赤い殺し屋・アメリカザリガニの侵入域では「水生昆虫が激減する」と判明
http://2chb.net/r/liveplus/1643233280/ アメリカザリガニの侵入域で水生昆虫が激減していた
アメリカザリガニの侵入域で水生昆虫が激減していた / Credit: 長崎大学 – 侵略的外来生物・アメリカザリガニの侵入で希少な水生昆虫類が激減することが判明(2022)
ザリガニは、水生昆虫にとって危険な”殺し屋”であるようです。
このほど、長崎大学の大庭伸也(おおば・しんや)氏、国土環境研究所の渡辺黎也(わたなべ・れいや)氏の調査で、アメリカザリガニが侵入した場所では、水生昆虫の個体数や種数が激減することが判明しました。
とくに、水草を好む大型の水生昆虫は、その個体数が大幅に減っていたとのことです。
研究の詳細は、1月15日付で学術誌『Biological Invasions』に掲載されています。
目次
アメリカザリガニの侵入域で水生昆虫が激減!
もともと日本には、北海道や東北に固有のニホンザリガニ(Cambaroides japonicus)という在来種がいます。
当時、「ザリガニ」と言えば、ニホンザリガニのことを指していました。
しかし、アメリカザリガニ(Procambarus clarkii )が移入・定着したことで、2種を呼び分けるように。徐々に、アメリカザリガニの方が幅を利かせ始め、昭和以降から「ザリガニ」と言えば、むしろこちらを指すようになりました。
その後も強い繁殖力で日本中に広がり、近年では淡水環境への悪影響が懸念され、環境省の生態系被害防止外来種となっています。
本種による水生昆虫への影響は、実験室レベルでは検証されているものの、野外ではまだ確認されていません。
そこで今回の研究では、水生昆虫が存在するエリアにて、アメリカザリガニが侵入した水域と未侵入の水域とで、水生昆虫の種数や個体数を比較。
合計で52種、2721個体が記録されました。
その結果、アメリカザリガニが侵入した水域では、水生昆虫が激減していることが判明したのです。
長いので続きはソースで
https://nazology.net/archives/103495