佐「(え…?それは…)ブハッ!」
理佐は志田が見せたプリントのせいで吹き出してしまった。
先生「こらっ!何をしとるんだぁっ!」
理佐「すいません。くしゃみです。すいません」
何とかごまかした(つもり)。
理佐「(いきなり何見せるんだよ!怒られたじゃん)」
志田「(似てるっしょ?先生の似顔絵w)」
理佐「(完全にゴリラじゃねえかよw)」
そのひそひそ話を聞きつけて小林が2人に向けてそっと自分のいたずら書きを見せる。
理佐「(www!)」
志田「(似てるw…先生にそっと見せてやれば?w)」
小林は先生の視線が外れたタイミングを見計らって似顔絵をさっと掲げ、直ちに引っ込める。
志田・理佐を含む周囲のメンバーは皆、笑いをこらえるのに必死。
このあたりから計算問題に飽きた面々が先生の目を盗んでそれぞれ奇妙な動きを始める。
プリントの脇にボルボックスの絵を描く米谷。
どこからか持ち込んだレトルトのお粥を密かに食べている長沢。
プリントをやっている姿勢のままの居眠りに挑戦する鈴本。
それを後ろからつついてびっくりさせて喜んでいる平手。
椅子から少〜しずつ腰を浮かせてどのぐらいになったら怒られるか実験している長濱。
声を出さずにブルゾンちえみの練習をしている織田。
プリントを少しずつそっと破いて丸めて先生の隙を狙ってあちこちのメンバーめがけて投げている志田・理佐。
斎藤・石森・尾関から反撃。
そして
特に動きのない梨加。
静かな中にもカオスな2時間めはこうしてあっという間に終わった。
―続く予定だけどいつになるかなぁ(笑)―
>>116
これは続けてもらわないと、モヤモヤしますねw
浅田さんって誰だろう?
POVは、題材的に判断してPoint Of Viewかな?
某ドラマより面白い展開になりそうです >>117
さすがですね…タイトル当てられました(笑)
ただ、残念なことにこの後の展開はあまり期待できません
なぜなら
これは実は元々は小説じゃなかっ…ゲフンゲフン 長濱ねるside
ねぇ、愛してよ。
もっと、好きって言ってよ。
もっと、手を繋いでよ。
もっと、甘えてよ。
もっと…もっと。
色んなこと、やってよ?
ねぇ。私は、何回心の中で叫んでいればいいの?
てち。
忙しいのはわかってる。
けど。
もっと、色んなこと、していいのに。
別に襲ってくれても構わない。
君から愛を貰えるなら__。
×月×日午前8時20分
今日は、デートをする。
何日ぶりかな。なんて考えて。
君を待っている。
いつからなんだろう。
君が遅れてやってくるのは。
最初は早く来てくれたのに。
「遅れてごめん」
「大丈夫だよ」
なんて、素っ気ない会話をしたら君は速足で歩いていくんだ。
最初に映画を見て。
それからご飯を食べて。
夕方には、海岸に来た。
夕日を眺めながら、君は言ったんだ。
「_________?」
って。
続
いつの間にかチワンさんも愛知県さんも新作かはじまってるw
>>120
フフフ…息抜きです。
なんかあの続きを書く気が起きないんですよね。長いし。 本物(その1)
プロカメラマンの芥屋四十六(けや よそむ)の家をアカネンが訪ねてきた。
彼女は仙台市の出身で、彼女の父親は宮城県で所得者番付の常連に毎年入っていた。
つまり、アカネンは正真正銘のお嬢様だったのである。その容貌も正統派美女であった。
ところが、彼女の父親は事業に失敗し、財産の全てを失うどころか、多額の借金を背負うことになった。
彼女は写真のモデルで報酬を得るため恥を忍んで申し出に来たのだった。
自分の強みが育ちの良さと美貌であることを十分に知っているアカネンはファッションモデルとして相応の自信を持っていた。
実際に衣装や立ち居振る舞いも皮相的でなく、自尊心にもあふれていた。
アカネンの類型はすでに手にしていて必要もないかとも思ったが、その素朴な「本物」ぷりを芥屋は気に入り、雇うことにした。(続く)
本物(その2)
ムーという女性モデルをすでに芥屋は雇っていた。
アカネンはムーを見て勝ち誇ったように芥屋に言った。
「まあ、たしかに可愛いっちゃ可愛いですけど、背が低いし、目が離れているのは致命的だわ」
美をアピールするのなら正統派のほう自分のほうがが気に入ってもらえるというように自信たっぷりの高笑いをした。
しかし、ムー嬢はひとたび写真に写ると、かくも美しいのかと誰をもうならせた。
一流のワインの香りを一つずつ抽出すると、ほとんどは香しい匂いだが、中にはとても嫌な臭いもある。
しかし、その嫌な臭いが香全体に立体感と奥深さをもたらし、より一層おいしくなる。
目が離れているというムー嬢の欠陥はまさにそのようなものであり、その欠陥のためかえって奥深い美を醸し出した。
妖精、貴婦人、ギャルまでなんでもなれた。
ムー嬢が中世ヨーロッパの王女役をやると聞いて、「あっはっはっは、そうなの?」とアカネンは冷笑した。
自分のほうが適任だと思って安堵したわけである。
アカネンを撮った写真は間違いなく「本物」だった。だが、いつも同じものだった。
多彩さの変化の幅を重視し、本質を照らし出すちょっとした細部を重視する芥屋には耐えられなかった。(続く)
本物(その3)
ある日、山形から東京にお登りしてきた家出娘のナーコがモデルとして使ってほしいと芥屋の元に訪ねてきた。
追い返そうとしたが、その独特の雰囲気はモデルに適していると芥屋は見抜き、雑用させることを兼ねて雇用することにした。
ナーコの写真を見て、「ふっふっふっふ」と勝ち誇ったようにアカネンは笑った。
庶民がむりやり上流の人間を演じているように見えたからである。
しかし、芥屋は写真とそっくりなのがアカネンの欠点であることに気が付いていた。
アカネンから離れて再現したいキャラクターに入っていくことができない。
これまで絵を的確に論評してくれた親友のカメラマンが帰国して、芥屋の写真を見て酷評した。
しかし、何が悪いのかという原因は彼にもわからなかった。(続く)
本物(その4)
ある日、ナーコをモデルにして写真を撮っていたとき、アカネンがやって来て、お茶とケーキを望んでいる様子だった。
乗りに乗っている状態だったので、芥屋はナーコに雑用させるわけにもいかなかった。
そこで、よかったらケーキを買いに行って、お茶を入れてくれないかとアカネンに頼んだ。
はあ?何で私がそんなことを?といったようなびっくりした顔をアカネンはした。
でも、屈辱に塗れながらも、アカネンはそうしてくれた。
その代償にアカネンのために何かをしてあげなければという気持ちに芥屋はなった。
しかし、アカネンをモデルとして写真を撮るのはもう無理だった。
芥屋は解雇を告げた。
もう二度と会うこともないだろうと思ったが、意に反し、アカネンはフォトスタジオに戻ってきた。
自分の挫折は受け入れたが、運命までは受け入れられず、雑用係としての雇用を望んでいた。
本物でない者に較べて本物のほうが価値が低いという倒錯した残酷な掟を前にして、
呆然と頭を垂れはしても、飢え死にはしたくなかったのだ。
お嬢様のアカネンを召使に転落させることには忍びず、芥屋はまとまった金を彼女に与え立ち去らせた。
アカネンのせいで、写真の仕事は危機に瀕し、芸術家の霊感も失うところだった。
しかし、その代わり芥屋には特別な思い出が残った。(了)
この板を見ている人なら、もちろんわかっていると思うが、
アカネン=守屋茜、ムー=上村莉菜、ナーコ=長沢菜々香である。
また、芥屋四十六とは欅坂46をもじったもの。
実は、上に書いたのは9割くらいはヘンリー・ジェームズ「本物」のパクリ。
(「アメリカン・マスターピース古典編」に収録されているもので読んだ。)
上村の美しさを一流ワインの香りに譬えた件は、NHK教育「サイアンスZERO」のワインを取り上げた回から得たアイデア。
また、原作よりも主人公を戯画化して、その勘違いっぷりをどこか憎めない可愛いらしいという感じに変えてみた。
なお、欅坂でお嬢様といえば、ユッカー=菅井友香をまず第一に思いつく人も多いだろうが、菅井は実直すぎる。
たとえ、急に家が落ちぶれたとしても、しっかり自分の足元を見つめていそうで、上滑りしがちな言動をするイメージがわかなかった。
また、守屋が正統派美人というのも、上村>守屋、長沢>守屋という握手会での人気も反映できると思った。
>>126
今回はわりと短めでしたね
ノンフィクションを思わせる書き方は流石です 『ウィスキーの代償』
マドラーが僕たちの運命をかき混ぜた。
氷が溶けてグラスに甲高い音が響いた。
その音がウッド調のテーブルに消えた。
1
志田愛佳が店に入ってきたのは、僕が一杯目のラフロイグを飲み終えたときだった。
彼女は革ジャンに手をつっこみ、マスターを睨んで、僕のふたつ隣に座った。
「レモンサワーで」
高めの声でそう注文してから、僕に対して何か秘密の取引でも合図するかのように、サングラスをはずしてテーブルの上に置いた。
僕はその取引に応えようと、札束の入った封筒をポケットの中に探し求めたが、そんなものはなかった。
その代わりに、マスターにこう言ってやった。
「トリス、トワイスアップ」
何となく響きがよかったからそう言ったまでだ。多分それほど美味くはない。
志田はレモンサワーを半分ほど飲んだところで、僕に話しかけてきた。
「ウィスキー、詳しいんですか?」
「多少はね。このマスターには及ばないけど」
「よかったら、おすすめ教えてください」
「何で僕が?マスターに聞きなよ。なあ、マスター…」
マスターはウインクをした。そして、グラスを洗い始めた。
さすが客商売をやっているだけあって、気の利く男だ。
「そうだね…これがおすすめかな。飲みやすいし」
僕はたった一杯のロックで恋人を買った。
2
並んで歩く彼女の肌はちょっぴり赤い。
あれから、何杯のウィスキーを飲んだだろう。
「ああ、緊張する。ほんとに愛佳ちゃんのお父さん怖くないの?」
「大丈夫だって。絶対認めてくれる」
「でも、出会いがバーだよ」
「そう、だから今日だってお父さんのおみやげにウィスキー持っていくの」
「何でまたこんな安物を…」
「忘れられないんだ。最初に出会ったウィスキーだから」
「そっか。じゃ、そろそろ行こうか」
「うん」
『人生、おいしくなってきた』
サントリーオールド
>>126
確かに配役の妙にうなりましたm(_ _)m
離れ目強調にはちょっと笑ったけどw
私のように小説をほぼほぼ読まない者にとっては元ネタ解説も大変ありがたいです
>>128
ひさびさのCMシリーズだったとは恐れ入りましたm(_ _)m
個人的にはなんとなく志田父よりも母のほうが怖いイメージもw 「今日は、久しぶりの休みだ〜♪」
「ぺーちゃんと、遊びに行く約束してたから、早く準備していかないと…」スタッ
グキっ…
「いたぁ!?」
「やば、やばい。。痛すぎる……くっ…」
「スマホ……ぺーちゃんに(以下略)」汗
「あった…よいしょ…」
それからぺーちゃんに助けを求めて救急車に運ばていったとさ。
おしまい
親が今日の朝ぎっくり腰をまたしてたので思いついたんで書いてみました
7月某日 欅坂メンバー寮にて
長沢「話って何?美愉ちゃん」
鈴本「明日、けやかけでフィーリングカップルの撮りがあるじゃん」
長沢「うん、絶対ロケ行きたいね」
鈴本「もちろんよ。私はダニと行きたい」
長沢「ダメ! オダは私が指名するんだから」
鈴本「あんたにはぺーちゃんがいるでしょ!」
長沢「ぺーちゃんとはこの前北千住に行ったばかりだし。それにほんとは私、天然の子苦手なのよね」
鈴本(・・・同族嫌悪ってやつか)「まあいいわ。ダニはあんたのことウザがってるから、敵じゃない」
長沢「自分だってほとんど相手にされてないくせに」
鈴本「問題は、ゆいぽんと理佐なのよ。普通に考えてダニはゆいぽんに行きそうだし、
理佐がダニに来る可能性も高い」
長沢「うーん有り得る・・・」
鈴本「でしょ。だから私に考えがあるの。協力してよ」
井口「こんばんは〜 話ってなんですか?」
鈴本「いらっしゃい、上がって、まおちゃん」
長沢「美味しいお菓子があるの。美愉ちゃんの手作りなんだ。」
鈴本「作りすぎて余ったんで、まおちゃん好きなだけ食べていいよ」
井口「おいしそー、ありがとうございます♪」
鈴本「それで、ちょっとお願いがあるんだけど」
長沢「これを織田にもおすそ分けしたいんで、まおちゃん持ってってくれないかな」
鈴本「私たち、これから出かける用事があるの。ごめんね」
井口「おやすい御用です」
長沢「それで、その時織田に言っておいて欲しいことがあるの」
鈴本「最近、理佐とゆいぽんの仲が凄く良くて、どうやら明日のフィーリングカップルでお互い指名するよう約束してるようなの」
井口「へーそうなんですか?」
長沢「だからゆいぽんと理佐以外の子を指名するよう、何気なく忠告してあげる?」
井口「わかりましたー。お二人とも優しいですね。それでは失礼します♪」
長沢「あっさり信じてくれたw」
鈴本「お人よしなバカで良かった〜」
この姑息な作戦は成功するのか?
結末は今日の深夜まで待ちましょうw
>>133
けやかけの結果と連動しようと思ってますwww ではその間にけりを付けておきますか
>>116
【POV・8】
そして20分後、最後の3時間めが始まった。
2時間めと同じ教室の教壇には、今度は浅田が立っている。
浅田「皆さんお疲れ様でした。これから1時間め2時間めの種明かしといいますか、本日の私の本題についてお話ししたいと思います」
守屋「本題ってつまり…今までのあれが小説を書くことと関係あるんですか?」
浅田「はい。ただし、あくまでもある観点から、の話になります」
平手「え…?蜜豆に閣下が?」
鈴本「悪魔でもある寒天、じゃねえよ」
理佐「授業中に漫才のネタ合わせするんじゃねえよ」
浅田「…えぇっと、はい、ではまず皆さんに訊きますが、1時間めと2時間めを比べるとどちらが楽しかったですか?」
志田「私は2時間めですね…」
小林「私も」
織田「私もかな…」
原田「1時間めが怖くて…」
1時間めと答える者はほとんどいなかった。
浅田「そうですか。やはり2時間めのほうが楽しかった方が圧倒的に多いようですね。でも、これはある意味不思議な結果です。
普通に考えて、何もなくて自由な時間と、監視付きの束縛の多い時間とがあったら、前者を選ぶ方が多いはずではないでしょうか?
しかし、両方を体験したあと、楽しかったのは後者だと皆さんはおっしゃる。
なぜだと思いますか?」 【POV・9】
原田「それはあの丸い仕掛けの影響は無いんですか?」
浅田「いい質問です。実はあれは『自由』つきものの『漠然とした不安』をわかりやすくするための仕掛けだったんです。
今から思えば、無くてもよかったかも知れませんけどね(笑)。
…そこで皆さん、何か気付きませんか?」
上村「…あ!」
上村が指さした先、すなわち浅田が立っている斜め後ろの壁に、1時間めのあれと全く同じものが埋め込まれていた。
浅田「そうです。この仕掛けは2時間めの時も最初からずっとここにありました。
もしも2時間めが同じように自由時間だったら、おそらくまた誰かがこれに気づいて、ちょっとした不安が広がったかもしれない。私はまだこの仕掛けの意味を説明していませんでしたからね。
しかし2時間めはこれに気づく暇もないほどいろんな約束事の束縛があった。にもかかわらず皆さんは楽しかったと言う。
…わかりますか?
これはつまり、皆さんが不自由と戦って手に入れた楽しさなんです」
平手「不自由と戦う…ですか?」
浅田「不自由な時間は楽しくありません。しかも計算問題なんてつまらない。
しかし、先生の目を盗んで何か他のことができないか、皆さんはいろいろ考えて工夫してみたはずです。
そうやっていろいろ考えて、やってみる。このスリリングでもある過ごし方が面白さや喜びを産んだのです。
これは完全に自由な世界では得られない経験です。このことをまず実体験していただくことが、この実習の目的でした」
浅田は一同を見回して、続けた。
浅田「そして、ここからが本題なのです」
【POV・10】
米谷「これが小説を書くことと関係がある…?」
浅田「はい。まず、例えば1人で小説を書いてみるところを想像してみましょう。
もしもこれがあくまでも完全にプライベートな趣味で、書いたものを自分だけで楽しむためのものならば、小説を書くことは完全に自由です。
誰を登場させても、どんな長さでも、どんな話でも、残酷でもエロチックでも問題ありません。上手くても上手くなくても、まとまってても散漫でも構いません。自分しか読みませんからね。
ここで完結すれば、話は簡単です。
しかし、現実にはこれを他人にも読んでもらいたいという気持ちが出てくる。すると…」
小林「不自由さが生まれる、ってことですか」
浅田「その通りです。まずは他人の目に触れるわけですから、誤字脱字のチェックから始まって、文体を揃えるとか、話の構成や順序を吟味するとか、題材が適切かどうかとか、いろいろ考えて悩むことになると思います。
そしてさらに、その作品をどのような場で発表するか、これがまた重要です。その場にふさわしい内容か、そして読者の方の反応は…」
長濱「あの…先生」
浅田の話を途中で制するような形で長濱が立ち上がった。
長濱「つまり、小説を書いて発表するということにはたくさんの課題や制約、すなわち不自由さがつきまとう。しかしその不自由さと戦うことこそが、小説を書くことの喜びや楽しみのひとつでもある。…ということですよね?」
浅田「その通りです(笑)。結論を先に言われました(笑)」
長濱「いや、話がどんどん長くなると思って…」
浅田「申し訳ありません(笑)。しかし、いざ小説を書こうという時に、この不自由さが障害になって諦めてしまう人も多いと思うのです。しかし、やってみると実際はそこが楽しかったりする。
」
菅井「あの…」
今度はちゃぷてんが恐る恐る手を挙げた。
菅井「そのような結論を言うために、わざわざ実験まで用意して大掛かりにした理由は何かあるんでしょうか?」
浅田「ひとつは先ほども言ったように、不自由さと戦う楽しさを実感してもらうためです。そしてもうひとつは…」
【POV・終】
浅田「今週の初め頃、ある所で、といいますかここのスレでですが(笑)、小説スレのルール論的なものがしばらく話題になったことがありました。
今日の授業の作者はその話題に乗り遅れたのですが、何かその件についてコメントしたかった。
そこで、小説の形をとりながらそのコメントを示していくという作戦に出たわけです」
米谷「普通にコメントしたらええのに、変わった人やな」
浅田「まさにそうです。小説スレに堂々と漫才を書くような人ですからね。しかも、先ほどの実験のモデルは実はこの私の著書の内容を参考にしているのですが…」
浅田は鞄から1冊の本を取り出して、皆に見せた。
“浅田彰・著 『構造と力』”
浅田「今日の作者はこの本を読んだことも見たこともないんです」
守屋「え…?じゃ、どうやって…?」
浅田「彼はとある雑誌で某洋楽アーティストの記事を読んでいるときに、その記事の中に私のこの本の内容がちょっとだけ引用されていたのを見たんです。
今回それを思い出して、実験とストーリーの土台にした。つまり、又聞きの話からいかにももっともらしい小説もどきをでっち上げたわけです」
織田「胡散臭い…(笑)」
浅田「その通り(笑)。しかし大事なのは彼がペテン師かどうかではありません。話のネタはどこにでも転がっているということなのです。
それをどうやって小説の形に持っていくか、あるいは小説っぽく見せられるか、そこから全ては始まるのです」
浅田は一息つき、まとめに入った。
浅田「そうやって着想した作品が、仮にこのスレにふさわしくないものに思えたとします。そこでそれを発表せず破棄してしまうこともできるでしょう。しかし、そこを一歩踏みとどまって、どう工夫すればふさわしいものにできるかを考えることもまた楽しいはずです。
さらには字数制限との戦い。これも実は案外楽しい部分はありますし…」
小林「それらがつまり、不自由さと戦うという意味…」
浅田「その通りです。そしてそれだけの無駄な労力…もとい、時間と頭を使って投稿するだけの価値と喜びと楽しみが、このスレにはあるのではないだろうか。これが本日の結論です」
菅井「スレ主さんに感謝ですね」
浅田「ご清聴ありがとうございましたm(_ _)m」
―了―
長すぎたm(_ _)m反省してます
さすがチワンさん俺が>>52で言いたかったことが理路整然と語られている
そもそもチベットさんに書くなとかルール的な話ししたこと1回もないんですけどねw >>139
いろいろ学べて面白かったです(^-^) >>127
もう長編を書く気力は残ってないですね。
>>128
志田愛佳のクールビューティーなところとショットバーの大人な雰囲気がマッチしていますね。
>>129
軽いディスと表裏一体をなす形で強い賞賛をしているので、上村本人や上村推しの人が見てもむしろ喜んでくれると自負してはいます。
守屋に対しては、きつい描写をしていると反感を買うんじゃないかと恐れてはいますが。 てち「京都〜にいるときゃ♪」
もん「お!?いきなり小林旭ですか」
てち「地の文と呼ばれたのぉ〜♪」
もん「その話題も乗り遅れすぎやがな」
てち「神戸じゃ〜ト書きと〜名乗ったのぉ〜♪」
もん「まあ、地の文とト書きは別のもんですけどね」
てち「マジか」
もん「画伯みたいな口調止めて」
てち「ところでもう夏休みですよ」
もん「切り替え早いな(笑)」
てち「宿題さえなければ天国なんですけどね」
もん「あ〜ありましたね〜自由研究とかね」
てち「姐さんは自由研究ってどんなのやりました?」
もん「私と言えば栗、ってことで栗の研究をやりましたね」
てち「栗の研究?」
もん「夏休みの間に庭で栗を育ててみるっていう計画を立てまして」
てち「なるほど。アサガオの観察みたいなやつですね」
もん「で、隣の家の庭にこっそり蒔こうかと思ったら見つかって怒られまして」
てち「何で隣の庭やねん」
もん「それで、うちのベランダに植木鉢を置きまして、土を入れて栗を1粒埋めました」
てち「庭が無いんですね…」
もん「で、ここで思ったんです。何か比較するものがあったほうが研究っぽいんじゃないかと」
てち「比較?何を比較するの?」
もん「そこでもう一つ植木鉢を用意して、ゆで栗を埋めました」
てち「芽が出るわけないやろ〜!」
もん「いや、でも思い込みで決めつけるのは科学ではないですから」
てち「急に偉そうになったな(笑)。それでその後は?」
もん「余ったゆで栗は私が食べました」
てち「いや、そういうことでなくて」
―続く―
もん「で、さらに探究心が湧いてきまして、今度は甘栗を埋めました」
てち「いやいやいや、何かおかしな方向に行ってますよ」
もん「そしてさらに比較のために、皮が剥いてある甘栗も埋めてみました」
てち「…結局余ったやつは全部食べたんでしょ」
もん「なぜわかった」
bトち「わかるでしょ(笑)。じゃあその次は剥きやすいように殻に切れ目の入った甘栗を蒔いたでしょ?」
もん「いや、それは変わらないでしょ」
てち「基準がわからないよ!(笑)」
もん「その代わりに最後は栗ようかんを埋めてみましたよ」
てち「おいおい(笑)…結局は食べたいだけやんか」
もん「私、小さい時は栗ようかんは意外と苦手だったんですよ。でも大人になってきて美味しさに目覚めまして」
てち「姐さんの食事情話してどうするんですか」
もん「そして何日か毎日水やりとかしてたんですけどね、びっくりすることが起きたんです」
てち「え…?どれか芽が出たんですか?」
もん「栗ようかんの鉢をめがけて大量の蟻が押し寄せてベランダが大変なことになったんです」
てち「…確かに、アリがちかもね…」
もん「さすが師匠だな(笑)」
てち「(笑)で、どうなったんですか?」
もん「植木鉢は全部片付けられて、研究終了ですよ。研究の結論は『アリも栗ようかんが好き』」
てち「アリ『も』?」
もん「私も好きだから」
てち「こらこら」
もん「でもね、この研究に先生は〇をくれたんですよ。頑張ったのは認めるって」
てち「いい先生だね〜」
もん「でしょ?私もこの時から一層、“我が師(和菓子)が好きになりました”」
2人「お後がよろしいようで〜」
―了―
>>119
平手友梨奈side
もっと手を繋ぎたい。
もっと愛してるって。好きだって伝えたい。
それ以上のことすらも、やりたい。
君となら、どんな人生でも構わないって
伝えたい。
でも。でもさ。もう、無理だよ。
だから。今日は、伝えるんだ。
×月×日午前8時30分
やばいっ。遅れるっ……
そう思いながら走っていくと
ねるは、にこにこしながら手を振ってきた。
遅れてごめんって言ったら
大丈夫だよ!と、返してきてくれた。
それから、あまり言葉を交わすこともなく、海岸についてきた。
日は、暮れにかかっていて、綺麗なオレンジ色だ。
ぼんやり眺めているとき、私は彼女に言ったんだ。
「ねぇ、終わりにしない?」
って。
彼女はビックリしていて、彼女は
「ねぇ、なんで?私、てちのこと好きだよ?愛してるよ?ねぇ。」
って、問い詰めるような、焦った声色で言ったんだ。
だから私は別れよう、なんて言えずに
「そっかぁ。今の、冗談!ねるはさ。私のこと好きなのかなって不安になっちゃってね…あはは〜」
そう言ったら彼女はいきなりキスをしてきたんだ。
「私ね、てちとこんなこと、ううん。それ以上のことやりたいって思うぐらいにてちのこと、すいとうよ?」
って優しい声色で言ってくれたんだ。
END >>134の続き
フィーリングカップル編 続き
撮影当日
鈴本「さっきまおちゃんからメール来て、ちゃんとダニに言っておいてくれたって♪」
長沢「わーん、スタッフさんから呼ばれて、私と梨加ちゃんはもうロケ行ったから、参加できないって」
鈴本「ふふ、代わりに私が頑張ってあげるよwww」
------------------------------
鈴本「やった〜 ダニとUSJデートできる♪」
長沢「織田と理佐が、ロケ参加するために安全策を取ったわね。参加出来てたら、絶対私のものだったのに悔しいなぁ」
鈴本「ストーカーのあんたは、またペーと北千住デートでもしてなさいよwww」
長沢「このままでは済ませないわよ。必ず一泡吹かせてやるんだから・・・」
目論見どおり、織田とのロケを勝ち取った鈴本。
USJデートに漕ぎ着けられるのか。
このまま引き下がるのか長沢君。 >>148
お、続きがありそうですね
家さんのこういう書き方ほんと好きです >>149
ありがとうございます。
なるべく早く続きを書けるよう頑張ります。
愛知さんのように、しっかりしたストーリーでコメディを書きたいのですが、難しいです。 >>150
全然しっかりしてないですよ。
ゆっくり続編まってます! >>108
尾関宅
尾関「ありがとう。そこら辺に荷物置いといて〜」
平手「わかった。」
平手「それにしても…尾関の家ってこんな感じなんだ…思ってたのと違う」
尾関「えぇ、それは失礼だよ〜てちの家ばっかだったもんね」
平手「うん。ねぇ、おなかすいた〜」
尾関「いいよ、なんか作るから。何食べたい〜?」
平手「じゃあね〜オムライス〜!」
尾関「お、いいねぇ〜」
平手「っしゃっ!!」
尾関「じゃあ作るからてちは待っててね〜」
平手「は〜い。」 「ねぇ本気出さないでよ」
さっきからストライク連発の俺に文句言う理佐ちゃん
理佐ちゃんとボーリングデートしてる俺
勝ったらご飯作ってくれるなんて言う理佐ちゃんに本気出しちゃうボーリング大得意の俺
「理佐ちゃんの手作りご飯食べたいから手加減はしません」って勝負師な俺
「ムカつくなぁ」って呟く理佐ちゃん
ガーター連発の理佐ちゃんに大笑いの俺
「笑ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ投げ方教えてよ」
なんて甘える理佐ちゃんに教えてあげる余裕な俺
「やったぁ」
俺のアドバイスが効いてついにストライク出した理佐ちゃん
Wピースで最高の笑顔みせてくれて幸せな俺
「俺君のお陰でストライクとれたからいっぱい食べていいよ」
なんてよっぽどストライクが嬉しかったのか?
アホみたいにいっぱいご飯作ってくれた理佐ちゃん
「もう無理・・・」なんて食べきれずにギブアップな俺に
「残してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「もう俺君にはご飯作ってあげない」
なんて拗ねそうだから好き
「ねぇなんで残してるの?」
理佐ちゃんの手料理を食べきれずに残した俺を詰める理佐ちゃん
「美味しかったけど量が尋常じゃなかったかな・・・」
俺を好き過ぎて張り切ってしまったんだろうか?
びっくりするぐらいご飯を作ってくれた理佐ちゃん
「ちょっと、俺君が私の手料理食べたいって言うから作ったのに酷くない?」
って拗ねる理佐ちゃん
「俺は相撲取りやプロレスラーじゃねぇ」なんて言える訳もなく謝る俺
理佐ちゃんの機嫌をとるのと俺の腹ごなしを兼ねてボーリングに赴く二人
「ムカつくなぁ」
ガーターを連発してますます機嫌が悪くなる理佐ちゃん
「ねぇ自分ばっかりストライクとってないで、ちょっとは教えてよ」
なんて俺に甘える理佐ちゃん
「やったぁ」
俺のアドバイスが効いてついにストライク出した理佐ちゃん
Wピースで最高の笑顔を見せてくれて俺を幸せにしてくれる理佐ちゃん
「俺君のお陰でストライクとれたからご飯残したの許してあげるよ」
なんて笑顔で言ってくれそうだから好き
疲れてるとき理佐ちゃん物語見るとホッと一息つけるよね
もしも。
もしもだよ?
私が神様で、何でもできるならさ。
7日間で世界を作るようなまねはしないよ。
私なら、もっと、ちゃんと時間をかけて、この世界を作ってたよ。
作って、壊して。
またこれじゃないって。
減らして、増やして。
そうやって私は世界を作っていくよ。
え、なんで?どうしてって?
この世界が、人類が憎くて仕方ないから。
なんてね。
END
>>157
志田「りっちゃん、来世があったら、何になりたいですか」
理佐「うーん、わかんない。まなかは?」
志田「女の子」
理佐「変わんないじゃん」
志田「できれば、男の子になったりっちゃんと結ばれたいですね〜」
理佐「まなか…(照)」
守屋「私はね、来世なんか信じないよ」
志田「おっ、また何で?」」
守屋「この人生を全うするんですよ」
志田「じゃあ、天国か地獄なら?」
守屋「まずね、その分け方がおかしいんですよ」
志田「どういうことですか?」
守屋「善なら上、悪なら下、そんな簡単に人のことが決められますか?」
志田「まあ、たしかに」
守屋「横にだって道はあるんですよ」
ここまで書いといて、曲名外してたら恥ずかしいな… 夏の盛りの時分であった。
木々の燃える緑に阻まれて、幾条にも分かたれた木漏れ陽は、キャビンの前から後ろへ目まぐるしく廻っていた。
タイヤが山道の窪みを踏む度にその光は方々に飛び散った。助手席の菅井は、眩さに目を伏していた。
エンジンとクーラーの唸り声が響いていた。
せっかく最後のドライブなのに、自動車は、懶い色をした沈殿物に濁りながら山頂に向けて転げていた。
駐車場に車を停めて展望台に向かって歩いた。彼女もそれに従った。
丘の展望台はあの時と同じように居場所を知らない風たちを集めては投げていた。
そこからは山々と空とを一望できた。
天を衝くほどに伸びた積乱雲は、夕つ方の黄みがかった斜光を浴びて、その一房々々をグロテスクに浮かび上がらせていた。
あの日のように二人でベンチに座って、雲の底が山の端に溶けているのをじっと見つめていた。
カナカナカナ...
蜩が鳴いていた。
「会うくらいなら許されるんだろ?」
俺はいよいよ切り出した。
「それは大丈夫だと思うけど、やめた方がいいよ」
菅井は項垂れて、溜め息混じりの言葉を地面に落とした。その瞳には決意が光っていた。
カナカナカナ...
寂しい声で鳴いていた。
彼女の夢の為に、俺は諦めなければいけない。彼女の為なんだ。分かっているのに、悲しかった。
「...じゃあ仕方ないね」
俺はこう言うより他はなかった。彼女を思えば思うほど、他の言葉は衰えた。
捕らえようのない苛立ちに熱気した俺の頭は天を仰いだ。飛行機雲が空の青さに滲んでいた。
「ねえ、あのときもこんなに暑かったっけ?」
彼女の調子外れに明るい一言が懐かしい思い出の堤を打ち破った。
このあと、二人の間に堆積した出来事の全てを確認するために、お互いの顔を覗き合わせて語らった。
気がつくと既に雲が赤くなっていた。
俺たちは帰路に就いた。
暮れ始めた下山道は悲しかった。俺の眼は涙を湛えていた。頭のなかにはあの日この日の懐かしさが絶えず去来していた。
「危ない!」
菅井の声で我に帰った。ぼんやりしていたんだ。自動車は既に制動を失っていた。カーブに植えられた杉の木に真っ直ぐ頭を向けていた。
ノーズが鈍い音を立てて歪み、打ち上げられたボンネットがフロントガラスを叩いた。と同時にエアバッグが視界を覆った。
助手席を見やると菅井が驚きに顔を白めていた。彼女は無事だ。安心した。
エンジンを切って、エアバッグの焦げ臭い匂いが充満する車内から俺たちは這い出した。
どうやら出火の心配はないようだ。
それにしてもとんでもないことをしてしまった。最後のドライブなのに...
「ウフフフ」しかし、俄に菅井が笑い出した。「ハハハハ」
彼女の気持ちがよくわかった。
俺も一緒に笑った。
カナカナカナ...
深緑から微かに漏れ出した赤い光を浴びて輝く梢は、蜩が叫ぶ愛惜でゆっくりゆらゆら揺れていた。
夏は早くも暮れかけていた。
>>158
お、当たってます!おしゃかしゃまです
欅要素どこʬʬʬってなってたんで助かりましたありがとうございます(^-^) >>152
尾関「はい、できたよ。」
平手「うわっ…まずそ…「ん??」」
平手「嘘、美味しそう!!!」キラキラ
尾関「ありがとう…食べてみて?」
平手「モグモグ…ゴクン」
平手「おいし……ゔっ」
尾関「大丈夫!?」
平手「だいじょ…オェェェ」
___________
お風呂上がり
尾関「ふ〜気持ちよかったね〜」
平手「えっうっうん!」
平手(…やばい。)
尾関「ねぇてち、いつ寝る??」
平手「えぇ、もうこんな時間なの。。さっさと寝よ。うん。」
尾関「ふふ、はやいよね。もう、12時回っちゃった。」
平手「……じゃ、じゃあもう寝ていいかな!?」
尾関「ん〜そうしよっか〜」
平手「…うん。」 >>161
寝室にて
平手「え、っと。ねぇねぇ、なんで2人、ベットの上で密着して寝てるの??」
尾関「え?」
平手「え?じゃないよ!え?じゃ!ざけんなよ…こいつ…」
尾関「…あはは…」
平手「…あのさ。誘ってるの?」
尾関「…え?」
平手「ね、いいってことだよね?」
尾関「…ん…ゃっ…」ドンッ
平手「っ…どうしたの?尾関。こういうこと、したいんじゃないの?」
尾関「あのね、まだ、はやいと思う……」
平手「…そっか。ごめんね。寝よっか。」
尾関「うん…ごめん。」
____________
「そっか…平手は…なん……ね…ふふ…」 いつも思い出すのは君の声と
「てち!すいとうよ?」
咽せる夏。
「僕もいつか…!」
何回目かで言うのをやめた。
学校では
「お前のいる価値ないよ」
「死んだらいい。」
って、いかにも吐き捨てているような目が、私をいつもみてるようで。怖いんだ。
私がねるにきかせたかったのは
こんな言葉じゃなくて
ぐるぐる捻れた風の心象なのに。
あぁ。今日も猫がうるさくないている。
END
『Twelfth Night』
人にはそれぞれ武器がある。
僕の武器は小さい頃に始めたギターだった。
勉強が飛び抜けてできるわけでもなく、人と話すのもあまり得意ではないから、ギターは僕の唯一の武器だった。
First Day
お昼休みに廊下を歩いていると、聴き覚えのあるフレーズが音楽室から漏れてきた。
ドアの小窓からそっとのぞくと、小林さんがギターを抱えていた。
親指で特徴あるベースラインをはじき、三本の指で器用にメロディーを奏でていた。
僕はドアの前をゆっくり離れて、メロディーに合わせて口ずさんだ。
「Sont des mots qui vont tres bien ensemble~」
お昼休みが終わった。
Second Day
その翌日のこと、仲のいい友達と喋っているときに、それとなく大きめの声でこんなことを言ってみた。
「最近ビートルズはまってんだよね」
「うわっ、古っ」という友達からのツッコミを尻目に、前の席の小林さんの様子を窺った。
寝ていた。
お昼休みになった。みんながワイワイお弁当を食べているなか、小林さんはひとりで爪の手入れをしていた。
やがて、僕の友達がお弁当を食べ終えて、何処かへいってしまった。
それを見ていたのか、ほぼ同じタイミングで小林さんが振り向いた。目が合った。
「ここいい?」
「あ、ごめん邪魔だった?」
彼女の言葉は誘い文句とも取れたが、もしかしたら「どけよ」という意味かもしれないと思った僕は席を立った。
小林さんは少し不機嫌な顔をした。
「私と一緒に食べない?って言ってんの」
「え、俺と?」
小林さんは頷き、普通にお弁当を食べ始めた。
僕は焦った。女の子を口説き落とす自信など、いざ本人を前にすると簡単に崩れるものだ。
無言のまま、お昼休みは終わった。
Third Day
この日も小林さんは僕の席にやってきた。
「ここいい?」が誘い文句であることを学んでいたので、そのまま座っていた。
小林さんは黙々とお弁当を食べ始めた。僕も黙ってお弁当を食べた。
沈黙からは何も生まれなかったが、沈黙だけが二人を繋ぎ止めていた。
ふと、小林さんの指を見た。中指の先端にマメができていた。口実ができた。
「ギターやってるの?」
「うん」
「へえ」
お昼休みが終わった。
Fourth Day
「そう言えば、何でギターやってるってわかったの?」
「指のマメだよ。俺も初めはよくできたからね」
「ギターやってるの?」
「うん」
まだまだ口数は少ないけど、だんだん話せるようになってきた。
「これ、けっこう痛いの」
「大丈夫だよ。そのうちなくなるから」
「ほんとに?」
小林さんが僕の手首を掴んだ。
何事かと思い、彼女を見ると、真剣に僕の指先を眺めていた。
心臓が止まりかけて、お昼休みが終わった。
Fifth Day
四限目の古文が終わって、僕は小林さんの背中を見た。
寂しさを物語るその華奢な背中は、それだけでもう十分な武器だった。
窓の外に向く重々しい眼はただ一点を見つめるばかりで、少しもこちらを捉えようとはしない。
僕は静かにお弁当を広げた。
お互いに孤独を愛して、お昼休みが終わった。
Sixth Day
お弁当を食べ終わった後、小林さんから弦の張り替えを頼まれたので、お昼休みがほぼ無くなった。
Seventh Day
「小林さんは普段どんな曲弾いてるの?」
初めて音楽室で彼女を見かけて以来、そう言えば演奏を聞いていなかった。
「今はね、ビートルズの曲練習してるんだ」
「へぇ〜、聞きたいな」
「じゃ、明日にでも音楽室行こ。今日はもう時間ないし」
希望のチャイムが教室に響いて、お昼休みが終わった。
Eighth Day
音楽室のドアを開けた。
小林さんが少し不機嫌そうな顔をしていた。
「もう、遅いよ」
「ごめん、でも一緒に教室出ると、クラスのやつに怪しまれるからさ」
「別にいいのに…」
依然不機嫌な顔のまま、小林さんはギターを弾き始めた。
初心者にしてはなかなかいい出来だった。
「なんだ、上手じゃん」
「でも、まだ歌えなくて、フランス語発音できないから…」
「俺が代わりに歌おうか?」
「ダメ!」
理由はわからないけど怒られて、お昼休みが終わった。
Ninth Day
Fmのコードが僕と小林さんを近づけた。
人差し指の癖がどうしても直らず、つい弟に教えるときと同じ調子で指に触れてしまった。
「ごめん…」
「いいよ、私そういうの気にしないから」
「あ、そう…まあ、とにかく人差し指に力を入れすぎないのがコツだね。俺より小林さんの方が指長い…」
「あのさ、由依ちゃんって呼んで」
「え…」
1弦のような緊張感に包まれて、お昼休みが終わった。
Tenth Day
夏の暑さにて耐えかねて、由依ちゃんが髪をくくった。
透明にほとばしる首筋の光は、太陽よりも明るく輝いていた。
プールに濡れた黒髪はわずかに塩素の匂いを漂わせ、夏の便りとして後席の僕に届いた。
由依ちゃんが振り向いた。
「これどうやって読むの?」
「ああ、これね。アンサンブル」
「ありがと、これで完璧」
「何が?」
「ふふっ、何でもない」
楽しそうな由依ちゃんの横顔を眺めて、お昼休みが終わった。
Eleventh day
「ねえ、明日予定ある?」
「ないよ。学校休みだし」
「じゃあさ、夜の8時に河川敷来てよ」
「夜?」
「そう、夜。一人で来てね」
Twelfth Night
まだ少しだけ青みを残す空の下をあちらこちらと歩んだ。
不安と焦燥に駆られながらも、ギターケースを背負った由依ちゃんを見つけたのを境に歩みは止まり、不安は期待に変わった。
彼女は何も言わず、ギターを取り出した。
そして、メロディーだけは何回も聞いたあの曲をきれいな歌声とともに演奏し始めた。
昼間に鳴いていた蝉の余韻を背景に彼女の歌声が夜の暗い河に溶け込む。
ふと由依ちゃんが顔をこちらに向けた。
「I love you ,I love you ,I love you~」
もうそれだけで十分だった。
由依ちゃんは演奏が終わると、恥ずかしそうにギターを片付けて、それっきり黙り込んでしまった。
でも、僕にはどうしても聞いておきたいことがあった。
「ねぇ、由依ちゃん」
「ん、なに?」
「僕を好きになってから、この曲を練習したの?」
「違うよ。君が好きになったんだよ、私がこの曲を練習してたのを見たせいで」
由依ちゃんがちょっと意地悪な笑顔を見せた。
そんな君だから好きなんだ。
おしまい
「ラベンダーの香り?」
幼馴染みの理佐ちゃんが「急に何言ってんだこいつ・・・?」って顔して呟く
人気のない夏休みの静かな図書館
成績不振な俺は理佐ちゃんに連れられ毎日図書館で勉強させられている
俺は物心ついた頃から理佐ちゃんが好きだけど・・・理佐ちゃんはどうなんだろ?
