ケツァルコアトルス・ノルトロピの復元像/Credit: reddit
こちらは、「史上最大の翼竜」として知られる「ケツァルコアトルス・ノルトロピ」という古代生物の復元像です。
生息時期は、およそ6800万年前から約200万年の間、白亜紀末期のいわゆる恐竜大絶滅の直前だったと言われています。
史上最大の「飛翔生物」
大きさは、高さが5メートル前後、頭部の長さが3メートル。胴体はそれに比べると短く、非常に頭デッカチな姿をしていたようです。
翼の広げた状態の横幅は平均で10〜12メートルにおよび、最大で18メートルに達していたとする説もあります。
まちがいなく、地球上に存在した最大の「飛翔生物」と呼べるでしょう。
Credit: natgeo, ROBERT CLARK
その一方で、体重はとても軽く、成体でも70キロそこそこしかありませんでした。空を飛ぶための軽量化対策として、骨の内部が空洞になっていたためです。
こうした特徴は、プテラノドンなど、他の翼竜にも見られます。
主な生息場所は、現在のアメリカ大陸北部。滑空しながら海面をスキミングして魚を食べていたようです。また、恐竜の赤ちゃんなども食べていたんだとか。
このような恐竜の復元像を見るにつけ、つくづく「同じ時代にいなくてよかった」と思ってしまいますね。
reference: reddit, natgeo / written by くらのすけ
https://nazology.net/archives/53526