中国系「激安八百屋」が日本で攻勢中、“ゴミ野菜疑惑”の真相は?
https://news.yahoo.co.jp/articles/48a79e313d0715ccaaf6b0ca1c20c95a3b147e1f
東京、大阪、横浜など日本の都市部で“激安青果物”が流通している。物価高騰で悲鳴が上がる日本列島で、中国系やアジア系資本による青果物の小売りが増えているのだ。中国・アジア系の青果物売り場が並ぶ横浜市のある商店街で耳にしたのは、「ゴミ野菜ではないのか」という地元の人々のうわさだった。
一方で、青果物には「その日の相場がある」とも言う。例えば、その日の某市中央卸売市場のキャベツ1個あたりの相場が175円だとすると、それを下回る激安価格で店頭に並ぶキャベツは、市場からの直接仕入れという“真正面からのルート”ではないということになる。
仲買人経由や産地との直取引で運んでくることも考えられるが、讃岐さんは「中国系の八百屋は、中央卸売市場でその日に売り切れなかった青果物の“ロス”で商売をしている可能性があるかもしれません」と話していた。
「廃棄する一歩手前の物」とは、一体どのような状態の青果物なのだろうか。この担当者によれば、「日本の仕入れ業者は『いい物しか買わない』という傾向にあり、鮮度はよくても形や色が悪いような商品は、どうしても残って廃棄処分になってしまいます」ということだった。
確かに、私たち日本人は“見た目がきれいで質の高い物”を好む。だから、ちょっとしたキズがあったり不ぞろいだったりという規格外の青果物は、市場では「廃棄する一歩手前」にせざるを得ない。とはいえ、それは決して食べられないものではない。
こうしたところに生まれたのが、中国系やアジア系の資本による“ニュービジネス”というわけだ。見た目が悪いものでも、多少鮮度が落ちているものでも「安く大量に売ればトータルとして儲かる」という発想と行動が、新たな流通を生み出しているともいえる。