「昨日、時をかける少女夢中で見てたもんね・・・俺君」
なんて俺が友達から借りたDVDの見すぎで世迷い言を言い出したと思ってる理佐ちゃん
「信じてくれよ〜理佐ちゃんが信じてくれたら過去も未来も星座も越える俺だぜ」
なんてさりげなく時をかける少女の歌詞を折り込むサブリミナルな俺
「訳わかんないこと言ってんじゃねーよ」なんてドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、なんで黒島結菜ちゃんの見てたのにそっちの歌詞なの?」
なんて素朴な質問してくる理佐ちゃん
「感動したから全部の時をかける少女見たんだよね」ってドヤる俺
「ふーん、それで私にラベンダーの香りでタイムリープしろと・・・?」
「うん、なんか理佐ちゃんなら出来る気がすんだよね」って根拠無く自信ある俺
「出来るか〜」って苦笑いする理佐ちゃん
「それよりちゃんと勉強して、私と同じ大学行きたいんでしょ」
なんて俺の関心を勉強に戻そうとする理佐ちゃん
それでも図書館の帰りに一緒にラベンダー探してくれそうだから好き
>>167
ああ…曲がビートルズ「ミッシェル」なのはすぐわかったけどタイトルと構成の仕掛けがわからないw
もちろん名作には変わりありませんm(_ _)m 「ねぇ、もう帰ろうよ」
ラベンダーが見つからないどころか河原で石を投げ始めた俺に理佐ちゃんが声をかける
「あんなに探したのにラベンダー見つかんなかったなぁ」って残念がる俺に
「ウソついてんじゃねーよ」なんてドス効かす理佐ちゃん
「最初だけ夢中で探してたけどすぐに飽きちゃったの誰よ」
なんて苦笑いしながら俺を睨む理佐ちゃん
「もー!俺君のいい加減な性格に何年付き合わせるつもり?」
って口を尖らせて拗ねる理佐ちゃん
「物心ついた頃から理佐ちゃんが居たからなぁ・・・」って呟く俺
「それどうゆう意味?」って聞き逃さずに追及してくる理佐ちゃん
「俺の代わりに理佐ちゃんが何でもやっちゃうから自然と人任せな性格になっちゃったんだぜ」
なんて自分のいい加減な性格を理佐ちゃんのせいにする、やっぱりいい加減な俺
「人のせいにしてんじゃねーよ」ってやっぱりドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、もしも私が居なくなったらどうするつもり?」って俺を心配してくれる理佐ちゃん
「理佐ちゃんが居ない生活か?考えたこと無いなぁ」って沈思黙考する俺
「やっぱり無理だなぁ気づいたら理佐ちゃん居たからなぁ、居ないとか想像出来ないよ」って考えるの苦手な俺
「そうだよね、幼馴染みなんだもんね、私たち・・・」
なんてしみじみと呟く理佐ちゃん
夕方の河原はちょっぴり風が吹いてて
ずっとこうしていられたら・・・なんて願う俺
理佐ちゃんも同じ気持ちで居てくれたら嬉しいな
「ねぇ、気づいたらもう私が居たってさ、やっぱり家族みたいな感じなの?」
なんて珍しく詳しく聞きたがる理佐ちゃん
「うーん?なんて言うのかなぁ、気づいたら生えてたキノコみたいな感じかな」
って下手なりに頑張って例える俺に
「ちっ!」って舌打ちする理佐ちゃん
「もー!絶対に面倒見てあげないよ」
なんて俺を置き去りにして帰っちゃいそうだから好き
>>168
>>170
ありがとうございます
実はこれを投稿し終えた後、ライブに行ってました
ちょっと心配ですね、情報がないので何とも言えませんが…
帰りの電車では欅の曲をまともに聞くことが出来ず、「ミッシェル」も入ってる赤盤をずっと聞いてました
ポールのベースは元気出ますからね
タイトルに関しては、シェイクスピア大先生に題名だけお借りしました
ですので構成には何の仕掛けもありません
ただの章分けと思ってくださればけっこうです >>171
お、ちょっと好きな雰囲気かも
名作の予感… ピグマリオン(その1)
長沢菜々香は新宿の路上でサクランボ売りをしていた。
「おらのづっさまがつくったサクランボの佐藤錦、こいずチョベリグっす!買ってがっしゃい」
その山形弁と時代遅れのギャル語がミックスした奇妙なしゃべりを芥屋四十六(けやよそむ)は紙に書いた記録した。
JKだったころ、菜々香はAKBのオーディションを受けるためや乃木坂のライブを見に行くため、家族には黙って上京して、何度か警察に補導されたことがあった。
そのため、芥屋のその様子を刑事と勘違いして、菜々香は詰め寄って、鳴った。
「おめぇ、何しった?」
芥屋は自分の名刺を差し出し、自分は言語学者で研究のためだという弁明をした。
こうして二人にかかわりができた。
その後、菜々香は芥屋の家に押しかけ、自分が美しい言葉を話せるよう教育してほしいと懇願した。
芥屋は自らの言語理論を実証するために引き受け、菜々香は芥屋の家に住み込むことになった。(続く)
ピグマリオン(その2)
菜々香の祖父が上京して、自分がつくった佐藤錦を差し入れして、その苦労自慢を芥屋にした。
「ゼンゼーよ、甘いけど日持ちが良くねえザクランボと甘くねえが日持ちが良いザクランボとを交雑させるとどうなっと思う?
両方のいいどこが出てくると思うべ。んだが、実際には両方の悪いとこが出てくるのが普通だべ。
この甘ぐで日持ちのする佐藤錦はなあ、おらが何度も試行錯誤を繰り返して、ようやくづくったんだ。何と何を掛け合わせたかは教えられんけど」
菜々香は祖父を邪魔だと思った。
また、厳しい指導にも菜々香はめげそうになった。
だが、芥屋の母親が親身に世話してくれることもあり、猛特訓をこなした。
その成果もありレディに変身させられることは成功した。
ついには社交界にデビューし、皇族のダンスの相手も務めた。
それをよく思わない筋もあり、芥屋と対立する言語学者に菜々香の正体を探らせた。
しかし、連中の思惑とは逆の結果となった。
不自然にきれいすぎる発音のため、京都出身の公家の出自という噂で持ちきりとなった。(続く)
ピグマリオン(その3)
その夜、大勢の仲間を自分の屋敷に招き、芥屋は大得意で祝杯をあげた。
芥屋がトイレに行こうとし部屋から出て行くとき、大学の同僚が芥屋に言った。
「そういえば、先生、まだ独身でしたな。あの菜々香という娘、なかなかの美人さんですし、ご結婚を考えたらいかがでしょう?
先生の頭脳とあの娘の美貌を持った赤ちゃんが生まれたら素晴らしいと思います」
芥屋は一笑にふした。
「いやいや私の醜さとあの娘の愚かさを併せ持った子は不幸でしょう。
それにあの娘は恋愛対象ではなく、あくまで研究対象でしかありません」
そのやりとりを隠れて聞いていた菜々香は激しく芥屋を非難した。
自分が意思を持った生身の人間としてではなく、芥屋の操り人形であることを悟り、菜々香は芥屋の家を出ていった。(続く)
ピグマリオン(その4)
菜々香は祖父の許に足を運ぶが、祖父は変わりはてていた。
日本一の独創的な農業家として芥屋から紹介されて講演をし、大金が入る身分となっていた。
額に汗をして働く百姓から口先三寸で稼げる身へと“成り下がっていた”。
しかも今後は海外での講演ということで菜々香をかまってやる余裕もなかった。
菜々香がいなくなって芥屋は心が空虚になっていた。菜々香を探し求めたが見つからなかった。
ある日、自分の母親の住む家を芥屋が訪れるとそこに菜々香は匿われていた。
二人は出会った瞬間、またも激しい口論をした。
レディと果物売り娘の違いは振舞いではなくその扱われ方で、芥屋は一切そうしてくれなかったという不満を菜々香はぶちまけた。
菜々香がいない生活は考えられないと本音も覗かせたが、強情な性格から負けじと芥屋も罵った。
やむなく喧嘩別れとなり、菜々香は怒ってその家を出て行った。
芥屋は落胆し、母親に泣きつきながら言った。
「お母さん、あの娘が私に依存していたと思っていたのに、本当は私があの娘に依存していたようです」
芥屋にとって落胆する日が続いたが、しばらくして菜々香は芥屋の家に戻ってきた。
二人は和解したのだった。(了)
パクリ第二弾wです。
映画「マイ・フェア・レディ」から9割ほどパクりました。
「マイ・フェア・レディ」の原作となったバーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」をこの小説もどきのタイトルとしました。
王ピグマリオンが自作の象牙の乙女像に恋し、それに生命を与えて妻にしたというギリシャ神話にインスパイアされてその戯曲をショーは書いたらしい。
また、「マイ・フェア・レディ」をパロディ化したものにその主題曲が印象的な映画「プリティ・ウーマン」がある。
つまり、影響を授受した順番としては、
ギリシャ神話「ピグマリオン」→ショーの戯曲「ピグマリオン」→映画「マイ・フェア・レディ」→映画「プリティ・ウーマン」
(上の4つのうち、ショーの戯曲だけは読んでいない。)
映画の原作になく付け加えた部分は、ショーに関する実際の次のエピソード(ショーの作中のストーリーではない)。
「あなたの頭脳とわたしの美貌を持った赤ちゃんが生まれたら素晴らしいと思わない?」
そういうように劇作家バーナード・ショーは美しい女優から求婚されたが、
「小生の醜さとあんたの愚かさを併せ持った子は不幸だろうね」とショーは断ったという。
そういうエピソードがあり、それを加えてみた。
また、祖父が佐藤錦栽培をしていると長沢がブログかなんかで書いていたので、
サクランボは品種改良が難しいというのを聞いたこともあり、そのことも絡めてみた。
>>173
大阪府さんの幼馴染み萌えが発動してますねw
>>177
東京都さん乙であります
マイフェアなーこちゃん逸品ですね
朝から楽しませていただきましたm(__)m 「KEYABINGO!3」#2で、潮紗理菜が映画「メリー・ポピンズ」を一番好きな映画だといっていたので、それとの関連もついでにあげておこう。
「マイ・フェア、レディ」は映画化される前に舞台では超ロングランだったようだ。
そのときの主人公イライザ役はジュリーアンドリュースだった。
つまり、映画版ではオードリーヘップバーンにすげ変えられるという屈辱をジュリーアンドリュースは味わったわけだ。
ところが、1964年のアカデミー賞の主演女優賞は、「マイ・フェア、レディ」のオードリーヘップバーンではなく、
「メリー・ホプキンス」でのジュリーアンドリュースだった。
ジュリーアンドリュースは屈辱を晴らせたというわけだ。
7年前、NHK-BSで初めて映画「マイ・フェア、レディ」を初めて観たが、
その映画の中の音楽を取り上げたコンサートも同時期に放送していて、その解説で以上の知識を得た。
なお、映画「マイ・フェア、レディ」の歌のシーンで本当に歌っているのはヘップバーンではなく別の女優らしい、
映画「サウンド・オブ・ミュージック」ででも主役のジュリーアンドリュースの吹き替えをその女優はやっていたらしい。
「ねぇ、これどうゆうこと?」
幼馴染みの理佐ちゃんが夏休みに開催される林間学校の予定表持って俺を詰めてくる
「私、海って言ったよね?」
俺の学校は参加も自由だし山か海かの、どちらかを選べる至れり尽くせりな林間学校なのだ
当然の如く毎年のように不参加を希望する俺
しかし、理佐ちゃんに無理矢理強制参加させられてきた可哀想な俺
「あれ?俺は海って書いたはずだけどなぁ」
なんて理佐ちゃんとは対称的に呑気な俺
「だけどなぁじゃないでしょ〜」なんて呆れてトホホな理佐ちゃん
「ほら、俺君の名前山の方に書かれちゃってるよ」
って理佐ちゃんが予定表見せてくれる
確かに理佐ちゃんの名前は海で俺の名前は山だ・・・
マジか・・・理佐ちゃん居ないのに山で何すんだよ俺・・・
「ねぇ、どうするの?私と1週間も離れたことないけど大丈夫?」
なんて俺を心配してくれる理佐ちゃん
「山なんて行きたくないからバックレちゃうよ」
って逆に家でダラダラ過ごせるとしめしめな俺に
「しめしめな顔してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「先生に海の方に参加出来ないか頼んできてあげるよ」
なんて職員室に駆けってくありがた迷惑な理佐ちゃん
「俺君羨ましいな」
そんな理佐ちゃんを見て俺に話しかけてくる同級生
「家でダラダラしたいからありがた迷惑なだけだよ」なんてスカしたこと言う俺
「贅沢な奴だなぁ、渡邉さんみたいな美人に世話やいてもらえるなんて、俺も幼馴染みになりたいよ」
なんて苦笑いする同級生
理佐ちゃんは超美人だから人気はあるが
人見知りが激しいので学校の男共はなかなかお近づきになれないのだwww
世界中の男で唯一理佐ちゃんが仲良しな男、それが俺だ!
なんて優越感を持たしてくれる幼馴染みの理佐ちゃんだから好き
第1話で夏休みだったんだけど都合により時間を夏休み前に戻しましたm(__)m
>>179
幼馴染には弱いんすよw
>>183
まさに「時をかける」ですね
>>177
訛り方が上手い
なんか凄い作り込まれた作品ですね
これだけ知識があればネタは尽きませんな
ちなみに私は少ない知識で書いてるので、プロット(と呼んでいいのかな?)↓も貧相ですw
>>184
大阪府さん俺みたいに口からでまかせスタイルじゃなかったんですか!? 【ダイアログ・1】
おはようございます。久しぶりですね。どうぞ座ってください。
「すいません。最近いろいろ忙しくて、間があいてしまって…」
TVとかで見ててもお忙しいのはわかってましたよ。でもそろそろ来られるかなって正直予想してました。
「はい、最近ちょっとまた不安定になってしまって…」
単刀直入に訊きますが、やっぱりあのShowroomってやつがきっかけですか?
「知ってるんですか!?」
あなたのことは何気にいつも気にかかってますから。
「ありがとうございます。じゃあ、ひょっとして2chとかも見て…?」
もちろんです。(キッパリ)
「そんなに胸を張られても(笑)」
やっと笑顔がでましたね。良かった。じゃあまず、そのShowroomで何があったか教えてください。
【ダイアログ・2】
「はい。あの、私たちのグループもShowroom配信を始めるに当たって、スタッフさんから予め説明があったんです。
その説明では、スマホを使ったネット生配信で、視聴者の方からコメントが来て、それに答えることで交流ができるという話でした。
私たちはまだ握手会以外でファンの方と交流する機会がほとんど無いので、これは素晴らしいものだって思いました」
アイドルとして当然な考えですね。
「それで初回は慣れるために何人かのメンバーで一緒に配信することになりました。
私は視聴者の方からのコメントになるべくたくさん答えようと張り切って臨みました。
でも、いざ始まってみると他のメンバーはあまりそういうのもお構いなしで、自分のことを延々と話そうとしたり、自分たちだけでやりとり始めたりしてたんです。
なので私はそれじゃいけないんじゃないかって思って、私だけでもコメントに答えようと…それが結果的に他のメンバーの話に割り込んだ形になってしまって…」
なるほど。そこからペースが狂ってしまったと?
「はい。私としては正しい行動したつもりだったのに、他のメンバーにたしなめられてしまい、意味がわからなくてちょっとパニックになりました。
そこでちょっと後ろに下がって頭を整理しようとしたんですけど、どうにも頭が回らなくて…
そうしている間に私を批判するコメントがどんどん目に入ってきて…それで…それで…(泣)」
つらかったですね…。
「それでも私なりに頑張って他のメンバーの発言にツッコミいれたりして盛り上げようと頑張ったんですけど…全部が裏目に出て…(泣)」
ツッコミの加減ってのは難しいですからね…。
【ダイアログ・3】
「最後にはもうメンバー達もお手上げって感じにされてしまいました。以来、また怖くなってしまって…いや、怖いっていうか、わからないんです。どうしたらいいのかって。どう行動するのが正解なのかって」
なるほど。まずはですね、自分を誉めてあげて下さい。自分の行動を客観的に分析し、どこが問題なのかを明らかにして次につなげようとする姿勢ができている。これはあなたの明らかな成長です。
「ありがとうございます…」
私たちのようなタイプの人間は、人間世界でうまくやっていくのが本当に大変なんです。問題にぶつかるたびに、ひとつひとつプログラムを修正するようにしていかないといけない。学習の積み重ねです。
「はい。この前も言われてたことですよね…っていうか…私たち、って…?」
ああ、ついうっかり(笑)。いい機会だからお話しときますが、私も実はあなたと同じなんです。医者には意外と多いらしいですよ。
「知りませんでした…道理でいろいろなことを理解していただけるわけですね…」
同じような失敗を私も繰り返して来ましたからね(笑)。でも私はラッキーです。医者になってしまえば多少変人でも許される風潮があるみたいですから(笑)。
【ダイアログ・4】
さて、今回あなたが落ち込むことになってしまった原因はどこにあると思いますか?
「はい。いろいろ考えてみたんですけど…やっぱりまず、Showroomはこうするべきだ、っていう自分の考えにこだわりすぎたかもしれません」
それが私たちの特徴のひとつですね。1回こうだと教えられると、訂正や融通がきかなくなりがちで、それがトラブルの一因になる。
「後になって落ち着いて考えてみると、ファンの方のコメントに答えるだけじゃなくて、私たちの素の会話とかを身近で聞いてもらえるのも確かにアリだなってわかりました。でもその時はとにかく混乱してて…」
そう。考えていたことと全く違う状況が訪れると、パニックに陥りやすい。それがさらに状況を悪くするのです。
「どうしたら良かったんでしょうか…?」
なかなか難しい問題ですが、やはり、最初からひとつひとつ確認していくしかないのではないでしょうか。
「確認…ですか」
自分が思い描いたようには物事は回らないかもしれない、ということをです。
例えばあなたが交差点で信号待ちをしています。信号が青になりました。どうしますか?
「横断歩道を渡ります。…あ、でも…」
そう、その「あ、でも…」が重要なんです。信号が青なら絶対に安全、ではないですよね。
信号を無視したり気付かない車も居るかもしれない。ブレーキの故障などで突っ込んでくる車がいるかもしれない。急いでいる人に突き飛ばされるかもしれない。
そういった可能性を全く考えずに道を渡りはじめるのは危険です。
「つまり危険予測ですね」
そうです。特に私たちは人の顔色を伺ったり人間関係の距離感をはかるのが極端に苦手ですから、今回のように人対人のイベントの場合には、起こりうる可能性に対して出来るだけ心の準備をしておく必要があります。
「なかなか大変ですけど…やっぱり近道は無いってことですね」
そうですね。そして失敗したことは決して忘れずに次に生かすこと。この繰り返しでいわばバグの修正をしていくのです。
【ダイアログ・5】
「私にそれ、できるでしょうか…?自信が無くなってきちゃって」
私は、できると思いますよ。諦めなければね。そう思う根拠もあります。
「根拠…ですか?」
はい。ひとつ例を挙げると、あなたが番組でグループのメンバーと早押しクイズ対決をしているのを見たんですが
「あ、はい。頭脳王のやつですね」
あの時、あなたは明らかに早押しを手加減していましたよね?
「え…?わかりましたか?」
一応私もプロですからね(笑)。あの時最初あなたは「え?決勝戦なのにこんな簡単な問題でいいの?」という顔をしていた。
「物真似は止めてください(笑)…でも、正直そう思いました。すごいですね」
そして、自分が本気出しすぎてしまうと番組的につまらなくなると悟った。結果、他のメンバーの出方を多少見ながらの早押しになった。違いますか?
「はい…(笑)」
しかし番組からの説明では、その早押しを手加減するところまでの指示はなかったはずです。それはあなたが自分で雰囲気を読んで自分で考えた。そうですよね?
「そう言われれば確かに…」
あなたはそういった余裕のある場面ではそういうことが配慮できるようになってるんです。ですからこれからもいろんな場面で経験を積んでいけば大丈夫。そう思います。
「ありがとうございます。頑張ります」
【ダイアログ・終】
あと最後にですが、今回の件で迷惑をかけたメンバーがいたとしたら、その方に謝りましたか?
「まだ…です」
その点は早めに謝ったほうがいいと思いますよ。「初めての配信だったのでいろいろテンパっちゃって迷惑かけちゃってごめんなさい」でいいんです。禍根の種は取り除いたほうがいいでしょう。
「はい。そうします」
私たちは人から誤解を受けやすくトラブルにもなりやすい。しかもそういったトラブルが一番苦手な人種です。ですから放っておくとどんどん孤立してしまう。
それを避けるには勇気が必要です。その勉強のためにこの場がある。
「はい」
今日はこの後の予定は?
「今日は休みを貰えたんで、そのつもりで来ました」
そうですか。ではこの後にカウンセリングも久しぶりに受けていってください。斎藤先生もお待ちかねですよ。
「ありがとうございます。また近いうちにここに来れるようにします」
そうしてください。お大事に。
―了―
一日あけて一気に読むのも悪くないですね…。。
それにしてもてち、大丈夫なのかな…、心配です。。
>>183
時系列を逆にしたのはタイムリープもの特有の意図的な構成のようにも思えるんですが。
続きを期待しています。
>>184
元ネタがあって、それを踏み台にして書いているだけです。
特に、映画は観終えた後に、あらすじをワードで記録することがあります。
「マイ・フェア・レディ」はそうしていたので、投稿欄にペーストしてから、ストーリーの一部や固有名詞を変えただけですよ。 ちなみにその記録です。
貧しい花売り娘のイライザの口汚いしゃべりをヒギンズは紙に書いた記録する。
ヒギンズは言語学者で研究のためだった。
刑事と勘違いしたイライザはヒギンズに詰め寄ることで2人にかかわりができる。
その後、イライザはヒギンズの家に押しかけ、自分が美しい言葉を話せるように教育してほしいと懇願する。
ヒギンズは自らの理論を実証するために引き受ける。
厳しい指導にめげそうになったり、遊び人のイライザの父親がヒギンズに金を無心しに来たりとトラブルが続くが、猛特訓の成果もありレディに変身させられ社交界にデビューする。
王子のダンスの相手も務める。
それをよく思わない筋もあり、ヒギンズと対立する言語学者に探らせる。
不自然にきれいすぎる発音のため、ハンガリー出身の高貴な出自という噂で持ちきりとなる。
その夜、ヒギンズは大得意で祝杯をあげるが、イライザは自分が意思を持った生身の人間としてではなく、ヒギンズの操り人形であることを悟り、家を出ていく。
イライザは父親の許に足を運ぶが、父親は変わりはてていた。
英国一の独創的な道徳家としてヒギンズからアメリカの富豪へ紹介されて講演をし、その富豪が亡くなったため1000ポンドもの大金が入った。
たかる側からたかられる側へ、自由の身から束縛の身へと“成り下がっていた”。
しかも翌日は結婚式ということでイライザをかまってやる余裕もない。
ヒギンズが自分の母親の許を訪れるとイライザがいる。
2人はまたも激しい口論をする。
イライザは、レディと花売り娘の違いは振舞いではなくその扱われ方で、ヒギンズは一切そうしてくれなかったという不満をぶちまける。
負けじとヒギンズも罵るが、イライザがいない生活は考えられないと本音も覗かせる。
その場は喧嘩別れとなったが、イライザはヒギンズの家に戻る。
「ダメだった・・・」
職員室から肩を落として帰ってきた理佐ちゃん
「仕方ないよ、今年の夏は家でダラダラ過ごすよ」なんて理佐ちゃんを慰める俺
「山の方に参加しろよ」ってボソッと呟く理佐ちゃん
「私で良かったら理佐ちゃんの代わりしてあげようか?」
なんて突然割り込んできたのは理佐ちゃんとタメ張れる美人と評判の白石さんだ
「前から俺君に興味あったんだ」
なんてぐいぐいくる白石さん、嫌いじゃない
「ねぇ、どうするの?」
今日も理佐ちゃんと二人、学校の帰り道河原を歩く理佐ちゃん
「今年の夏は山だろ理佐ちゃん」って気分は山男な男
「え〜〜っ!?バックレるんじゃなかったの?」
なんて俺の変心に驚き過ぎてバックレるとか言っちゃう理佐ちゃん
「美人の白石さんに恥をかかすわけにはいかないからね」って案外気の多い俺
「もー!知らない、俺君なんて勝手に山男になっちゃえばいいよ」
もしかして、焼きもち妬いてくれてんのか・・・
なんて感傷に浸ってたら河原で転んじゃう理佐ちゃん
パンツ丸見えになっちゃいそうだから好き
「パンツ見てんじゃねーよ」
河原で転んだ理佐ちゃんがドス効かせてくるが、なんか変だ・・・
「ねぇ約束忘れちゃったの?」
なんて真摯な眼差し向けてくる理佐ちゃん
「約束・・・?」
なんのことか分からなくて答えられない俺
「俺君のバカ・・・」って呟く理佐ちゃん
その目から涙がこぼれ出す
「なんだ!?どうした理佐ちゃん?」
突然泣き出した理佐ちゃんに戸惑いを隠せない俺
「転んだ時にどっかぶつけた?」って優しく聞く俺
泣きながら首を横に振る理佐ちゃん
「一緒に海行かなきゃやだ」
友達や人前だとあくまでお姉さんぶっているが、二人だけになると急に妹みたいに甘えて我がまま言い出す理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんに振り回されるのが、けして嫌いじゃない俺
「そんな約束したかな?」って戸惑う俺
「してないけど山に行ったらやだ」って無茶を言う理佐ちゃん
でも・・・
たぶん言うこと聞かせちゃいそうな理佐ちゃんだから好き
もん「おとっつぁん、お粥ができましたよ」
てち「いつもすまないねぇ…って、誰がおとっつぁんやねん」
もん「おとっつぁん、それは言わない約束でしょ」
てち「まだやってんのかい」
もん「このネタがわかるお年寄りが果たしてどのぐらいいるのか(笑)」
てち「それにしても、ツアーの初日から体調崩してしまって、ファンの皆さんにも本当に、蓮舫氏が辞職したらみたいな…」
もん「…そのココロは?」
てち「申し訳ない(もう、仕分けない)」
もう「ちょっとだけ回復してきたな(笑)」
てち「みんなにも迷惑かけちゃって…」
もん「てちこ抜きでフォーメーションどうするのか焦りましたけどね。緊急事態なので」
てち「そういうときは大人に教えを乞うべし(神戸市)!」
もん「さらに回復してきたな(笑)」
てち「また元気な姿をお見せできるまで少しだけ待っててくださいm(_ _)m」
もん「待ってますよ」
『マイペース』
いつものように梨加ちゃんが遅れはじめた。
先輩たちはどんどん先を進んでいく。
僕は梨加ちゃんにペースをあわせた。
「大丈夫、梨加ちゃん?」
「うん。ごめんね」
「自分のペースで登ったらいいよ」
サークル勧誘の怒号が飛び交う4月のことだった。
つい先日起こった雪山遭難事故の煽りを受けてか、我が大学のワンダーフォーゲル部に入った1年生は僕と梨加ちゃんの二人だけだった。
ただ、うちのワンダーフォーゲル部は危険な雪山を登るようなことはない。
ハイキングを少しだけ本格化したような活動内容で、部員も5人しかいなかった。
二人並んで入部届を書いていると、横の梨加ちゃんが「ねぇねぇ」と僕の用紙を叩いた。
「ワンダーフォーゲルって、どんなダンス?」
質問の意味がよくわからなかった。
何か自分が試されているのではないかと思い、僕は無難にこう答えた。
「実はね、僕も詳しくは知らないんだ」
「なんだそうだったの」
ワンダーフォーゲルの奥は深いと感じた春であった。
「山登りのことだったんだね」
梨加ちゃんは駅のホームでそう言った。
ワンダーフォーゲルをダンスの一種であると勘違いしていた梨加ちゃんは、トレッキングシューズすら持っていなかった。
これから二人で梨加ちゃんの登山用品を買いに行くところだ。
「本当に入るの?登山って結構キツイよ」
「体力はあるから…」
このときは信じられなかったが、梨加ちゃんは人よりタフだった。
確かにペースは遅いけれど、決して止まらなかったし、「しんどい」と口にすることもなかった。
「自分のペースで登ったらいいよ」
汗ばむような5月のこの日も、少し遅れを取りながら順調に歩いていた。
「ありがと」
梨加ちゃんが微笑んだ。帽子の下からのぞかせる顔が、真珠のように輝いている。
何度見ても飽きない顔で、何度見ても美しい。
「あ、見えてきたよ」
梨加ちゃんがすぐそこの頂上を指差した。
それでも歩くペースは変わらない。一歩ずつ前に進んでいる。
いよいよ頂上に届く時になるまで、そのペースは変わらなかった。
最後に大きな段差があったので、僕が先に登った。
梨加ちゃんが下で手を伸ばした。僕も手を伸ばす。
二人で山を登りきった今、やっと恋心が遅れて来た。
おしまい
>>198
好きすぎて5回くらい読み直しましたw
>>199
てちちゃんの心からの笑顔を見たいものです >>185
長編となると、そうもいかないんですよ
どっかで矛盾しちゃいますからね >>184
このプロット下書きはすごい
作家さんですやんw
>>195
遥か昔、高校の文化祭で演劇部だかなんだかがやってたのを思い出しましたw
でもここからの肉付けも上手で羨ましいっす
>>196
ありがとうございます
今回の病人シリーズはやや難解かもしれませんが多くを語らないことにしますw
>>198
林間学校以外をずっと一緒に居ればええやんって思わず慰め たくなるから好き
>>200
鉄人伝説ですね
実はいちばん頼りになりそうなイメージが確かにある不思議な魅力ですね 埋め立て用が埋め立て用じゃなくなったので一気に投稿します
平手友梨奈side
私の名前は表では平手祐奈。
本当は平手友梨奈だ。
いま、私はこの世界を
くだらないと思っている。
私が何したっていうんだ。
いつも虐めて。何が楽しいのか。
神様なんていない。
だっていれば、私を虐めてる
クズ野郎は、天罰というものをうけるはずなのに。
受けてない。
おかしいんだよ。こんな世界。
神様も、人も。
何もやらない。
もしもやれば、自分が虐められてしまうから。
人間は弱いんだよ。
ほら、まただ。また私を、殺そうとしてる。何回新しいワタシを作ればいいんだろう。
このワタシは失敗かな。
次のワタシを作らなきゃ。
>>204
「ねぇ、こっち向いてよ。」
後ろから声がした。
新しいワタシを作って、振り向いた。
そしたら、よく分からないけど、狸に似た人がいた。
「………狸だ」
そう言ったら彼女は笑って
狸じゃないと〜って、柔らかく言ってくれたんだ。
「ねぇ、きみ、平手さん?」
「そうだけど。」
なんて強く言ったら
「私、長濱ねる。よろしくね。平手…友梨奈さん?」
彼女は、長濱ねるは、私の耳元で、ホントの名前を呟いてきたんだ。
その時の君は、少し、ほんの少しだけ黒く笑っていた。 >>205
「なんで私の名前を知ってっ…!?」
私は本当の名前を言われて、動揺してしまった。
長濱ねるは言った
「さあね。でも、しいていうなら、て…………を………くせ……いからかな。」
最後は、よく聞こえなかった。
彼女はそれを意図したのか、しなかったのかは、わからない。
でも、なぜか心が引っかかることは無かった。それに、なぜか、君の表情にドキリとしてしまった。
それが何故なのかは、分からない。いや、分かりたくなかったんだ。
君に、ちゃんと接することが出来なくなってしまうかもしれないから___。 >>206
長濱ねるside
人には色々な感情がある。
怒り、優しさ、悲しみ、嬉しさとか。
でも、それは元々ある感情。
芽生えていく感情は、憎しみ、好きだってこととか。
今、芽生えてる感情が私にはある。
彼女、平手友梨奈に対する、恋愛感情。
いつからだろう。
彼女と出会ってから、相当の月日がたった。でも彼女は私がなぜ本当の名前を知っているのか、とか。いろいろ。
え、なんでかって??
それは、彼女のことを奥深く知って、独占したいから。
彼女は華美で脆くて、硝子みたいに丁寧に扱うと、いとも簡単に信用してくれるから、助かるよ。
でも、そんなふうに扱うのはあなただけ。
だって私はあなたの事を愛してやまないから。
でもね。たまには、その憎しみを解放してしまうことも必要だよ。てち。 >>207
平手友梨奈side
彼女、長濱ねるは言う。
「その悲しみ、憎しみに変えてみない?」
と。
私には一瞬分からなかった。
その一瞬にはいろいろ込められていたから。
「なんで?」
そう聞いてみると、
「いや、面白そうだなって。」
その時、私は彼女に対する悲しみや、絶望を持たなかった。逆に私は彼女に安心感や、期待を覚えてしまったんだ。
ねるなら、私を理解してくれる。ねるとなら、一緒に…と
「いいよ。」
私は、その答えを出したと同時に、決意した。
悲しみは、悔しみ変えてしまおうと。 >>208 最後の文、悲しみは憎しみに変えてしまおうと。です。脱字失礼しました
両side
グサッドシャッ…グサッドシャ…
土を掘り、人1人入るように穴を作る。
私達は、やってしまったのだ。
彼女を、ついに殺めてしまった。
スクールカーストの上位。王様に値する人物、小林由依を。
最初は、私を虐めていた頃のスクールカーストの王様の志田愛佳を殺めようとしたが、最近の愛佳は幸せそうだからやめておいた。さすがに、幸せを壊すのは両者ともあまり好まないからだ。
だから、スクールカーストを無くすため。ということも交えて小林由依になった。
彼女は可愛かった。殺めてしまうのが勿体ないくらいに。
そうして、埋め終わり、私達はそれぞれの家に帰った。 >>209
長濱ねるside
ねぇ、てち。好きだよ
愛してる。こんなに人を好きになったのは初めてだよ。
無邪気で優しくて、でも心の奥底には計り知れない闇がある。
とても素敵だよ。
だから。私だけしか愛せないようになってよ。
てち。
「ねぇ、いきなりどうしたの?こんなところに呼び出して。」
彼女は不思議そうに私に尋ねてきた。
私は答えた
「言いたいことがあって。」
と。
続けて私はいう。
「友梨奈、好きだよ。愛してる。付き合ってよ…」
そういうと彼女はびっくりした後、ゆっくり顔をクシャッと笑って言った
「私はねるのこと、最初から好きだったよ。」
そうして、彼女は続けた。
「もう、ねるのことしか見えないようにしてよ。」
クシャッと笑った可愛い笑顔は消えて、トーンは下がって、私の耳元で、そう呟いた。その時、平手祐奈はいや、平手友梨奈はニヤリと笑っていた。 >>211
平手友梨奈side
あの日から、教室はガラリと変わった。
スクールカーストは無くなり、虐めも無くなった。みんな楽しく過ごしている…ように見える。私には。
それで、良かったんだ。
多分。
本当の私を知るのはねるだけ。
ねるがいなきゃ生きられない。
多分、ねるも私がいなきゃ生きれないだろう。
いわゆる、共依存。
でも、まだ心に残るのは、
小林由依って娘のこと。
今になって思うと、ねるに操られてたのかもしれない。でもそれでいい。
今が幸せだから。 >>212
長濱ねるside
ねぇ、てち。私は幸せだよ。
愛してるてちといれて。
私はてちがいればい。。
てちもわたしがいればいいよね?
そうだって信じてるよ。
わたしとてちは永遠に結ばれ続けるもんね。
逃げるなんて、許さないよ。
愛してるから。
好きだから。
ねぇ。友梨奈。
これからも友梨奈のこと、好いとうよ……?
てちもだよね……?
happyend……? >>213
なんて言うか…欅坂46の持つ世界観のひとつがものすごくよく表現されてる
確かに埋め立て用にしてしまうのはもったいないっす >>214
そうですか?ありがとうございます(^-^)
それにしても読んでみたら後味悪いなって自分で感じました… >>198
第5話でした、痛恨のミスお恥ずかしい・・・
>>213
愛知県さん乙でありますm(__)m 「ねぇ忘れ物とかしてない?」
理佐ちゃんが河原で泣いちゃってから1週間
明日に林間学校を控えた前日
俺の部屋で明日の準備を手伝ってくれる優しい幼馴染みの理佐ちゃん
「河原でカレー作る時は手出さないで見てなよ、危ないから」
なんて細かいこと心配してくる理佐ちゃん
河原で泣いてたのがウソみたいにけろっとしてる理佐ちゃん
「ナメんなよ、カレーに入れる野菜切るのはお手の物だよ」って意気がる俺
「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「小6時のキャンプで私が目を離した隙に包丁で手を切っちゃったの誰だったけ?」
なんて俺をからかう理佐ちゃん
「血にビビって大騒ぎしたよねw」って笑う理佐ちゃん
「うるせぇ」
ってからかう理佐ちゃんに心の中で言い返す俺
あれ以来俺に包丁持たさなくなっちゃった理佐ちゃん
将来、子供生まれたら過保護にしちゃいそうな理佐ちゃんが心配な俺
「ねぇ林間学校終わったら毎日図書館で勉強だからね」って改まる理佐ちゃん
「えっ!?なんで?」って理佐ちゃんの宣告に驚く俺
「今の俺君の成績だと私と同じ大学に行けないから頑張ってよ」
なんて勝手に俺の進路まで決めてる理佐ちゃん
「それに5日間も離れちゃうからさ、少しは二人で過ごしたいしね」
なんてさらりと言ってくれそうだから好き
もん「やっぱり庭さんの妄想を読むと安心しますね(笑)」
てち「命!」
もん「どうしたの急に!?」
てち「今日の練習ですよ」
もん「TIMじゃねえよ」
てち「ボーイミーツガール♪リンゴはツガール♪」
もん「TRFでもねぇし歌詞も間違えてるよ!TIF!アイドル大集合ですよ」
てち「トーキョーアイドルフキダマリですね」
もん「怒られるでしかし」
てち「でもね、体調も喉も万全じゃないんで正直心配で」
もん「確かに…」
てち「それでね、実は先日某バンドのライブ映像を見て、いいことを思いつきまして」
もん「何?」
てち「そこのボーカルの人も喉に不安あるらしくて、観客の皆さんに『命くれない』のサビを全部歌わせてて」
もん「瀬川瑛子さん?(笑)」
てち「あ、『紅』だった」
もん「バンド名を伏せた意味がないな(笑)」
てち「だから私たちも『僕は嫌だ』とかセカアイのポエトリーのとこでマイクを思いっきり観客席に向けて」
もん「ファンの方に叫んでもらうのか(笑)」
てち「一体感が出てよくないですか?」
もん「ポエトリーはグダグダになるだろ」
てち「で、W-KEYAKIの時にみんなで欅坂ジャンプして」
もん「天井ぶち破っちまえ〜ってか(笑)」
てち「最後に私が失神芸して退場」
もん「こらこらこら」
>>218
世話好きなドSって惹かれます
白石さんの存在が気になるところ…
>>219
本当に大丈夫なんですかね… 『The Bell Always Rings Twice』
夕闇迫る秋空を一羽のカラスが横切った。
寂しき鳴き声が随分と遠くに聞こえたせいで、部屋に響く一度目の呼び鈴が騒がしく感じた。
僕は物憂げな目を覚ますとともに、徒歩6秒の玄関までの道のりを10秒かけて歩いた。
二度目の呼び鈴が行動を急かし、ドアの覗き穴に目をやった頃には眉間にしわが寄っていた。
「どなたですか」
「あ、隣の鈴本です。ちょっといいですか」
僕がドアを開けると、鈴本は少し嬉しそうな顔をした。
「大きめのお皿を貸してもらえませんか」
「え、お皿?」
「はい。でっかいピザ作ったんですけど、お皿がなくて困ってるんです」
「あぁ、そう、ちょっと探してくるよ。どれくらいの大きさ?」
「私も一緒に探しちゃ、ダメですか」
「その方がいいかもね」
鈴本が頃合いの皿を見つけて帰った後、僕はベランダへ出た。
すっかり暗くなった街を、無数のヘッドライトが照らしている。
どこからかトラックと思わしきクラクションが聞こえてきたせいで、僕はまたも一度目の呼び鈴の反応に遅れた。
間髪入れず二度目の呼び鈴が鳴り、しばらくして振り返ると部屋の中に鈴本がいた。
「あれ?」
「鍵、開いてましたよ」
「あぁ…お皿が小さかったの?」
「いや、一緒に食べないかなと思って。残った分は冷凍するつもりだったんですけど、よく考えたらピザって丸いじゃないですか」
「うん、よく考えなくてもピザは丸いよ」
「まあとにかく、半分食べたくらいじゃ、まだ大きいお皿が必要なわけですよ」
「ラップに包めばいいじゃん」
「あ、そっか。でもせっかくだから食べませんか?」
「どうしてもって言うなら、食べるよ」
「じゃあ、どうしても。結構自信あるんで」
鈴本は徒歩6秒の道のりを2秒で出ていった。
僕は冷蔵庫に赤ワインとオレンジジュースがあることを確認して、はたして彼女は飲酒が可能な年齢であるだろうかと疑問に思った。
美人という印象が、あるいは可愛いという印象が邪魔をして、頭の中では年齢が推定できなかった。
そうこうしていると呼び鈴が鳴った。
覗き穴に大きなピザを持った鈴本がいて、僕の胸は早く鼓動を打った。
高揚を抑えるため大きく深呼吸して、この日6度目の呼び鈴でドアを開けた。
終
>>221
このタイトルは郵便配達はなんちゃらってやつからですか?
