月刊WiLL 2020年1月号
蛮行の中国に友誼なし
【王岐山来日】
中国の人権侵害にナゼ沈黙したのか 佐々木 類 産経新聞論説副委員長
経緯を振り返ると、9月に中国を訪問した40代の男性教授が、中国当局に身柄を拘束されていたことが
10月18日に判明した。産経新聞が前日の自社サイトに流していたので、正確には17日に世の中の多くの人が
知るところとなり、産経は一面トップで詳しく報じたのはもちろん、翌日、朝日新聞や民放各社が後追いした。
産経新聞はじめ、各紙がこぞって報道しなければ、岩谷氏に対する中国当局の人権侵害は国民の知らぬうちに、
闇から闇に葬られ11月中の解放も望むべくもなかっただろう。
それ以上に深刻なのは、中国政府と足並みを合わせるかのような日本政府の対応である。取材ソースによれば、
外務省が箝口令を敷いていたのだ。筆者は、首相官邸の意向を受けた外務省が北大と北海道に圧力をかけていた
との証言も得ている。
蛮行の中国に友誼なし
【王岐山来日】
中国の人権侵害にナゼ沈黙したのか 佐々木 類 産経新聞論説副委員長
経緯を振り返ると、9月に中国を訪問した40代の男性教授が、中国当局に身柄を拘束されていたことが
10月18日に判明した。産経新聞が前日の自社サイトに流していたので、正確には17日に世の中の多くの人が
知るところとなり、産経は一面トップで詳しく報じたのはもちろん、翌日、朝日新聞や民放各社が後追いした。
産経新聞はじめ、各紙がこぞって報道しなければ、岩谷氏に対する中国当局の人権侵害は国民の知らぬうちに、
闇から闇に葬られ11月中の解放も望むべくもなかっただろう。
それ以上に深刻なのは、中国政府と足並みを合わせるかのような日本政府の対応である。取材ソースによれば、
外務省が箝口令を敷いていたのだ。筆者は、首相官邸の意向を受けた外務省が北大と北海道に圧力をかけていた
との証言も得ている。