ちょっとほのぼのした胸が洗われるようなお話ありがとうございます
すずもんが風呂場に閉じ込められたら真っ先に助けにいってあげてほしいw
>>220
てちこさんがいつか元気を取り戻すことを信じて書いとります >>184
すげー
構成うまい人は備えてるんだね
修正入れてるけど俺はその程度の「の」なら文に音楽的なリズムがついていいと思う >>222
そーです
郵便なんちゃらです(読んでない)
bellの鈴と、もんちゃんの鈴とを掛けたつもり
ringは自動詞、他動詞ともにいけますからね
っていうくだらない言葉あそびです
あの個人PVにはもんちゃんの全てが詰まっていますな
>>223
構成うまい人になっちゃてるw
ところでこの画像により、大体のスレ閲覧者数がわかりました
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案外このスレ見てる人多いですね
何か緊張してきたw 「明日から学校か・・・」
なんてため息ついてみたけど、補習授業でほとんど学校来てた俺
「ねぇため息つきたいのは私なんだけど」
ってそんな俺に付き合って補習授業受けるわけでもなく学校来てた理佐ちゃん
「でも理佐ちゃんは俺が勉強してる横でファッション雑誌読んでただけじゃん」
なんて珍しく理佐ちゃんに楯突く百姓一揆な俺
「一揆おこしてんじゃねーよ」って乗ってくれる悪代官理佐ちゃん
「ねぇ一揆なんて言われても困るんだけど・・・」
ってマジダメ出しの理佐ちゃん
「それより新学期始まったら席替えだよ」
って光の速さで話題を変える理佐ちゃん
「私の隣の席じゃなくなるのやだって駄々こねんなよな」
なんてめっちゃ笑顔で聞いてくるドS気質な理佐ちゃん
「甘いな、理佐ちゃん」って笑う俺
「何が甘いのよ?」ってムッとする理佐ちゃん
俺が理佐ちゃんと離れたくないって泣くと思ってた理佐ちゃん
「幸いうちのクラスは俺以外全員女子!しかもみんなそれなりに可愛いからどう転んでも俺得なのだよ理佐ちゃん」って高笑いの俺に
「浮気だね」ってドス効かさないで冷たく言う理佐ちゃん
「えっ・・・浮気なの?」ってびっくりし過ぎて逆に冷静な俺
「初めて教科書見せてあげてから色々有ったけど浮気は初めてだね」ってトンデモ理論で難癖つけるクレーマー理佐ちゃん
「でも席は自分で決めらんないじゃん」って泣き入れる俺に
「なんとかしてよ」って呟く理佐ちゃん
「えっ?」って聞き返す俺に
「俺君の隣の席じゃなきゃやだからなんとかしてよ」
なんて自分の方が俺の席の隣じゃなくなるのが嫌で駄々こねる理佐ちゃんだから好き
>>224
俺は大阪府さんこそ小説スレに最も相応しい正統派の作家さんだと・・・
さりげなく尊敬してますよ(照) ホラー短編書いてみましょうかね…。
隣
尾関梨香×上村莉菜
尾関side
私の隣には、友達がいつもいる。
妖精みたいで、前髪ぱっつんのロングの髪型の彼女。
そんな彼女の名前は、上村莉菜。
私の唯一の理解者。
ちなみに私は尾関梨香。
ほとんどの日々を彼女と過ごしている。
「ねぇ、む〜!」
「何??」
「あのさ、今度家来る??暇すぎてやばい……」
「本当?行く〜!やった!尾関の家〜♪」
「ふふふ…可愛いな〜ほんとに!」
私は彼女によしよしと頭を撫でた。
_________________
ある日、他の人から言われたんだ。
むーって誰?
というか、なんで一人でそんなに楽しそうに話してるの?って。
END
怖くないですね……w
>>227
いやいや、ネタ的に十分怖いっす
尾関ちゃんってこういうのにハマりやすいイメージあるしキャスティングも絶妙
も〜っと怖くしたい場合はいろいろ尾ひれつけたりもアリかなw 「退屈だー」
ぶどう摘み取るだけの日々にいいかげん嫌気が差してきて、ぶどう食べ始める俺
「ちゃんとやって」
指先をむらさきに染めながらもコツコツ摘み取っていく理佐ちゃん
ちょっといじわるしたくなって、その辺に咲いてた蓮の花をプレゼントする俺
「キャー!」
悲鳴をあげて、泣きさけんで、うずくまっちゃう理佐ちゃん
さすがにやりすぎかな?って反省するも時すでに遅し
「今日、晩ごはんなしだからね」
って脅してくる理佐ちゃん
でも夕方には許してくれて、晩ごはん作ってくれた理佐ちゃん
高級フレンチみたいな出来ばえだ
「おいしいかな?」
心配性なのか毎晩のように確認してくる理佐ちゃんに、
「とってもおいしいよ」って毎晩答える俺
「今日は私も飲んじゃおっかなー」
ワイン開けて、なんだか上機嫌な理佐ちゃんだけど、酔っ払ったら赤ちゃんみたいに甘えてきそうだから好き
>>226
でもやはり原点は庭さんですよ
>>227
むーちゃんって「実はわたし人形でした〜」とか言いだしそうで怖いw もう1個……
空席
尾関梨香×平手友梨奈
この学校には空席が一つある。
空席には座ったら呪われるとか、たわいもない噂話がたっている。
_____________
ある嵐の日のことだった。
教師「これから雨がひどくなって、土砂崩れの危険性があるため、今日は帰ることになった。今日は!寄り道せずに帰れよ〜!」
やったー!!とか、はーー?とか色んな悲鳴があがっていた。
「ねぇ、尾関!かえろ??」
「うん、そうだね!」
そうして、昇降口についた時だった。
「やばっ。。携帯教室に置いてきた。」
「も〜早く、戻ってきてね!遅かったら、先帰っちゃうよ!」
「わかった〜!!」
ドタドタ…ガラララ…!
急いで教室に戻ってきた。
教室に入ると
ゴロゴローー!!!
と大きい雷が鳴った。
びっくりした後、空席を見ていると、
空席に誰かが座っていたんだ。
つい、「ねぇ、君の名前は?私は、尾関梨香。」
って聞いてみると彼女は
「平手友梨奈!よろしくっ!!」
ニコニコして、名前を教えてくれた。
>>231
「友梨奈、早く帰ろ?」
「ごめん、無理。ここから、離れれないの。」
「そっ……か!ならしょうがないね!」
「ていうかさ、みんな、ずっとどこ行ってるの?」
「………え?」
「皆なら毎日…学校来てるよ?」
「えぇ、ほんと??でも、いないよ?見えないし。」
「授業中も?」
「そうだけど……?」
その時、なにか引っかかったけれど、それは無視することにした。
「ていうかさ?寒くない?もっとこっち来てよ!」
そう彼女は言って、私は彼女に近づこうとすると、彼女に近づけないようにしようとしているのか、雷がなり、近くの木に落ちたんだ。
「キャァァ!!」
「ね、はやく、こっち、来てよ!!怖いよ!!尾関っ!!」
少し動揺しながらも私は頷き、彼女に近づいた。
「こっち、座って?」
彼女は椅子を半分あけると、ぽんぽんと、叩いた。
「うん。」
そう言って私は座ったんだ。
その"空席"に。
その後、彼女の行方を知った人はいなかった…。
END >>230
確かに、言いそうで怖いですねw
言ったら洒落になんない…ʬʬʬ >>148の続き
PCがアクセス規制になってしまったので、携帯から。面倒くさい。
鈴本「ダニ、いい天気で良かったね♪」
鈴本と織田は、けやかけのフィーリングカップルのご褒美で、遊園地に来ていた。
しかしその場所は・・・
織田「USJのつもりだったのに、何で浅草花やしきなのよ・・・」
鈴本「ロケが多過ぎて、予算も時間もないのよきっと。私はダニと二人きりでロケできるだけで最高だし、楽しもうね♪」
織田「そうだね、まあ仕方ないか」
場内は夏休みとあって、平日の午前中からかなりの人出。
日焼けを警戒してか、大人はサンバイザーやサングラスの装着率が高い。
まずは二人横並びで、伝統のコースターに乗る事に。
富士急の高飛車に比べれば、何てことはないコースターだが、
バラエティ経験豊富な二人は、オンエア用に適度に得意の変顔をさらす。
ディレクター「お疲れ様。二人とも良かったよ。しばらく休憩しててください」
二人に気づくファンの求めに応じ、握手やサインに快く対応する二人。
しかし、そこに真夏にも関わらず、帽子を深くかぶって大きめのマスクをした怪しいファンが・・・
???「オダナナ〜付き合ってーー」
オダナナに抱きつく怪しいファン。
鈴本「私のダニに何するの!」
すぐに逃げるファンに向かって、
鈴本「バカは帰りなさい!!」 鈴本「大丈夫? 私のダニにエッチなことするなんて許せない!」
織田「されてないよ・・それに今の人、女だった。声も聞き覚えある気がする・・」
鈴本「そうなの?ダニより背が高かったよ」
織田「あ、理佐からLINEが来た。『楽しそうで何よりね、美愉にヨロシク』だってw」
鈴本「犯人は理佐か。全くこんな所まで何しに来てるのよ」
ディレクター「次のシーン撮ります。次はお昼のグルメレポートです」
織田「やったーーーー何が食べられるんですか?」
ディレクター「バーベキューです。」
鈴本「おぉ美味しそうな肉!」
ディレクター「ただしお決まりですが、これからやるゲームで対決して勝った人だけですw」
ディレクター「対決するゲームは、最近メンバー内ではやってる『愛してるゲーム』です」
織田「よしもらった!これ大得意♪」
鈴本「ダニになら何度でも言える!」
しかし結果は、織田に愛してるを連発されたら、すぐにメロメロになってしまった鈴本の完敗。
収録では肉をたっぷり食べる織田に対し、野菜だけをさびしそうに食べる鈴本だったが、
織田「こんなに食べきれないから、収録の合間に美愉食べてよ」
鈴本「嬉しい!ダニ最近優しいなぁ♪」
手を洗って席に戻ると、怪しい女が鈴本の肉を勝手に食べていた。
鈴本「誰!」
???「やばい!」
>>235
オシャレですかねw
妄想が枯渇して、感情を追いきれていないだけかと…
それと私の方は「パンツ」とかいう単語が出てこないのもありますかねw
>>236
いいっすね
まあ、食いしん坊といえばあの娘ですね 「これ持ってって」
山に行くバスに乗り込む俺に路線図渡す理佐ちゃん
「バスで退屈したら見てなよ」
自分が路線図見るの好きだからって・・・
「いくら幼馴染みでも趣味までは似ないだろ」って苦笑いする俺に
「いいから持ってってよ」
って小首を傾げる理佐ちゃんの可愛さに逆らえる訳もなく受けとる俺
「伊達に赤ん坊の頃から一緒に居ないな」
なんて俺をコントロールする術を完璧に身に付けてる理佐ちゃんに感心する俺
「俺君どうぞ」
なんて言ってジュース入れてくれたりお菓子分けてくれる白石さん
「ありがとう」なんてクールにお礼を言う俺
理佐ちゃんにもタメ張れる超美人の白石さんの前でカッコつける俺
「理佐ちゃんと居る時と感じが違うんだね」
なんて俺に興味津々な白石さん
「そうかな、自分じゃ分かんないや」
理佐ちゃん相手と違って何を話ていいか分からず適当に笑って誤魔化す俺
「やっぱり理佐ちゃんの居ない山はつまらない」
白石さんは超美人でめっちゃ世話焼いてくれるけどやっぱり理佐ちゃんが良い俺
そんなこと考えてたら
「ちゃんと夕飯食べた?」なんて理佐ちゃんからのLINEだ
「今から会いに行く」
なんて理佐ちゃんに返信してたまらず駆け出す俺
たまらず駆け出したは良いものの・・・
どの電車に乗れば理佐ちゃんの居る海にたどり着けるか分からず駅で迷う俺
「諦めて戻ろうかな」なんて思ってたら
「ウソついてんじゃねーよ」なんて今ごろLINEの返事してくる理佐ちゃん
「そうだ理佐ちゃんがくれた路線図見ればどの電車か分かるかも?」
なんて理佐ちゃんのLINEで路線図思い出した俺
藁にもすがる気持ちで路線図開いたら
海までの路線に赤線引いといてくれてそうな理佐ちゃんだから好き
【童話U・1】
ここは王宮の一室。
壁に掛けられた鏡に向かって話しかける美しい女王の姿がありました。
リサ「鏡よ鏡よ鏡さん。みんなに会わせてくださいな」
モナ「女王様。それだとロンパールームのうつみみどり先生でございます」
リサ「うつみ“宮土理”じゃね?」
モナ「当時は名前がひらがなだったんでございます」
リサ「お前何歳やねん」
モナ「そんなことより本題に戻ってください」
リサ「あ、そうだった(笑)。では…テクマクマヤコンテクマクマヤコン、小林由依になーれ」
モナ「それはひみつのアッコちゃんですし、あれは壁掛け鏡じゃなくてコンパクトです」
リサ「コンパクトよりインパクトあるかと思って」
モナ「中途半端なダジャレはお止めください」
リサ「コンタクトのほうが良かったかな」
モナ「そういう問題じゃないです。ていうか、ゆいぽんになりたいんですか?」
リサ「一度あの胸になってみた…って、おい!」
モナ「墓穴を掘る暇があったら本題に戻ってください」
リサ「わかったわよ。…あ!木星が天秤座から蠍座に移動してるわ」
モナ「それは鏡リュウジです…」
さてさて、本題に入るのはいつでしょうか?
【童話U・2】
では気を取り直しまして…
リサ「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」
鏡「…」
リサ「寝てるんじゃねーよ」
鏡「…」
リサ「…反応しないんだけど?」
モナ「女王様、ひょっとしてSiriは…?」
リサ「え?これ?」バサッ
モナ「あぁ、キティちゃんの可愛いパンティ…って、女王様!古典的すぎる下ネタはお控えください」
リサ「隣国のユッカ王女から貰ったのよ」
モナ「そういう問題じゃないです」
リサ「Siriって何?」
モナ「鏡の音声認識機能をオンにするんです」
リサ「iPhoneかよ」
モナ「この鏡、アップル社製ですから」
リサ「嘘ぉ!?知らなかった…じゃあSiriをオンにして…えへん、鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」
鏡「白ゆり姫です」キッパリ
リサ「え?し、白ゆり姫〜?まだ生きてんのかいあいつは?」
モナ「王宮から追放してずいぶん経ちますけどね…」
リサ「もうてっきりどこかで亡き者になってると思ったのに〜!」
モナ「女王様、それでは今度はこの鏡は破棄して、代わりに俺君を調達してきますよ。そうすればリサ女王様がこの世の宝だとか毎日毎日言ってくれますよ」
リサ「うるさい!そうやって自分の仕事を楽にしようとしてるだろ!お前が直ちに白ゆり姫を探し出して始末してこい!わかったな?」
モナ「ええぇ?勘弁してくださいよ〜」
リサ「グダグダ言ってんじゃねーよ!さっさと行ってこい」
モナは渋々出発することになりました。
【童話U・3】
モナ「まったく…どうすりゃいいのよ」ブツブツ
リサ女王の勢いに押されて王宮から街に降りてきたモナでしたが、当の白ゆり姫の写真や似顔絵も持たずに出てきてしまい、後悔先に立たず。
かと言って何の収穫も無いまま王宮に戻ってまた怒鳴られるのも嫌だったので、とりあえず街の人々を捕まえて白ゆり姫の情報の聞き込みを始めたものの、手掛かりは全く無し。
モナ「そういえば白ゆり姫って、本名じゃなかったかも…本名も判らず写真も無くちゃ本当にお手上げだわこりゃ」
休日の人々が行き交う街角で途方に暮れるのでありました。
が…
モナ「それにしてもなんか親子連れとかヲタ風の人が多くね?」
ふと気付くと、コロシアム方面に向かう人が多いようです。
モナはその中の1組の親子連れが持っているチラシに目を留め、声をかけます。
モナ「ちょっとすいません。今日はコロシアムへ行かれるんですか?」
母親「はい。この子にせがまれて、アイドルフェスに行くんですよ」
モナ「ああ…今日はコロシアムでそれがあるんですね」
母親「無料ライブなんでね。早めに席取りしないとなんです」
モナ「じゃ、もしかしてこの子も出るのですか?」
モナは子供が握っているチラシの写真を指差して尋ねた。
母親「はい。この子が大ファンなんですよ」
子供「うん」
子供は微笑みながらチラシをモナに見せた。
チラシには魅力的な眼差しをしたショートカットの美少女の写真が載っていた。そして、名前も。
『しらてゆりな』
間違いない。彼女こそ『白ゆり姫』だ。
―そのうち続きが書けるといいなあ―
>>239
ステキ〜
俺くんの何も出来ないっぷりが逆にいい味出してるわよ
>>242
下ネタ、ギャグ、脚本、いずれも高水準でいいわね
あかん、このキャラ限界や…戻そう
お二方とも続きを期待してまーす >>240
名前が開き直りの極致ですね
>>241
さりげなく俺君が出てて感激ですw
この童話シリーズはぜひ続けていただきたいm(__)m
>>243
なにキャラですか!?
ヤバいw >>236の続き
逃げ出す女。
また理佐かと思ったが、脚が遅いのですぐ追いつけた。
マスクを剥ぐとまたもや欅坂のメンバーだった。
鈴本「なーこ、あんた何やってんのよ!」
長沢「あんたたちが気になって・・」
鈴本「それで様子を見に来たのね。お生憎様、私たちはとても上手くやってるよ。よりいっそう仲が深まった感じ♪」
長沢「ふん、今の内に楽しんでなさい」
鈴本「何あれ、盗み食いに来ただけじゃない」
午後はお化け屋敷でのロケだ。
そこそこ怖いお化け屋敷だが、二人一緒なので、それほどでもない。
むしろ鈴本にとっては、織田に抱きつけたり役得な所もあった。
もう少しで出口というところで、
「ぎゃーーーー!!」
屋敷の中に若い女性の悲鳴が響き渡る。
織田「そんな怖がる仕掛けあったっけ?」
鈴本「ちょっと行ってみよう」
少し戻ると、一人の女の子がうずくまって泣いていた。
長沢「みーちゃん、大丈夫?」
小池「ぐすん、何でこんな怖い目に・・・(涙)」
聞いてみると、長沢が小池と一緒に、織田たちを脅かしてやろうと企んでいたのだが、
怖がりの小池が、お化けが怖くて腰を抜かしてしまったらしい。
小池「えーんオダナナ覚えてろ、その内ぎゃふんと言わせたる!」
織田「うーん美波は何言っても可愛いな・・・」
鈴本「しかし次から次へと・・ダニはほんとにメンバーにモテるなぁ。本命の子以外にはねw」
色々あったが、ロケは無事終了。
まだ夕方なので、二人は浅草の町を散策しながら帰路につくことにした。
途中、公園のベンチでソフトクリームを食べながら、今日の余韻に浸る。
織田「さすがに疲れたね。でも楽しかった。今度はプライベートでUSJに行こうね♪」
鈴本「・・・」
織田「あれ、寝ちゃったの? 相変わらずどこでもすぐ寝られるんだな(笑)」
織田「しかし美愉の寝顔は可愛いなぁ。唇も小さくて何かそそられる・・」
織田「このままちょっとだけキスしちゃいたい・・・」
続く 【童話U・4】
さて、ここで、時は数ヶ月ほど遡ります。
ある晴れた日の昼下がり、街の中をあてもなく歩いている1人の少女の姿があります。
純白の綺麗なドレスを身にまとってはいましたが、その瞳はどこかうつろで、悲しみを湛えていました。
そうです。
お察しの通り、白ゆり姫です。
彼女はこの国の王族の1人として生まれ、それまで王宮の中で何不自由なくすくすくと成長してきました。
しかし彼女が14歳になった年、同じ王族の1人であるリサが女王の座につきました。
するとリサ女王は自分がこの国で一番の美女となるために、美しい白ゆり姫を王宮から追放したのでした。
突然王宮から追い出された白ゆり姫に、もちろん行くあてなどありません。
絶望を抱えながら彼女は歩き続け、いつしか街を出て、郊外の森までやってきました。
ずっと王宮で暮らしていた彼女にとっては初めての自然でした。
ゆり「空気が気持ちいい…でも、もう疲れちゃった…」
彼女は森の中の道の傍らに座り込むと、やがて、疲れで眠ってしまいました。
風がそよぎ、木々の葉を揺らす音だけが響きます。
そしてしばらく時が経ち、日が傾き始めたころ、どこからか陽気な歌声が聞こえてきました。
【童話U・5】
森の中を歌いながら歩いて来たのは7人の小人たちでした。
“ハイホー♪ハイホー♪ふた〜りセ・ゾ・ン♪”
“春夏で♪恋をして♪ハイホー♪ハイホーハイホー♪ハイホー♪ハイホー♪ふた〜りセ・ゾ・ン♪”
“秋冬で♪去ってゆく♪ハイホー♪ハイホー♪”
ずー「ね?この詞、合ってるでしょ?すごくない?」
もん「まあ、悪くないけどね」
あお「割れ〜たス・マ・ホ♪でもよくない?」
ずー「いやいや、私たちメンバーじゃないし」
むー「ふきょ〜お・わ・お・ん♪でもよくない?」
ずー「僕は嫌だ」
よね「誰が上手いこと言えと」
きょん「え?ちょっと待って。あそこに人倒れてない?」
小人たちは道端でうずくまる白ゆり姫を発見しました。
あお「うわ!大変だ!ロッカーに隠さないと」
きょん「え?死んでるの?死んでるの?」
よね「まだ生きとるがな。息しとるだろ」
むー「かわいい…」
ずー「起こしたほうがいいのかな…?」
あお「寝せといてあげればいいじゃん」
よね「いや、寝てるんじゃなくて病気で意識不明なのかも知れんから一応起こしてみたほうが」
もん「じゃあ、近づいて思いっきり尻ドンしてみよっか」
むー「将来仕返しされるんじゃないの」
その話し声がうるさかったのか、白ゆり姫が目を覚ましました。
【童話U・6】
ずー「あ、こ、こんにちわ」
ゆり「あ、こんにちわ。私…眠っちゃってたみたい…?」
あお「よかった〜無事で」
むー「お姉さんも、小人なんですか?」
きょん「私たち、この森に住む小人なんです」
もん「森には小人しか住んでないんで」
ゆり「え?でも私、身長165cmあるし…小人に見えますか?」
はぶ「私、170あるんで」
ゆり「ええぇ…?それで小人??」
よね「世界一身長が高い小人としてギネスブックに載ってるんですよ」
ずー「おかげで私たちの家も2階建て吹き抜けにしなきゃなんなくて大変だったんですよ」
はぶ「えらいすんまへん」テヘペロ
ゆり「はあ…(苦笑)」
あお「じゃあ、お姉さんは普通の人間なんだね」
よね「お名前は何とおっしゃるんですか?」
ゆり「白手ゆりな…通称、白ゆり姫と呼ばれてました」
きょん「しらゆり姫…名前も綺麗すぎてビックリしました…」
むー「じゃあ、ゆりちゃんだ。かわいい〜」
はぶ「お住まいはどちらなんですか?」
ゆり「お城に住んでたんですけど、今はあてが無いんです…」
ずー「じゃあ、私たちの家に来ませんか?」
ゆり「え?いいんですか?」
7人「もちろんです!(笑)」
こうして白ゆり姫は森の中で7人の小人たちと暮らすことになりました。
―いずれ続くかな?―
>>246
この4話の雰囲気がとても好きです
森の風情が綺麗な文章で語られていて、心が安らぎますε-(´∀`*)ホッ 東京・妖精の詩(その1)
東京タワーの特別展望台の屋根の上に妖精ムーは座っている。
妖精は人が思った心の声を聞くことができる。
いま東京タワーは改修作業中で、数人の作業人たちの心の声をムーは聞いていた。
「暑い!高所での作業の上にこの暑さじゃ目が回りそうだ」
「この調子だと期限までに終えられるかな?」
「早く終えて涼みたい。こうも暑いとアイスクリームよりやっぱかき氷だな」
下界で騒々しい声がした。
特別展望台の屋根から床、大展望台の屋根から床を通り抜けて、ムーは地上に舞い降りた。
交通事故で瀕死の重病人がいるようだ。
助けようとするが、実体を持たない妖精では、人間の体に触れることさえできず、どうすることもできない。
嘆き悲しみ呆然と佇むムーを心配して、妖精ナガルがやってくる。
「ムーちゃん、気持ちはわかるけど、人間とかかわろうとし過ぎじゃない?」
「ナガルちゃん、ずっと考えていたことがあるの。私、人間になりたい」
「え?あんな悲惨な事故を見たばかりなのに、そう思うの?人間って限られた命しかないんだよ」
「私はあの生身の肉体が羨ましい。永遠に漂うよりも自分の重みを感じてみたい。大地に立って、生きる者だと実感したい。かき氷も食べてみたい。冷たさも暑さも感じてみたい」
「・・・・・」
「そして、あのコともお友だちになりたい」(続く)
東京・妖精の詩(その2)
ムーは一人の少女をずっと見守り続けていた。
あるアイドルグループに所属していて、名前を今泉佑唯といった。
佑唯をムーが初めて見たのは、そのアイドルグループの握手会場にたまたま舞い降りたときだった。
何千人もの声が、実際の声と心の声が、一斉に聞こえた。
その中に今までに出会ったことのない心の波形を感知した。
その心の主が佑唯で、「ずーみん、フォース(4th)、センター、おめでとう」とファンから呼びかけられるたびにその奇妙な心の波形をムーは受け取った。
その後、佑唯を観察し続けることを決めたムーは佑唯がどのような状況であるのかを知った。
佑唯にはグループのセンターに立ちたいという強い願望はたしかにあった。
だが、自分ではない別のメンバーをセンターに固定していくという運営の固い方針は容易に予想がつき、その願望を押し殺し、問題なく日常を過ごしていた。
ところが、思慮の足らないあるいは悪意のある一部のファンのせいでその安定が崩された。
そして、案の定、4thシングルでもセンターは今まで通りで、佑唯ではなかった。
「ずーみん、フォース、センター、おめでとう」という声が自分の部屋の中で一人でいると聞こえてきて、何度も頭の中で繰り返され、その度ごとに大きくなっていった。
センターへの渇望が刺激され、現状との乖離に苦しみ、やがてはシンバルのような大きな音が頭の中でガンガン響くのだった。
ついにはテレビ収録中やライブでパフォーマンス中でもそれが起こるようになった。
佑唯はやむなく休業も申し入れた。
今は都内のアパートで静養中である。
そこにムーは何度も訪れて、励まし、抱きしめるが、実体のない妖精の営みは人間には届かない。(続く)
東京・妖精の詩(その3)
この日もムーは佑唯の部屋に舞い降りた。
相変わらず気持ちが沈んだままの佑唯の心の声をムーは聞く。
何も考えないようにしよう・・
でもあの声は忍び寄ってくる・・・
今日もまた夜が怖い・・・
耐えられない・・・
アイドルはもう辞めよう・・
ムーは佑唯の苦しみを自分のことのように受け取り、救いを与えるように佑唯を強く抱擁した。
奇跡が起こった。
妖精が触れていることを漠然とだが佑唯は感じとった。
佑唯の心の声をムーは聞く。
なんだろう?何か触れている。
安心を与えてくれるような感覚。
私の中を優しい手で触れ喜びで満たしていく。(続く)
東京・妖精の詩(その4)
全快したと見なされて、初の東京ドームでのライブでいきなり佑唯は復帰することとなった。
バックヤードでは特別に個室が佑唯には与えられた。
見守り続けていたムーは安心しきっていた。
ところが、テーブルの上にあったコップを落とし、その破壊音によって佑唯にフラッシュバックが起こった。
頭の中でシンバルが鳴る。
恐怖のあまり佑唯はぎゅっと目をつむり、膝から崩れ落ち、頭を抱えた。
今までの苦しかったことが佑唯の脳裏には次から次に去来した。
「大丈夫、大丈夫」と言いながら、ムーは佑唯をぎゅっと抱きしめる。
苦しかった出来事を見えない誰かと一緒に佑唯は向き合った。
直面したことで不安に陥れることのすべては相対化され矮小化されていった。
心が鎮まり、安心を取り戻した佑唯は声に出して言った。
「またあなたですね。見えないがいますよね。あなたを感じるの。あなたの顔が見たい」
返事はなかったが、もう何にも佑唯は脅えなかった。
力強く立ち上がり、部屋を出て、舞台に向かった。
ムーは佑唯の後を追った。
佑唯を見守っていたムーの様子をナガルは見に来ていた。
ナガルがほっと胸をなでおろした時だった、隣の大部屋から絶望する心の声が聞こえた。
ナガルは壁を通り抜け、その心の主を探した。
センターの平手友梨奈だった。
そのカリスマ的な役割を過剰に引き受け、さらにセンターの重責で心が張り裂けそうになっていた。
ムーを真似て、ナガルは友梨奈をぎゅっと抱きしめた。
友梨奈の精神はパフォーマンスができる程度には回復した。(続く)
東京・妖精の詩(その5)
時のトンネルの入り口にムーとナガルは立っていた。
「私はまだ一線を越えられないけど、ムーちゃんの決断はもう止めない」とナガルは言う。
「ありがとう」とムーは返した。
「ここから時の流れに入るのね、岸などなく、時の瀬を下っていくと、その先で人間に生まれ変わることができる」
「うん」
「ところで、ムーちゃん、人間としての名前は決めたの?」
「ええ、上村莉菜にした」
「いい名前ね、実は私も長濱ねるという名前に決めたの。まだ、人間になることも決断していないのにおかしいでしょう」とナガルは照れた。
「じゃあ、ナガルちゃん、もし人間界で出会うことがあれば、そのときはよろしくね」
そう言い残して、ためらうことなくムーは時のトンネル飛び込んだ。(続く)
東京・妖精の詩(その6)
気絶していた上村莉菜は公園の中で目覚めた。
それまで白黒にしか見えていなかった世界が違って見えた。
人間となった莉菜は色というものを初めて実感した。
通りがかった中年女性に壁の落書きを指差しして尋ねた。
「あの色は何ですか?」
「あれは緑ね」
別の箇所を指差しして言った。
「あれは?」
「あれは赤ね」
同じように繰り返し、一つひとつ丁寧に中年女性は教えてくれた。
「あれは群青色かしらね」
「あれは山吹色といいたほうがいいのかしらね」
いろんな色を覚えて満足そうな莉菜はお礼を言った。
「今日は暑いから気を付けてね」と中年女性は微笑んだ。
「こんな暑い日はアイスクリームよりやっぱりかき氷ですね」
「お金あるの?」
「いえ、ありません」と恥じらいながら莉菜は笑った。
その中年女性は親切にも千円札を差し出してくれた。
遠慮なく受け取って、再度莉菜はお礼を言った。(続く)
東京・妖精の詩(その7)
佑唯は街角の女性易者に尋ね人を占ってもらった。
「その人は男性?女性?」
「たぶん女性だと思います」
「名前は?」
「わからないんです」
「どんな顔しているの?」
「それもよくわからないんです」
「困ったわね。こんな人探し初めてだわ」
女性易者はしばし考え込んで、仕事を始める前にさきほど出合った若い女性のことをなぜか思い出して言った。
「その人、目と目の間が離れているような気はしない?」
「そんな感じがします。でもとっても可愛らしい顔をしていると思います」
「この辺りのかき氷屋さんを探してみて」
佑唯は近くでかき氷屋を見つけ入った。
カウンター席にいるその女性の後姿を見て、佑唯は涙が止まらなくなった。
探している人だと直観したのだった。
佑唯はその隣に座った。
隣に誰かが座ったことを感じ、莉菜はそちらに振り向いた。
佑唯と目が合うと莉菜はにっこり微笑んだ。(了)
Dedicated to all the former fairies of W-Keyakizaka members,but especially to Muu and Nagaru.
パクリ第三弾wです。
今回はヴィム・ヴェンダース監督の名作映画「ベルリン・天使の詩(うた)」が元ネタ。
今回のパクリ率は40%程度といったところかな。
まず、言っておきたいのが、芸術性の高い映画の場合、言葉がおよばない領域を映像で表現しようとしているので、パクること自体が難しい。
特に、ヴェンダースのように、名を上げた監督は観客のことは考慮せず、自分の思うままに作るので、その傾向はますます強くなる。
この映画では、キリスト教が脱臭されているので、天使→妖精という置き換えはスムーズだった。
ただし、空中ブランコのパフォーマンスを行うサーカスの女性団員に天使が恋をするという映画原作の流れなので、
今泉に空中ブランコをやってもらうわけにはいかず、今泉に関するところでは、心理描写も含めて、大きく改変した。
「命が永遠なら、愛情を持つことができない」←→「愛情を持つなら、永遠の命と決別しなければならない」
そういう映画原作のテーマもうまく表現できなかった。
なお、「ベルリン・天使の詩」をオマージュしたものに、メグ・ライアンが主演したハリウッド映画「シティ・オブ・エンジェル」がある。
芸術的な深みや思想的な厚みはあまりないが、気楽に観られる一級の娯楽映画となっている。
アート系の映画が苦手だという人にはそちらを勧めたい。
>>258
めっちゃ感動しましたm(__)m
俺もこうゆうの書きたくてイタコの理佐ちゃん始めたんだけど上手く書けなかったんですよねぇ
才能が羨ましいです 人間というものは、様々理由で嘘つき。
でもその嘘の全て見抜けるはずなんてないから私は尾関だけを信じてる。
だから、どうしても
「」
「ねぇどうしたの?」
宿泊してる民宿に突然やって来た俺を見てもいつもと変わらないテンションの理佐ちゃん
ちぇっ、もう少し喜んでくれると思ったのにな・・・
「山が面白くないから脱走してきちゃったw」
などと笑っている俺だが後々大問題になってオヤジにボコられたのはまた別の話だ
「理佐ちゃん幼馴染みのよしみでかくまってくれ」なんて理佐ちゃん任せの俺
「ここ女子部屋だから取り合えず押し入れに隠れてる?」
なんて理佐ちゃんに言われて押し入れ暮らしの俺
おっ!他の女どもが戻って来て着替え始めた!?超ラッキーな俺
「覗いてんじゃねーよ」
って小さく囁いて押し入れの襖をぴったり閉めちゃう抜け目ない理佐ちゃん
「理佐元気出た?」
なんて女友だちに聞かれる理佐ちゃん
「なんだ?理佐ちゃん風邪でも引いたか?」
って心配から襖をそっと開けて覗き再開の俺
あくまで理佐ちゃんが心配なだけで、けっして着替えが見たい訳ではない俺
残念・・・理佐ちゃんの背中に阻まれて何も見えなくて失意の俺
「全然元気だけど・・・」
なんて返事しながら襖を閉めちゃう理佐ちゃん
「ウソだ、俺君が一緒じゃないから全然元気無いじゃん」
って理佐ちゃんをからかう女友だち
「ちょっ、なに言ってんのよ」
って俺の耳を意識して慌てる理佐ちゃん
「隠すな、隠すな、理佐は俺君が居ないとダメなのバレバレなんだからw」
なんて笑いながら言う女友だちの言葉に照れてうつむく理佐ちゃん
狭い押し入れの中でガッツポーズ決める俺
「いくら幼馴染みでもあんなのの何処が良いんだか知らないけどさw」
なんて失礼なこと言う第2の女友だちに
「私の俺君のことあんなのとか言ってんじゃねーよ」
なんて俺が聞いてるの忘れてドス効かせてくれそうだから好き
>>262
なんで「時をかける理佐ちゃん」なんてタイトルにしたんだろ? 「来ちゃったものはしょうがないってさ」
俺のことを先生に説明してくれた理佐ちゃん
お陰で民宿に部屋を与えられて押し入れ暮らしから解放の俺
「ねぇ、なんでさっきからニヤニヤしてんの?」
ってちょっと恥ずかしそうに聞く理佐ちゃん
「いやぁ、理佐ちゃんが俺居ないとダメ女だって知っちゃたからさw」
なんて得意の絶頂の俺
「何から何まで私に頼りっぱなしのくせにダメ女とか言ってんじゃねーよ」
ってドス効かす理佐ちゃん
「おじさんから私に電話あったよ、俺君が電話出ないって」
「お父ちゃん怒ってた?」って焦る俺
「かなり怒ってたね」ってイタズラな笑顔浮かべる理佐ちゃん
「帰ったら一緒に謝ってあげるから花火行こうよ」
頭抱えてお父ちゃんの折檻に怯える俺を皆が花火やってる浜辺に誘う理佐ちゃん
「私のあげた路線図役に足ったでしょ」
なんて鈴虫の鳴き声が響く小道を歩きながら笑う理佐ちゃん
「なんで赤線引いといてくれたの?」って聞く俺
「うーん?幼馴染みの勘かな?」って得意顔する理佐ちゃん
道が暗くなったせいかビビった理佐ちゃんが俺のそばに近寄ってくる
「鈴虫うるせぇ」
って理佐ちゃんがそばに近寄ってきたドキドキを誤魔化す俺
「ちっちゃな頃から私が寂しいとそばに居てくれたからね俺君は」
なんて話し続ける理佐ちゃん
「やっぱり俺が居ないとダメじゃん」って理佐ちゃんをからかう俺に
「うん、ダメなの」
なんて海辺の理佐ちゃんは素直に言っちゃいそうだから好き
「はい、これ」
俺のために花火持って来てくれる理佐ちゃん
「俺君は線香花火なんだよね」
なんてさりげなく俺の好きな花火を大量に確保してくれる出来る女理佐ちゃん
「綺麗だね」
なんて呟く理佐ちゃんの方が遥かに綺麗だけど
幼馴染みって見えない壁が邪魔してそんなこと言えない俺
「ねぇ、どうしたの?」
理佐ちゃんに見惚れてる俺に声かける理佐ちゃん
「なんで俺線香花火好きなのかなと思って」って慌てて誤魔化す俺
気づいたらいつの間にか線香花火が好きだった俺
我ながら素朴な疑問だが・・・何でだ?
「えっ!?覚えてないの?」って驚く理佐ちゃん
うん?理佐ちゃんは俺が線香花火好きな理由知ってんのかな・・・
それっきり不機嫌になっちゃった理佐ちゃん
「不機嫌になるくらいなら線香花火好きな理由教えてよ」ってお願いする俺
「やだよ」って線香花火しながら横向く理佐ちゃん
理佐ちゃんが機嫌なおるまで離れてようと立ち上がる俺に
「ねぇ、一緒に花火しててよ」
って不機嫌なまま呟くわがまま理佐ちゃん
理佐ちゃんに言われて横にしゃがんで花火始める俺に
「教えてあげても良いんだけど俺君に自分で思い出して欲しいんだ・・・一番大切な想い出だから」って呟く理佐ちゃん
「一番大切な想い出なの・・・?」
って忘れてしまってることにちょっと罪悪感覚えながら聞く俺に
「うん、一番大切な想い出だよ・・・私には」
って可愛く言いそうだから好き
>>259
大枠のコンセプトとしてはすでにつくられたものを利用しているだけですから。
庭さんがお書きになったものはいつも拝見していますが、いつも安定していて、
「文は人なり」というように、人柄が反映していますね。
推されている渡邊理佐さんのイメージアップにもつながっていますね。 オールージュみたいに複雑な人物だった。
下り坂を少し左に曲がったかと思えば、上り坂の右カーブが現れて、それから先はもう見えない。
浮き沈みが激しく、ひねくれた性格の持ち主で、こちらには一瞬の隙も許されない。
しかし、何よりも美しかった。
平手とは特に仲がいいというわけでもなかった。
彼女は、一歩引いたところから物事を見つめるクセがあり、口数もそう多くはなかった。
この日の放課後も、僕が「eau rouge」とノートに走り書きをしなければ、会話になることはなかっただろう。
誰もいない教室に二人、はずむことのない声が微妙な距離感で行き交っていた。
「オールージュって読むんだよ」
「どんな意味なの?」
「意味なんかないよ」
彼女は少し首を傾けた。僕は席を立って教室を出た。
平手は黙ってついて来た。
こちらをチラチラ見ながら、様子を窺っている。
廊下を進み、下駄箱で靴に履き替え、校門を出たところで僕は尋ねた。
「あのさ、何?」
「オールージュの意味教えてよ」
「だから、意味なんてない。ただの固有名詞」
「私、教えてくれるまで付きまとうよ」
彼女は真面目な顔でそう言った。
彼女は普通の女の子とは何かが違っていた。というか、全てが違っていた。
勇気と、好奇心と、謙虚さ、説教の好きな先生がよく口にするこの言葉が、彼女には異常に高いレベルで備わっていた。
しかし、謙虚さが際立っていたせいで、周りから変人扱いされることはほぼなかった。
その最後の砦である謙虚さが、この日は欠乏しているように見えた。
僕が靴紐を直すふりをすると、平手は止まった。
僕が公園のベンチに座ると、平手も隣に座った。
僕はいつしか彼女のしつこさに負け、話し始めていた。
「トマトの特徴を言ってみて」
「赤くて、酸っぱくて、水っぽい」
「じゃあ、トマトを知らない人がいたとする。今の3つの言葉でトマトの全てが伝わると思う?」
平手は首を横に振った。
「平手はオールージュ見たことないだろ。いくら説明したって本当にわかったことにはならないんだよ」
「そっか…オールージュってどこで見れるの?」
「オールージュに行けばそれが見れるよ」
「連れてってよ」
「ん?」
「私をオールージュに連れてって」
平手の何ともいい難い笑顔を見ていると、どこへだって行けそうな気がした。
いつになるかわからないけど、二人で行けたらいいな。オールージュ
>>265
余韻の使い方をマスターしてきましたねw
いい雰囲気です
>>258
何か変わった視点ですね
すごいです
イタコの理佐ちゃんシリーズと違って、ちゃんと人助けしてて偉いw >>266
ひたすらワンパターンを続けてる俺の妄想が
理佐ちゃんのイメージアップにつながってるなんて言っていただけるなんてめっちゃ嬉しいですm(__)m
>>267
てちは書くの難しそうで俺には無理だなぁ
>>268
余韻操れてますかw てちは、一瞬で消え去る姿に驚くのか?その下を流れる赤い水に感動するのかな
「一番大切な想い出だよ」
なんて呟く理佐ちゃんに必死に思い出そうとするけど全然思い出せない俺
「やっぱり思い出せないからまたにするわ」って潔いくらい諦めのいい俺に
「諦めてんじゃねーよ」って苦笑いしながらドス効かす理佐ちゃん
「えいっ!」ってかけ声と共に線香花火を俺に向けてくる
「危ない」って慌てて逃げる俺を見て笑う理佐ちゃん
逃げる俺に気を良くしてますます花火振り回す狂気の理佐ちゃん
そこに倒れちゃった打ち上げ花火の火が!
「危ないっ!」
って咄嗟に理佐ちゃん庇ってめっちゃ頭ぶつけて意識が遠のいてく俺
「え〜んえ〜ん」
って泣きじゃくる理佐ちゃんの声
目を開けたら3才の理佐ちゃんが目の前で泣きじゃくってる
おいおい!?俺も3才になっちゃってるじゃないか・・・
しかし、3才とはいえさすが理佐ちゃん浴衣も似合って可愛いな
それに引き換え甚平姿の俺のちんちくりんさよ・・・
なんて嘆いてる場合じゃねぇ
俺が振り回してた花火で理佐ちゃんが火傷しちゃったんだった
この頃からおっちょこちょいな俺を心配して世話を焼いてくれてた理佐ちゃん
「俺君危ないよ」
なんて言いながら花火振り回して駆けずりまわる俺を追いかけてた理佐ちゃん
「理佐ちゃんごめんね、責任取って俺のお嫁さんにしてあげるから泣くなよ」
なんて泣きじゃくる理佐ちゃんに偉そうに謝る俺
「ちゃんと謝れ、バカ野郎」
ってお父ちゃんに叩かれる俺見てちょっと笑う3才ながらドSな理佐ちゃん
「うん、約束だよ」って俺に指切りげんまんさせる理佐ちゃん
「あとさ俺君は危ないから線香花火以外禁止だよ」
なんて3才にして早くも禁止令を発令する理佐ちゃん
理佐ちゃんの一番大切な想い出って・・・これか!?
って目が覚めたら浜辺で理佐ちゃんが泣きじゃくってる
「え〜んえ〜ん」って3才の頃のまんまの泣き声の理佐ちゃん
「どうした理佐ちゃん?」って声かける俺
「なんだ?学校の皆もどうしたんだ?」
ってぽかーんとしてる俺にしがみついて泣いてる理佐ちゃんだから好き
>>272
流れ任せにしてたら理佐ちゃんじゃなくて俺君が時をかけてしまいました・・・
これも自然に生まれてくる物語に人工的な手を加えないというインプロ的手法の味わいですかね
以上行き当たりばったりで妄想を書いてる者のそれらしい言い訳でしたm(__)m 「俺、気絶してたの?」
俺にしがみついて泣きじゃくる理佐ちゃんの頭撫でながら友だちに聞く俺
タイムリープして過去に行ったのかと思ったけど・・・違うみたいだな
気絶してる間に夢見て思い出しただけか?
理佐ちゃんは泣き疲れて寝てしまったみたいだ
俺にしがみついたまま寝てる理佐ちゃんをお姫さま抱っこする俺
「理佐があんなに泣いちゃうの初めて見たかも」って呟く理佐ちゃんの友だち
「理佐ちゃんは泣く時は子供泣きになっちゃうんだよね」
なんて幼馴染み特権で理佐ちゃんの秘密知ってる俺
「本当に不思議な関係だよねあんた達の関係って」
「そうかな」
「ただの幼馴染みではないよね」って聞く理佐ちゃんの友だち
「理佐が高1の頃から告白されても片っ端から断っちゃうの俺君が居るからだよね」
って衝撃発言する理佐ちゃんの友だち
マジか・・・!?油断出来ねぇな、おい!
「理佐ちゃん・・・そんなに告られてんの?」
超絶美人の理佐ちゃんに男共が勝手にビビって言い寄って来ないって完全に安心してた俺
「理佐のことだから俺君に余計な心配かけたくないから言わないんだと思うけど・・・凄く告られてるよ」
めっちゃ聞きたくねぇ・・・聞かなきゃ良かった
理佐ちゃんの予想的中で絶賛心配中の俺
けど待てよ、片っ端から断っちゃってるって言ってたよな・・・それって・・・
「理佐ちゃん、やっぱ俺のこと好きなのかな?」
って不安から逃げたくて理佐ちゃんの友だちに聞いちゃう俺
「今さら他人に聞く?アホらし・・・」
なんて言って歩いてっちゃう理佐ちゃんの友だち
理佐ちゃんは俺の気も知らないで無邪気な寝顔してそうだから好き
「ねぇ、起きて」
理佐ちゃんの声に眠い目をこすりながら起きる俺
「いつまで寝てんのよ、もう皆ラジオ体操行っちゃったよ」って拗ねる理佐ちゃん
昨日俺にしがみついて泣きじゃくっちゃた理佐ちゃん
絶対照れ隠しに拗ねてる振りするって俺の予想通りに演技する理佐ちゃん
バレバレの棒演技が可愛い理佐ちゃんに思わず笑顔の俺
「ちょっと、なに笑ってんのよ!早くラジオ体操行くよ」
って照れ隠しに俺を急かす理佐ちゃん
「俺、昨日頭打ってるからラジオ体操免除だよ」って笑う俺
「えっ、私は?」って無邪気な顔して聞く理佐ちゃん
普段は大人っぽいくせにこんな時に見せる理佐ちゃんのあどけない表情が好きな俺
「理佐ちゃんはただ泣いてただけだから免除じゃないんじゃないかなぁ」
ってやっぱり笑顔になっちゃう俺
「え〜っ!?やだぁ」って慌ててラジオ体操に向かう理佐ちゃん
「ねぇ、なにしてんの?」
って慌てる理佐ちゃんを笑顔で見守る俺に声かける理佐ちゃん
「もう1回寝ようかと思って」って答える余裕の俺に
「ダメだよ、一緒に来て」
ってやっぱり俺の予想通りに小首傾げて甘える理佐ちゃんだから好き
「ほら、早く!早く!」
って俺に声かけながら砂浜に続く小道を走る理佐ちゃん
さすがによろけちゃう病み上がりな俺
「ねぇ、大丈夫?」
なんて無理矢理ラジオ体操につき合わせてるくせに今さら聞く理佐ちゃん
これが幼馴染みの気安さってやつか?
「足だけは私より速いのに、やっぱり寝てた方が良かったかな・・・」
なんて不安な顔する理佐ちゃん
「理佐ちゃん手見せて」
ってそんな理佐ちゃんの右手に手を伸ばす俺
「ねぇ、どうしたの?」って聞く理佐ちゃん
「薄くなっちゃったね」
って理佐ちゃんの火傷の跡見て呟く俺
「思い出してくれたの・・・約束?」ってちょっと驚く理佐ちゃん
「3才の頃から忘れたことなんかないよ」って言う俺に
「ウソついてんじゃねーよ」
ってドス効かすけど笑顔が隠しきれてない理佐ちゃん
「頭ふらつくから手繋いでていい?」って聞く俺
「今日だけだよ」
なんて照れてぶっきらぼうな口調になっちゃう理佐ちゃん
「てっきり線香花火が好きだって思い込んでたよ」
「私に禁止令出されたのも忘れちゃってたんだね」
なんて会話しながら歩く俺と理佐ちゃん
「ねぇ、思い出したの花火の約束だけ?」って改まって聞く理佐ちゃん
繋いだ手から理佐ちゃんのドキドキが伝わってくる
「どっちかって言うとね、もうひとつの約束の方を・・・思い出して欲しいんだけど・・・」
なんて照れ屋な理佐ちゃんにしては精一杯の愛情表現してくれそうだから好き
>>276
最終的にどんな結末を迎えるのか気になります
未来から来た人物、いわゆる一夫(アニメでは千昭)役の子が俺くんだったなんていうオチは悲しいから見たくないなあ〜
って釘を刺しておきますw
>>270
「赤い水」と言えば塩原アナの実況ですね
もう暗唱できるレベルで好きです
女心とスパ・ウェザー
移ろいやすい天使のハートを虜にするのは、白夜からの英雄か、跳馬の勇者か?
グランプリ最長のハイテンションサーキットスパフランコルシャン
明日の天気はエギゾーストに聞いてくれ!
98年F1天王山第13戦ベルギー・グランプリ
赤い水がゆっくりとシグナルを染めていく
オールレッド…ブラックアウト!
さあ、スタートはハッキネン… >>277
タイトルもう関係なくなっちゃってるから、このまま理佐ちゃんとの幼馴染みな日々が続きそうですw
そもそも「時をかける少女」をよく知らないで書いてるといういい加減な俺をお許しくださいm(__)m >>278
って言いながら、私も原作は読んだことありませんw
あと、↓の物語でちょっと名前お借りします ある朝、散歩から帰る道中のことだった。
重なり合った山々や深い渓谷に見惚れながら、つづら折りになった道をのんびりと歩いた。
麓からはすさまじい早さで雨脚が迫っていて、そのうちに大粒の雨が私を打ちはじめた。
折れ曲がった急な坂道を駆け上り、ようやく家の前に辿り着いてほっとすると同時に、私は立ち止まった。
笠をかぶった女性が下を向きながらこちらに歩いてきた。女性は170cmくらいに見えた。古風な衣に身をつつみ、後ろ髪を大きく結っていた。
その髪型が、凛々しい顔を非常に小さく見せながらも、美しく調和していた。
「おや、お嬢さんお濡れになっているじゃございませんか。こちらで暫くおあたまりなさいまし」
女性は驚いた様子で「ええ…」とだけ言った。坂道を走った息切れで言葉が出てこない様子であった。
私の居間はすでに炉が切ってあって、障子を開けると強い火気が流れて来た。家事を終えたばかりの母親が両手をあたためていたのだ。
「おっかさん、そこでこの子を拾ったのですが、寒気の治まるまで置いといてもいいですか」
「おやおや、いらっしゃい。さあ、お召し物をお乾かしなさいまし」
女性の笠を受け取った母親は、茶を淹れに台所へ行った。
「お名前を何と」
囲炉裏の上にうつむいていた女性が顔を上げ、「理佐でございます」と答えた。
女性の着物から湯気が立って、頬を赤く染める程火が強かった。
「旅ですか」
「いえ、逃げてきました」
理佐が話すところによると、「庭」という一風変わった名の作家と暮らしていたのだが、理由もなく追い出されたそうだ。
袂に彼の巻物を忍ばせ、それを濡らさないように一生懸命走っていたのだ。
「あの人の筆には夢が詰まっておりました」
巻物を丁寧に広げ、そこに手を置いて彼との生活を懐かしんでいた。
外では雨脚が細くなって、峰が明るんで来た。もう十分も待てば綺麗に晴れると、しきりに引き止めたけれども、彼女は立ち上がった。
「あの人のもとへ帰ろうと思います」
そう言って、巻物を大事そうに心に引き寄せる心優しき理佐ちゃんだから好き
>>280
俺のような理佐ちゃんの前には到底出ることが許されない半生を歩んだような日陰者が
敬愛する大阪府さんの作品で理佐ちゃんと共演させていただけるとは・・・光栄の極みです
しかも最後の一文が心優しきスレverになってるなんて・・・
ありがとうございますm(__)m >>281
理佐ちゃん小説いつも楽しみにしてます! >>282
俺の妄想小説を読んでもらえてるなんて感激です
これからも理佐ちゃん共々小説スレをよろしくお願いしますm(__)m >>248
【童話U・7】
白ゆり姫はこうして7人の小人たちと暮らし始めました。
小人たちが日中に仕事に出掛けている間に掃除洗濯を済ませ、ご飯を用意する。世界一贅沢なメイドさんです。
しかしその生活も1か月ほど続いた頃、白ゆり姫は皆に自分も何処かで働きたいと切り出しました。
自分だけ皆の厚意に甘えたままではダメだと考えたのです。
とは言っても、ずっと王宮で暮らしていた世間知らずな姫にできる仕事って…?
きょん「じゃあコンビニはどうかな?」
ゆり「コンビニ?何ですか?」
きょん「人間が生活していく為に絶対必要な場所だよ」
よね「そんなことあらへんやろ」
はぶ「背丈もあるしスタイルもいいからモデルさんはどう?」
ゆり「いや…あの…モデルさんに王宮を追い出されたんで…(苦笑)」
あお「確かにまたキツくいじられるかもしれないね…」ウンウン
むー「深く頷きすぎじゃね?」
ずー「じゃあさ、いっそアイドルになっちゃえば?向いてる気がするよ」
ゆり「アイドル…ですか?」
もん「可愛い衣装だって似合いそうだし、いいかもね。きっと人気出るはず」
はぶ「専門家の意見だし間違いないかも」
ゆり「専門家…?」
むー「2人とも昔ちょっとアイドルやってたんですよ」
ずー「だから少しは見る目あるよ」
よね「まあ2人ともパッとしなくて辞めちゃったけどね(笑)」
もん「パッとしなくて悪かったわね」
きょん「え?ケンカ始まってんの?始まってんの?」
ずー「まあまあ(笑)…でも、本気でお勧めよ。考えてみたら?」
ゆり「はい(笑)」
こうした流れで、白ゆり姫はアイドルの世界に飛びこむことになりました。
そして、なんと
7人の小人たちも一緒に。
―続きますように(-人-)― >>284
名前こそ出てないけど理佐ちゃんの存在感が・・・w >>285
ありがとうございます(笑)
話変わりますが昨日始まったもうひとつの小説スレにも注目してします
さらに話変わりますがやっぱりてちもんですなあ >>286
復活祝いのてちもん漫才お願いします( ̄▽ ̄)ゞ
新しい小説スレ立ったんですか?
探してみようかな 「てめぇ!ばか野郎!!」
林間学校から帰ってきた俺にお父ちゃんの怒声が響き渡る我が家の玄関先
「帰ったら一緒に謝ってあげるよ」なんて言ってた理佐ちゃん
ちゃっかり俺のお母ちゃんと居間のテーブルでお煎餅食べてる
「理佐ちゃんもごめんな、毎度毎度うちのバカ息子が迷惑かけて」
俺同様理佐ちゃんには甘いお父ちゃんが猫撫で声で謝る
「俺君に迷惑かけられるの馴れてるから平気だよ」
なんてお煎餅かじりながら答える理佐ちゃん
フォローになってねぇ・・・
「理佐ちゃん、そっち行っていい?」
自分の部屋の窓から手を伸ばして理佐ちゃんの部屋の窓叩く俺
家が隣同士なうえに部屋も隣同士なんて絵に描いたような幼馴染み環境だぜ
「危ないからちゃんと外から回っといでよ」
なんて窓から窓に飛び移ろうとする俺に注意する理佐ちゃん
「下に行くとお父ちゃんに捕まってまた説教が始まっちゃうよ」
なんて言いながら理佐ちゃんの部屋に飛び移る俺
「やっぱり我が家は落ち着くなぁ」って背伸びする俺
「我が家とか言ってんじゃねーよ」
って苦笑いしながら勉強机に向かう理佐ちゃん
「いつもながら片付いてて感心感心」って床に丸まる猫みたいな俺
なぜか理佐ちゃんの部屋は落ち着くのだ
「なに言ってんのよ、俺君の部屋だって林間学校に行く前に片付けてあげたでしょ」
なんてノートになんか書きながら呟く理佐ちゃん
「なんか違うんだよね、理佐ちゃんの部屋は癒されるんだよな」
なんて呑気なこと言ってる俺に
「それは部屋じゃなくて私に癒されてるんだよ」
なんてさりげなく呟く理佐ちゃんだから好き
「なに書いてんの?」
理佐ちゃんの癒し系アピールを華麗にスルーして理佐ちゃんの手元を覗き込む俺
「ちょっと、女の子の日記覗かないでよ」って慌てる理佐ちゃん
「理佐ちゃん、日記なんて書いてたっけ?」
過去に何度か書き始めるも・・・
案外飽きっぽくて三日坊主になっちゃってるのは知ってる俺
「うーん?たまにね、嬉しいことあった時に書いてんの」
って答える理佐ちゃん
「嬉しいことあったもんね、林間学校」
って分かりやすい理佐ちゃんをからかう俺に
「うん、俺君のお陰でね」
なんて珍しく素直に答える理佐ちゃん
素直な理佐ちゃんにドキドキしちゃう俺
「ねぇ、人のことからかっといてドキドキしないでよ」
なんて言ってる理佐ちゃんもドキドキしてるみたいで全然俺の方見てくんない
かすかな風鈴の音色だけが何処からか聞こえてくる
夏休みの風情ってやつは幼馴染みの理佐ちゃんと俺の距離をもどかしくさせちゃうから好き
>>289
「時をかける理佐ちゃん 第16話」
タイトル入れ忘れてしまいましたm(__)m 低いクラクションがプレハブ小屋を振動させました。お昼寝から目覚めた鈴本は、窓の外を見ました。
ボロボロの黄色いフィアットが小屋に向かって後退しています。フィアットはそのまま小屋に突っ込んで来ました。
運転席には笑顔の平手が座っています。
「鈴本ー、買ってきたよ」
「平手さん、これはクルマですか」
「そうだよ」
鈴本は空いた口が塞がりませんでした。ツッコミどころは山ほどあるのですが、まず気になったのはボンネットの値札でした。
どういうわけか、黒文字の30万が赤のバツ印で消され、2万と書かれてます。
「これ、2万で買ったの?」
「何かね、試乗の時に暑いからノースリーブ一枚になったのね。そしたら隣のおじさんが『2万でいいよ』って」
「腋フェチだったんですかね…これ以上は聞かないでおきましょうか」
鈴本は助手席に乗り込みました。平手はエンジンの始動に苦闘しています。
5回キーを捻ったところで、ようやくエンジンがかかりました。
「行くよ、鈴本」
「ああ、平手」
そうです。これから二人の短い旅が始まります。
標的はただひとつ、みんなのあこがれ、ずみ子ちゃんのブラジャーです。
つづく
鈴本は数多のクラクションで目を覚ましました。隣の平手は真剣な顔で運転をしています。
しかし鈴本の目に狂いがなければ、ここは高速道路であり、中央分離帯が左側に見える、つまりそれは右側通行を意味し、それはつまり逆走していることになります。
高齢者ドライバーもびっくりです。
「あ、起こしちゃった?」
「平手さん、これどういう状況ですか?」
「逆走ですね」
「わかってるんなら、やめなさいよ」
「もう今さらですよ。ETC強行突破したときから、何かおかしいとは思ってたんですけどね」
その時、平手が急ブレーキをかけました。
日本刀を持ったナナちゃん人形が立ちはだかっていたのです。
でも、ここは名古屋駅ではありません。正体は孤高の剣士ななこちゃんでした。
「あ、ななこちゃんだ!」
「ふふっ、またつまらぬものを斬ってしまった…」
「えっ、何斬ったの?」
「タイヤ」
3人はホイールだけになった車で、ガタンゴトンと揺れながらも、何とかずみ子ちゃんの家にたどり着きました。
つづく
「ところで、平手さん。どういう作戦なんですか?」
「まず、私が宅配便を装ってピンポンを押します。ドアが開いた所で、鈴本が麻酔銃を撃ちます。眠ったら、ななこが日本刀で背中の辺りを斬ります」
「えっ、殺しちゃうんですか?」
「殺しはしません。服を切るだけです。しかし、ブラジャーは斬ってはいけません。価値が下がります」
「はぁ…あそこに干してあるやつではダメなんですか?」
「ダメです。価値が下がります」
「さっきから言っている『価値』ってなんですか?」
「特に意味はありません」
「そうですか。では実行しますか」
結論から言うと、作戦は成功しました。
ななこちゃんがスカートまで斬ってしまったり、平手がおっぱいを揉んでしまったり、泥棒の哲学という理由で鈴本が破れた衣服を縫わされたりと、色々ありましたが成功しました。
「平手さん、成功しましたね」
「私を誰だと思ってるの?世界一の大泥棒だぜ」
よくわかりませんが、めでたし。
怪盗てちもん・終
酔った勢いで書いたので、めちゃくちゃですw
>>284
色々と細かいネタが入ってますね
面白いです
>>289
時がゆっくり流れ出しましたね >>293
新境地w
ぜひこれもシリーズ化お願いしますm(_ _)m >>284
【童話U・8】
さて、話は戻ります。
白ゆり姫の手掛かりを見つけたモナは、アイドルフェスの会場であるコロシアムに向かいました。
フリーライブということもあり、会場は満員。開演後から次々に登場するアイドルグループへの声援もかなりの盛り上がりです。
そして開演から1時間ほど経った頃、ステージに「しらてゆりなwithバックダンサーズ」が登場しました。
お察しの通り、白ゆり姫と7人の小人たちのグループです。
因みに、本当は彼らの住む欅の森に因んで欅森46(46は“白”の語呂合わせ)という名前にしたかったようなのですが、事務所の社長がグループの実態を重視してこの名前にしてしまったのでした。やれやれ。
さて、大歓声の中、彼女たちは新曲を含む2曲を披露して、ステージを降りました。
ステージを凝視していたモナは、「しらてゆりな」が白ゆり姫に間違いないことを確信しました。
しかし、モナにはひとつ気になることがありました。
モナ「白ゆり姫…元気なくないか?ヤバくね?」
バックダンサーズの面々は元気一杯だったものの、当の白ゆり姫だけが前髪で顔を隠すような形で活気無くパフォーマンスしているように見えたのです。
それがモナの気のせいだけではなかったことが、彼女たちのファンの会話からもわかりました。
“やっぱり、てちヤバくね?”
“アイドルっぽいお姫様っぽい曲を本当は歌いたかったって言ってたからなあ”
“今の路線ばっかりで続けるの正直きついんだろう”
“新曲も『危なっかしい家族計画』って、下ネタすぎるだろ”
因みに『てち』は、“しらてちゃん”から派生した白ゆり姫のニックネームです。
モナ「やっぱり白ゆり姫は弱ってるのか。これは始末するチャンスだな」
ただ、事務所の人間や7人の小人が常についているため、白ゆり姫だけを上手く始末するのは簡単ではありません。
しばらく考えた末、モナはいったん王宮に戻って女王と相談することにしました。 【童話U・9】
というわけで再びここは王宮の一室。
リサ「始末もできねーでノコノコ帰ってくるんじゃねえよ」
モナ「いや、でも女王様、今報告した通り、慎重に上手く事を運ばないといけないんですよ。万が一おおっぴらになっちゃって、女王様の差し金だって国民に知られたら、また悪の枢軸だとかめちゃくちゃ叩かれますよ」
リサ「確かにそれは困るな」
モナ「何かいい方法はないでしょうか」
リサ「…じゃあ、あのリンゴを使うか」
モナ「サユリンゴですか」
リサ「そうそう…文春に撮られてさんざん叩かれて…って、違うわ!」
モナ「まあ確かに今も居座ってますしね。効果ないかも」
リサ「そういう問題じゃねえし。サユリンゴじゃなくて、毒リンゴだよ」
モナ「毒リンゴ…?アップルストアで買うんですか?」
リサ「アホなこと言ってる暇があったらさっさと魔女のところへ行ってこんかい!」
モナは再び王宮を出て、魔女の元へ向かうことになりました。
【童話U・10】
モナは魔女に会うためにサイタマの奥地までやってきました。
そうです。サイタマの魔女、すなわちサイ魔女でございます。
ポン「おやおや、こんな遠くまでご苦労様ですね」
モナ「はじめまして。あなたが大人気の魔女の…?」
ポン「はい。ロッテと申します」
モナ「え?あれ?」
ポン「奥地(お口)の恋人ロッテ、なんてな」テヘペロ
モナ「ダジャレか〜い」
ポン「ごめんなさいね(笑)…私がサイ魔女のポンです。今日のご用件は?」
モナは、秘密裏に始末したい相手がいるので毒リンゴをわけてもらいたいという話をしました。
ポン「なるほど…じゃあ、もっと毒性の強いこちらの毒ヘビはいかがですか?」
モナ「…なんかちっちゃくてピンク色でなかなか可愛いですけど、本当に猛毒なんですか?」
ポン「この姿は油断させる為のカモフラージュです。ね?毒持ってるもんね?」
ヘビ「イエス・アイ・ハブ」
ポン「ね?猛毒のハブですから」
モナ「そのダジャレ言いたいだけだろ」
ポン「なぜわかった(笑)。じゃあ、こちらの毒霧も強くてお勧めですよ」
モナ「見た目が大きめのピンポン玉みたいですけど」
ポン「中に猛毒が入ってますから、口の中で噛んでから相手に吹きかければイチコロですよ。カッコいいでしょ」
モナ「口の中に残った毒を自分が飲んじゃいそうなんですけど」
ポン「…気がつきましたか(笑)」
モナ「ダメじゃんそんなの」
ポン「いや、誰か騙されてやらないかなぁって思って(笑)」
モナ「いいから毒リンゴくださいな(怒)」
こうしてモナは毒リンゴを手に入れました。
―続く可能性あり―
>>293
これは!?元ネタを彷彿とさせる疾走感は確かに新境地だ!!!
>>297
そう言えば悪の枢軸とか言われてる理佐ちゃん見て対抗心で個スレに妄想書き始めたんだよなぁw >>299
疾走感ていうか、暴走気味ですけどねw
>>295
チワンさんに倣って少し下ネタを入れてみましたが、まだまだですねw
大阪人なのにユーモアを操れないのが悩みです >>298
【童話U・11】
トントン…
その翌日、欅の森の小人たちの家に1人の訪問者がありました。
その日は白ゆり姫だけがソロの取材を受けるために出掛けていて、小人たちはオフで家にいました。
むー「珍しいね。お客さんなんて」
よね「はいはい、ちょっとお待ちください」
ガチャ…
玄関扉を空けると、派手な襟付きの貴族風の衣装をまとったあの人が立っていました。
モナ「ごめんください。
どなたですか。
モナ王国からの使者の者です。
お入りください。
ありがとう」
はぶ「…何?今の」
きょん「え?ちょっと待って。桑原和男さんのネタじゃない?」
よね「そうや。吉本新喜劇の古典的なギャグや。基本中の基本やないかい」
もん「じゃあ、みんなでコケないといけなかったんじゃないの?」
ずー「でも、もうタイミングを失敗したよね?」
あお「もう1回やってもらう?」
はぶ「じゃ、誰が言う?」
よね「やっぱり年齢順で」
むー「えー?無理無理無理」
きょん「じゃあ体重で」
もん「なんで皆で私を見るんだよ。はぶちゃんのほうが背高いし測れば体重も」
はぶ「じゃBMIで」
きょん「コンピューター?」
あお「それはIBMだよ」
モナ「あの…いいですか?話が進まないんで」 【童話U・12】
ずー「あ、すいません。実はそのツッコミを待ってました」
モナ「嘘つけ」
よね「ところでモナ王国って最近雑誌にも取り上げられてましたよね?」
きょん「モナ王国を知ってるの?知ってるの?」
よね「私は前にちょっと居たことがあるんや」
もん「私も」
むー「いいとこなの?」
よねもん「…」
モナ「黙るなよ」
あお「それでご用件は?」
モナ「あ、そうそう。実はうちの王子が先日のアイドルフェスをお忍びで見に行きまして、皆さんのステージに大変感動されたそうなんです」
ずー「ありがとうございます」
モナ「特にセンターの白ゆり…失礼、しらてゆりなさんを大変気に入られまして、ぜひ贈り物をしたいとのことで」
もん「そうですか…しらては今日は街で仕事がありまして…」
モナ「ああ、それは好都合…あ、いや、残念ですな。それではお帰りになられたらこちらをお渡しいただけますか」
モナは小さな宝箱を差し出しました。
モナ「それでは私はこれで。くれぐれもよろしくお伝えください」
バタン…
モナ「ふぅ…もし白ゆり姫が私を見て顔バレしちゃったらどうしようかって心配してたけど、外出中とはラッキーだったな。これで夜には…ふっふっふ」
含み笑いしながらモナは帰っていきました。
―続く?―
>>245の続き
吸い込まれるように、織田が鈴本の唇に自分の唇を軽く重ねようとした瞬間、
鈴本「あれ、私寝ちゃった?」
織田「え、うん、寝顔可愛かったよ」
鈴本「ねえ、もしかして私にキスしようとしてなかった?」
織田「い、いやそんなわけないじゃん・・・」
鈴本「そう・・・きょうは疲れたし、もう帰ろう」
織田「私、本屋に寄って帰る。また明日ね♪」
浅草の駅まで来ると、駅前のベンチで見覚えのある美少女が座っていた。
織田と目が合うと、目をそらしながら立ち上がって逃げようとした。
織田「待ってゆいぽん!」 >>303の続き
二人は向かい合って喫茶店でアイスティを飲んでいる。
小林「・・・・・・」
織田「ゆいぽん、黙り込んでどうしたの? 何でこんな所にいるの?」
小林「・・・・・・」
織田「何か言ってよ。せっかくゆいぽんと二人きりなのに、何か気まずい・・」
小林「きょうは朝だけ仕事だったんだけど、オダナナどうしてるかなと思って・・・」
織田と目を合わせないまま、蚊の鳴くような声で小林は言った。
織田「どうしてるかって、仕事してたに決まってるじゃない」
小林「仕事にしては、ずいぶん楽しそうだったね」
織田「えっ、見てたの?」
小林「美愉ちゃんだけじゃなくて、なーこやみぃちゃんまで来てて、オダナナはやっぱりモテるんだなぁと思った」
織田「みんな、冷やかしだよ。てかずっと追いかけてきたの?」
小林「でも、まさかオダナナが美愉ちゃんにキスするとは・・・」
織田「ち、ちがうよ、あれはつい魔が差しただけなの。それに寸止めというか・・・」
小林「やっぱりオダナナが私を好きというのはビジネスなのね・・・」
織田「なんてこと言うの(怒)! ゆいぽんが一番好きに決まってるじゃない!!」
そう叫ぶと織田は、由依のグラスを奪って、ストローに口をつけた。
小林「!?・・・」
織田「私は菜々香以上の真性ストーカーなのよ、悪いけど!」
由依は、そんな織田を見てようやく笑顔を見せた。
小林「ねえオダナナ、私お腹減った。何か食べたいな♪」
織田「よし、せっかく下町に来たんだから、お好み焼きでも食べよう♪」
二人は仲良く浅草の街道を歩き始めた。
〜完 >>304
オダナナ、それはそれで怖い……(笑)
ぽん、おだななを上手く使いますね…(笑) >>302
【童話U・13】
モナが置いていった宝箱を囲む7人の小人たち。
むー「何だろうね?これ」
もん「ずいぶん大事そうに持ってたよね」
あお「そりゃ王子様からのお届けものだし」
ずー「けしからんよね」
よね「それはお届けものじゃなくて不届き者だな」
はぶ「…ねえ、開けて中身見てみない?」
もん「ええぇ?悪いよそれは〜」
はぶ「いや、だってさ、普通のファンの方からのプレゼントって事務所に届いて先にチェック入るじゃん?それと同じだよ」
きょん「なるほど…」
むー「大丈夫かな〜」
はぶ「大丈夫だよ。確認するだけだし」
ずー「まあ、いいか」
こういう流れで小人たちが宝箱を開けてみると…
きょん「え?ちょっと待って。リンゴじゃね?」
むー「高級そうだね〜」
よね「ミミズ千匹屋で売ってるみたいな…」
あお「千疋屋でしょ!下ネタは止めてもらえますか」
きょん「ミミズ千匹って何ですか?」
はぶ「数の子天井的なやつ」
きょん「あ〜、はいはい」
ずー「何でそれでわかるんだよ…」
もん「…」
皆がリンゴを見ながらワイワイやっている中、もんだけは1人深刻な表情でそれを見つめていました。 【童話U・14】
あお「あれ?どうしたの?」
もんの様子がおかしいことに皆も気づき始めました。
もん「これ…このリンゴ…すごく似てるんだよ。去年私が間違って食べてしばらく体調不良になったやつと…」
きょん「ちょっと待って。毒リンゴってこと?」
もん「うん。たぶん間違いない」
6人「う、嘘ぉ…」
思わぬ展開に皆は唖然とします。
はぶ「でも、何故ファンになった王子様が毒リンゴを?有り得ないっしょ」
むー「そうだよね…」
もん「ていうかね、さっきの人の話もちょっと変なんだよ。今日はゆりなが居ないって言ったら、思わず『それは好都合』って言いかけたんだよ」
よね「そう言われれば確かに…」
もん「それに、ゆりなの名前を『白ゆり…』って言いかけた。白ゆり姫っていう名前はプロフィールにも何処にも載ってないのになぜ知ってるの?」
あお「確かに…公式ニックネームも『てち』だし」
ずー「なるほど…私たちがここで共同生活してることも調べられたってことか」
よね「何かの罠なのかな…」
むー「ねえ、どうしよう?これ…」
はぶ「どうするも何も、ゆりなが帰ってきたら事情を全部話して相談するしかないでしょ」
もん「初めて会った時も行く宛が無いって言ってたし…何か深刻な事情があるんだよね」
あお「命を狙われてるんだもんね…」
【童話U・15】
ずー「ちょっと待って」
皆の話を聞いていたずーが、意を決した様子で語りはじめました。
ずー「私、このリンゴを食べてみるよ」
6人「ええぇえ!?」
あお「死んじゃったらどうするのよ」
もん「何を言い出すの?」
ずー「だって、見た目が似てるだけで、実際は毒なんかない高級リンゴかもしれないでしょ?確かめるには誰かが毒味しないと始まらないよ」
むー「でも…無茶だよ」
ずー「無茶はわかってるよ。でも、確かめもしないで、これが毒リンゴかも知れないっていう話をしちゃうのは嫌なんだよ。
未確認のまま話をして、後になって、もしも本当は無害なリンゴでしたっていうことになったら、ゆりなに無駄な心労をかけるだけになってしまうでしょ」
よね「確かにな…」
ずー「だから私が毒味する。ゆりなが大好きだから。皆もそうでしょ?」
6人「うん」
ずー「だったら協力してよ。ね?」
ずーに押し切られる形で、毒味の提案が可決されました。
ずー「じゃあさ、半分に切ってよ」
もん「どうして?」
ずー「半分食べれば十分わかるじゃん?それに、もしも無害だった時には残り半分をゆりなに食べてもらうから。
半分は私が毒味しました〜ごめんなさい〜って謝るから皆も援護してね(笑)」
【童話U・16】
ずー「じゃ、いただきま〜す」
6人に見守られながら、毒味が始まりました。
あお「どう?大丈夫?」
ずー「うん。やっぱり美味しいわ、これ(笑)」
きょん「ラーメンとどっちがうまいっすか?」
はぶ「どういう比較なのそれ?」
ずーはあっという間に半切りのリンゴを食べ終わりました。
ずーの様子を固唾を飲んで見守る6人。
すると次の瞬間、ずーはさっと立ち上がり、素早い動きで、テーブルの上の残り半分のリンゴを奪いとりました。
もん「な、何するの!?」
そしてずーは残りのリンゴを頬張り、あっという間に食べきりました。
むー「ど…どうして…?」
ずー「みんな聞いて!」
ずーは涙をあふれさせながら叫びました。
ずー「やっぱり…毒リンゴだ、これ…」
6人「ええぇ!?」
もん「やだ!やだ!どうして?」
よね「だったら、なんで食べちゃったんだよ?」
むー「待って…待って…(号泣)」
ずー「みんな聞いて!時間が無いの!」
あお「時間…?」
ずー「もうすぐ毒がまわって私は倒れる。そしたら私の部屋のベッドに寝せて鍵をかけて。宝箱はどっかに始末して。ゆりなには悪性の風邪で休んでるって…言って…お願…い…」
きょん「やだ〜!死んじゃやだ〜(泣)」
ずーは意識が朦朧とし始め、膝をつき倒れこみました。
もん「どうして…どうして全部食べたの…(泣)」
はぶ「ばか…(泣)」
ずー「だって…」
ずーはうっすらと目を開けました。
ずー「こんなもの…大好きなゆりなには食べさせ…られ…ない…」
そう言うとずーは微かに微笑みながら意識を失いました。
幸い呼吸や脈拍はありましたが、揺すっても叩いても目を覚ましません。
皆は泣きながらずーを部屋のベッドに運び、鍵をかけました。
―ここで終わったら怒られるかなぁ?―
「ねぇ、起きてる?」
林間学校の翌日、早くも図書館で勉強しようと張り切る理佐ちゃん
自分の部屋から俺の部屋の窓をバンバン叩いてくる
「ほら、早く起きなよ」
窓を叩いてるだけでは起きない俺を予測して早々と部屋のドアをあけて進入してくる理佐ちゃん
さすが幼馴染み・・・俺という人間を知り尽くしている
「1日でもうこんなに散らかしちゃったの?」
なんて飽きれ顔で部屋の片付けを始める理佐ちゃん
部屋の隅に追いたてられながらもまだ寝てる俺
「いつまでも寝てんじゃねーよ」
なんて片付けしながら俺を踏んづけるドS理佐ちゃん
けっこう痛かったけどパンツ見えたから我慢する健気な俺
「何これ?」
なんて言いながら机の上のノートをパラパラめくる理佐ちゃん
しまった!?昨日あれから理佐ちゃんに感化されてなんとなく書き始めた日記を読まれてしまう
「俺君・・・なに書いてんのよ・・・」ってドン引きする理佐ちゃん
「凄く褒めてくれてるのは嬉しいけど・・・『神の最高傑作』とか『人類史上最高の美人』は大げさ過ぎだよ」
って苦笑いしながら俺の日記にダメ出しする理佐ちゃん
「それに・・・パンツ見れて嬉かったとか・・・」って飽きれて絶句する理佐ちゃん
「日記書き慣れてないからかな?」って言い訳する俺
「そもそもこれ俺君の日記なのに私のことしか書いてないじゃん」
って俺の日記の致命的な欠点を指摘する理佐ちゃん
「でも頑張って何日も前から遡って書いたんだね」
ってちょっとだけ感心してくれる理佐ちゃん
「何これ?」
何日か前の日記を読んでた理佐ちゃんの手が止まる
「白石さんとデートの約束したんだ?」
って努めて冷静に喋ろうとするのが分かる理佐ちゃんの口調
しまった!?調子に乗って余計なことまで書いてた俺
「なんか林間学校の時に約束させられちゃったんだ」ってさりげなく言う俺
「ふーん、良かったね、美人の白石さんに誘われて」
なんて意外と怒ってないみたいな理佐ちゃんだから好き
「俺君ちょっと背伸びた?」
図書館に向かってチャリを漕ぐ俺の背中越しに理佐ちゃんが聞いてくる
「どうかな?しばらくぶりにニケツしたからそう感じるんじゃない?」
なんて何事もないかのように答えてる俺だけど内心はかなり複雑だ
白石さんとデートする約束したのがバレたのに怒らない理佐ちゃん
ほっとしたのは確かだが・・・それはそれで寂しい俺
背中越しに感じる理佐ちゃんの息遣いに耳を澄ましてみるけど
理佐ちゃんの心情なんて読み取れるわけもなく
ただただ今は理佐ちゃんを乗せてチャリを漕ぐしかない俺
小学生の頃に初めて理佐ちゃんをチャリの後ろに乗せた俺
「私しか乗せちゃダメだよ」
その時に理佐ちゃんに約束させられてから未来永劫俺のチャリの荷台は理佐ちゃん専用なのだ
小学生の頃の約束でも大好きな理佐ちゃんとの約束はどんなことでも特別な俺
そんな俺の思いを知らない理佐ちゃん
「ねぇ、どうしてデートのこと黙ってたの?」
なんて急に不安そうな声で聞いてきてくれるから好き
「理佐ちゃん怒るかと思って・・・」
図書館のチャリ置き場でやっと理佐ちゃんの問いかけに答えることが出来た俺
「なんで私が怒るのよ?」って絡んでくる理佐ちゃん
これはすでに怒ってんじゃないのか・・・?
ってちょっと嬉しい複雑な俺
「けっこう独占欲強いじゃん・・・理佐ちゃん」
って言いながらチャリの荷台をチラッと見る俺
「俺君の自転車の荷台は小学生の時に約束したから私専用だけど・・・」って口ごもる理佐ちゃん
「さすがにデートするのは怒れないよ・・・私たちただの幼馴染みじゃん」
ってそっぽ向いて呟く理佐ちゃん
「ただの幼馴染み」って理佐ちゃんの口から言われると胸が痛いぜ
これが恋の痛みってやつなのか?
「デートって言ってもたまたま映画のチケットあるからって誘われただけだよ」って言い訳する俺
「でもデートはデートだよ、俺君が私以外の女の子と二人で出かけるの初めてじゃん」
なんて拗ねる理佐ちゃんはどう見てもただの幼馴染みではないだろ?
「ねぇ、図書館入ったら静かにしてよね」なんて不機嫌に言うくせに
「私も誰かとデートしちゃうよ」
なんてわざわざノートに書いてみせて俺に焼きもち妬かせようとする理佐ちゃん・・・
絶対にただの幼馴染みではないだろうから好き
「ねぇ、なんで白石さんのことは褒めてないの?凄い美人だし性格だって良いのに・・・」
図書館の帰りに寄ったマックで聞いてくる理佐ちゃん
「うん・・・?」って意味わかんなくて戸惑う俺
「日記、私のことは凄く褒めてくれてるのに白石さんのことはあっさりし過ぎじゃない?」
ってまだ白石さんのこと引きずってる理佐ちゃん
「それに白石さんのパンツは見てないのかなぁなんて・・・」
言ったは良いけど恥ずかしくなって下向いちゃう理佐ちゃん
「言われてみれば林間学校でパンツ見るチャンス有ったよなぁ」って嘆く俺
「嘆いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ほら、ケチャップついてるよ」
なんて照れ隠しにトレイを片付ける俺のほっぺをハンカチで拭いてくれる理佐ちゃん
「白石さんは凄い美人だと思うんだけど理佐ちゃんじゃないからなぁ・・・」
河原をチャリ押して歩きながら理佐ちゃんの質問に答える俺
「私だとパンツ見てもいいと思ってんの!?」ってびっくりする理佐ちゃん
「うん、理佐ちゃんは特別な存在だから・・・いくら白石さんが美人でも比べらんないよ」って素直な俺
「喜んでいいのかな・・・?」って首かしげる理佐ちゃん
「めっちゃ喜んで欲しいんだけど」って真面目な俺
「それは・・・ありがとう」
って呟きながら照れて川面を見つめる理佐ちゃん
理佐ちゃんの美しい横顔に夏の陽射しが後ずさるのをため息と共に見惚れる俺
「私だって・・・ずっと前から俺君のこと特別だと思ってるよ」
なんて川面を見つめたまま言ってくれそうだから好き
>>309
俺も怒っときますw
>>314
もしかして庭さん、現実世界でも白石さんに揺れてるんじゃないですか?
ってプロファイリングしてみる >>315
白石さんに限らず乃木坂も欅ちゃんも全体に好きではありますが・・・
やはり理佐ちゃんだけは特別な存在なので比べらんないので揺れないですw 『高2の軍曹』 第29話
「はだしになってどうするつもり?」
「ちょっと海に入る」
「お盆明けはくらげが多いよ」
「だいじょうぶだよ、ちょっとなら」
茜ちゃんはサンダルを脱いで、ズボンの裾をまくった。
そして一目散に海へ入っていく。歩くたびに水しぶきが跳ねてふくらはぎに小さな水滴がついている。
彼女の笑い声と、静かなさざ波だけが、交互に聞こえる。
茜ちゃんが両手で手招きをした。
「こっちおいでよー」
僕はサンダルを脱いで砂に足をおろした。8月下旬の砂は意外にも熱く、僕はすぐにサンダルの上に足を戻した。
「あかねちゃん、あついよー」
「へいきだよー」
茜ちゃんはこっちに来て、僕の腕を引っぱった。すごい勢いで引っぱられた。そのまま、僕を海に放り投げ、戦闘開始だ。
あっという間に、二人はびしょ濡れになる。茜ちゃんの笑い声がいつまでも僕の耳に聞こえていた。
10年前と変わらない砂浜を前にして、僕はふと横を見た。
サングラスをした茜ちゃんが、日焼け止めを塗っている。海水浴シーズンも終わって、僕たちの周りには誰もいない。
僕はサンダルを脱いで、茜ちゃんの腕を引っ張った。
「えっ、何?なんで裸足になってるの?」
「濡れるから、腕まくりした方がいいよ」
「ちょっとー、この服けっこう高いんだから」
そう言いながらも、サングラスから笑顔がこぼれている。
砂浜に真っ直ぐ足跡を残して、僕たちは海に飛び込んだ。
>>317
しばらくぶりの軍曹や〜!!!
なんだかんだで30話に王手ですねw >>317
最近ご無沙汰で寂しかったので超嬉しいっすm(_ _)m 「ねぇ、迷惑してんだけど」
って理佐ちゃんが俺の部屋に文句言いに乗り込んできた
外はもうすっかり夜の帳が下りている
「どうした理佐ちゃん、俺なんかしたっけ?」
って俺がドキドキしてるのはなにも理佐ちゃんが因縁つけに来たからだけではない
昨日、図書館の帰り道に理佐ちゃんから特別な存在だなんて言われてしまったからだ
あれから二人の関係が変わったかと言えば・・・そんなこともなく・・・
理佐ちゃんは幼馴染みとして相変わらず俺を見守ってくれてる
まあ特別扱いと言えば特別扱いなんだろうけど・・・
「俺君がなんかしたわけじゃないんだけど・・・」
ってちょっと言いよどむ理佐ちゃん
「俺君が白石さんの誘いを断らなかったのが拡まっちゃってるみたいなの・・・」
って理佐ちゃんに言われても・・・だからなんなんだ状態の俺
「俺君!にぶいよ!」
ってぽかーんとしてる俺に軽くイラだつ理佐ちゃん
「防波堤代わりの俺君がただの幼馴染みだって知れ渡ったせいで、今日1日だけでも交際の申し込みが凄く渋滞してんだけど!」
ってやっぱり難癖つけてるだけだった理佐ちゃん
ねぇ、どうすんの?」
なんて俺に聞いたところで・・・
「まあ、一般論としては気に入らない相手からの告白は断るしかないんじゃないの」
って理佐ちゃんの態度の裏に全部断る決意を感じてるせいか冷静な俺
「もー!とっくに全部断っちゃたよ!なんか今日の俺君ムカつくから嫌い」
なんて捨て台詞残して部屋を出てく理佐ちゃん
理佐ちゃんの足音が遠ざかる
かと思いきや足音が近づいてるような・・・理佐ちゃんまた階段昇ってきてる?なんて思ってたら
「ちょっとぐらい焼きもち妬いてくれると思ったんだけど・・・」
なんてドアの外から顔だけ見せて言いそうだから好き
「ねぇ、なんで私が前なのよ?」
俺を後ろに乗せて図書館に向かってチャリ漕いでる理佐ちゃんが文句言ってる
「たまにはいいじゃん」
なんていいながら理佐ちゃんの背筋を人差し指でツーってする俺
「触ってんじゃねーよ」
ってすかさずドス効かす理佐ちゃん
「ごめん、夏は理佐ちゃんを薄着にするから・・・」
なんて歌詞みたいな言い訳する俺
「ちょっと!腰に手回さないでよ!」
ってなかなかうるさい理佐ちゃん
「理佐ちゃんすぐ後ろ向くからフラフラして怖いんだよぉ」
って理佐ちゃんにしがみつく甘えん坊な俺
「俺君が後ろからちょっかい出すからでしょ!!」
ってマジ怒りの理佐ちゃんだ!?
「帰りは絶対に俺君が前だからね」
チャリを自転車置き場に置きながら文句言ってる理佐ちゃん
「おっ!お前らも図書館で勉強?」
なんて図書館入ったとこで声をかけてきたのは俺の友達のイケメンだ
「理佐ちゃんに会えるなんてラッキーだな」
なんてさりげなく理佐ちゃんにもお愛想言うイケメンに戸惑う理佐ちゃん
バカめ、理佐ちゃんの人見知りナメんなよ
いくらイケメンのお前でも簡単には仲良くなれんよwww
「なぁ白石さんにデート誘われたってマジ?」
理佐ちゃんの前で無神経に余計なこと聞くイケメン
「お、お前・・・急になに聞いてんだよ」って慌てる俺
理佐ちゃんの反応が気になりチラチラ理佐ちゃん見る俺
大丈夫だ!理佐ちゃんは人見知りを発揮して一人黙々と勉強に逃避中だ
俺の前では強気なのに、他人が居ると人見知りを発揮しておとなしくなっちゃう理佐ちゃん
守ってあげなきゃって気持ちにさせてくれそうだから好き
「マジか!?ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ〜」
なんて勉強に逃避中の理佐ちゃんそっちのけでイケメンと盛り上るガキな俺
回りの人たちが迷惑そうに見てる・・・
「理佐ちゃんごめん、あんま騒ぐと図書館のお姉さんに怒られるから食堂行ってるね」
って守ってあげたいはずの理佐ちゃん残して食堂で盛り上る俺とイケメン
「やべえ!?閉館時間だ」
愛しの理佐ちゃんのこと忘れてイケメンと盛り上がり過ぎた俺
自転車置き場で俺を待っててくれた理佐ちゃん
やっぱり守ってあげなきゃって気持ちが沸き上がってくる俺
「友達とばっか喋ってんじゃねーよ」
俺の顔を見るなり寂しそうにドス効かす理佐ちゃん
「フラフラしないでちゃんと漕いでよね」
朝の宣言通りに俺にチャリ漕がしてる理佐ちゃん
「はい」
って守るべき理佐ちゃんに寂しい思いさせたと猛反省する俺に
「バカ」って呟く理佐ちゃん
「私のこと忘れて帰っちゃたかと思って不安だったんだからね・・・」
なんて俺の背中にしがみついてきそうだから好き
>>309
【童話U・17】
そして一夜明けた翌日の朝食。
7人…つまり1人と6人が食卓を囲みます。
ゆり「ずーちゃん、そんなに重病なの?大丈夫かなあ?」
よね「う、うん。この時期の小人風邪はたちが悪いんや」
ゆり「小人風邪?」
よね「私たちもかかると大変なんやけどな、人間にうつっちゃうとそれこそ重症になるねん。だからしばらく部屋から出さんことに決めたんや」
もん「かわいそうだけどね、ずーもみんなにうつしちゃうのが嫌だって言って」
ゆり「どのくらいかかるの?」
きょん「あ〜、な…長いと何ヶ月か休んでないといけなくなるって…」
ゆり「そんなに…!?かわいそう…
ゆりの目に涙が溢れました。
よね「だ、大丈夫やで。大丈夫やで。私たちが交代で看病するから」
はぶ「心配ないから。ね?」
ゆり「でも…むーちゃんもずっと下向いてるし…」
あお「あ、それは…むーちゃんはずーといちばんの仲良しだったから…」
むー「う…うん、大丈夫だよ。早くよくなるよ…きっと…」
ゆり「…」コクリ
さすがにみんな食欲がわかないようでしたが、今日は新曲プロモーションの打ち合わせの予定が入っていました。
そこでずーの看病役(実際には、ずーの呼吸や脈拍などを監視する役)としてむーが家に残り、6人は事務所へ出かけました。 【童話U・18】
一方こちらは王宮の一室。
メイクもバッチリ決めたリサ女王が鏡の前に立ちます。
リサ「さ〜て、いよいよこの日が来たわね」
鏡のSiri機能をオンにして、深く息を1回吸い込んでから、鏡に語りかけます。
リサ「鏡よ鏡、世界でいちばん美しい女性は誰?」
すると…
鏡「白ゆり姫です」キッパリ
モナ「いや、即答ですなあ(笑)」
リサ「笑ってんじゃねえよ!どういうことだよ?白ゆり姫を始末したんじゃないのか?」コエガウラガエル
モナ「は、はい。間違いなく毒リンゴを…もしかしてまだ食べてないのかなあ?ハハハ…」
ポン「いや、それは無いです。毒リンゴは確かに昨日食べられたという反応があります」
今日は毒リンゴのお礼をしたいということで、女王がサイ魔女のポンを王宮に招いていたのです。
モナ「それじゃ…どういうこと…?」
リサ「どういうこと?じゃねえよ!どうするんだよ」
モナ「女王様、やっぱり鏡の代わりに俺君にしましょう。最近夢に女王様が出てきてルンルンらしいですし」
リサ「そういう問題じゃねえよ」
ポン「…あの…」
魔女のポンが2人の間に割って入り、手に持った手鏡を見せました。
ポン「これ、ワンセグが入るんです。見てください」
【童話U・19】
ワンセグのTVでは、人気上昇中のアイドルグループ『しらてゆりなwithバックダンサーズ』のメンバーの1人が体調不良でしばらく活動休止、というニュースが流れていました。
ポン「これですよ。きっとメンバーの1人が毒リンゴを代わりに食べたんです」
モナ「そんな…」
リサ「そんな…じゃねえよ!もう1回行ってこい」
ポン「ちょうど護身用に今日も毒リンゴ1つ持ってきてますから。どうぞ」
モナ「え〜?でも私はもう昨日で面が割れちゃってるからうまくいきませんよ。ここはぜひ女王様じきじきに…」
リサ「私が?」
モナ「はい。女王様の威厳と美貌を持ってすれば不可能はありません!」
リサ「う〜ん…そう?じゃ、しょうがないか」
ポン「ああ…ゆいちゃんずコントが懐かしい…」
こうしてモナに丸め込まれた女王は自ら白ゆり姫の元へ出向くことになりました。
―もう字数制限来てるんですね―
あ、書くと言って書いてなかった物語があった……。書こうかな
dd…「失礼致します。新しくやってきたメイドの____です。」
『入れ。』
「失礼致します。」
ギィィ…
古びた木のドアが開く音が廊下に響き渡る。
入ってみると、大きな机がある。そこには王子が大きな椅子に座って待っていた。
隅には彼の専属執事と、思える人がいた。
『さて、自己紹介をしろ。』
「私の名前は小林由依。18歳です。」
『出身は?』
「欅国です。」
『そうか……。俺は尾関梨香だ。』
『その名の通り、この国を取り締まっている。』
『それでこっちが俺の執事、渡邉理佐だ。』
彼は、執事をグイっとこっちに寄せてそう言った。
続けて執事は名前と年齢を告げた。
「渡邉理佐、21歳です。宜しくお願いします。」
へそう言い終わるペコリと頭を下げ、隅に戻って言った。
>>326
お、新シリーズだ
>>325
> 『しらてゆりなwithバックダンサーズ』
ひどい扱いw
ゆいちゃんずコントは46showのやつですかね?
>>322
理佐ちゃんて不思議ですよね〜
自転車の前に乗っている時は、サンバイザーにアームカバーの主婦みたいな雰囲気を感じるのに、
後ろのときは、スカートをひらひらさせて無邪気に笑う少女みたいな雰囲気になるんですよね
ちなみに私は、長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて「あ、ブレーキ壊れた」とか嘘ついて、理佐ちゃんに抱きついて欲しいので、
前に乗りたい派です >>326
なんか一大巨編の予感?w
楽しみです
>>328
ゆいちゃんずコントはお察しの通りですw
しらてゆりなwithバックダンサーズの名前の由来に関しては>>296も参考に
欅坂46の別称(蔑称)ですもんね… >>324
さっそく夢に理佐ちゃん出てきたのがフューチャーされてるw
>>326
スケールの大きそうなシリーズですね
楽しみです
>>328
僕の地元では女とニケツするのに後ろに乗せてもらったら最後までイケるって言い伝えがあったんですよw
後ろからイタズラしてどこまで許してくれるか確かめる見たいなw 「ちょっと、私のソファーに座んないでよ」
図書館から帰ってきて夕飯食べ終わって自分の部屋でマンガ読んでた俺
同じように夕飯食べ終えたであろう理佐ちゃんが勝手に部屋に入ってきて
俺からソファーを奪ってファッション雑誌読み始める
俺のお気に入りのソファー・・・
何故か理佐ちゃんも気に入ってしまい、気づいたら理佐ちゃん専用になってしまっていたソファー
俺が理佐ちゃんの部屋に行かない時は理佐ちゃんが俺の部屋に来るのが幼馴染みな二人の日常ってやつだ
俺が理佐ちゃんの傍にいると落ち着くように理佐ちゃんも俺に癒しを感じてくれてるんだろうか?
「理佐ちゃん、何やってんの?」
マジック出してソファーになんか書き始める理佐ちゃん
「俺君流されやすいからデートだけじゃなくて、この部屋にも女の子連れて来そうだから名前書いてんの」
ってイタズラっ娘な理佐ちゃん
「そのソファー高いんだ、やめてくれ〜」ってお願いする俺に
「うるさい!やだ!」
ってますます笑顔になっちゃうドS理佐ちゃん
「理佐ちゃん専用」って書かれたソファー見て満足そうな理佐ちゃん
「なんで自分で書いてんのにちゃん付けなの?」って素朴な疑問の俺
「理佐ちゃんって書いてある方が俺君公認みたいじゃん」
なんて知能犯なこと言いそうだから好き
「イケメン君にさ、映画に誘われたんだ」
理佐ちゃん専用と書かれたソファーに収まり、なんの気なく呟く理佐ちゃん
「マジか!?」
イケメンの野郎いつの間に理佐ちゃんを誘ってやがったんだ?
なかなか油断出来ない奴だな・・・無駄な努力しやがって
告白全断りの理佐ちゃんナメんなよwww
「なんて言って断ったの?」
なんて余裕の笑顔で理佐ちゃんに聞く俺
「なんで断るの?」
って逆に聞いてくる理佐ちゃん
「えっ!?昨日の夜、全部断るって言ってなかった・・・?」って目が点の俺
「昨日、俺君と話すまでは俺君が焼きもち妬くと思ってたから断ってただけ・・・」
ってそっぽ向いて呟く理佐ちゃん
「まさか・・・OKしたの?」って恐る恐る聞く俺
「うん、イケメン君カッコいいし俺君と違って世話かかんないから楽しいかなと思って」
なんて理佐ちゃんの言葉に全身の力を持ってかれちゃう俺
握力を失った俺の手からコーラのペットボトルが滑り落ちる
「キャッ!?どうしたの?」
突然コーラを落としちゃった俺に慌てる理佐ちゃん
台所から布巾を持ってきて部屋の掃除をしてくれる理佐ちゃん尻目に
押し入れに籠って現実逃避する俺
「ちょっと、デートぐらいでそんなにショック受けないでよ」
なんて押し入れ暮らしの俺に困っちゃいそうな理佐ちゃんだから好き
「ねぇ、もう出といでよ」
押し入れに籠って現実逃避してる俺に理佐ちゃんが優しく話しかけてくる
「映画見たらすぐに帰って来ちゃうつもりだから安心してよ」
なんて俺を説得してくる理佐ちゃん
「俺君だって白石さんとデート行くんだからおあいこでしょ」
なんて言い出す理佐ちゃん
「俺はいいけど理佐ちゃんがデートするなんて耐えられない」
って我が儘な俺のジェラシーに
「我が儘言ってんじゃねーよ」ってドス効かすかと思いきや
「わかったわよ、イケメン君とデートしないから出てきて」
って優しく言ってくれる理佐ちゃん
家の前で線香花火してる押し入れ暮らし止めた俺
「俺君のこと話したらイケメン君笑ってたよ」
なんて言いながら俺の横にしゃがんで花火始める理佐ちゃん
「我が儘言ってごめん」
横にしゃがんだ理佐ちゃんに背中向けて謝る俺
ジェラシーが過ぎ去って冷静になったら自分の勝手な振る舞いが
恥ずかしいやら理佐ちゃんに申し訳ないやらで消え入りたい俺
「ううん、俺君に焼きもち妬いて欲しかっただけだからいいよ」
って笑って許してくれる理佐ちゃん
「俺君があんなに焼きもち妬いてくれると思わなかったなぁ・・・」
って俺の線香花火から自分の線香花火に火を移しながら呟く理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんが眩し過ぎて横向く俺に
「嬉しかったかも・・・」
なんて俺の顔を覗き込みながら言ってくれそうだから好き
>>325
【童話U・20】
その日の夕方、白ゆり姫たち6人は打ち合わせを終えて家路についています。
夏なのでまだ日差しと暑さは残っていましたが、街を抜けて森の木陰に入ると一気に気温が2〜3℃下がる感じで、空気も爽やかになります。
きょん「むーちゃん達にもお土産買えてよかったね」
もん「実はコンビニに寄れたのが嬉しかっただけでしょ」
よね「そういうあんたも嬉々として甘栗買うとったがな」
あお「え?どういう風に?」
よね「こう取った、じゃないねん」
はぶ「…あれ?なんか聞こえない?」
耳を澄ますと確かに、彼女たちが歩いていく方角、つまり家のある方から何かが近づいてくる音が聞こえます。
木々の葉に反響しながら、その音は次第に大きくなって…
きょん「ちょっと待って。馬車が来るよ」
ゆり「あれは…?まさか…」
白ゆり姫が気づいた通り、それは王宮の馬車でした。
『OQ(オーキュー)』のロゴ入りです。
馬車は彼女たちの真横で止まり、中からリサ女王が顔を出しました。
もん「…誰?」
ゆり「この国の女王よ。リサ女王…」
リサ「誰?とは失礼なやつね。まあいいわ。久しぶりね、白ゆり姫」
よね「知り合い…なん?」
リサ「フフ…この子はね、問題を起こして王宮を追放されたのよ」
はぶ「問題を起こした…?」
あお「…本当なの?」
白ゆり姫はうつむいて首を振るばかりでした。 【童話U・21】
リサ「そんな問題児が小人たちの世話になって、のうのうと生きて、挙げ句はアイドルデビューとは、呆れてものが言えないわ」
きょん「あの…さ」コソコソ
よね「何や?」ボソボソ
きょん「何でこんなに棒読みなのかな?」コソコソ
よね「それは聞こえたらアカンやつや」ボソボソ
リサ「何をボソボソ言ってるの!?まあいいわ。あのね、今、あなた達の家に行って来たのよ」
それを聞いて白ゆり姫の顔色が変わりました。
ゆり「何を…何の用で行ったんですか?」
リサ「いやねぇ…あなたにプレゼントを置いてきたのよ。是非食べてほしくてね」
ゆり「プレゼント…?」
リサ「そうよ。あなたが出かけてるって言うから、留守番してたちっちゃい子に預けておいたわ。ちゃんとあなたが食べるのよ」
ゆり「…食べないと言ったら?」
リサ「まあ…そうね…なんか、今1人お友達が体調崩して意識不明だそうじゃないの?そういう目に合うお友達が増えないといいわね」フフフ
ゆり「意識不明??」
もん「あ、そ、それは…」
リサ「じゃ、今日中に食べるのよ。さもないと何が起きるかわからないわよ〜」
女王はそう言い残すと再び馬車を走らせて王宮に帰っていきました。
6人の間に重い空気が流れます。
【童話U・22】
ゆり「意識不明って…どういうことですか?」
きょん「いや、それは…」
ゆり「ずーちゃんのこと?風邪で寝込んでるだけじゃなかったの?そんなに重体になってるならどうして…?」
泣きながら問いかける白ゆり姫の姿に、もう隠し事はできないと皆は観念しました。
もん「ごめんなさい。実は…」
もんが皆を代表して、前日にあったことを正直に報告します。
もん「隠してて本当にごめんなさい。でも…ずーの願いでもあったから…」
ゆり「じゃあ…昨日はモナ王国の遣いだと言って、背の高い切れ長の目の人が来たのね?」
あお「うん…でも、どうして?背が高いとか目の特徴とかは私たちまだ言ってなかったのに」
はぶ「もしかして心当たりあるの?」
ゆり「うん。その人はさっきのリサ女王の側近のモナに間違いないと思う」
もん「…だから昨日はゆりなが居なくて好都合だったのか」
よね「居たら変装が見破られるからな」
ここで恐る恐るはぶが訊きます。
はぶ「あの…さ、さっき女王が、問題起こしたから追放したって言ってたけど…何があったの?」
白ゆり姫はかぶりをふって答えました。
ゆり「私にはわからないの。女王が即位したら間もなく、急に目障りだって言われて…」
【童話U・23】
よね「まあ、あんなワガママそうな女王やから、単に可愛いからムカついたとか、そんな程度やろ」
あお「じゃ、よねちゃんみたいだったら追い出されなかったのか」
よね「なんやて?」
きょん「あ、また喧嘩始まってんの?始まってんの?」
【童話U・24】
はぶ「まあまあ…じゃ、今日は昨日の失敗を受けてまた来たんだね…」
ゆり「そうだと思います…」
もん「それにしてもなんで毒リンゴなんか…本当にこの世から抹殺したいのかしら…」
ゆり「!!」
ゆりなは突然ハッとした表情をしたかと思うと、家へ向かって走り出しました。
もん「あ、待って!どうしたの!?」
ゆり「急いで!急がないと!」
白ゆり姫は走りながら叫びました。
ゆり「早く…早くしないと…むーちゃんがリンゴを食べちゃう…!!」
―いま800字ちょっとぐらいですね―
>>338
乙ですm(__)m
昨夜のけやかけ受けて理佐ちゃんともなちゃんの悪役が当たり役になりそうでドキドキですwww
それにつけても文字数制限邪魔ですね・・・ てち「というわけで番組の途中ですが久しぶりの登場ですよ」
もん「お盆のネタというリクエストでね」
てち「くれぐれも『お盛』と書き間違えないようにしないとですね」
もん「某グループの●しゆかさんみたいに後々までネタにされますからね」
てち「で、お盆といえば何と言っても、おぼんこぼん師匠ですよね」
もん「何でやねん」
てち「何でって…大先輩ですよ」
もん「そりゃわかりますけど」
てち「で、不仲で有名じゃないですか」
もん「はいはい…って言いづらいわ!」
てち「でね、その不仲の根本的原因をつきとめたんですよ」
もん「え?マジで?」
てち「おぼん師匠がですね、娘さんを溺愛しすぎだからなんですよ」
もん「何でそれがコンビ不仲につながるのよ?」
てち「こぼん、NO!(子煩悩)…な〜んてな!」
2人「お後がよろしいようで〜」
「ねぇ、デートの準備出来てるの?」
白石さんとのデートを明日に控えた俺に理佐ちゃんが聞いてくる
「映画見るだけだから別に準備なんていらないよ」ってあえて素っ気なく答える俺
理佐ちゃんとイケメンのデートは潰したくせに白石さんとはデートしたい俺
そんな邪心を理佐ちゃんに見抜かれたくないが故の素っ気なさだ
「ふーん、そうなんだ」
って俺の思惑とは裏腹に素っ気なさに疑惑の眼差し向ける理佐ちゃん
「やっぱり断った方がいいかな?」
理佐ちゃんの眼差しにビビる俺
「別に断んなくたっていいんじゃない」って素っ気なく言う理佐ちゃん
おっ!あんまり怒ってないみたいじゃん
「じゃあさ、服選らんでもらっていい?」
なんて本当はおめかししたかったデート楽しみな俺
「楽しみにしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
素っ気なさは俺を欺く罠だった理佐ちゃん
「やっぱり断る?」って聞く俺
「楽しみにしてんだから行ってきなよ」って言ってくれる理佐ちゃん
行くのはいいのか?ラッキーって嬉しい俺
「ありがとう、映画見たあとどこ行ったらいいと思う?」
ってこんなことまで理佐ちゃん任せな俺
「他の女とのデートプラン私に委ねてんじゃねーよ」って再びドス効かす理佐ちゃん
また罠だったのかよ・・・ってトホホな俺
「断った方が・・・いいんだよね?」って理佐ちゃんにお伺い立てる俺
「私に聞かれても分かんないよ」
ってエンドレスに俺を困らせる理佐ちゃんだから好き
「あら、どうしたのおめかしして?」
家出たとこで理佐ちゃんのお母さんに声かけられる俺
「デートなんですよ〜」
ってなんだかんだ理佐ちゃんが選らんでくれた服着てヘラヘラしてる能天気な俺
「あれ?うちの娘まだ部屋にいるわよ」
って理佐ちゃんの部屋がある2階を指差すお母さん
「今日は・・・理佐ちゃんとじゃないんだよね」なんて照れ笑いの俺
「俺君、理佐以外にデートする相手居るんだ」って驚くお母さん
「意外とモテるんだよ俺君は」
なんて嫌味言いながら玄関のドア開けて話に割り込んでくる理佐ちゃん
「聞「いてたの!?」
って理佐ちゃん登場に驚いて家の中に入ってくお母さん
苦い顔してお母さんの背中を見送る理佐ちゃん
「これ持ってて」
なんてレポート用紙くれる理佐ちゃん
なんだかんだ言って映画見たあとのデートプラン考えといてくれてそうだから好き
「理佐ちゃん考えてくれたの?」
理佐ちゃんから渡されたレポート用紙に目を通して呟く俺
「そこだったら俺君のお小遣いでもなんとかなるでしょ」
なんてそっぽ向いて呟く理佐ちゃん
「これ前に言ってた理佐ちゃんの行きたがってた公園じゃん?」
って最後に行く公園を指差して言う俺
「うん、初めてデートする時はここって決めてたの、私のとっておきの場所だよ」
って乙女な顔して呟く理佐ちゃん
「マジか?俺もここは好きな娘と絶対行こうと思ってた、やっぱり幼馴染みだけあって気が合うね」
なんてなんか嬉しい俺
「そうなんだ・・・」
ってちょっと沈む理佐ちゃん
理佐ちゃんのとっておきの場所を俺も狙ってたのが気に入らないのかな?
「ほら、早く行かないと遅刻しちゃうよ」
なんて俺を追いたてる理佐ちゃん
「初デート頑張ってね」
なんてなんだかんだ言って俺を応援してくれてそうだから好き
「映画面白かった?」
俺がエスコートしたお店でご飯食べながら聞いてくる白石さん
「面白かったと思うんだけど・・・良く分かんなかった」
って苦笑いの俺を訝しむ白石さん・・・やっぱり美人だ
白石さんの超絶美人にやられて映画どこじゃなかった俺
今だってご飯が美味しいのか不味いのかも分からない俺
いや、理佐ちゃんが選んだ店が不味いわけないから美味しいに決まってる
「白石さんが美人過ぎて緊張してたから・・・」って素直に白状する俺
「嬉しいな」って照れる白石さん
照れ屋なとこが理佐ちゃんみたいで可愛いな
「同級生なんだから麻衣でいいよ」なんて言ってくれる麻衣ちゃん
「その気になって麻衣ちゃんとか呼んでんじゃねーよ」
って心の中のチビ理佐がドス効かすけどスルーする浮気性な俺
「俺君がこんなお店知ってるなんて意外だな」なんて呟く麻衣ちゃん
「麻衣ちゃんと初デートだから、一生懸命リサーチしたからね」
なんて理佐ちゃんの手柄を横取りする俺
「横取りしてんじゃねーよ」
ってまたも心の中のチビ理佐がドス効かすけどまたもスルーする俺
俺の心の中のチビ理佐も想像したら可愛いから好き
「私も出すよ」
なんて言ってくれる心の綺麗な麻衣ちゃんを手で制しお金払う紳士な俺
「なんか悪いな・・・私が誘ったのに」
なんて申し訳なさそうな麻衣ちゃん
「映画奢ってもらったから気にしないで」
俺思いの理佐ちゃんがリーズナブルなお店探しといてくれたから余裕の俺
「俺君がこんなに紳士的だなんて意外でますます好きになっちゃった」
なんてストレートな麻衣ちゃん
理佐ちゃんに言われた通りにご飯代全部払って良かったってガッツポーズの俺
しかし麻衣ちゃん・・・
理佐ちゃんと違って積極的だなってドキドキが止まらない俺
超絶美人の麻衣ちゃんに
「ますます好きになっちゃった」なんて言われてはしゃぐ俺
俺の心の中でチビ理佐が
「浮かれてんじゃねーよ」って本日3度目のドス効かしてそうだから好き
「よお!」
家の前に立ってる理佐ちゃんに照れ隠しに乱暴なただいまする俺
「よお」
って俺に合わせて乱暴なおかえり返す理佐ちゃん
「俺のこと待っててくれたの?」ってなんか元気ない理佐ちゃんに聞く俺
「偶然だよ・・・なんで私が俺君のこと待ってなきゃいけないのよ」
って唇を尖らせて文句言うものの・・・
絶対に俺のこと待ってた分かりやすい理佐ちゃん
「俺君こそ早くない?帰ってくるの」
なんて反撃してくる理佐ちゃん
元気出てきたみたいだなって安心する俺
「え〜っ!?行かなかったの公園」って驚く理佐ちゃん
「うん、チビ理佐がうるさくてさ」
って俺の心の中のチビ理佐のこと教えてあげる俺に
「訳分かんないこと言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、勝手に心の中に私のこと住まわせないでよ・・・」
なんて苦笑いしそうだから好き
「もー!なんでとっておきの公園教えてあげたのに行かないで帰ってきてんのよ」
なんて怒ってるわりに嬉しさを隠しきれない理佐ちゃん
「はいはい、すいませんね、理佐ちゃんが作ってくれたデートプラン台無しにして」
ってマンガ読みながら適当に謝る俺
「適当に謝ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
元気が無かったのがウソみたいだ
「ちょっと、私専用ソファー返して」
って今日はいつもよりも我が儘な理佐ちゃんだけど可愛いから不思議だ
「なんで公園行かなかったの?」
ってファッション雑誌読みながらさりげなく聞く理佐ちゃん
「好きな娘と行きたいって言わなかったっけ?」って呟く俺
「知らない」ってとぼける理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんに困る俺
「白石さんのこと好きじゃないの?」って聞いてくる理佐ちゃん
「好きだよ」って答える俺
「好きなんだ・・・」って小さい声で呟く理佐ちゃん
「うん、でももっと好きな娘がいるからさ、あの公園に行きたいのはその娘となんだ」
って照れくさいからマンガ読むふりして早口な俺
「ふーん」って興味無い振りして受け流す理佐ちゃん
「なんかさ、とっておきの公園なんだって・・・その娘の」
ってやっぱりマンガ読むふりして呟く俺
「ふーん、そうなんだ」
ってやっぱり興味無い振りして軽く受け流す理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんに苦笑いの俺
ファッション雑誌から顔あげないで興味無い振り続ける理佐ちゃんだけど
パタパタしてる足が嬉しさ隠しきれてないから好き
>>349
シンプルな純愛に思わず涙してしまいました(T_T)
二度と帰っては来ない青春に、人々は弱いものですね >>338
バッドエンドはやめてよ、絶対にやめてよ、フリじゃないですよ… >>349
乙でございます
足パタパタ最強ですねw
ちなみにおぼんネタはリクエストを見てから10分かからずに書きましたw >>338
【童話U・25】
バタンッ!
急いで家に駆け戻った白ゆり姫が玄関を勢いよく開けると、床に座り込んで泣いているむーの姿が。
その傍らには開けられた宝箱と、手付かずの毒リンゴが転がっていました。
白ゆり姫はむーに駆け寄り、抱きしめます。
むー「ごめんなさい…ごめんなさい…私…」
ゆり「大丈夫。むーちゃんは謝ることない。無事で本当に…よかった」
2人が抱き合って泣いていると、程なく残り5人も家に到着しました。
もん「よかった〜無事で…」
よね「むー、ごめんな…誰かさんがコンビニ寄る言うから遅くなってもうた」
きょん「え?私のせいっすか?」
はぶが2人に駆け寄り、むーの背中をさすりながら語りかけます。
はぶ「昨日のことは全部ゆりなに話したから大丈夫よ。落ち着いてきたら、何があったか話して」
むーは少しずつ話し始めます。
むー「今日はうっかり玄関の鍵をしていなかったの。そしたら、ノックのあとに急に背の高い女の人が入ってきて、私は女王だ、白ゆり姫はどこだって訊くの。
今日は出かけてるって言ったら、帰ったらこれを食べさせろって昨日と同じこれを置いてった。
食べさせなければ代わりにお前たちが昨日の奴みたいに死ぬことになるぞって」 【童話U・26】
よね「こ、怖いなぁ〜」
あお「いや、確かに言いそうな雰囲気ある」
むー「それでつい、『死んでないです。意識が無いだけです』って言っちゃって…」
もん「それでさっきのあの発言になったんだね…」
むー「私…私がちゃんと追い返せなくてこんなことに…だから…だから私が責任取ってこれを食べて…」
むーがリンゴを拾い上げようとするのを白ゆり姫が制します。
ゆり「止めて。むーちゃんは悪くない。責任とる必要なんてない」
むー「でも…でも…私もこれ食べてずーのところへ行きたいの…」
あお「むー…(泣)」
よね「アホやな〜全く。ずーのとこって、ずーは生きとるやろ。うちらがしっかりせんでどうするんや」
はぶ「そうだよ…」
するとむーをはぶに任せて、白ゆり姫が立ち上がります。
ゆり「ねえ…ずーちゃんに会わせて。お願い」
皆はその気持ちを受けて、ずーの部屋の扉を開けました。
白ゆり姫はベッドに横たわるずーに近づくと、その顔に頬を寄せました。
ゆり「私のためにごめんなさい。そして本当にありがとう」
そして横たわるずーの肩に手を回し、抱きしめます。
ずーの頬に白ゆり姫の涙がこぼれ落ちます。
ゆり「ありがとう。大好きだよ」
【童話U・27】
すると一瞬ですが、ずーの瞼がわずかに動いたように見えました。
何か確信を得た白ゆり姫は、ずーの頬に1回キスをすると立ち上がり、皆のほうへ振り返って語り始めます。
ゆり「昔、ママに教わったことがあるの。もう、パパもママも居ないんだけどね…生きてた頃によく聞かされてたの。毒を制するのは愛だって」
もん「愛…」
ゆり「そう。この世にはいろんな欲や毒が溢れてるけど、愛があればそれに打ち勝てるって」
きょん「最後に愛は勝つってやつっスね」
よね「そんな歌あったな」
ゆり「そう。だから毒に冒されたずーちゃんを救えるのも、きっと愛しかないの。私が抱きしめたら、少し反応があった気がする。だから…」
むー「わかったよ。私、毎日ずーちゃんを抱きしめて大好きって伝える。私の愛で助ける!」
ゆり「うん。任せた」ニッコリ
よね「ちょっと待ったああぁ!」
むー「え…?」
よね「何でむーだけがええカッコすんねん。うちらだってみんなずーが大好きなんや。独り占めは許さんで」
あお「そうだそうだ!(笑)」
そう言うと小人たちはむーを先頭に一斉に列を作り、一人一人交代でずーを抱きしめ始めました。
そんな中…
何かに気づいた様子のはぶが辺りを見回します。
はぶ「あれ?…ゆりな…?」
―予想以上に長くなって自分で困惑(笑)―
>>357
乙ですm(__)m
ナイスアイデアかも、オリジナルに詰まったらそっちのスレで名作をオマージュしてみたいな
書き分けがしやすいかも? ぼくらは、小さな町へやって来た。
ボロボロのくつで、何時間も歩いた。衣類を詰めた大きな旅行カバンを2人で提げ、片方の腕がだるくなると場所を入れ替わった。
「おばあちゃんの家に行きなさい」
ぼくらが学校から帰って来ると、おかあさんがいなかった。
机の上には、いつものドーナツが2つと、小さなメモ書きがある。
ぼくらはドーナツを食べながら話し合った。
「ねえちゃん、おかあさん帰って来ないの?」
「たぶんそうだよ。逃げたんだ」
「ねえちゃんは、おばあちゃんのこと見たことある?」
「ないよ」
おかあさんは、夜になっても帰らなかった。
ねえちゃんが晩ごはんを作ってくれた。リビングの椅子をコンロの前まで持ってきて、パスタを茹でてくれた。味付けは塩とオリーブオイルだけだ。
次の日の朝になっても、おかあさんは帰らなかった。
ぼくらは、となりのおばさんに聞いてみることにした。
ねえちゃんがピンポンを押す。
「志田です。おかあさん知りませんか?」
「知らないわよ!淫売の子!」
ガチャという音がして、インターホンが切れる。
「淫売の子!」
人々は、ぼくらをこう呼ぶ。たぶん悪い意味だ。
このたぐいの言葉を聞くと、顔が赤くなって、耳鳴りがする。だから、ぼくらはわざと人々に罵られるようなことをする。
そして、言葉がもう頭に喰い込まなくなるまで、人々から罵声を浴び続ける。そうすると、どんな言葉にも動じなくなる。
つづく
おかあさんだけは、ぼくらに言っていた。
「私の可愛い子!私の愛しい子!私の大切な子!」
涙がでる言葉だ。今日から、ぼくらはこの言葉を忘れなくてはならない。
もう、誰一人同じたぐいの言葉をかけてはくれないからだ。
だから、ぼくらはおばあちゃんの家に向かう途中に練習をした。
「可愛い子!」
「愛しい子!」
「大切な子!」
何度も言い合って、言葉は少しずつ意味を失って、いつしか涙なんか出なくなる。
ぼくらは夕方におばあちゃんの家に到着した。
おばあちゃんの家は駅から遠い。小さな町の、ずっと端にあるから、バスも路面電車も通っていない。家の周りには、田んぼや畑が広がっている。
「今度はぼくがピンポン押すよ」
「うん」
ぼくはピンポンを押す。
ガラガラと戸が開いて、おばあちゃんらしき人が出てくる。
「おや、誰かね?」
「志田です」
「似てないね、双子じゃなかったのかい?」
ねえちゃんを見る。この質問にはいつもねえちゃんが答える。
「二卵性です」
「あっそ、まあ君たちにはうんと働いてもらうよ」
この日から、ぼくらは奴隷のように働いた。畑の水まきをしたり、羊の群れを川へ連れて行ったり、薪をノコギリで切ったりした。
仕事は辛いけれど、飯と宿にありつくには、それだけのことをしなければならなかった。
つつく
おばあちゃんの家には紙と鉛筆がなかった。
そこでぼくらは、文房具店に行き、薄っぺらいノートと短い鉛筆を買った。少ないこづかいでは、それが限界だった。
この教材だけで、ぼくは勉強をした。
「じゃあ、『おばあちゃんの家に到着』で作文して」
ぼくは、1時間でノート1ページを埋める。それをねえちゃんが添削する。
また、ねえちゃんが言う。
「次は『労働』で書いて」
またそれをねえちゃんが添削する。
この作文には単純なルールがある。
作文の内容は真実でなければならない、というルールだ。
たとえば、「この町は美しい」と書いてはいけない。ぼくの目に美しく映っても、他の誰かの目には醜く映るかもしれないからだ。
記述するのは、あるがままの事物、ぼくが見たこと、ぼくが聞いたこと、ぼくが実行したこと、でなければならない。
久方ぶりに見つけたノートは、ここで終わっていた。
鉛筆が短くなって書けなくなったものと記憶している。
3ページほど繰ると、震えた字でこんな文があった。
「ぼくのおねえちゃんは優しい」
真実でなければならない、というルールは違反しているけど、僕にとってはこれだけが真実だった。それは今も変わらない。
『Fraternal』終
>>363
なんだろう?この不思議な読後感・・・
メルヒェンですな >>355
俺も「時をかける理佐ちゃん」が長編化すると思わなかったので、困惑気味です
欅学園スレと心優しきスレを育てる目論みが外れそう・・・ >>355
【童話U・28】
はぶの言葉に皆が振り返った瞬間、広間の方から物が落ちるような鈍い音が聞こえてきました。
急いで広間に出てみると、そこには…
もん「ゆりな〜!!」
床に倒れてぐったりしていた白ゆり姫にもんが駆け寄り、抱き起こします。
そばには半分かじられた毒リンゴが転がっていました。
もん「どうして!?どうして食べちゃったの!?どうして…?」
皆も集まって口々に声をかけます。
もんは白ゆり姫の背中をどんどん叩いてリンゴを吐き出させようとしますが、上手くいきません。
しかし、その刺激で白ゆり姫の目が少し開きました。
ゆり「ごめんなさい…でも、私が食べないと…みんなが…」
あお「何言ってるのよ…」
むー「嫌だよ…ゆりちゃんまで…嫌だよ!」
皆、号泣です。
ゆり「ひとつ…お願いが…あるの…」
よね「…何や?」
ゆり「私が…私が倒れたら必ず…みんなに…知ら…せ…て…」
そう言うと白ゆり姫は再び意識を失いました。呼吸や脈拍はまだあるものの、体温が下がり始め、危険な状態です。
小人たちは白ゆり姫をありったけの毛布でくるみ、フカフカのベッドに休ませました。
白ゆり姫の頬に若干赤みが戻ってきたのを見ながら、しばらく無言が続きました。 【童話U・29】
よね「半分しか食べてへんのに症状がずーよりも重症みたいや…やっぱり小人と人間は違うんやな…」
あお「ゆりちゃん…どうなるの?良くなるかなあ?」
あお「…(涙」
すると、不意にもんが口を開きました。
もん「みんな…ゆりなのこと、好き?」
よね「は?急に…何言うてんねん」
あお「当たり前じゃない…」
きょん「もちろん…」
むー「…ねえ?」
もん「…そうじゃないよ…」
はぶ「…え…?」
もん「大好きかどうかって訊いてんだよ!!」
もんは険しい表情で、今まで上げたことの無いような大声で再び問い掛けました。
5人「大好きだよ!!」
5人も大声で答えます。
もん「じゃ、ずーのことは大好きか!?」
5人「大好きだよ!!」
一気にもんの表情は変わりました。
もん「ゆりなは言ってた。毒に勝つものは愛しかないって。
ずーはゆりなを守るためにリンゴを食べた。ゆりなは私たちを救うためにリンゴを食べた。
だから今度は私たちの番なんだ。良くなるかなあ?じゃない。私たちの愛で2人を救うんだよ!」
よね「よし!うちらの力、見せたろやないかい!」
6人「おおー!」
6人は諦めずに、ずーと白ゆり姫の介抱を続けることを誓いました。
【童話U・30】
そして翌日。
本人が望んでいた通り、アイドル『しらてゆりな』の体調不良による無期限活動休止のニュースは全世界を駆け巡りました。
人気上昇中とは言え、まだ駆け出しのアイドルのニュースとしては異例の扱いです。
当然このニュースは王宮にも届き、リサ女王はニコニコしながら再び鏡の前に立っていました。
リサ「鏡よ鏡、世界で一番美しい女性は誰?」
鏡「いわゆる昏睡状態や疾病の終末期の状況などのために一般的な日常生活を送ることが著しく障害されている人々、更にはいわゆる危篤状態にある人々、などを考慮から除外した上での回答をさせていただけるならば、リサ女王様です」
リサ「…なんでこんなに理屈っぽくてクドいんだよ」
モナ「いいじゃないですか。つまりは、女王様が一番になったってことなんですから」
リサ「でも白ゆり姫はまだあの世に行ってないってことだろ」
モナ「毒リンゴ食べて危篤なんでしょうから、時間の問題ですよ。それに食事や栄養もとれなきゃ1週間も持ちませんよ」
リサ「そうだな。じゃあ1週間後に祝いの宴を催すことにしよう。サイ魔女もまた招待するか」
この日以来、リサ女王の上機嫌は続きましたとさ。
―ここで終わるのもアリっちゃアリかもね(笑)―
【童話U・31】
しらてゆりなの活動休止に伴ってアイドル仕事が無くなったバックダンサーズ…もとい、小人たちは、再び元の仕事に戻りました。
しかし、ローテーションで毎日1人ずつが家に残り、白ゆり姫とずーの介抱に当たることにしました。
そして、彼女たちの懸命の介抱(ハグを含む)の甲斐あってか、ずーのほうは毎日少しずつ確実に回復を見せ始めます。
目を開けるようになり、頷くようになり、笑顔も出るようになり、手足も少しずつ動かせるようになり…
そして、倒れてから1週間、遂に字も書けるようになったのです。
その日の夜、6人はずーの直筆メッセージを見ています。
『もう少しだけお待ちいただけると嬉しいです』
よね「ずーも良くなろうって頑張ってるんやな(涙」
きょん「でも本当にすごい回復で…びっくりしました…」
むー「この調子で…全快まで行けるよ…ね?」
もん「当たり前でしょ。愛は勝つんだから」
あお「そうだよね!…でも…」
あおは白ゆり姫が眠る部屋のほうへ視線を向けました。
はぶ「くじけちゃだめでしょ!愛を信じるの!」
一方、白ゆり姫の容態は未だに回復の兆しを見せていませんでした。
やはり毒の効き目がかなり違うようです。
しかし、この時はまだ誰も知る由もありませんでした。
この森の彼方から近づいてくる光に。
―こういう余韻ある終わり方もいいかな?(笑)―
「ねぇ、何やってんの?」
新学期初日の朝から大忙しの俺に理佐ちゃんが不思議そうな顔して聞いてきた
「1週間後に迫ったミス欅学園のために票固めしてんの」
って理佐ちゃんのために頑張ってるアピールする俺
「くだらないなぁ、他にする事ないの?」
なんて呆れ顔で呟く理佐ちゃん
過去2年、楽勝でミス欅学園に戴冠した余裕だろうか?
しかし、今年は・・・
「去年までは俺という決まった男が居ても楽勝だったけど今年は麻衣ちゃん居るから油断しちゃ駄目だよ理佐ちゃん」
って乃木坂高校から転校してきた麻衣ちゃんの名を出して理佐ちゃんを諭す選挙対策委員長の俺
「どさくさ紛れに彼氏面してんじゃねーよ」って優しく微笑む理佐ちゃん
麻衣ちゃんとのデート以来理佐ちゃんの俺に対する態度が目に見えてイチャイチャモードに入ってる
「麻衣ちゃんとデートしたのに私の応援してくれるんだ?」
ってやっぱり以前とは何かが違う理佐ちゃん
そんな理佐ちゃんになんだか照れくさい俺
「まぁ、幼馴染みだからね、理佐ちゃんの応援しないと世間が納得しないでしょ」
なんて素直じゃない俺に
「まだ幼馴染みのままなの?私たち・・・」
なんて素直過ぎる理佐ちゃんだから好き
「今年は旗色悪いですね」
って情勢分析を俺に報告する選対委員1号
「やっぱり麻衣ちゃんか?」
って原因分析に余念のない選対委員長の俺
「それもありますけど・・・」
何か言おうとしかけて口をつぐんだのは選対委員2号だ
「他に理佐ちゃんに対抗出来る美人居たっけか?」
って俺の知らない美人がまだ居たなんて、心中穏やかでない俺
「美人は居ないけど俺君との仲がやっぱり疑われてますね」
って口をつぐんだ2号の代わりにズバリ直言する1号
「・・・」押し黙る俺
「勝手に選挙対策委員会なんて作ってんじゃねーよ」
って俺にドス効かす理佐ちゃん
憧れの理佐ちゃん出現で慌てて散ってく1号2号
「ねぇ、ミス欅学園なんていいから放課後ラベンダー探して帰ろうよ」
なんて俺にかまって欲しい理佐ちゃん
「ラベンダーなんて探してどうすんの?」って聞く俺に
「私にタイムリープしてくれって頼んだの忘れてんじゃねーよ」
ってドス効かす理佐ちゃん
「ミス欅学園ばっかで私のことほったらかしじゃん、もー!遊んであげないよ」
ってほっぺふくらます理佐ちゃん
新学期はイチャイチャモードの理佐ちゃんみたいだから好き
>>375
いよいよ理佐ちゃん時を駆けるのか?ワクワク >>372
【童話U・32】
移動する光の正体…
それは、森の中を歩く少年が掲げるランプの光でした。
野宿用の備品を収めたデイパックを背負い、1枚の地図を頼りに、フクロウの声だけが微かに響く森の中を一歩一歩進みます。
途中、道の傍らで15分ほど仮眠をとってはまた歩き出し、もう何十km来たことでしょうか。
少年が1人でこんな無茶な強行軍をしているのには、2つ理由がありました。
ひとつは、彼が実は密入国者であること。
もうひとつは…目的地に一刻も早くたどり着くため。
根性だけは自信があるという少年は、その想いを胸にひたすら歩き続けます。
そしていつの間にか日が昇り、あたりが明るくなってきたころ、遂に目的の家が目の前に現れました…。
トントン
もん「あれ?こんな朝早く誰だろう?」
ガチャ…
メミ「ごめんくさい」
玄関を開けると突然の美少年登場で、皆はコケるお約束も忘れて呆気にとられています。
メミ「あ、突然申し訳ありません。白ゆり姫のいるお家はこちらでよろしいですか?」
少年はデイパックを床に下ろしながら尋ねます。
きょん「え…?ちょっと待って…それって、もしかして…?」
きょんがデイパックに付いているロゴに気がつきました。
『OC2』
きょん「それ…ひらがな王国の王室(←OC2:オーシーツー)の…」
メミ「ご存知ですか…!」
少年はニコッと笑いました。 【童話U・33】
解説しましょう。
ひらがな王国はこの国のすぐ隣にある王国です。
元々はこの2つの国は国境すらも曖昧で、人も物資もほぼ自由に行き来できるような関係だったのですが、
数年前から突然、国境の区切りが厳しくなり、人の往来にも制限がかかるようになってしまいました。
法律上、自由に行き来が許されているのは狸だけです。
きょんは実はひらがな王国の出身でした。
こちらに遊びに来ている間に国境が確定されてしまい、そのゴタゴタで帰れなくなったいわゆる残留小人なのです。
そのため、『OC2』のロゴを持つ人間がどういう地位の人間かも、よく知っています。
きょん「ということは…まさか、ひらがな王国の王室の方なんですか??」
メミ「はい。王子をやってます“メミ”と言います。はじめまして」
メミ王子は今回、正式な入国許可がなかなか出ないことに業を煮やして、持ち前の行動力である意味無謀な賭けに出たのでした。
はぶ「で…王子様がわざわざゆりなを訪ねて来られた理由は…何かあるんですか?」
メミ「はい。実は…白ゆり姫と私は同い年で幼なじみなんです。2つの国が仲良かった頃、私たちもお互いの王室の人間同士として自然に仲良くなり、よく遊んだものです」
【童話U・34】
メミ「しかし、その後、国の関係が悪化してからは私たちも会えなくなってしまったんです。
私たちはお互いに好きになっていて将来のことまで考えていたのに、私はその後、白ゆり姫の様子を知ることすらできませんでした」
よね「切ない話やな」
メミ「しかし1週間ぐらい前に、ニュースを見たんです。そこで私は初めて知りました。白ゆり姫がアイドルになったこと。そして…体調をひどく崩したことを」
むー「…あ!」
あお「どうしたの?」
むー「わかったの…ゆりちゃんが最後に『みんなに知らせて』ってわざわざ言っていた意味が…」
よね「そうか!こうして王子様の耳に…ってことだったんや!」
メミ「あの…白ゆり姫の具合は…やはりかなり悪いんですか?」
小人たちは白ゆり姫の身に起きたことを正直に話しました。
王子は最初のうちこそ衝撃を受けていた様子でしたが、次第に事態を受け入れられてきたようです。
そしてメミ王子は、小人たちの案内で、毛布にくるまれて眠る白ゆり姫と対面しました。
メミ「何年ぶりになるだろう…まさか、こんな形で再会なんて…」
王子の瞳から大粒の涙がひとつ、またひとつと落ちていきます。
もん「王子様、私たちからお願いがあります」
その姿を見て、もんが話を切り出しました。
【童話U・35】
もん「ゆりなは言っていました。毒に勝てるものは愛しかないと。私たちの仲間の1人は、実際にそれで毒リンゴの魔力から回復してきています」
もんは白ゆり姫に視線を向けながら続けます。
もん「でも…ゆりなは私たちの力だけでは不十分みたいで…。きっと、王子様の力が必要なんです。ゆりなもそれを待っていたはずです」
メミ「わかりました」
王子は白ゆり姫の元へ近づくと、ひざまずいて、その両手を取り、固く握りました。
メミ「白ゆり姫、いや、ゆりな。久しぶりだね。また会えて嬉しいよ」
きょん「…デスラー総統みたい」ボソボソ
よね「…そういうツッコミは今は我慢や」コソコソ
メミ「何年も会えなかったけど、1日だって君を忘れたことはなかった。今日もまるで何かに引き寄せられるようにここに来たんだ。君のことは僕が守る」
すると王子は手を離し、代わりに両肩を抱きしめると、白ゆり姫に口づけをしました。
メミ「大好きだよ」
す…る…と…!
白ゆり姫の目から涙が流れました。
そして、少しずつ目が開き…
あお「あ!目が…目が覚めた!」
メミ「…ゆりな。覚えてるかい」
白ゆり姫は微笑み、大きく頷きました。
ゆり「…大好きだよ」
6人「やった〜!おかえりー!!」
メミ「(号泣)」
愛が勝ったようです。
【童話U・36】
さて、その頃、王宮では、リサ女王主催の祝賀会が始まっていました。
そこにサイ魔女のポンが現れました。
ポン「女王様、モナ様、間に合わなくて申し訳ありませんでした」
リサ「あ、サイ魔女じゃないか。遠いところどうも。その節はたいへん世話になったな。改めてお礼を言っておくわ」
モナ「それに祝賀会は始まってまだ30分しか経ってないんだから、遅刻のうちには入らないっすよ。大丈夫、大丈夫」
ポン「いえ…その『間に合わなかった』じゃあないんです」
リサ「は?何の話…?」
ポン「あの毒リンゴの件なんですが…どうやら2つとも毒の魔法が破られたようです」
リサ「え…?どういうこと!?」
ポン「どういうことと言われましても…もう魔力センサーの反応がないんで、何らかの方法で息を吹き返したのかと」
モナ「そんなことあるの!?」
ポン「だから毒性の強い蛇とか毒霧とかお勧めしたんですよ…」
リサ「くそ!じゃあ今度はそっちで…」
ポン「それは無理です。魔力免疫が出来たはずなのでもう相手に効果は出ません。でも、さらにもっと大変な問題があるんです」
リサ「何?」
ポン「かけた相手に魔法を破られたので、その反作用がお2方にこれから来るはずです」
モナ「え…?反作用??」
【童話U・37】
ポン「副作用みたいなもんです。まずは顔に異常が現れます」
リサ「そういえばモナ…顔がデカくないか?」
モナ「女王様も…大久保佳代子に似てきたような?」
2人「どうしよう…(泣」
【童話U・38(終)】
ポン「さらには、モデルデビューするが公開処刑される、ライブで煽りをやってスベる、ロケが大不評、、USJに行ってやぶ蛇になる、悪の枢軸の呼び名が復活などなど、様々な災いが起きるので覚悟してください」
2人「マジか…」
ポン「本当は魔法が破られる前に到着して女王様におめでとうを言いたかったんですけどね、間一髪で間に合いませんでしたので、さっきはそのお詫びをしたんですよ。
でも良かったじゃないですか。一瞬でも世界一の美女になったんですから。まあ、これからは誰も信じちゃくれないでしょうけどね。
ホーッホッホッホ…」
モナ「…笑ゥせえるすまんかあいつは…」
リサ「そういう問題じゃねえよ!お前が上手くやらないから…」
モナ「最初から自分でやりゃよかったでしょ!」
リサ「何ぃぃ!」
こうして2人は内紛で没落し、間もなく新しい女王が即位することになりました。
一方、白ゆり姫は、メミ王子と共にひらがな王国で末長く幸せに暮らしましたとさ。
―おしまい―
>>383
おつかれさまです
褒めどころはたくさんあるんですけど、めみちゃんの顔を見るとデスラーの顔と声が思い浮かぶのをどうにかしてほしいw
あと最後のブラックユーモアは、庭さんの怒りを買うこと間違いなしですねw
とても面白かったです
>>375
こちらも終わりは近いのかな?
麻衣ちゃんの影がチラついては消え、またチラつく、面白い展開です >>384
ありがとうございます
理佐ちゃんに関してはあくまでも登場人物を演じていただいただけで、実在の世界一美しい理佐ちゃんとは一切関係ございませんということでひとつ… 「大久保佳代子似とか言ってんじゃねーよ」
心優しきスレと不良学園スレに続けて三度天に向かってドス効かす愛しの嫁理佐ちゃん
「今度はどうしたの?」
ってなんだか理佐ちゃんが怖くなってきた俺
「えーんえーん、チベットさんに大久保佳代子言われた」
って両目に手を当てて泣き出す理佐ちゃん
「ドス効かせたり泣いたり、なんでこんなに情緒不安定なんだよ理佐ちゃん」って嘆く俺
「いちいち嘆いてんじゃねーよ」
ってチベットさんのせいで理佐ちゃんから巻き添えのドス効かされる俺
「ねぇ、俺君のせいだよ」
ってとりあえず目の前の俺に絡む暴君理佐ちゃん
「俺全然関係無いじゃん」って必死の弁明する俺
「うるさい!黙って!」ってキレる理佐ちゃん
「でもほら>>385で世界一美しい理佐ちゃんって無理してくれてるよ」
って教えてあげる俺
「無理してるってどうゆう意味よ」って苦笑いする理佐ちゃん
「世界一美しい理佐ちゃん」
ってチベットさんに言われたのが意外なほど効いたのかニヤニヤする理佐ちゃん
「俺だっていつも言ってあげてんじゃねぇか」って焼きもち妬く俺に
「俺君には言われ馴れちゃったのかな?」なんて酷いこと呟く理佐ちゃんに落ち込む俺
そんな俺をさすがに可哀想になった理佐ちゃん
「その代わり私が世界一好きなのは俺君だよ」なんて慰めてくれそうだから好き >>386
チワンさんの名前がチベットさんになっちゃったw >>384
まいやんのシーンを増やしたいんですけど中々性格とかを把握してないんで、どうしてもチョイ役みたいな扱いになってしまって心苦しいんですm(__)m
でもまいやん出すと理佐ちゃんが焼きもち妬いてくれるんで、ついつい出てもらっちゃうんですよねぇw
出来れば永遠に幼馴染みの壁を越えないで終わらない物語にしたいと思ってます 「やっぱりくつろぐわ〜」
って理佐ちゃんの部屋に飛び込むなり床で丸くなる俺
「だ・か・ら・窓から入ってこないで」って文句言う理佐ちゃん
今日も嬉しいこと日記書いてる理佐ちゃん
「俺とラベンダー探しして、はしゃいでたもんね」
って日記書いてる理佐ちゃんをからかう俺
「バ〜カ」って言って日記しまう理佐ちゃん
「明日からミス欅学園の投票終わるまで理佐ちゃんと口きかないから」
勝利への決意を込めて理佐ちゃんに語る俺
「なんで?」って呑気な理佐ちゃん
「やっぱり男の影があると不利なんだよミスコンは」って呟く俺
「どっちでもいいよ、ミスコンなんて」って全然ミス欅学園に興味ない理佐ちゃん
「それにただの幼馴染みなんでしょ?私たち・・・」
って拗ねる理佐ちゃん
今朝、理佐ちゃんに言われた「まだ幼馴染みのままなの?」
って問いかけに何故か答えられなかった俺・・・
俺が閉め忘れた窓から吹き込む風はもう涼しくて
俺と理佐ちゃんの関係を少しづつ秋の気配に変えてくから好き
「あれ?離れて登校なんて珍しいね」
俺から少し遅れて歩く理佐ちゃんの方を見ながら麻衣ちゃんが話しかけてくる
優柔不断な俺に完全に拗ねてしまった理佐ちゃん
全然口きいてくんなくなっちゃった・・・
偶然とはいえ俺の作戦通りになったのだから喜ぶべきなんだけど・・・辛すぎて泣きそうな俺
「理佐ちゃんとケンカしたの?」
って元気ない俺の横に並んで歩く麻衣ちゃん
「もともと特別仲が良いってわけでもないから・・・」
って麻衣ちゃん相手に強がる俺
「それは・・・ちょっと無理がない?」って苦笑いする麻衣ちゃん
「理佐ちゃん睨んでるよ」って俺の耳元に口を寄せてささやく麻衣ちゃん
ヤバい聞かれたか!?
理佐ちゃんに聞かれたかもしれない恐怖と麻衣ちゃんの甘い香りにドキドキが止まらない俺
「理佐ちゃんとケンカしてるんだったら私に投票してね」
なんてイタズラっぽく笑って立ち去る麻衣ちゃんに
「はい」って思わず返事しちゃ私の選対委員長なのに麻衣ちゃんに投票しちゃうんだ」
って麻衣ちゃんの背中を見送る俺にボソッと呟いて通り過ぎてく理佐ちゃん
その後ろ姿がなんだか切なそうだから好き
『白ゆり姫の笑顔を守り隊』〜孤独な副隊長〜
守屋「隊長、聞こえますか?こちら守屋です。どーぞ」
菅井「副隊長、声デカくないですか?どーぞ」
守屋「デカくないです。どーぞ」
菅井「いや、デカイです。どーぞ」
守屋「もう、いいよ!ボリューム下げれば…ちっ」ブチッ
菅井「副隊長?ふくたいちょー!」
守屋副隊長は森の上を飛行していました。
たった今無線を交わしていた相手は、同じチームの菅井隊長です。
菅井「あ、無線つながった。ひどいじゃないですか」
守屋「それより、私たちのチーム3人しかいないんですけど」
菅井「あー、みんなならこっちに逃げてきたよ。スパルタ指導してたんでしょ」
守屋「ちょっと怒鳴っただけです。これだから若い子は…」
菅井「でもそうね…3人か。誰だっけ」
守屋「梨加と尾関です。変なヤツだけ残っちゃいました」
菅井「白ゆり姫のところへ行って。私たちはリサ女王を追うわ」
守屋「了解」
守屋副隊長はバックミラーで頼もしき2人の仲間を見ました。
遥か後方でフラフラと飛行しています。
梨加「副隊長ー、燃料なくなりましたー」
尾関「私もですー」
守屋「何やってんだよ。しょうがない、ひとりで行くか」
-続くかもしれませんが、続かなかったときは墜落したと思ってください-
『白ゆり姫の笑顔を守り隊』〜副隊長、森に刺さる〜
ピーピーピー、Pull up!
守屋「あれ?私も燃料なくなってる…アー!」ガシャン!
守屋副隊長は森に刺さりました。
コックピットからは脱出できたものの、ムチウチ状態で体が言うことを聞きません。
機体は無残にも炎に包まれています。
副隊長は土に這いつくばるようにしてなんとか機体から逃げました。
薄れゆく意識の中、少し眼を開けると、誰かの後ろ姿が見えました。
守屋「タスケテ…」
??「小人は信じてくれない〜♪こんな孤独でいるのに〜
守屋「何ですかそれ」
??「今流行りの『しらゆりばくだん』の新曲、『小人は信じてくれない』ですよ」
守屋「しらゆりばくだん?」
??「知りませんか、『しらてゆりなwithバックダンサーズ』」
守屋「知らないです…そんなことより、タスケテ…」
??「こびとは〜♪」
守屋「もういいです」
??「わかったわ。これを食べなさい。じゃ、私はこれで」
守屋「待って、お名前は?」
ポン「ポン、人呼んでサイタマの魔女」
ポンはスカートを気にしながらホウキにまたがると、どこかへ飛んでいきました。
-続かなかったときは、副隊長が毒リンゴを食べたと思ってください-
>>392
そうなりますねw
チワンさんの名作を汚してしまい申し訳ない
あと、全くのノープランなので続かないかもw >>394
チワンさんは心が広いから大丈夫ですよw
俺も原案ありスレで西遊記をめちゃくちゃにしちゃってますからねw 『白ゆり姫の笑顔を守り隊』〜副隊長、実食〜
サイ魔女が置いていったのは、形は普通のリンゴでした。
大きさも至って普通で、何もおかしいところなどありません。
守屋「どうせこのままでも死んでしまうんだから、どうせ死ぬなら…」パクっ
リンゴははちみつのように甘い味がしました。
食べてから数分もすると、体が軽くなり力も出てきました。
副隊長守屋、復活です。
元気になった副隊長は、森を散策し始めました。
大きな葉っぱたちが彼女を優しく包み、鳥のさえずりが彼女に微笑みを与えました。
次第にスキップに変わる足取りが今の副隊長の気持ちを表しています。
しばらく歩いた頃、木と木の間に白い影が見えました。
守屋「誰ですかー」
返事はありません。その代わりに歌声が聞こえてきました。
「小人は信じてくれない〜♪」
ついさきほど聞いた歌です。もしかすると、白ゆり姫かもしれません。
-続かなかったときは、時間差の毒リンゴだと思ってください-
てち「いやいや、スピンオフ的な作品を書いていただけるなんて光栄ですね」
もん「他の作品も続きが待ち遠しいのばかりで」
てち「そんな中、実は今日は残念なお知らせがございます」
もん「何ですか急に」
てち「長らく応援していただいた、てちもん漫才がですね、今日で最後になります」
もん「え…?聞いてないよ?」
てち「私が現在病み真っ最中ということで、病み上がり決死隊には相応しくないということになりまして…」
もん「皆さんお忘れでしょうが、そういうコンビ名なんですよ〜」
てち「私の代わりには、復帰が本決まりになったずみこ師匠が…」
もん「マジっすか?」
てち「…なんてね(笑)。エイプリルフールでした〜」
もん「なんだ〜嘘か(笑)…って、今は8月ですけど?」
てち「え…?何?」
もん「エイプリルフールは4月だよ」
てち「嘘ぉ…いつ決まったの?」
もん「…本当にエイプリルフール知らないんだね…」
てち「まあとにかく、ずみこ師匠も少しずつ復帰になるし、私も早く体調整えないとですね」
もん「漫才はできるのにね…」
てち「神戸も名古屋も休んでしまって申し訳ありません…」
もん「ファンの方の中には、当日に不参加の知らせを聞いて、ふらふらして血の気が引いて倒れちゃって、病院に運ばれた人もいたんですよ」
てち「診察の結果、“てち(鉄)欠乏性貧血”だったそうです」
2人「お後がよろしいようで〜」
尾関梨香×長濱ねる
大好きだったよ。
私の大切な人………。
___________
「ちょっと待って…ねる。」
『何』
「ねる、私のこと、嫌いになったの?」
『別に嫌いになんか…。』
「じゃぁ、何であんなことしたの!!」
「何で……他の人と付き合ったの……」
『てちのこと?』
「うん。」
『だって………』
『てち、気持ちいいもん……』
「は……?」
『うちの言う事なんでも聞いてくれるし……』
『カワウソだし……。』
『まぁ、なによりも尾関に飽きたから、かな?』
「……っわかったから、もう、出てってよ。」
『うん』
>>398
「ねる……」
『何』
「好きだったよ。愛してた。」
『そういうのが、飽きたって言ってとるばい!』
「っ………じゃあね。ばいばい。」
『………』
ガチャ…テクテク
「ばいばい。私の大切な人………。」
__________________
「…ねぇねる?」
『何??』
「本当に、これでよかったの?」
『…うん。』
「本当に?」
『ほんとだよ』
「そっか……」
『ねぇ、むー。』 >>399
「なぁに?」
『むーはさ、尾関のこと、好きなの?』
「よく分かんないな……このままでもいい。でも尾関が望むならそれ以上にもなれる。」
『そっか……』
『ならさ、むー尾関のとこ、行ってあげてよ』
「なんで?」
『多分、泣いてるから』
「別れたのに、ねるはどこまでも優しいんだね……」
『そんなことないよ』
「ふふっ……じゃあ、尾関の所、行くね?」
『うん。ばいばい』
「ばいばい…」
END…… >>396
『白ゆり姫の笑顔を守り隊』〜ミリタリーコートの梨加隊員〜
梨加「菅井さん聞こえるか?副隊長が墜落した。どうして現場に血が流れるんだ!」
菅井「そんなキャラじゃねーだろ!」
梨加「とにかく、いま副隊長の元へ向かってます」
菅井「オッケー、気をつけて」
梨加「あ、尾関隊員は帰ってしまいました。私ひとりで向かいます」
菅井「あ…そう」
梨加は戦闘機を着陸させ、森を捜索しました。
程なくして副隊長は見つかり、梨加は肩を叩きました。
守屋「なんだぺーちゃんか」
梨加「大丈夫ですか?」
守屋「うん。それより、白い服を着た女の子見なかった?」
梨加「見てません」
守屋「そう。はぁー、副隊長辞めよっかな」
梨加「どうしたんですか急に」
守屋「みんな逃げたでしょ、わたしにリーダーの資格なんかないよ」
梨加「そんなことないですよ。守屋さんみたいな人が上にいるから、私は安心して下にいます。だから上で頑張ってもらわないと困るんです」
副隊長は大きく深呼吸をしました。
そうです、こんなとこで躓いてはいられないのです。 >>397
続けさせてもらってますw
しかしあれですね、ずみこちゃん復帰とともにてちちゃん休養になりそうで怖いですね >>400
今読んだら死んでた………何だこのストーリーはʬʬʬ 仕事忙しくて時をかける理佐ちゃん書けなかった・・・涙
>>405
まだ続くかもしれません
それとつい魔が差して、欅学園スレに書き込んじゃいましたw >>407
仕事忙しくて書きに行けないので逆に助かりますm(__)m >>405
文が、です(笑)
あ、でも尾関とむーがでもいいすね(笑) >>409
文だったんですかw
読み落としかと思って探しちゃったw >>162
久しぶりに…
上村莉菜side
『今日は午後から22時まで80%の確率で雨のようです。傘を忘れずに持っていってくださいね。』
「………いいこと聞いちゃった…」
「やっぱ神様って私の味方なのかな!」
「まぁ、自分から動けってことは無理もないけど……。」 >>401
『白ゆり姫の笑顔を守り隊』〜報復に向かうリサ女王〜
リサ「何とかしてあいつを殺さねば」
ポン「それなら、いいものがあります」
サイ魔女ことポンは、カバンの中から布を取り出しました。
ポン「これは透明マントとという名前で、お友達から借りてきました」
リサ「お友達?」
ポン「はい、なんかたぬきに似てて、丸っこい体のヤツです」
リサ「で、そのマントで透明なれるのか?」
ポン「ええ、ただし…」
リサ「貸せ」バサッ
リサ女王は大事なことを聞き忘れたまま、走り去っていきました。
そう、実はこのマント、廉価版のため効き目が15分なのです。
ポン「あらら、マズイことになったな…でも女王様の裸を見れるかも、ウフフ」
その頃の守屋副隊長と梨加隊員といえば、相変わらず白ゆり姫を探していました。 >>411
「今日から3日間、親は旅行でいないし。私を連れてって欲しかったなーなんてふふっ……」
「じゃあ、行こうかな。」
「行ってきマース…なんて。誰もいないんだけどね、(´▽`) ハハハ」ガチャ
「あ、むーー!!おっはよーー!!!」
「あ、莉菜。おはよう」
「おはよう、尾関、てち」ニコッ
「尾関、相変わらず尾関スタイル突き通してくね(笑)」
「ドヤ( ˙-˙ )✧」
「ねぇ莉菜、今日テンション高くない?尾関みたいでウザイ……」
「はぁ!?てちこ酷くない!?」
「ふふっちょっといいことあってね…」
「ねぇ平手、今日昼放課に用事あるからいいかな……?」ボソ
「……うん」
「ありがとう」ニコッ
「二人して何話してるの!!早く行かないと遅刻……するよ」
「ほんとじゃん……早く行こ。」
「現生徒会長が遅刻したらヤバいね〜」クスクス
「っさい!!黙れ莉菜…」ダッ
「ごめんなさ〜い♪」タッタッタッ
「許さん……!待てっ……」タタタ
「………私忘れられてる??」
続 「白石さんに投票するって本当ですか!?」
お昼休みに選対委員1号と2号が教室に駆け込んでくる
「な、なんだよ急に?」
どうやら朝の様子を見てた人たちによって噂が広まってしまったらしい
「分かんないよ・・・」って答えを濁す俺
即座に否定したかったのだけど・・・
廊下を歩いてる麻衣ちゃんが目に入ってしまい又も優柔不断な俺
「俺君のバカ」って呟いて教室を出ていく理佐ちゃん
ミス欅学園の投票が終わるまで理佐ちゃんと口利かない作戦としては順調なんだが・・・
理佐ちゃん完全に怒ってるよな・・・
「なんだ作戦だったんですかぁ、安心しました」なんて教室を去る1号2号
「理佐ちゃんそっち行っていい?」
理佐ちゃんの誤解を解きたいし、なにより家では仲良しの幼馴染みで居たい俺
家に帰るなり窓から理佐ちゃんの部屋へ
「今、勉強中」って冷たい返事の理佐ちゃん
「ちきしょう!」って叫びながら川に石投げる俺
理佐ちゃんに冷たくされたショックで家出した俺
もう9時を過ぎてるけど川に石を投げ続ける
「俺君こんな時間に何やってるの?」
なんてタイミング良く現れた麻衣ちゃんにマジで恋する5秒前だから好き
「まさか俺君に逢えると思わなかったな」
なんて無邪気に笑いながら石を投げる俺のそばに座る麻衣ちゃん
「向こう岸の空き缶倒したら帰ろうと思ったらなかなか当たらなくてさ」
麻衣ちゃんに本当のことなんて言えるわけもなくウソつく俺
「麻衣ちゃんこそこんな時間に女の子の独り歩きは危ないよ」
なんて石投げながら話す俺
「こんな時間って・・・まだ9時よ」なんて笑う麻衣ちゃん
「いやいや危ないでしょ、俺なんて夕方だって理佐ちゃん独り歩きさせないよ」って自慢する俺
「それは過保護なんじゃ・・・」
なんて遠慮気味に言う麻衣ちゃん
やっぱり理佐ちゃんと同じぐらい超美人だから好き
「前の学校の友達とご飯食べてたの」
俺の理佐ちゃんへの過保護ぶりにドン引きしながらも話を続ける麻衣ちゃん
成り行きで空き缶倒すまで石を投げ続ける俺
「そろそろ帰るね」って立ち上がる麻衣ちゃん
俺も帰ると言いたいが、なかなか空き缶に当たらなくて帰れない俺
「理佐ちゃんには独り歩きさせないのに私のことは送ってくれないんだ」
なんて口ふくらまして怒るポーズする麻衣ちゃん
「ごめん、気づかなかった」って笑って誤魔化す俺
「地味に傷つくなぁ・・・2回目ともなると」ってため息の麻衣ちゃん
「2回目?」ってはてなな俺
「林間学校の時も理佐ちゃんに会いたくなって海に行っちゃったでしょ・・・理佐ちゃんとの扱いの違いに傷ついてるのよ、これでも」
って今度はマジで拗ねる麻衣ちゃんだから好き
「そもそも麻衣ちゃんはなんで俺なんかに好意持ってくれてんの?」
って麻衣ちゃんの横に並んで歩きながら聞く俺
「俺君は覚えてないと思うけど・・・私が転校してきたばかりの頃に売店で戸惑ってたら自分のパン買うついでに私のも買ってくれたの」
ってなんか大切な想い出みたいに語る麻衣ちゃん
「そんだけ・・・?」って拍子抜けする俺
「うん、そんだけ」って俺の反応にちょっと苦笑いして頷く麻衣ちゃん
「でも・・・なんか良いなって思ったの、俺君の買ってくれたコロッケパン美味しかったし」って微笑む麻衣ちゃん
なんだか理佐ちゃんみたいだから好き
>>418
「理佐ちゃんが好き」が4レス分も見られないとなると、少し心配になってきますね >>412
『白ゆり姫の笑顔を守り隊』〜新しい仕事〜
梨加「菅井さん、聞こえるか?」
菅井「もうそれいいから!あ、そうだ。これから新しい任務にあたってもらう」
梨加「はい、なんでしょう」
菅井「情報が入ってね、リサ女王が裸で森をうろつきまわる予定らしいのよ」
梨加「どういうことですか?」
菅井「詳しいことは後で。とにかくそういうことだから」
梨加隊員は考えました。
でも、何をすべきかわかりませんでした。
こんな時に頼れるのが、守屋副隊長です。
守屋「なるほどね〜、これはチャンスだよ」
梨加「チャンス?」
守屋「そう、リサ女王の胸を支えられるチャンスだよ」
梨加「わかりました、では準備に取り掛かりましょう!」
かくして、短期限定チーム『リサ女王の美乳を支え隊』が発足しました。 『白ゆり姫の笑顔を守り隊』〜支え隊、解散〜
守屋「荷重Fで面にくぼみをつけたとき,くぼみの表面積をSとすると,硬さは0.102F/Sで表されるの」
梨加「副隊長、何の話をしておられるのですか?」
守屋「いい?形を崩しちゃダメなの。造形美を守るのが私たちの仕事」
梨加「はぁそうですか…BINGOの時も思いましたが、副隊長って隠れ変態なんですね」
守屋「ええ、そうよ。羞恥心なんかとっくに捨てたわ」
作戦会議は、単なる変態談義に終わり、収穫はありませんでした。
そして二時間後、2人が森へ出たときにはすでに問題が解決していました。
毛布にくるまったリサ女王が、警備隊に連れられていたのです。
かくして、期間限定チーム『リサ女王の美乳を支え隊』は解散しました。
>>419
>>420
なんだかまいやんをちゃんと書きたくなって色々みてたら超美人過ぎて惹かれております 「お前またなんかしたろ?」
って俺が帰るなりお母ちゃんが玄関で仁王立ちだ
「何のことだよ?」って意味わかんない俺
「理佐ちゃんが泣いて帰ってきたんだよ」
何!?大事件じゃないかお母ちゃん
「理佐ちゃん大丈夫か!?」って慌てて理佐ちゃんの部屋に駆け込む俺
「理佐ちゃんどうした?痴漢か?」ってさらに捲し立てる俺
「なに・・・?」ってキョトン顔の理佐ちゃん
「いや、お母ちゃんが理佐ちゃん泣いてたって言うから・・・」
「なんで私が泣くのよ」って不機嫌な理佐ちゃん
お母ちゃん騙しやがったな・・・
「私忙しいんだけど」ってやっぱり冷たい理佐ちゃん
「くだらないドッキリしないでくれよな」
って家帰って来てお母ちゃんに文句言う俺
「お前が帰って来ないの心配して捜しに行ったと思ったら泣いて帰って来たんだけどね」って不思議そうなお母ちゃん
麻衣ちゃんと居るとこ理佐ちゃんに見られた・・・
なのに何も言わない理佐ちゃん
家の外に出て夜空を見上げる俺
理佐ちゃんの部屋の灯りがやけに遠くに見える夜だから好き
「え〜んえ〜ん」って理佐ちゃんが泣いてる
俺が麻衣ちゃんと河原でお喋りしてんの見たからかな?
慰めようと近づいたら理佐ちゃんは理佐ちゃんでも4才の理佐ちゃんだ
また夢でも見てんのか?俺
「どうした理佐ちゃん?変なジジイにイタズラされたか?」
って4才の理佐ちゃんに戸惑いながらも聞く俺
「ううん、俺君が私置いて男の子達と遊び行っちゃったの・・・」
って泣き声で教えてくれる理佐ちゃん
あぁ、思い出した・・・
4才になって行動範囲が拡がった俺は
女の子の理佐ちゃんと遊ぶより新しく出来た男友達と遊ぶのが楽しくて
しばしば理佐ちゃんを置き去りにして遊びに行っちゃってたんだよなぁ
理佐ちゃん人見知り凄くて俺としか遊べないのに・・・
理佐ちゃんいつも平気な顔してたけど本当は寂しくて泣いてたのか・・・
意地っ張りなところは変わんないな
「ねぇ、俺君たちが遊んでるとこ連れてって」
って理佐ちゃんが俺の手を握ってくる
「理佐ちゃん俺のこと怖くないの?」て人見知りの理佐ちゃんを心配する俺
「うん、お兄ちゃんは俺君みたいだから平気」
なんて言ってくれそうだから好き
「俺君はね私のお婿さんになる約束してるの」なんておしゃまな理佐ちゃん
手を繋いで4才の俺が遊んでる公園目指す俺と理佐ちゃん
「理佐ちゃんは俺君のこと好きなんだ?」って4才の理佐ちゃんに聞いちゃう俺
急に立ち止まり辺りをキョロキョロ辺りを見回す理佐ちゃん
誰も居ないのを確認してからおもむろに
「お兄ちゃんにだけ教えてあげるけど言っっちゃダメだよ」
って口に立てた人差し指当てる理佐ちゃん・・・可愛いな
俺をしゃがませると耳元に口を寄せた理佐ちゃんは
「俺君のこと大好きなの」なんて言ってくれそうだから好き
>>428
なぁちゃん・・・マジか・・・
理佐ちゃんの次に好きなのに・・・ 「俺君いたよ」
って相変わらずアホそうな幼少期の自分には目をつむり理佐ちゃんに教えてあげる俺
いざ公園に着いたら男友達に混ざって遊んでる4才の俺に声をかけられず
俺の陰に隠れる人見知り全開の理佐ちゃん
「理佐ちゃん良いこと教えてあげるよ、俺君は理佐ちゃんが思ってるより強いんだよ」
って理佐ちゃんの頭撫でながら話す俺
「だからなにがあっても理佐ちゃんのこと守ってくれるから勇気出して俺君のとこまで駆けってきな」
って言い終わるより早く理佐ちゃんの背中を軽く押す俺
「俺君〜」って俺の名前呼んで駆けってちゃう理佐ちゃん
この日から理佐ちゃんも男友達に混ざって遊ぶようになったんだよな
人見知りの理佐ちゃんが急に皆と遊ぶようになったから不思議だったけど・・・
俺が裏で手引きしてたのか・・・
ついに理佐ちゃんのためにタイムリープしちゃったから好き
「おはよう」
って朝から理佐ちゃんを待ちぶせしてた俺
「おはよう」って言ってくれるけど目を合わせない理佐ちゃん
「一緒に歩かないんじゃなかったの?」
って並んで歩き始めた俺に拗ねた口調の理佐ちゃん
「ミス欅学園対策は止めちゃった」って笑う俺
「でも・・・麻衣ちゃんは?」って不安気に聞く理佐ちゃん
「理佐ちゃんのこと置き去りして遊び行っちゃてたじゃん俺」
「うん?」って聞き返す理佐ちゃん
「4才ぐらいの頃の話」って俺
「ねぇ、急にどうしたの?」って昔話始めた俺に戸惑う理佐ちゃん
「昨日の理佐ちゃんもあの時の理佐ちゃんも一緒だなと思ってさ」って思い出し笑いする俺に
「急に昔話始めてひとりで笑ってんじゃねーよ」
ってドス効かす理佐ちゃん
やっぱり意地っ張りだから好き
「理佐ちゃんに冷たくされてヤケおこして河原で石投げてたらたまたま通りかかっただけだよ」
って理佐ちゃんに説明する俺
「ふ〜ん」って興味ないふりする意地っ張りな理佐ちゃん
「あっ!?でも・・・」って俺に
「何!?」ってすぐに聞き返す分かりやすい理佐ちゃん
「いや、家まで送ってあげただけ」って笑う俺
「イジワル・・・」って呟く理佐ちゃん
「麻衣ちゃんは理佐ちゃんと同じぐらい超美人で性格も良いんだけどさ」って呟く俺
「だけど?」ってやっぱり不安気に聞く理佐ちゃん
「麻衣ちゃんは俺居なくても平気なんだよ、でも理佐ちゃんは俺が守ってあげないとダメだろ」ってドヤ顔の俺に
「ドヤ顔してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「遅刻するから早く行こう」って歩き出す俺
その俺を慌てて追いかけてくる理佐ちゃん
小さな声で「良かった」なんて安堵のため息つきそうだから好き
>>432
いい話だ〜(泣)
チビ理佐ちゃんに対する愛が変な方向に向かなくてよかったですw
俺くんも成長してますね >>433
ありがとうございますm(__)m
仕事が忙しくてなかなか話を進められず些かイライラしとります
泣く泣く欅学園スレの方は完結して小説スレと原案ありスレに集中したいと思います >>435
>>436
しかもここからが長いw
ていうか定期的に過疎りますね
また変態御三家だけになってしまった… 「負けた・・・」
俺の理佐ちゃんが麻衣ちゃんに僅差で負けてしまったミス欅学園2017
「1年2年は俺というハンデがありながら圧勝だったのに・・・」って落ち込む俺
「なんで俺君がハンデなのよ」って苦笑いする理佐ちゃん
「おっ、早くもみんなから祝福されてんじゃん」
クラスのみんなに囲まれる麻衣ちゃんを遠目にみる俺と理佐ちゃん
俺と理佐ちゃんに気づき手を振る麻衣ちゃん
「やっぱり美人だな〜」って手を振り返す俺に
「デレデレしてんじゃーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ミス欅学園に手振られたらデレデレもするわ〜」って言い返す俺
「まさか・・・私の選対委員長のくせに麻衣ちゃんに投票してないよね?」
なんて眉間にシワ寄せて聞いてくる理佐ちゃん
「気になる?」って聞き返す俺に
「うん・・・ミス欅学園とかはどうでもいいけど、俺君の1票は誰にも取られたくないの・・・」
なんて照れながらも言ってくれそうだから好き
多忙の中の更新乙であります
>>438
しばらく普通の人になると思いますm(_ _)m 2号「何してるの?」
ぺー「小説を書いてるんだ♪」
2号「何のために?」
ぺー「え…」
2号「変わり者ね。普通じゃない」
ぺー「あたし、変かな?」
2号「変だね」
ぺー「そっか、まあ、楽しいからいいや」
2号「理由になってない」
ぺー「そんなこと、わかってるよ」
2号「じゃあ、辞めるんだね」
ぺー「一回、書いてみなよ」
2号「いいよ。でもね、私には出来ない」
ぺー「どうして?」
2号「機械だからね、楽しめない」
ぺー「じゃあ、機械辞めなよ」
2号「そしたら、私は死んじゃうね」
ぺー「そっか…悲しいな」
>>443
小説書いてると、ふと我に返る瞬間があって、途方に暮れることがあります
「俺、何やってんだろ?」って
自分を変わり者だと思ったら、その時点で書けなくなりますねw
>>440
待ってますよー >>444
分かる
自分の書いたのなんて読み返したりしたらもうアウトですよ
俺はいったい長々となんてもの書いちゃってんだ!?みたいなね 確かに後で読み返してみて、あそこはこうしとけばよかったみたいなのはしょっちゅうありますね
ただ、自分の場合は自己満足が第一の目的なので、自分のネタをよんで「いやいや、チワンくん笑わしよんな〜(笑)」っていうのが楽しいっす
>>437
すみません、その変態御三家のなかに加えてもらえませんか笑 かねてからこのスレでも題材になっていた「ずみこちゃんの復活」がついに実現しましたね
>>447
そうするとですね…『変態四天王』になるんですかね
ただそっからもう一人増えて、変態レンジャーファイブとかになるともう後戻りできませんからねw
文壇の話みたいになってきたw
そもそも、ハコオシさんをはじめ、東京都さん、あとは最近顔を見ない愛知県さん、ぽん民さん、空さんの文学には、
あまり変態性が見受けられないので、グループには入らないことをおすすめしますw
「欅派」というひとつの文壇ではありますが、枝分かれするのもアリだと思いますよ >>449
変態性というかどす黒いだけですけどね笑笑 「まだまだ暑いね」
置いたコップの底が重い机に当たって、麦茶の氷がカランと音を立てた。
縁側で回る扇風機の風量を「強」にして、前髪が崩れるのも気にせずに顔を近づけたのは、遠い親戚にあたる理佐ちゃんだ。
両手を床につけて正座してるから、太めの眉と相まって柴犬のように見える。
何とも愛くるしい横顔を時間も忘れて眺めていると、振り向かせるには十分な夏の微風が理佐ちゃんの頬を撫でた。
「暑いでしょ、こっち来なよ」
上目遣いをして手招きする理佐ちゃんに、照れながら近づいていくと、強引に引っぱられ重なって倒れた。
「キャー!」
物音に驚いた二羽の蝉が、けたたましい鳴き声と共に家の外へ飛んでいく。
起き上がった理佐ちゃんが前髪を直した。
そして一瞬の静まりを切り込むように扇風機に叫ぶ。
「あ〜」
陽炎のように揺れる声が高い青空へ舞い上がった。
夏の終わりを告げるように消えていった心優しき理佐ちゃんスレに敬意を表して
>>450
変態ってなんでしょうねw
キモいとは違う気がするし
>>451
★2だったかな?俺くんが犬と化した時に、あなたは変態文学のパイオニアだと確信しましたw >>452
欅学園に続き心優しきスレまで・・・
商売繁盛で喜ぶべきなんだが仕事が増えすぎて妄想を書く時間が無くてうらめしい
>>453
あの頃は何かにとり憑かれてたのかと思うぐらい妄想が湧いててなぁ・・・ 変態というか、変わり者ってところかな。
どうも多数派ではなさそうだし。
上村莉菜×尾関梨香
「ねぇ、莉菜ちゃん、、」
そう言って声をかけてきたのは私の彼女さんでもある尾関。
『なーに??』
「あの、、さ……」
『??』
「………こと………したぃ……」
『え??』
尾関は、恥ずかしがってるのか中々言い出してくれない。
しかも耳赤いし。
そんなことを思っていたら激突に大きい声で
「莉菜ちゃんとそれ以上のコトがしたいのっっ!!!」
って言ってきた。
顔から火が出そうなぐらい顔が真っ赤。
ちなみにここは楽屋です。
皆の視線が集まるなか、尾関は私の手をとり、楽屋を飛び出して空いてる隣の部屋に入った。
続く
>>456
『えっ…と、尾関、どうしたの?大丈夫?え?』
「………私は異常をきたしてないから」
「もう、私子供なんかじゃ……ないんだよ?」
少し俯いて怒ったように少し声を低くして言ったかと思えば、顔を上げて私を誘うかのような言動をされた。
それを聞いて私は耐えきれなくなって
いいよ。と返事をしてしまった。
「ほんと?………後戻りなんてできないよ?」
2回もやっていいか聞いてくるってことは尾関は私のことをほんとに大事にしてるんだなって思ってるあたり、ちょっと自意識過剰なのかもしれない…。
『私は大丈夫だよ、』
「分かった。」
そう言って尾関は私の手を引いて
ソファの上に押し倒したんだ。
続く >>457
「好きだよ。莉菜ちゃん、愛してる。」
そう言った後、口づけをされた。
その口づけはどんどん深くなっていって
ディープキスと言われるものになっていった。
「ん………ぁ…」
体が熱くなる。でもそれとは反対にどんどん息苦しくなってきて、尾関の肩をポンポン、と叩いたら快く離してくれた。
そのあと、
「莉菜ちゃん、好きだよ。」
と彼女は言って、私をぎゅっと包んでくれた。
『私も。梨香、愛してるよ…。』
私はそう言って、今度は私から口づけをする。
それから、しばらく経ってから
「戻ろっか?」
って、言われたから私は戻ることにした。
尾関のそれ以上はそれ以上じゃなくて、ちょっと安心したかも……。
まぁ、ちょっと期待してたけど……。
end 「タイムリープしてるかも?」
俺の突然の告白にちょっと引く理佐ちゃん
開け放たれた理佐ちゃんの部屋の窓から入ってくる夜風はもう秋だ
「この前もそんなこと言ってラベンダー探しさせたよね」
ってうんざり顔の理佐ちゃん
「あれはドラマ見た影響でタイムリープ出来る幼馴染み居たら楽しいなと思っただけだから気にしないで」って適当な俺
「そんなくだらない理由で女の子に真夏の河原でラベンダー探しさせてんじゃねーよ」
ってドス効かす理佐ちゃんだけど
「ドラマに感化されてごめんね、許してくたさい」って素直に謝ったら
「やだよ」なんて意地悪言うくせに
「でも二人でラベンダー探すの楽しかったから明日も探すからね」
なんて言ってくれそうな理佐ちゃんだから好き
「ねぇ、タイムリープしていつ頃の私に会ってきたの?」
なんて自分に会いに俺がタイムリープしたと決めつける理佐ちゃん
放課後、理佐ちゃんからラベンダー探しを口実に河原に誘い出された俺
思えば夏休みからこのかた麻衣ちゃんにかまけていて理佐ちゃんには申し訳ないことしたと後悔の俺
「理佐ちゃんに火傷させちゃった時」
って理佐ちゃんの期待に応えて理佐ちゃんに会うためにタイムリープした体の俺
「うん?まさか海で頭打った時の話」
って単に頭打ったショックで記憶が甦っただけだろ!って顔する理佐ちゃん
「めっちゃリアルだったから記憶とか想像じゃないとおもうんだよなぁ」って拗ねる俺
「拗ねてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、子供の時の私どうだった?」って聞いてくる理佐ちゃん
「子供ん時も可愛いかったよ」って答える俺
「子供の時も・・・?」って首をかしげる理佐ちゃん
なんだかドキドキしてそうだから好き
>>464
こんなに長く書いてるのにまだ1回も理佐ちゃんがタイムリープしていない事実に焦ります・・・( ̄O ̄; 「子供の時も・・・?」
って首をかしげながら聞いてくる理佐ちゃんに時が止まる
なんてこった・・・
俺は時を戻すことが出来るけど理佐ちゃんの可愛さは時を止めちまうのか!
幼馴染みにも関わらずそんなことに今さら気づいたうかつな俺
「なにぼーっとしてんの?」って理佐ちゃんが俺を話に引き戻す
「うん?子供の時も可愛いかったけど今はもっと可愛いかもしんない」って素直に言ってみる俺
俺の言葉に下向く理佐ちゃん
「からかってんじゃねーよ」って小さい声で呟く理佐ちゃん
やっぱり顔が真っ赤だ
「仕方ないじゃん、俺には世界一可愛いんだから」
って呟く俺
もう幼馴染みではいられない俺の言葉に無言の理佐ちゃん
理佐ちゃんの方から俺へと吹く風はもう秋の色だから好き
『夏の夜の花』
一縷の赤い糸がピュウっと鳴きながら夜空に昇り、ドカンと爆ぜた。天には大きな花が咲いた。
観客が一斉に歓声を挙げた。いよいよ花火大会が始まったのだ。
赤、青、緑、多様な色形がひっきりなしに空を眩く彩った。僕はその美しさに感心して嘆息を漏らした。
僕が「綺麗だね」だの「すごいね」だの興奮混じりに言うと、原田もそれに従ったが、しかし、その笑顔はどこか彫刻を思わせるほど堅かった。
なるほど、先程から僕の右手を包む彼女の左手は、花火が開く音の度に、ぎゅっと強く結ばれた。
ひょっとしたら彼女は怯えてるのか?いやいや、そんなわけがない。もう高校生だ。わざわざ浴衣でめかしてまで来たがった花火大会だ。とすると、なにか浮かないことでもあったのか?
そんなことをとつおいつ考えている内に、いよいよ僕まで花火を楽しめなくなった。
つづく
つづき
夏の夜の花々は、激しさを増し々々天に万朶の明るさを誇った。大団円だ。
爆ぜる音の連続が身体の芯を打つ。
彼女は万力のように僕の手を握り締めた。鬱血しないか不安なほどに。ああ、やっぱり恐いんじゃん。僕の疑念は確信に代わった。
大会が終わった空では、硝煙を照らす月が青く冴えていた。夜店で買った唐揚げはとっくに冷め切っていた。
それを二人で食べながら、僕は彼女を家まで送った。花火の話はほどほどに、他愛ない話に花が咲いた。
路地裏のそこここに、子どもたちの興声と夏の夜の花が明るく咲いていた。
「やっぱり私にはあれがお似合いかな」
彼女は零した。
「小学生みたいだね」
僕は笑った。
彼女の膨れっ面が愛おしかった。
>>469
どうも
>>468
葵ちゃんの気持ち分かるなぁ
爆発音はさほど恐くないけど、普段には見られない無機質に明るい光が、
雷を連想させて心がざわついたものです
冒頭の赤い糸、好きです てち「でもさ、ひらがなけやきに本物の時をかける少女がいるっぽいよね」
もん「そうそう!影山ちゃんね」
てち「頭いいからね。漢字も得意だし」
もん「難しい字も知ってるみたいだよね」
てち「まさに『“朱鷺”を書ける少女』!」
2人「な〜んてな!」
…まあたまに保守ぐらいには協力いたしますm(_ _)m
>>470
冒頭って気合いが入りますよね
掌編だと舞台を簡潔に表現できて尚且つ物語全体を内包するような修辞的な書き出しが理想だと思うんですけど、そんなものはできた試しがありません
書き出しと言えば、さっき挙げた452の
「置いたコップの底が重い机に当たって、麦茶の氷がカランと音を立てた」
は行為者を明言していないのに、そこから漂う夏の情緒がそんなことを棚上げしてしまう魔力を持っていて好きですね >>471
乙です
>>472
冒頭は読者のためにありますからね
ファーストシーンに町並みや風景描写があると世界観に入り込みやすいですね >>468
俺もこんな美文を操りてぇす
色んな表現が出来る語彙力と教養が欲しい・・・
>>471
ただ上げるだけじゃなくてネタで保守するところがさすがですm(__)m 「ばいばーい」
友人たちと別れて、茜ちゃんと二人になった。
付き合っているわけではない。隣の家だから一緒に帰っているだけだ。
「のど乾いた」
茜ちゃんがわざとらしく言う。僕の手には飲みかけのパックジュースが握られている。
渡すものか、ここで渡してしまったら全て飲まれてしまう。
「のど乾いたなー!」
さっきの三倍くらいの声だ。
「一口ならいいよ」
「じゃ、もらいまーす」
「これって間接キスだね」
「ゴホッ」
茜ちゃんがストローを咥えたまま咳き込んだ。作戦成功だ。
三分の一も残っているジュースが返ってきて、ちょっと感動した。
返してもらったはいいけど、よく考えたら僕も飲めない。
「飲まないの?」
「いや、全然飲むよ」
僕がストローに口を近づけようとすると、
「間接キスだね」
「あっ」
ジュースを地面に落としてしまった。茜ちゃんは先を行く。
地を漂う液体が、取りこぼした甘いキスの味のようで切なかった。
図書館からの帰り道、冷房のない世界に音を上げた僕たちは飲み物を買った。
米「あれ?何それ?」
実は僕もカ〇ピスウォーターを買うのは初だ。
米「美味しいの?」
僕「飲んでみる?」
米「何で私が毒味役なのよ」
僕「僕が先に飲んだら飲めなくなるでしょ」
そう。頑なに間接キスもNGな彼女のおかげで僕たちはまだ大人の階段は昇れずにいる。
米「あ、じゃあ…」
彼女は僕を公園のベンチに座らせ、自分はベンチの上に立った。
ちゃんと靴を脱ぐところは流石だ。
と褒めている場合ではない。
米「いくで〜口開けてや〜」
上を向いた僕に、彼女がカ〇ピスウォーターを流し込む。
必要以上の高さからやられたため、むせるわ顔にかかるわでさんざんなことに。
米「やだ〜顔面シャワーみたい(笑)」
でも、やはり彼女の笑顔がいちばんだ。
その夜、顔面シャワーの意味を調べた僕は、違う意味で大人の階段を一歩登った気がした。
コーヒーは、のどが渇かずとも買ってしまう飲み物の一つである。
カフェインにありつくだけなら他に選択肢はあるが、あの黒い液体が人々のファーストチョイスに上がるのはなぜだろう。
ただかっこいいから、それ以外に理由はないはずだ。
「私ね、最近ドリップコーヒーにはまってるんだ」
「あんなのマズイだけじゃないか…」
「あ、わかった。飲めないんでしょ」
「そんなわけないだろ」
道端の自販機に小銭を入れ、ブラックコーヒーのボタンを押す。
出てきた缶コーヒーを開け、一気に口へ入れる。
吐き出しそうになるのを我慢して、なんてこと無い顔をする。
茜ちゃんは、そんな僕を見ようともせず、カ○ピスウォーターのキャップを開け始めている。
「飲む?」と半笑いでペットボトルを僕の目の前に出す。
「飲めるからってかっこいいわけじゃないよ」
「そんなんじゃねーよ」
大人の苦味に恋をする、そんな君に恋をするのは、僕が大人になる日だろう
>>477
「カ○ピスウォーターのCM出演権を得るのは誰だ選手権」とか一回やって欲しいですね
でも、透明感のある子ってメンバーにはあまりいないような…正統派アイドルは少ないですからね 若い頃の方埒生活がたたって余命宣告を受けた俺
即刻入院生活が始まった
この冬を越えられないっていう医者の言葉が頭の中を往きつ戻りつする
「こんな場所にいてられっかよ!」って半ば錯乱しながら暴れる俺
「だめだよ。そんなんじゃ治る病気も治らないよ」なんて優しい言葉をかけてくれる理佐ちゃんに
「うるせえ!お前に俺の気持ちなんてわからねえんだ!もうこの冬には死んじゃう俺の気持ちが!」
死への恐怖で我を失って悪態をつく俺
理佐ちゃんは涙を流して病室を足早に去っていく
ああ、とんでもないことを言っちゃった、どうしよう。
後悔をしてもしきれなくって自己嫌悪する俺
しかし薬の副作用でだんだん眠くなってくる
仄かに漂う甘い香りで目を覚ます俺
枕元には花瓶に一輪の水仙と理佐ちゃんの笑顔
キョトン顔の俺に
「いい香りでしょ。ほら、春はもうすぐそこまで来てるよ」って微笑んでくれそうだから好き
前スレの読み応えはすごかったな
金払ってもいいレベルだった
もうやめる気だったみたいだけどチベットの才能の無駄遣いはすごかったな
欅ちゃんは関係無くして同じ話をオリキャラで「小説家になろう」とかに投稿すればよかったのに
前スレってどんな作品あったっけと見返してみたら、確かにチベット(〇〇ねるの人)先生無双だったw
あれだけの量を書き切るのには、それなりの体力が必要でしょうね
村上春樹がランニングを日課にしているのも頷けます
俺なんか運動神経は悪くないのに、マラソンや駅伝は見てるだけで吐きそうになりますw
文章書いている時も、終わらせることばっか考えてますからね、まだまだですな
尾関梨香×上村莉菜
片想い
_______________
私は、片想いをしている。
片想いの人は女の子。嘘が苦手で、優しくて。
私服は、、織田奈那と並んでダサい。
でも、そんな所も私は好きだ。
でも、でもね。私には無理なんだって
思うんだ。
だってさ、振られた時のこと考えてみてよ。
いくら優しくたって、気まずくなるだけ。
ならこの関係でいいんだと私は思ってしまうんだ。
このまま、メンバーで、友達っていう位置づけでいいんだよ。
>>489
「ねぇ、莉菜ちゃん?」
『なーに?尾関。』
「あのさ、私さ、好きな人が……出来たんだけど、」
『へ、へーー。』
いざ好きな人にそんな事言われると心に刺さる。
「莉菜ちゃんは、好きな人、いるの?」
突然聞いてきたから、びっくりした。
『ん〜私はいるよ?その人はね、優しくて、でも不器用で、独特のスタイルで周りを面白くさせてくれるんだ!』
って、思い切って言ってみたら尾関は顔を赤くして俯いていた。
尾関、こんなこと言っただけで照れるって、自意識過剰だな、(笑)
「あのね、莉菜ちゃん。」
『ん?』
「好き。」
尾関は、近づいてきたかと思うと、耳元でそう言った。
end てち「スレ保守用に何か話題ないですかね」
もん「そういえば最近テレビで『フレア』ってよく聞くけど何だろね?」
てち「ああ、フワフワになるやつ」
もん「それはレ〇アだな」
てち「じゃあ、悲しみに出会うたびにあの人を思い出すやつ」
もん「それは『ふれあい』だな。中村雅俊さんのデビュー曲だ」
てち「じゃあ、ウン・チャカチャン・ツンチャカチャン・チャンチャンチャンチャッチャチャン♪ウン・チャカチャン・ツンチャカチャン・チャンチャンチャンチャッチャチャン♪」
もん「何やそれ?」
てち「…フー!!♪フー!!♪」
もん「うわ、ビックリしたぁ…それはフレアじゃなくてブラーやないかい!それに曲もソング2ってマニアックすぎるで」
てち「でもCMにも使われて…」
もん「それでもダメ!洋楽マニアにしかわからんネタはダメだよ」
てち「…そんな言い方しなくても…」
もん「ふてくされてんの?ムスッとしちゃって」
てち「これが本当の…ブラームスっ!」
2人「お後がよろしいようで〜」
「これは?」なんて言いながらバラの花を差し出す理佐ちゃん
「うーん?なんも起きない」って無念の俺
俺のタイムリープ能力を確めるために花屋を営む友達の家にやって来た学校帰りの俺と理佐ちゃん
「ねぇ、本当にタイムリープしたの?」ってめっちゃ疑惑の眼差し向ける理佐ちゃん
人見知りの理佐ちゃんが初めて俺以外の子供に混ざって遊んだあの日
自分の背中を押してくれた優しいお兄さんがタイムリープした俺だって分かって俄然興味湧いた理佐ちゃん
「記憶は在るんだけど不思議なぐらい顔も声も曖昧なんだよね」
って残念そうに呟く理佐ちゃん
「それにさ、あのお兄さんが俺君だったらちょっと恥ずかしいかな・・・」なんて横向く理佐ちゃん
「うん?何が恥ずかしいの?」って訝しむ俺
「だって・・・聞いたでしょ?」って照れる理佐ちゃんだから好き
>>488
愛知県さん、JKだったんですかw
>>492
なんだかんだ、普通の人にもどれてませんねw 「聞いたでしょ?」
なんて照れながら聞いてくる理佐ちゃんだけど・・・
「聞いたけどさ、小さい頃の理佐ちゃんが俺のこと好きなのなんて知ってたし・・・」
って今さらだぜ理佐ちゃんなんて笑う俺に
「笑ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、今の私が俺君のことどう思ってるか知りたくない?」
なんて突然踏み込んでくる理佐ちゃんに戸惑う俺
「知りたい・・・かな?」
高鳴る胸の鼓動を抑えながら答える俺を
「うーん?どうしようかな・・・」
なんて焦らす理佐ちゃんだから好き
平手「よっしゃー!」
鈴本「うるせえよ。何事ですか」
平手「地図を拾ったんですよ」
鈴本「どれどれ?お、本格的じゃないですか」
平手「お宝あるかなぁ。今日、行ってみようよ」
鈴本「いいですよ」
その日の夜、雑木林の中で二人は手を繋いでいました。
想像していたよりも暗い所で、道という道も存在しません。
懐中電灯で、地図と地面とを交互に照らしました。
歩いて10分ほどした頃です。
二人の前に、とても小さな小屋が現れました。
地図を見ると、ちょうどその場所が目的地になっていました。
鈴本「目的地は、この小屋ですね」
平手「…」
鈴本「あれ、平手さん?」
平手「やっぱ帰ろうよ」
天下の大泥棒でありながら、何というビビリでしょうか。
しかし来てしまったからには、引き返すにはいきません。
二人は小屋をのぞきました。
平手「あ!宝石があるよ」
鈴本「相当な代物ですね。でも何でこんなところに…」
平手「行こうよ、鈴本」
鈴本「待って!何か聞こえる…」
鈴本は拳銃を取り出しました。
平手もそれに倣って、拳銃を構えました。
ヤ○オクで落とした、おもちゃのエアガンです。
二人は死角のないように背中を合わせました。
とその時、上方でガサガサと葉っぱが揺れました。
二人は弾を撃ちましたが、ビービー弾では仕留められるはずもありません。
黒い影は近くなり、気づけば落ち葉が舞い上がっていました。
平手「何だ、なーこちゃんか」
長沢「またつまらぬものを斬ってしまった」
鈴本「なに?何斬ったの?」
長沢「エアガン、おもちゃはいらん」
平手「あ、いつの間に…」
エアガンは叩くと真っ二つに割れました。
平手はしょんぼりしましたが、やがてお宝の方を見ました。
そしてスキップをしながら、小屋へ入っていきました。
ガシャン!
入り口が鉄柵で塞がれました。
鈴本「やっぱり、罠だったんだ」
平手「助けてよ〜(泣)」
鈴本「なーこ、斬れるか?」
長沢「拙者に斬れぬものなどない!タァー!」
鉄柵はものの見事に粉砕しました。
なーこは剣を鞘に収め、薄気味悪い笑顔を浮かべています。
「コラァー、誰や、悪いことをした奴はー!」
長沢「ふふ、またつまらぬも…」
鈴本「もうそのセリフ聞いたから、早く逃げるよ」
平手「やべー、この声は米っつぁんや!」
長沢「アイツ、斬ろうか?」
平手「ああ、頼む」
鈴本「アカーン!それ殺人や!それに何ですか、そのネーミングは。普通に米さんでいいから」
米さん「待たんかー、ひらてー」
その時、なーこちゃんが剣を抜きました。
走りながら次々と木を切り倒しています。
流石は唯一の戦力、剣士なーこちゃんです。
倒木は道を塞ぎ、3人は無事逃げ切ることができました。
平手「いやー、上手くいったね」
鈴本「どこがだよ」
平手「見てーこれ、宝石!」
鈴本「あれ?いつの間に」
平手「ふふーん、私を誰だと思ってるの?世界一の大泥棒だぜ」
めでたし
「ねぇ、なんで機嫌悪いの?」
休日だというのにお祖母ちゃんのお見舞いに向かう俺に話しかける理佐ちゃん
「別に機嫌悪くないよ」って素っ気ない俺
昨日、自分から話を振ってきたくせに結局今の俺への気持ちを教えてくれなかった理佐ちゃん
「分かった、ただの定期検診入院なのにお見舞いに来いって言われたから拗ねてんでしょ」
って見当違いな推理を得意顔で披露する理佐ちゃん
昨日の話は完全に忘れてるな・・・ってやや呆然とする俺に
「言っとくけどね、俺君だけじゃつまらないなんて理由で一緒に呼びつけられる私のほうが拗ねたいんだけど」って呟く理佐ちゃん
「ごめん、お祖母ちゃんわがままで」って謝る俺
「謝ってんじゃねーよ」って謝る俺にドス効かす理佐ちゃん
「病院まで手繋いであげるから機嫌直しなよ」なんて言ってくれそうだから好き
「わざわざお見舞いに呼んじゃって悪いね」
なんて笑いながら理佐ちゃんに謝る俺のお祖母ちゃん
「私は良いけど俺君はずっと拗ねてるよ」ってお祖母ちゃんにチクる理佐ちゃん
「ありゃ!?孫のくせに生意気だね」
俺を睨むお祖母ちゃん
「拗ねてないよ」って慌てる俺
「私が手繋いであげるまでずっと拗ねてたじゃん」って笑いながら俺をからかう理佐ちゃん
「相変わらず理佐ちゃんの尻に敷かれてるみたいだね」って呆れ顔のお祖母ちゃんに
「でも、たまに役に立つ時もあるよ」
ってフォローしてくれそうな理佐ちゃんだから好き
「これじゃ心配で死ぬに死ねないよ」
理佐ちゃんのフォローを無かったことにして急にトーン変えてくるお祖母ちゃん
そんなお祖母ちゃんに目を見合わせる俺と理佐ちゃん
「婆ちゃんどうした?まだまだ死なないだろ」
なんとなく励ましてみる俺
「それがね・・・あと1ヶ月なんだって」って爆弾発言のお祖母ちゃん
「そんな深刻な話を俺にするんじゃねぇ・・・」って動揺しまくりの俺
こんな時の理佐ちゃんは動揺してる俺の手を握って落ちつかせてくれそうだから好き
>>506
乙です
信頼関係が築かれてますな
ビンゴの予告理佐ちゃんを見て、気づいたら片想いな今日この頃 >>495
愛知県さんってマジでJK なんすか!?
小説スレの姫きた もん「先日、久しぶりにママと洋服を見にいったんですよ。そしたらそこの店員さんがめっちゃイケメンで」
てち「それで、ジャニヲタの血が騒いだと」
もん「違うっちゅうの!…ていうか、ママのほうが夢中になっちゃって」
てち「親子で似るもんですな(笑)」
もん「こらこら。それでね、試着の時にその店員さんの手がちょっとママの顔に触れたんですよ。そしたらママが顔赤くして大喜びしてたの」
てち「顔芸親子か(笑)」
もん「さて、ここで問題です。そのイケメンは誰にそっくりだったでしょうか?」
てち「さあ、みんなで考えよ〜」
>>509
うーん、ひとつ思いついたけど絶対違うw
マザー・テレサ(照れさ) >>510
もん「なるほど!それでいきましょ」
てち「冴えた答えだけど…イケメンちゃいますやん」
もん「そうか…残念だね」
てち「では解答をどうぞ!」
もん「はい…つまりですね、私たちが行った洋服屋さんの店員さんがママに触れたわけですよね」
てち「ということは?」
もん「洋服屋さんがママを触ったわけですよ」
てち「洋服屋…ママを触る…?」
もん「服屋…ママ…触る…」
てち「ふくや…まま…さわる…」
もん「ふくやままさわる…そう、正解は」
2人「福山雅治〜!」
もん「では皆さんにお返ししま〜す」
てち「またね〜」 >>511
ねん「わたしはね、解答の方向性を一本に絞っていたわよ」
ちゃぷ「あー、あの人でしょ」
ねん「ふくしそうた…服しそうた…」
ちゃぷ「ちょっと無理でしたね」 ずみこ「私なんか家に帰ると毎日ですよ…」
ぽん「その奇声じゃねえし」
おだ「おや、何の話題かな?」
ずみこ「きせいの話」
おだ「三ヶ日みかん食べに、実家帰ろうかなぁ」
ぽん&ずみこ「それは帰省!」
おだ「なんで怒ってんのよ」
全然埋まりませんね
時をかける理佐ちゃん 第57話
「婆ちゃん死ぬのかよ・・・」って力無く呟く俺
俺の手を握る手に力こめる理佐ちゃん
「それでね、理佐ちゃんに頼みがあって来てもらったのよ」って理佐ちゃんに向き直るお祖母ちゃん
「この子だけが心配でね」なんて言いながら俺を見るお祖母ちゃん
「婆ちゃん心配させて面目ねぇ」って謝る俺
俺とお祖母ちゃんの会話を同情の眼差しで見守る理佐ちゃん
「頼みってなに?」って優しく俺のお祖母ちゃんに訪ねる理佐ちゃん
「もうすぐ居なくなる私に代わってずっとこの子のそばに居てあげてくれないかねぇ?」
なんてとんでもないこと言い出すお祖母ちゃん
「婆ちゃん、なに無理なこと言ってんだよ」
ってお祖母ちゃんを諌めながらも心の中では婆ちゃんもっと押せって叫んでる俺
文字数制限と共に集まるいつもの妄想変態3兄弟www
正式名忘れちったw
中学を卒業した虚無と、高校に入学する期待とが一遍に押し寄せる春休み、
友達の噂を確かめるべく美容室へ向かった。
「めっちゃかっこいい美容師がいるらしいぜ」
クラスの間では、半ば都市伝説にまでなっているくらいだから相当な容姿なのであろう。
何の変哲もない装いをした店舗を前にして、薄れかけた噂をもう一度頭に焼き直した。
ドアを開けると店内に簡素なチャイムが鳴り響き、この店に噂ほどの美容師がいることがますます信じられなくなった。
「いらっしゃいませ〜」
何処からともなく聞こえた女性の声は、音量の小さく無理のある力んだものだった。
「かっこいい」という言葉は一般的に男性を形容するものであると思い込んでいたので、
この女声の主が噂の美容師であるとは全く想像の範疇外だった。
鏡に映る美容師は確かにスタイルがよく、誰の目にも魅力的に映るであろうが、
いかんせんオーラというものを持ち合わせていなかった。
淡々と刻まれるハサミの音と、絶妙な口下手具合が、平坦な心持ちを助長している。
「お兄さんかっこいいですね」
お世辞の最骨頂といえるこのセリフを、彼女は誰よりもお世辞っぽく言った。
その後も何のことはなく、会計を済ましてもなお、噂の正体を暴くことは出来ずにいた。
「また来てくださいね」
相変わらずの冷淡な抑揚でお別れの挨拶を告げられた。
15歩ほど歩いたところで再び振り返ると、彼女はまだこちらを見ていた。
誰よりも綺麗で無邪気な笑顔が燦々と輝いていた。
噂の片鱗を見せられて、僕はこう呟いた。
「また行こうかな」
>>519
御三家ですw
まあ何でもいいですけどねw >>522
御三家でしたかw
カリスマ美容師理佐ちゃんにならうっかり耳切られても許せるw 卒業写真のあの人はやさしい目をしてる。
髪は短くなったけど他は何も変わっていない。
九月最終金曜日の夕方のこと、いつもより1時間早く会社を出た。
世間の流行から大幅に遅れて、遂にうちの会社でもプレミアムフライデーが導入されたのだ。
たかが1時間、されど1時間。髪を切るには十分な時間だ。
僕は行きつけの美容室に電話を入れる。
あいにく予約でいっぱいだったが、「そこを何とか」と頼むと、電話口で大声が響いた。
よく聞き取れなかったが、恐らく他の美容師に確認を取っているのだろう。
数秒後、少し申し訳なさそうな声で確認を求められた。
「いつもの美容師でなくても構いませんか?」
「いいですよ」
「では、17時半にお待ちしています」
予約していたことを告げると、奥からショートヘアの女性が出て来た。
足が長く、顔の小さい女性だった。身長は僕よりも10cmほど低い。
しかし腰の位置は僕より5cmほど高い。
「今日はどんな感じにされますか?」
「適当に短くしてください」
「『適当』じゃわかんないんですけど」
美容師さんはそう言うと、僕の髪を少し強く引っ張った。
鏡には満面の笑みが見えたが、髪の引っ張り方は徐々に強くなっていく。
美容師さんの顔が横に来た。
日常生活には、考えさせられる「間」というのがある。
美容師さんと目が合った数秒間は、まさしくその「間」だった。
沈黙は彼女によって破られた。
「憶えてないんですか」
「いや…前に担当してもらったことあったっけ?」
一度出会った人の顔を覚えることに関しては、それなりに自信があったので、少なくとも彼女と知り合いではないはずだった。
それにこれだけスタイルのよい女性ならば、なおさら忘れるわけはなかった。
「いえ、今回が初めての担当です」
「え?」
「だから今回が初めてです。聞こえませんでしたか」
「いや、聞こえたけど」
「耳、切りますよ」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
もしかしたら耳と髪を聞き間違えたのかもしれなかったが、美容師が切るのは髪だけのはずだから、わざわざそんなふうに言わない。
たぶん耳が正しい。
ハサミの行方は髪の毛であった。
カットの最中、鏡に映るハサミが幾度も凶器に見えた。
いつ耳を切られるかと怯えていたので、会話などあるはずもない。
施術が終わると、お金を払って、店から逃げた。
逃げても逃げても、後ろから追ってくる感覚が付き纏ってきた。
やがて、彼女に追いつかれたような気がした。
思い当たるふしがあったのだ。
部屋に戻ると、押し入れを物色した。
雑多の書籍に混じって、ホコリまみれの卒業アルバムが見つかった。
「やっぱりあいつだったか…」
僕は携帯の電話帳を確認した。
幸いにも、彼女の番号は残っていた。
「あ、もしもし俺だよ、久しぶり…」
「さっき会ったでしょ」
「ごめん、気づかなくて」
「また来てね」
「ん?」
「切るよ」
「何を?」
「さあね」
その言葉を最後に電話が切れた。
次は何が切れるだろう。
できれば髪であって欲しい。
おわり
「婆ちゃん無理言うなよ、理佐ちゃん困ってんだろ」
なんてお祖母ちゃんを諌めるふりして理佐ちゃんの様子窺う俺
「いいよ、お婆ちゃんの代わりに一生俺君の面倒見てあげるよ」なんてお祖母ちゃんが可哀想であっさり約束しちゃう優しい理佐ちゃん
「よし!孫の縁談もまとまったし安心してお爺さんのとこへ行けるわ」って高笑いのお祖母ちゃん
本当に余命幾ばくもないのか・・・!?
なんだかんだお祖母ちゃんの相手させられてすっかり夕方の帰り道
「俺君、頑張ってたね」なんてお祖母ちゃんの前では気丈に振る舞っていた俺をお見通しの理佐ちゃん
「偉かったよ」なんて頭撫でてくれそうたから好き
「偉かったよ」
なんて理佐ちゃんに誉められて気持ちが弛んで泣いちゃいそうな俺
「理佐ちゃん、ちょっといい?」
理佐ちゃんの手を掴んでいつもの河原へと歩き出す俺
悲しみの俺を察した理佐ちゃんが珍しく素直についてきてくれる
河原にたたずむ俺と理佐ちゃん
「俺君、お婆ちゃん子だったもんね」なんて優しい声の理佐ちゃん
「理佐ちゃん、ひざ枕して」って頼む俺に
「甘えてんじゃねーよ」なんてドス効かせながらひざ枕してくれる理佐ちゃん
理佐ちゃんのひざ枕に顔を埋めて号泣しちゃう俺
「ねぇ、一生そばに居てあげるから泣き止んで」
とか言いながら俺の頭撫でてくれそうな理佐ちゃんだから好き
「お婆ちゃんがお前と理佐ちゃんの縁談がまとまったって電話かけてきたよ」
理佐ちゃんのひざで号泣して満足して家に帰ってきた俺にお母ちゃんが大わらわ
「死期が迫った病人の戯言だよ」って呟く俺
「死期ってお前・・・縁起の悪いこと言うんじゃないよ」って真顔のお母ちゃん
「お母ちゃん聞いてないの?」っていぶかしむ俺
「ヒャッハハハハ〜お前騙されたんだよ」って腹を抱えて大笑いするお母ちゃん
唖然とする俺に
「今さっき病院の先生から長生きするって電話あったばかりだよ」って教えてくれるお母ちゃん
「理佐ちゃんの前で泣いちゃったじゃねぇか」って腹を立てるも後の祭りだから好き
「お母ちゃん、理佐ちゃんに本当のこと教えてあげてよ」
冷静に考えたら怒るだろ理佐ちゃん
とてもじゃないけど本当のことなんて言えねえ俺
「気まずいからやだ」ってお母ちゃんの冷たいお言葉
自分の部屋の窓から理佐ちゃんの様子を伺う俺
「覗いてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「ねぇ、お婆ちゃ死んじゃうのに覗きとか不謹慎過ぎてドン引きなんだけど」って呆れ顔の理佐ちゃん
覗きしてたわけではないし、よしんば覗いてたとしてもお祖母ちゃん死なねぇし・・・
待てよ!いっそこの流れで言っちゃうか?
「理佐ちゃん、大事な話があるんだけど」
お祖母ちゃんの死期が迫ってるのがウソだって理佐ちゃんに伝える決心する俺
「私も俺君に大事な話があるの」
俺に合わせるかのように真剣な眼差しの理佐ちゃん
なんだ?深刻な話か?
所詮はババアのくだらないウソ話
理佐ちゃんの真剣な眼差しに先を譲る俺
「髪型変えたいんだけど・・・俺君は前髪あったほうが好きだって言ってたよね?」って髪の毛いじりながら話す理佐ちゃん
どうでもいい〜って話の先を譲ったの後悔する俺
「ねぇ、ちゃんと聞いてる?」ってどうでもいいが顔に出ちゃってる俺を問いただす理佐ちゃん
「なんで急に髪型なんて・・・」
って俺を問いただす理佐ちゃんにたじたじな俺
「髪型変えるのに参考にしようかと思って」なんて呑気なこと言う理佐ちゃん
こっちはいらない秘密抱えてそれどころじゃないのに・・・
「理佐ちゃんの髪の毛なんだから好きにしたら」って素っ気なく答える俺に
「他人事みたいに言ってんじゃねーよ」ってドス効かせたあとに
「これからずっと俺君のそばに居なきゃいけないから俺君に気に入ってもらわないとね」
なんて言ってくれそうだから好き
「俺君に気に入ってもらわないとね」
なんてすっりその気の理佐ちゃんに嬉しい反面ますますババアが死なないなんて言えない俺
なんとかババアが1ヶ月で死なないもんか、なんて邪悪なこと考える俺
「ねぇ、なんか悪いこと考えてない?」って俺の顔を覗き込む理佐ちゃん
「えっ!?なんも考えてないよ」ってとぼける俺に
「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん
「幼馴染みナメんなよな、顔見たらだいたいのこと分かるんだからね」なんて得意顔の理佐ちゃんだけど・・・
肝心なお祖母ちゃんのウソを隠してるのは気づいてなさそうだから好き
梨加の傘が飛ばされたのは、学校を出てわずか10歩目のことだった。
突き刺さるような雨のなか、紺色のスカートは一瞬にして黒色へと変わった。
仕方なく校舎へ引き返し、下駄箱にあるベンチで雨宿りをしていると、クラスメイトの理佐ちゃんが声をかけてきた。
「何してるの」
梨加は理佐ちゃんと話したことがほとんどなかった。
緊張と寒気で、一気に心臓の音が大きくなり、梨加は唇を噛んだ。
「あ…雨宿りしてる」
梨加は目を見ないで答え、再び唇を噛んだ。
その時、理佐ちゃんの右腕が大きく上がった。
梨加は殴られると思って、身を丸く縮めた。
バサッ
落ちてきたのはタオルだった。
「風邪引くよ、こっちおいで」
理佐ちゃんがめんどうくさそうに手招きをした。
奇妙な優しさに戸惑いながらも、梨加は後をついて行った。
廊下に刻まれる足音が梨加の耳へ届くたび、だんだんと呼吸が早くなる。
これから何が始まるのだろう。
梨加の投げ掛けたクエスチョンは校舎の沈黙に消えていった。
理佐の出席番号は、梨加ちゃんのひとつ後ろだ。
定期試験のときに席が前後同士になるけれど、梨加ちゃんが後ろを振り返らないので、それほど話す機会はない。
そんな梨加ちゃんを下駄箱で見つけた。髪を濡らし、下を向いて子犬のように震えていた。
放っとけなかった。
このままでは風邪を引いてしまうだろうし、理佐にとっては距離を縮めるチャンスでもあった。
ひとまず、梨加ちゃんを空き教室に連れて行くことにした。
梨加ちゃんとはイニシャルが同じだ。
普段の部活で使っているTシャツにはR.Watanabeと縫ってある。
そのシャツを梨加ちゃんに貸した。
「終わったよ、ありがと…」
「全然いいよ」
梨加ちゃんが制服を脱ぐ時、恥ずかしそうにしていたので、理佐は背中を向けていたのだ。
そのおかげで理佐も恥ずかしい気分になった。
でも、今しかない。理佐は自分にそう言い聞かせ、梨加の胸へ飛び込んだ。
「あれ?」
理佐は保健室のベッドで寝ていた。
「理佐ちゃーん、理佐ちゃーん」
理佐ちゃんをどう呼べばいいか迷ったが、緊急事態だから仕様がなかった。
しばらくしても反応がなかった。
理佐ちゃんがいきなり突進してきたものだから、思わずよけてしまった。
振り返ったときには、理佐が黒板に頭をぶつけて倒れていた。
梨加はおんぶをして、理佐ちゃんを保健室へ運んだ。
そして目の覚めるまでの間、ずっとそばに付き添ってあげていた。
「あれ?」
「あ!起きた。死んじゃったかと思ったよ」
梨加は抱きついた。
ちょっぴり涙が出ていた。
おわり
>>539
理佐ちゃんは優しいから、結婚してから暴露しても許してくれると思いますよw
それにしても、女の子って本当に直感が鋭いですよね リクエストに応えて頂きありがとうございます!
そんな青春、憧れますね。
>>545
やはりお題ありは大阪府さんですな〜
>>546
直感と言えば昔師事してた整体の師匠が言ってたんですけど、女性はアソコにチン〇ン入れただけでバーコードのように、その男の性格やら本質を見抜く能力を備えてるらしいですよ
やはり愛する女性に愛されるためには人間性の向上が大事ですな 「どう?」
なんて本当に前髪作った理佐ちゃん
「可愛い」びっくりするぐらい可愛い理佐ちゃんにフリーズな俺
やっぱりお祖母ちゃんのウソに乗っかって結婚しようかな?
「気に入った?」って最高の微笑み浮かべて聞いてくる理佐ちゃん
「うん、気に入った」
言うと同時に理佐ちゃんを抱きしめる俺
「どさくさ紛れに抱きついてんじゃねーよ」ってドス効かせながら俺を突き飛ばす理佐ちゃん
咄嗟に理佐ちゃんの手を掴む俺
二人同時に転がる俺と理佐ちゃん
「キャッ!?」とか言って抱きついてきそうだから好き
「理佐ちゃん大丈夫?」
って聞くふりしてまた理佐ちゃんに抱きつく俺
「触りなや!」って理佐ちゃんとは思えない強い力で突き飛ばされる俺
「おまん、なんぜよ!?」って羽織袴のオッサンがめっちゃキレてる
なにこれ!?理佐ちゃんどこ行った?ってここどこだ?
「突然抱きついてくるきに、驚いたぜよ」って目を細めて俺の顔を覗き込むオッサン
見覚えがある顔だ
日本の歴史を変えた超有名人坂本龍馬じゃねぇか!?
またタイムリープしちゃった俺
しかも時は風雲急告げる幕末
次回から時をかける理佐ちゃん幕末編始まるよw
先生、幕末編楽しみにしちょるきー土佐弁喋る理佐ちゃんもたまらんぜよ
「ほいたらおまん未来から来た言うがかや?」ってなんだか怪しい土佐弁で話す龍馬
道端で寝ていた俺を拾ってくれて介抱してくれてたあたり悪い人ではなさそうだけど・・・
「すいません、面倒くさいので標準語でお願いします」って頼む俺
「それじゃあ幼馴染みの理佐ちゃんとイチャイチャしてたらタイムリープしちゃったわけか・・・」
俺の話をあっさり理解した坂本龍馬はさすが大政奉還考えついた頭の軟らかさだから好き
「ところでおまんえらく落ち着いちょるが元いた時代に帰りたくないんか?」って当たり前と言えば当たり前な疑問の龍馬
「早く理佐ちゃん待ってる現代に戻りたいのはやまやまなんすけど2、3時間しないと戻れないみたいなんで待ちますよ」って俺
「2、3時間って・・・おまん1週間意識失ってたぜよ」ってやっぱり怪しい土佐弁の龍馬
「1週間寝てましたか、まあ、そのうちに帰れると思うからそれまで幕末見物してますわ」って諦めの良い俺
「おまんはなかなか腹が据わっちょって将来有望ぜよ」って誉めてくれそうな龍馬だから好き
ヤバい文字数制限がキツすぎてなかなか理佐ちゃんの登場シーンにたどり着けない
「ところで西郷さんとか会えないっすかね」って龍馬より西郷隆盛ファンの俺
「ちょうどこれから一緒に飯行くとこぜよ」
なんて俺も一緒に連れてってくれる太っ腹な土佐の風雲児
「それは災難ごわしたなぁ」なんて龍馬から俺のこと聞いて同情してくれる西郷どん
憧れの維新の英雄西郷隆盛に感動する俺
「おいも面白かおなごをば拾いもしたが、1週間泣き通しで困っちょいもす」って段々怪しくなる西郷どんの薩摩弁
おい!それ理佐ちゃんじゃねぇか!?
「半次郎どん、あんおなごば連れてきてくいやんせ」
驚く俺を優しく見つめながら部屋の隅に控える用心棒みたいなイカツイ侍に指示する西郷どん
「あの男が有名な人斬り半次郎ぜよ、おまんも斬られないように気いつけや」って笑いながら俺を脅かす龍馬
数分後人斬り半次郎が連れてきたおなごはやっぱり理佐ちゃんだった・・・
「俺君」って叫びながら俺の胸に飛び込んでくる理佐ちゃん
71話目にしてついに理佐ちゃんが時をかけたことに感無量な俺
「西郷さんが今日は泊まっていけ言うちょるぞ」
理佐ちゃんを寝かせつけてひと安心の俺に声をかける龍馬
「ありがとうございます」ってお礼を言う俺
しかし、理佐ちゃんまでタイムリープしてるとは・・・
俺の顔を見て気が弛んだのか、大号泣したあと泣き寝入りしてしまった理佐ちゃんの寝顔を覗き込む俺
寝ても俺の手を離さない理佐ちゃんが可愛いくてヤバいから好き
「時代劇みたいな町娘ファッションの理佐ちゃんも良いもんだな」
なんて寝てる理佐ちゃん見てたらムラムラしてきちゃうダメな俺
試みにちょっとだけ裾捲ってみる俺
「気持ちは分かるけど、そいはいかんぜよ」なんて背後から声かける、まだ居たのかよてめえ状態な龍馬
「ちっ、しばらくぶりにあった許嫁同士だぞ!空気読めや!時代の空気読むの得意なんじゃねーのかよ!」なんて思っても口に出せない俺
「理佐ちゃん心配なのは分かるけど、西郷さんが未来の話を聞きたい言うちょるきに付き合ってあげてくれんかねや?」
「理佐ちゃんが目を覚ました時には側に居てあげたいからやだ」って西郷どんと龍馬の誘いを断る俺
「言われて見たらその通りごわす、こいはおいが迂闊でごわしたな」って真摯に頭をさげる西郷どん
「これが世界史でも稀な無血革命を成し遂げる男の誠意ってやつなのか!」って感動する俺
「こっちに運んでくいやんせ」
なんて藩邸の皆さんに理佐ちゃんが寝てる部屋に宴会セット運ばせる西郷どん
「何やってんすか?」って西郷どんに聞く俺
「理佐ちゃんが心配な俺君の気持ちが痛いほど分かるのでこの部屋で話を聞かせてたもんせ」なんてどこかがズレてる維新の英雄
「分かってたら理佐ちゃん寝てる部屋で宴会しないと思うんですよね」ってたしなめる俺
「これは気づきませんでした」ってまたまた誠意を見せる西郷どん
「ちっ、俺の感動返せや、そんなとこ鈍感だから良い時は良いけど、潮目が変わった途端に逆賊になっちゃうんだよ!」って腰の低い西郷どんにうっかり口を滑らしちゃう俺
>>565
俺になんぞ気使わんでください
俺も今日は菅井様の競馬関係者スレにリサノンノの競走馬人生を書いててこっちはお留守してしまいましたw >>567-9
ありがとうございます
実を言いますと今回のネタの元である小型化した人間を食べるというアイデアは
私自身が高校生〜大学生あたりの頃から何となくずーっと温めていたものでして
このままだと本当に墓場行きになりそうなので今回何とか欅ちゃんをこじつけて仕上げましたw
あと、あのスレは立ったときから知ってまして…
今回の前にも1レス書き込んでるのがわかるかと思いますw >>570
熟成させてたからこその完成度だったんですね
あのまますずもんと体格差恋愛に入るのかと思ってました 「チェストー!!!」
うっかり西郷どんに暴言吐いた俺を奇声をあげて睨みつける人斬り半次郎
「ひぃ〜」って半次郎の気迫に腰抜かす俺
よく見たら刀持ってんじゃねぇかこのおっさん
まさにキチガイに刃物状態な半次郎に慌てて龍馬の背後に隠れる俺
「やめい!半次郎!」って刀を抜こうとする半次郎を大声で制する西郷どん
半次郎より凄い気迫の西郷どん
優しい人だと思って油断してたけどやっぱり歴史に名を残す人は違うなって感動する俺
西郷さんは威厳のあるデブだから好き
「すまんこつしもした」
なんて頭をさげて部屋を出てく薩摩藩一行と龍馬
やっと居なくなってくれたよ
やっぱり現代人と違ってガサツなんだな昔の人は・・・
そんなこと呟きながら理佐ちゃんの寝てる蒲団に潜り込む俺
「添い寝しようとしてんじゃねーよ」ってドス効かす目を覚ましてた理佐ちゃん
「びっくりした!?起きてたの」って驚きながら蒲団から出ようとする俺の手をつかんで
「変なことしないって約束したら添い寝してあげるよ」とか言ってくれそうだから好き
>>574
一気読みしてOh...ってなりました。
最近読んでる星新一さんの本みたいに端的で、スパッと訪れる感慨がありました。 >>577
チワンさんの中に蓄積されている知識とか教養の大きさに、すごいなあ、と感じます。
なんかもう、欅メンバーが登場する世にも奇妙な物語書いてください。お願いします。m(_ _)m >>578
それも意識しながら書いてたんですがなかなか難しいっすw >>577
なんかちょっとマジで完成度の高さがヤバイw
欅ちゃん全員分書いて欲しいです 「俺君、俺君、ねぇ起きてよ」
なんて愛しの理佐ちゃんの甘いささやきで目を覚ます俺
寝ぼけ眼をこすりながら理佐ちゃんの美しい顔を見ようとする俺
「ねぇ、こいつなんとかして」って寝ぼけてる俺に頼む理佐ちゃん
「うん?」よく見ると俺の反対側で理佐ちゃんに添い寝してる龍馬
「てめえ!この野郎!俺の女に添い寝してんじゃねえぞコラ!」って龍馬を蹴りあげる俺
「ねぇ俺の女とか言わないでよ」って龍馬の寝込みを襲いボコることに成功した俺を場違いな理由で怒る理佐ちゃん
「まだ恥ずかしいじゃん」って幕末の理佐ちゃんも恥ずかしがりだ
「北辰一刀流免許皆伝の坂本さんを秒殺するとは見事ごわす」って誉めてくれる西郷どん
「わしのこともちいとは心配しとうせ」ってこれでいいのか土佐弁?な龍馬
「部屋を間違えただけぜよ」ってウソくさい言い訳する龍馬に
「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんだから好き
「めっちゃ触ってきたじゃん」って龍馬をせめる理佐ちゃん
「てめえ、理佐ちゃんの身体は俺のもんだぞ!」ってまたも龍馬に襲いかかる俺
しかし、刀を抜いた龍馬にあっさり白旗をあげて理佐ちゃんの背中に隠れる俺
「ちょっと、私の後ろに隠れないでよ」って慌てる理佐ちゃん
さすがに俺の身体呼ばわりを怒る余裕は無いみたいだ
「坂本さん!そいはやり過ぎごわす」
俺と理佐ちゃんを助けようと割って入る西郷どん
「どうしても斬るならこん半次郎に相手させもんど」って頑張れ西郷どん
西郷どんの言葉に刀を抜く人斬り半次郎
「ちゃっちゃっちゃ、不意打ち専門の人斬りがわしの北辰一刀流に敵うと思うちょるかよ?」って不敵に笑う龍馬
理佐ちゃんの手を取って静かに部屋から脱け出す俺
「怖かったね」って廊下出て離れた部屋に入ってほっとする理佐ちゃん
「やっぱりこの時代の人って基本野蛮人だね」って肩をすくめる俺
「ところで理佐ちゃん、大事なとこは触られなかった?」って聞く俺
照れてうつむく理佐ちゃん
そこはウソでもいいから触られてないって即答してくれ・・・
「これは触られたな・・・」って佐幕派になることを決意する俺
「理佐ちゃん、動乱の時代に投げ込まれた以上この先どうなるか分からないからこれだけは言っとくね」
理佐ちゃんと団子屋のベンチに座って団子食べながら改まる俺
「なんなの急に」って意外とガッツリ団子食べてる理佐ちゃん・・・やっぱり女は強いな
「この先、どんなに汚れようと誰を愛そうと最後に俺の横で笑ってくれてれぼ良いから」って不器用な俺の精一杯の愛の言葉を捧げる俺に
「龍馬さんに触られたの気にしてんじゃねーよ」って団子を頬張りながらドス効かす理佐ちゃん
「じゃあこれで」
この時代のお金分からないから財布からじゃらじゃらみんな出してお店のお姉さんに選んでもらう俺
「俺君、そのお金どうしたの?」って3つも財布持ってる俺に驚く理佐ちゃん
「とりあえず理佐ちゃんを守るためにお金だけは確保しとこうと思って西郷どんと龍馬さんと半次郎の財布パクっといたんだ」って照れながら言う俺に
「ありがとう」って素直な理佐ちゃんたから好き
>>579
本家のエグいぐらい予想外なオチはそう思い付くものじゃないですよね。
>>581
お疲れ様です。
下調べしながら書くのは時間かかりそうですね。 >>588
歴史年表無いと難しいですよね
あとなにげに方言が難しくて適当に書いちゃってますw つい最近、星の花が降るころにっていう物語が教科書に載ってまして。
銀木犀の花が題名の星の花なんですよね。それで銀木犀の花言葉がきになって検索してみたら『初恋』というものでしたので銀木犀とその花言葉を使って短編を作ってみました。
>>590
おわあ・・・
すごくゾクッとした。
怖っ
この文の量でこの衝撃。
見習います。 遠征先のホテルでの朝。
目を覚ました織田は異変に気づいた。
織田「…?(やば!何これ?)」
声が出なくなっていたのだ。
どんなに力んでも、息が漏れる音しかしない。
なんとかしなくては。
織田はマネージャーの部屋に向かい、ドアホンを鳴らし、覗き穴に向けて
『声が出なくなりました オダナナ』
と書いた紙を掲げた。
びっくりして出てきたマネージャーと筆談を交えて相談した結果、とにかく近くの耳鼻咽喉科で診てもらうことになったのだが、
診察の結果でも喉には全く異常無いとのこと。
念のためにと処方してもらった喉の薬を服用しても、やっぱり症状は変わらず。
結局バタバタしただけで状況は良くならないまま、お昼になった。
そんな織田を心配したメンバーが三々五々ホテルのロビーに集まってきた。
理佐「喉に異常無いってことは、やっぱりストレスってこと?」
守屋「てちと同じって感じ?」
鈴本「学校もあったし、掛け持ちで大変そうだった…」
志田「でもさ、異常無いんだから、そのうち治るでしょ。てちもよくなったんだから」
織田「“簡単に言わないでよ”」←筆談
守屋「そうだよ。これからコンサートだよ。どうするのよ」
尾関「でも、言っても全編口パクだし、ほぼ3列目で全く目立たないから支障ないでしょ」
織田「“お前が言うな”」
志田「何なら休んでもいいじゃん」
織田「“てちの時みたいに『やっぱりオダナナがいないとダメなんです』って言わんのかい”」
みんな「…」
織田「“薄情すぎるだろ”(泣」
志田「でもさ、ストレス性のものだったら催眠療法とかで治るんじゃない?」
理佐「どこでやるのよ」
志田「私がやってみるよ」
守屋「できるわけないじゃん」
志田「言ったな!じゃあ私の力を見せてやるよ」
志田「いくよ…はい、あなたはだんだん眠くなる…眠くなる…」
鈴本「zzz…」
志田「どうだw」
理佐「自動的に寝る人にかけても説得力ゼロw」
織田「“こんなときにネタに走るのやめてもらえますか”」
心配してるんだか面白がってるんだかよくわからない面々であったが、そこに米さんがやってきた。
米谷「事情はマネージャーさんから聞いた。いちかばちかやけど、声が出るようになる方法ありそうやで」
一同「ええぇ…?」
守屋「どうするの?」
米谷「これからガイシホールに行って最終リハやけど、そこに向かうときにずっとすずもんと手を繋いでいて欲しいんや」
鈴本「よし、やろう」
理佐「いつの間に起きたんだw」
尾関「それで…本当に治るの?」
米谷「賭けやけどな…とりあえずこれしかない気がするんや」
織田「“騙されたつもりでやってみるよ”」
こうして織田と鈴本は手を繋いだままバスに乗り込み、そのまま手を離さずにガイシホールまで行くことに。
ホールに到着し、入り口の自動ドアを入ると…
米谷「…どや?」
織田「あっ!戻った!声が!」
鈴本「やった〜!」
どさくさに紛れて織田に抱きつく鈴本。
メンバーもホッとして拍手と歓声が上がる。
織田「ありがとう。でもどうして…?」
米谷「今、オダナナは鈴本と会場入りしたやろ?つまり、美愉と会場に来たんや」
尾関「美愉と会場…みゅとかいじょ…あ!」
米谷「そうw…ミュート解除、っちゅうダジャレやw」
織田「何なのそれ〜」
米谷「作者が元々しょーもないダジャレ好きやからしょうがないねん。それよりな、問題がひとつ残ってんねん」
志田「何?」
米谷「今は『ミュート解除(美愉と会場)』で治ったんやから、昨晩は『ミュートした(美愉とした)』はずや。何したんや?2人で」
鈴本「え?」ポッ…
織田「こらこらこら!あの…それは…」
かくして謎は深まった(笑)。
―了―
いざ書き上げてみるとあまりに酷いのであちらのスレに書き込む度胸がありませんでしたm(_ _)m
こちらなら生暖かく見てくださるかと
そろそろ200字切りますね〜
>>601
やっぱりうまい。
文章がシンプルでテンポいいし、オチが二段構えだから厚みがある。
「ミュートした」のくだりは読んだとき、おおってなりました。 時は経ち、俺がハサミに苦戦している頃、やっと一人前として認められた理佐ちゃん
夕日に染まるノスタルジックな店内でギュッと拳を握りしめている
「じゃあ、明日から頼むぞ」
親分の言葉に嬉し涙を流すのを見て、俺まで泣きそうになってきた
「ねえ、今日時間ある
>>605
痛恨のミスw
ネタバレになってしまった… 「初めてのスーツはオーダーにしておけ」
親父に紹介された店に居たのは、その頃新米テーラーで生地さえ切らしてもらえていなかった理佐ちゃん
何回か通ううちにスーツと理佐ちゃんの虜になってしまい、ここで働くことを決意する俺
「甘い世界じゃないよ」
女性ということで誰よりもその苦労を知っている理佐ちゃんだからこそ響く言葉だ
俺が弟子入りする時になっても、まだ一人前として扱われていなかった理佐ちゃん
給料なんか雀の涙ほどで、節約のため毎日お弁当を持参している理佐ちゃん
おかずを口に運んでは箸を置き、それをハサミに見立てて裁断のまねをしている
「理佐ちゃん、昼休み終わるよ」
俺が隣の牛丼屋から戻ってくると、理佐ちゃんの箸はいつも止まってる
そんな理佐ちゃんを見て、お弁当作りに挑戦するものの冷凍食品ばかりだから高くつく材料費
見かねた理佐ちゃんが、「私が作ってあげる」なんてのは俺の妄想だ
時は経ち、俺がハサミに苦戦している頃、やっと一人前として認められた理佐ちゃん
夕日に染まるノスタルジックな店内でギュッと拳を握りしめている
「じゃあ、明日から頼むぞ」
親分の言葉に嬉し涙を流すのを見て、俺まで泣きそうになってきた
「ねえ、今日時間ある?」
ちょっと意味ありげにつぶやく理佐ちゃん
「初めてのお客さんは俺くんがいいからさ。いつもお昼一緒してくれてありがとね」
なんて言って、いつまでもいつまでも夜が更けるまで生地を切り続けてくれそうだから好き
>>612
乙でございます
庭先生とは違った青春感の味わいがイイネ!
デザインもできるようになったら自分で仕立てて自分で着て売り出せそうですよねw 米谷「こんにちは〜」
かかりつけの歯医者の入口の自動ドアが開くと、受付に彼女がいた。
僕「え?あれ?オダナナは?」
米「学校があるからってよく途中で帰るんで、クビになったんよ」
ここの歯科助手のアルバイトは昔からうちの欅学園の女子が代わる代わる勤めてきたのだが、とうとう彼女にお鉢が回ってきたようである。
思えば初代の平手が「僕は嫌だ」と言って辞めてから、何代目になるのだろうか。
体調不良で今泉が辞め、掛け持ちしすぎの長濱が辞め、ポンコツすぎると上村がクビになり、器具を手にして不気味に微笑む長沢くんがクビになり…
彼女は大丈夫なんだろうか…
しかし、そんなこと気にしている余裕は本当はないのだ。今日は虫歯で神経を抜く予定だからだ。
痛いんだろうなあ…
治療室に入り先生を待つ僕は我が目を疑った。
なんだこれは?
そこにはフルフェイスのヘルメットをかぶって全身シルバーの宇宙服のような出で立ちの歯科助手がいた。
ダフトパンクかお前は。
米「先生がちゃんと麻酔するから、大丈夫やで。大丈夫やで」
僕「何だよその格好は」
米「いや、だって絶対唾液飛ぶやんか。完全防御や」
そのあまりの姿に唖然としてる間に、治療は終わった。
ある意味、彼女のおかげで痛みも恐怖心もどこかへ行ってしまったようだ。
ある意味、ありがとう(笑)。
しかし、その後間もなく彼女もクビになったようだ。
あの出で立ちが治療の際に邪魔でしょうがないらしい。
そりゃそうだよね。
彼女に後で話を聞くと、「ヘルメットが意外と重くて、真夏さんの大変さがよくわかった」と言っていた。
失礼な奴だ(笑)。
そして次の歯科助手はどうなったかというと、守屋に話が回ったけど、あっさり断ったそうだ。
え?その理由?
「敗者(歯医者)の下で働くのはまっぴらです」
だそうな(笑)。
―了―
>>613
モデルですからね〜
まあでも先輩にはアパレル関係に手出しして失敗した方もおられますからね
副業も程々に…
>>614-618
2ブロック目の『思えば初代の…』からの一文が、メンバーのことを的確に表していて好きです
全く関係ないですが、歯科助手ってなぜか綺麗な人が多い印象ですね >>621
私もある日突然、関東甲信越からチワンに変わりましたw
ところで怪奇スレ落ちたw そして私も先ほどから玉音に再変身w
どうなることやら
黄昏時の図書室は時の流れが緩やかになる。
机や椅子はオレンジ色に反射して、それまで影に隠れていた本棚の奥も煌めきだす。
古紙の匂いが立ち籠めるなか、袖先からキラキラと制汗剤の魔法が撒き散った。
図書委員の由依ちゃんだ。
「ぼんやり出来るし、推薦入試にも有利だから」
これだけの理由で由依ちゃんは図書委員になったらしい。
清々しいほどの冷めっぷりである。
「本が好きだから」なんて理由を抜かした僕がバカみたいじゃないか。
「届かなーい」
今、由依ちゃんは一生懸命に手を伸ばしている。
袖振る度にシトラスの香りが舞い降りて、揺れるスカートを撫でていく。
そんな星屑のように落ちていくフレグランスさえ、綺麗な脚に見惚れてしまうような由依ちゃんだから好きなんだ
オチ思いつかなかった…
>>627
いやいや、これだけでも十分に絵になってるからいいんじゃないでしょうか 週末の図書館通いだけでは飽き足らなくなったのか、彼女は学校の図書委員にもなってしまった。
今日もニコニコニヤニヤしながら書棚のチェックに余念がない米んさん…
米「ダジャレレベル低いで(笑)」
僕「悪かったな(笑)。それにしても本が本当に好きなんだね」
米「まあね。でも図書委員になったんはそれだけの理由やないで」
そう言いながら彼女は書棚をポンポンと叩いた。
そこに目をやると…
『微生物学研究アトラス・全3巻』…??
僕「え?いつの間に?完全に専門書じゃん、これ。高校生レベルじゃないよ」
僕「あ…!さてはこれが目的か」
米「だって買うと高いから…学校で買うてくれれば見放題やし(笑)」
確かにこんな本を嬉々として読むのは彼女ぐらいだろう。
米「来月は第2弾が来るで(笑)」
新たに購入する本を選定する会議で熱弁を振るう彼女の姿が瞼に浮かんできた。
おそろしい奴(笑)。
米「こうしてみると、将来は図書館の司書さんの仕事もええなって思ってきたわ」
僕「うちの町の図書館が微生物の本だらけになるのか」
米「町興しになるやん」
僕「そんなこと言ってるけど、実は図書館で購入した本を全編コピーして…とか考えてるんじゃないの?(笑)」
米「いや、それはあかん。著作権の侵害になるやん」
僕「そういうところは潔癖なのね(笑)」
米「だから、何年か経って、貸し出し歴が少ない古い本を処分しますよって時に、タダでいただくねん」
僕「どんだけ気の長いケチやねん」
米「ふっふっふ」
でもそういう彼女の笑顔がやっぱり可愛いんだよなあ。
―了―
クラスの人気者は図書委員にならない。その定説を覆したのが織田奈那だ。
昼休みには教室の中心にいた女の子が、放課後になると貸出カウンターで文庫本を開いている。
誰よりも白シャツの似合っていた女の子が、地味な緑のエプロンを着けている。
全く不思議な図書委員である。
椅子の上で脚を折り曲げて、あごを膝に乗せている姿は滑稽だ。
放課後の図書室なんて誰も来ないけど、僕がいるんだからもう少し清楚っぽくして欲しい。
それと、時々ニヤけるのもやめてほしい。
「おだなな〜、もうすぐ門限」
「今いいところだから」
本を読みながら織田は言う。いつものことだ。
織田は、僕が下の名前を含んで呼ぶことのできる唯一の女の子だ。
もし織田に彼氏がいたとしたら、そいつでも彼女のことを「おだなな」と呼ぶのではないだろうか。
「帰らないなら、鍵よろしく」
「あ〜、わかったよ。もう帰るから」
なぜだか織田は僕と一緒に帰る。織田のちょっとした勘違いが原因だ。
「俺、けっこう好きだよ」
そりゃ何の脈絡もなく、そんなことを言えば告白になるかもしれないが、
僕たちは村上春樹が好きかどうかの話をしていたはずだ。
確かに30秒は間を空けて答えたから、急に言ったように聞こえたかもしれない。
でも逃げることはないだろう。弁解の余地がなくなってしまったよ。
「おだななは好き?」
商店街をのんびり帰る道中、織田がCDショップの広告に気を取られてる隙に、僕は聞いた。
「え、何?全然聞いてなかった。誰の話?」
僕は黙ってしばらく織田の目を見つめる。
織田は焦ったように周りを見る。
「村上春樹の話だよ」
「ちょっと、からかわないでよ〜」
不意にそういうアプローチをすると やっぱり気まずくなるのかな
恋愛の入り口に気付かないほうが 僕たちらしい〜♪
おわり
「ねぇ、どこ行くの?」
幕末の殺伐とした空気漂う京都に不安そうな理佐ちゃん
「新撰組のとこ行こうかと思って」
「えっ!?新撰組って人斬り集団じゃん」
新撰組の名前にビビる理佐ちゃん
「せっかくだから幕末の有名人に会っとこうかと思って」ってミーハーな俺
「呑気だなぁ」
ミーハーなこと言ってる俺に呆れる理佐ちゃん
「それより着物似合うね」って誉める俺
「そう?」なんて袖を広げて見せびらかす理佐ちゃん
「西郷さんが買ってくれたんだよ」なんて自慢気な理佐ちゃん
てなこと話してるうちに新撰組の屯所だ
「こんにちは、薩摩藩の使いでやって来ました」
薩摩藩の使いを語らって首尾よく客間に通された俺と理佐ちゃん
「おまんら何やっちょるぜよ」なんて客間に入ってくる坂本龍馬
「龍馬さんこそ新撰組の屯所で何やってんすか?」
こんなところで龍馬と再会して驚く俺と理佐ちゃん
「ちょっとヤボ用ぜよ」って笑う龍馬
どうやら俺のこと怒ってないみたいだ、さすが大物
「おまんわしの財布を返しや」って手を出す龍馬
「西郷さんと半次郎さんにも返した方がいいですかね?」って訊く俺
「あん人らぁはおおらかじゃから気づかんよ」って高笑いする龍馬
「ところで何でここに?」って訊く理佐ちゃん
「おまんらのせいで西郷さんとマジ喧嘩になっちゃったから、裏切ったれ思うてね」って不敵に笑う土佐の風雲児
「せっかく薩摩と長州を結びつけるための名案思いついたから相談しにいったのにあのデブだきゃぁ・・・」
なんて西郷さんの悪口始める龍馬
「最初は浪人しちょるわしらの後ろ楯になってくれて良いオッサンだったけど、最近はパシリみたいなこともさせよるきね」
なんて西郷さんへの不満もそれなりにあるみたいな龍馬
「そいじゃけぇ、幕府と長州結びつけて逆に薩摩やったれ思うてね」って笑う龍馬
「ちっさ・・・」って呟く理佐ちゃん
>>647
龍馬に喧嘩売ってる?理佐ちゃんカッコイイw
いよいよ150字切ったし
もしも次スレ必要ならもう立ててええんやないかな >>648
立てようかと思ったら立て方わすれっちゃったw >>649
ん〜…そうなの?
じゃ、しょうがないか(笑) 次スレ立てようとしたけど規制に引っかかっしまった・・・無念
ちょっと様子見ますw
てち「さて、ここで、好評をいただいているなぞなぞコーナーで〜す」
もん「好評なのか(笑)?」
てち「次スレを待ちながらお考えください」
もん「次スレ無いかもしれませんけどね」
てち「さて、皆さん、デスノートってご存知ですよね」
もん「今度ハリウッドでも映画になるらしいですね」
てち「あれは勿論架空の話ですけど、実は、現実にあれに似たものを持ってる人もいるんですよ」
もん「え?死んじゃうやつ?」
てち「そこまではいかないですけど、これからちょっと距離を置きたいなとか、別れたいなとか思っている相手の名前を書いていくっていうやつで…」
もん「あ…わかった。てちこさんがそれに欅坂メンバーの全員の名前書いちゃってっていうこと?」
てち「こらこらこら。そうでなくて、これをある職業の人たちが持ってるんですよ」
もん「その職業を答えるのね」
てち「さあ、みんなで考えよ〜!」
もん「では、良い子は寝る時間ですので解答よろしく」
てち「はい。つまり、バイバイしたい人をリストアップしたもの、ということで…」
もん「答えは…」
てち「じゃあな!リスト(ジャーナリスト)♪」
2人「ではまた〜♪」
こち星までの暇つぶしに、答えを考えたけど、結局寝落ちしてしまって避雷針をリアルタイムで聴き逃した土曜の朝だよ
梨加「Wわたなべです。よろしくおねがいします…」
理佐「おねがいします…あれ、見上げてるけど、何か飛んでる?」
梨加「『声小さい』ってヤジが飛んでる」
理佐「Wi-Fiみたいに言ってんじゃねえよ」
梨加「突然ですが、九月場所見ましたか?」
理佐「いや、見てない」
梨加「まあいいや。茨城には有名な力士が二人います」
理佐「稀勢の里と高安ですね」
梨加「お、意外と詳しい」
理佐「力士がどうかしたんですか?」
梨加「それがね、メンバーが高安とばったり会ったらしいんですよ」
理佐「嘘ですね」
梨加「うん、まあ嘘ですけど」
梨加「さてここでクエスチョンです」
理佐「ミステリーハンターでも狙ってるんですか」
梨加「この高安と出会ったあるメンバー…」
理佐「無視すんじゃねーよ」
梨加「高安と出会ったあるメンバー、お互いに第一声が同じだったんですね。さてあるメンバーとは誰でしょう」
理佐「考えてみましょう。たぶん簡単ですよ」
もん「茨城から挑戦状が届きましたよ」
てち「愛知はダジャレの本場ですし負けてられませんね」
もん「威勢がいいけど答えわかったの?」
てち「おっちゃんの股間くさいくさいですよ」
もん「お茶の子さいさいだろ」
もん「ではどうぞ」
てち「高安関は大関になりましたから…」
もん「だから…?」
てち「『これはこれは!お、尾関(大関)じゃあ〜りませんか!』」
もん「なんでわざわざチャーリー浜師匠に持っていくんだよ。『お、尾関(大関)!』でいいだろ(笑)」
てちもん漫才の連載を一冊にまとめた単行本の出版が決定!
しないかな早く
理佐「ぺーちゃん、ダメじゃないですか」
梨加「ハッピーバースデー、ふぉー!」
理佐「人の話を聞きなさい。問題出してから、30分ですよ」
梨加「はい。次は頑張ります」
理佐「頼みますよ」
梨加「ではクエスチョンです」
理佐「早くしてくれますか」
梨加「うわ〜ん(泣)理佐ちゃんが怖いよー」
理佐「いい加減にしないと、コンビ解散するよ」
梨加「はい、すいません」
梨加「ずみこちゃんは「栗」、詩織ちゃんは「牛」、としちゃんも「牛」、では「菊」は誰?」
理佐「名前をよく見てくださいね」
梨加「では私は寝ます。好きな言葉は早寝早起です」
理佐「冷えるから風邪引かないようにね」
梨加「…」
理佐「何を読んでるんですか」
梨加「And Then There Were None」
理佐「急に英語喋ってんじゃねーよ」
梨加「誰もいなくなっちゃいましたよ」
理佐「連休のなか日なのにね」
理佐「で、クイズの答えは?」
梨加「苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字、これをつなげてください」
理佐「なるほど。でも『栗』ってなんですか?」
梨加「みゆ=美愉=栗です」
理佐「というわけで、「菊」は佐々木久美ちゃんでした」
ずみ「あれ?なんでタイトルが素直に『ゆいちゃんず』じゃないのかな?」
ぽん「だって今回はずみこだけソロ曲で…」ブツブツ
ずみ「なんかごめん…」ションボリ
ぽん「冗談だよ(笑)。今は県名書くのが流行りみたいだからさ。それに…」
ずみ「それに…?」
ぽん「今度は私のソロ曲が来るんだよ」
ずみ「え?本当に?」
ぽん「もうタイトルまで決まってるんだ。『巻き戻す細胞』」
ずみ「…どういう曲なのそれ?」
ぽん「ずみこの曲のアンサーソングだよ」
ぽん「ずみこが『再生する細胞』を歌うでしょ。そしたら私が『巻き戻す細胞』歌うの。そしたらまたずみこが『再生』で、私が『巻き戻す』で、延々ループできるの」
ずみ「マジですか(笑)」
ぽん「ネタに決まってるだろ(笑)」
ずみ「そんなネタ考える暇あったら早く大阪府先生の問題を解いて欲しかった(笑)」
ぽん「いや、この後に書こうかと準備してたら解答が先に…」
ずみ「言い訳だな(笑)」
ぽん「すいません(笑)。でね、似た方式でいくと私は『ゆず』になるの」
ずみ「どうして?」
ぽん「てちは『ぬく』になるね」
ずみ「はあ…???」
ぽん「…漢字も少し勉強しようね」
―了―
理佐「もう10分だけ待てばよかったですね」
梨加「だから私は本読んで待ってたの」
理佐「嘘つけ。Mr Sawabe is guitarって書いてたやつが、アガサ・クリスティの原書読めるわけねーだろ」
60半ばで妻に先立たれた俺
初七日も過ぎ日々の暮らしの中で妻の居ない生活に不便さを覚え始め
その不便さの中に幾ばくかの寂しさがあることに気づいた頃
「お爺ちゃん、レジはここに並ぶんだよ」
不慣れなコンビニに戸惑う爺な俺に優しく声をかけてくれた理佐ちゃん
「すまんね、コンビニ慣れてないもんで」
って言い訳する俺に優しく微笑む理佐ちゃん
ぽん「どしたの?ヘトヘトじゃん」
ずみ「ソロ新曲初披露のリハで…」
ぽん「病み上がりだしね」
ずみ「いや、スタッフさんがせっかくだから『2倍再生する細胞』と『逆再生する細胞』もやろうって言い出して…」
ぽん「…」
「親切にしてくれてありがとう」
そう頭を下げる俺に
「私ここの店員だから」なんて苦笑いする理佐ちゃん
それから毎日コンビニ通いする忠犬ハチ公な俺
>>678
まだ続いてたw
被ってしまってすんませんm(__)m 梨加「ちなみにですね、あなたが主人公のときかけを書いてる方がおられるじゃないですか」
理佐「いますね」
梨加「何回かタイムリープしますよね」
理佐「しますね」
梨加「このleapって単語が素敵なんですよ」
理佐「ちょっと待ってましょうか。私が分裂しています」
梨加「はい」
理佐「では気を取り直して」
梨加「例えばleap into my armsで『僕の両手に飛び込めよ〜♪』になるんですよ」
理佐「乃木坂歌ってんじゃねーよ」
梨加「では理佐ちゃんをお返しします」
すんませんw
「お爺ちゃん、タバコ吸いすぎだよ」
なんて毎日コンビニに通う老いぼれな俺に何かと声をかけてくれる理佐ちゃん
孫と同じぐらいの年頃の理佐ちゃんのお陰で妻に先立たれた寂しさも紛れてきた頃
突然のコンビニ閉店
妻に先立たれた孤独な老人に戻ってしまった俺に
「是非先生の講義を聞く場を設けさせてください」なんて大学教授だった頃に世話になった出版社からのお誘いだ
「もう引退した身だよ」
なんて体よく断り孤独を紛らわすために夜の巷に繰り出す俺
それなりに金を持ってる老人が寂しさを癒すにはキャバクラしかあるまい
「キャバクラなんて来たことないけど、妻に先立たれた寂しさがね」
なんて妻に先立たれた話でキャバ嬢の気を引く老いぼれな俺
「お爺ちゃん、なにやってんの?」なんてキャバ嬢の理佐ちゃん登場
「いやぁ、こんなとこで再会するなんて」って突然の再会に戸惑う俺
「もうコンビニ慣れた?」って優しく聞いてくるキャバ嬢の理佐ちゃん
「うーん、なかなか苦手かな」って苦笑いする俺
「私も・・・この仕事慣れなくて」ってため息の理佐ちゃん
沈黙する二人
「お爺ちゃんがこういうとこに来るのは意外だな」って呟く理佐ちゃん
「上品な人だと思ってたから」
コンビニに慣れてないのが理佐ちゃんにはそう見えたのだろうか?
「上品でもたまには来るさ」って呟く俺
「そっか、そうだよね・・・」って苦笑いする理佐ちゃん
「本当ダメだな・・・ごめんね、会話下手で」って謝る理佐ちゃん
無言で首を振る俺
「なんで苦手なのにこの仕事を?」なんとなく流れで聞いてみた俺
「家計を助けるためかな」
って当たり障りのない答えの理佐ちゃんに初めて壁を感じる俺
「そう」
これ以上深入りするべきじゃないと告げる直感に従うかのように素っ気ない返事の俺
「それにしてもお爺ちゃんにまた会えるとは思わなかったな」って話を変える理佐ちゃん
それからすぐに指名がかかり他所の席に呼ばれる理佐ちゃん
「もう私に会いに来ちゃダメだよ、コンビニと違ってお金かかるから」
なんて言って立ち去る理佐ちゃん
なんで俺が毎日コンビニに通ってるのか気づいてたのか・・・
他所の席で客の相手をしてる理佐ちゃんを見てる俺
苦手なのが分かりすぎるくらいで痛々しい理佐ちゃんに胸が痛む俺
「あの件だけど、そう考えが変わってね、ついては私の
家で少人数の座談会形式でやりたいんだよ」
翌日、出版社に電話する俺
そして再び夜の巷へと繰り出す俺
「ねぇ、なんでまた来てんの?」
自分を指名した客が俺だと知って驚くキャバ嬢理佐ちゃん
「ちょっと君に頼みがあってね」なんて話を切り出す俺
「お爺ちゃん家でお手伝いさん!?」
突然の俺の提案にびっくりする理佐ちゃん
「週に3回ほど私の家で講義をすることになってね、片付けしたりお茶を出したりするのに困っててね」って説明する俺
「そっか、奥さん亡くなっちゃったんだもんね」って俺に同情してくれる優しい理佐ちゃん
「うん、どうだろう?頼めるかな」
「でも・・・週3回でそんなにお金いただけないよ」
なんて俺の提示した金額が多すぎたらしく二の足を踏む理佐ちゃん
長年の大学勤めで浮世離れしてる金銭感覚が恨めしい
「じゃあ、私のスケジュール管理や細かい雑用なんかもやって貰うというのはどうだろうか?」再び提案する俺
「お爺ちゃんなのにそんな人必要なの?」って不思議がる理佐ちゃん
「うん、あちこちから講演依頼があってね」って今まで断ってた講演も片っ端から受けることにした俺
こうして再び忙しい日々に戻ってしまった俺
「私のためにすいません」
毎日の忙しさに疲れてる俺に謝る理佐ちゃん
「うん?何が」ってとぼける俺
「昨日出版社の人と話してるの聞いちゃいました、引退してから講演依頼や講義を断ってたって」
なんだか申し訳なさそうな理佐ちゃん
「私がキャバクラで働くの慣れなくて苦手だって言ってたからですよね」
黙ってる俺に話を続ける理佐ちゃん
「たまたまじゃないかな」って笑う俺
梨加「老人と女の子、設定がいいですね」
理佐「要はロリコンですけどね」
梨加「今のところは純情ですよ」
理佐「まあ頑張ってください」
「じゃあ、そうゆうことにしておきます」そう言って微笑む理佐ちゃん
そのわりに夕飯を作ってくれたり家事のいっさいをやってくれる理佐ちゃん
「なんだか申し訳ないな、家のことまでやらせてしまって」
理佐ちゃんの作ってくれた夕飯を食べながら呟く俺
「気にしないでいいよ、私が好きでやってるだけだから」
俺への気づかいからわざとぶっきらぼうに言う理佐ちゃん
「こうして二人で食事をしていると妻のことを色々考えてしまうよ」
「どんなこと考えるの?」
興味津々に聞いてくる理佐ちゃん
>>715
そう言われれば、私がかつててんとうむChu!ヲタであちらの板で応援スレを主宰していたこともあると話したことなかったですねw >>715
次スレで改めて書き直そうかと検討中です
ただ規制がきつくて建てらんないんですよねw >>716
俺もてんとうむChu!好きでしたよ
あの頃は愛しのみおたすだったなぁ・・・ それからさくらたんにいって乃木坂のいくちゃんに移りなぁちゃんとかあしゅとかまいやんとか
気づいたら乃木坂みんな好きになってた俺
それから惰性で乃木坂箱推しするマイルドでだらしない日々
そして乃木坂熱も少しずつ冷え始めた頃
「欅坂なんて新しいグループ出来たんだ?
全然興味湧かないや」
そろそろアイドルも卒業して違う趣味に
行こうかなと模索し始めた頃
欅坂のベリサは乃木坂のまいやんを超えたなんて書き込み発見
「笑わせやがる、乃木坂のまいやんいうたら俺のいくちゃんだって1歩譲る美人やぞ」
なんて忘れかけてた乃木坂愛を目覚めさせられる俺
どれほどの女か厳しくチェックして貶してやる!
そして乃木坂工事中見た流れでけやかけの卒アル回をチェックする俺
「どの娘がベリサだよ?」
なんて探す必要もないほど人類史上最高の美人が目に飛び込んで来て度肝抜かれる俺
俺が初めて目にした理佐ちゃん
それが伝説のただただ睨む理佐ちゃんって訳だ
その可愛いと美しさと切なさにひと目惚れして即乃木ヲタ卒業
愛しの理佐ちゃん一筋時々ぽん民な俺が誕生したってわけだ
以上、簡単な身上書の様な物を書いてみたよw
>>728
乙ですw
さらに字数減らして苦しくしてどうするんすかw
1回だけスレ立て挑戦してきますね >>730
乙です
俺も乃木坂経由の欅ヲタで、きっかけはティッシュ配りだったなあ 乗り換えで河原町を歩いてて、たぶん若月?から貰って、鼻水がひどかったからちょうどいいやと思い、
その時は何も思わなかったが、一年後にフレンチポップスから脱却したマネキン聞いて、ハマっちゃって、
奇しくも三年後のFNS、生駒ちゃんが「さあ次は欅坂46のみんなでーす」って言って、マネキンを踊るてちちゃんを見て、
俺の中で歴史が変わって、推しも決まらず今に至ります
自伝スレになっちゃったw
>>735
乙ですw
まさか河原町でティッシュ配るななせまるをスルーした1人ではないですよね?w >>736
そもそも誰だったかよく覚えてないんすよ
乃木坂はそのへんのアイドルと違って綺麗だから まぶしすぎて、第一印象が「うわぁ、きれー」で終わっちゃたんでしょうねw
じゃあ私もw
2007年のある日、TVでACのリサイクルのCMを見た。それがAKB48との出会い
しかしその時はふ〜んとスルーw
しかししばらくしてその第2弾を見て、思わず釘付けに
てっきりAKBの別のメンバーだと思っていたのだが、どうも違うらしい。ほどなくPerfumeと判明
そこで動画を漁り、チョコレイトディスコとコンピューターシティのライブ映像を見てハマる
因みにこの時はホテルの片隅のコインインターネットで見たので、無音で映像のみだった
それでも何か大変なものを見つけた気がしてその後しばらくPerfume三昧。
それと並行してAKBグループや乃木坂さんも少し見るようになる。乃木坂の入口は生駒&白石
で、Perfume熱も少し醒めかけてきた2013年10月、女子高警察をきっかけにてんとうむChu!にハマる
しかし何故当時、女子高警察第1回放送を予約録画しようと思ったのか、未だに自分でわからないw
まあ運命ってやつですかw
それ以来2chでてんとうむChu!スレに参加し、今年春まで常駐
さらにあちこちのスレでくだらないネタを書くことにハマる
そんな中…
雑誌インタビューでてんとうむChu!の名前を出した欅坂メンバーがいると聞きまして
それがうえむーでして
それをきっかけに欅坂にも興味が出てきました
まさかお二人の推し遍歴を教えていただけるなんて・・・
>>751
欅ちゃんの入り口がちょっと変わってますねw >>754
昔の記憶ってアイドルソングと共に甦ってきたりしますからね 例えばサイマジョ聞くと、季節感ゼロのはずが春の訪れを思い出したりね
そうやって自分の道筋を辿ってみたりすると楽しいです
>>755
いまでも欅ちゃんのファンかどうか怪しいもので(笑) 「妻は私と一緒になって幸せだったのかな?なんてことをね」
改めて考えると家庭より仕事仕事で日々を過ごしてしまった俺
理佐ちゃんが目の前に居るのも忘れたかのように沈黙する俺
「幸せだったと思うよ」
立ち上がりながら呟く理佐ちゃん
「奥さんが遺してくれたレシピだよ」って呟く理佐ちゃん