マスクなければ入店不可・1枚50円で販売…営業再開の百貨店
2020/05/17
繁華街などにマスク姿の客が訪れ、静まりかえっていた街が動き出した。
緊急事態宣言が39県で解除されて初の週末となった16日、各地の商業施設やテーマパークが営業を再開した。
消毒の徹底を呼び掛けたり、入場制限をしたりするなど、感染防止への取り組みも続いた。
福岡市・中洲で名物の焼きラーメンなどを提供する屋台「中洲十番」は、約40日ぶりに営業を再開した。
カウンターには透明なアクリル板を設置。客同士の間隔を空けるため、いすも15脚から8脚ほどに減らした。
従業員は訪れた常連客と「久しぶり」「元気しとった?」などと笑顔で言葉を交わした。
同市によると、中洲や天神地区などには屋台が計約100店ある。
しかし、緊急事態宣言が発令され、県が午後8時以降、飲食店の営業を自粛するよう要請したため、
夜間営業が中心の屋台は休業を余儀なくされ、苦境が続いていた。
この日、ラーメンを味わっていた同市中央区の会社員(44)は「頑張って耐えてきた屋台を応援できればと思って来た」と声を弾ませた。
「中洲十番」の代表、田中博臣さん(46)は「再開できてほっとしている。早く日常を取り戻したい」と話した。
■百貨店で検温
同市・天神の百貨店では、食品売り場を除いて休業していた岩田屋本店が全館で営業を再開。
体温を自動で測定するカメラを設置し、37・5度以上の熱があったり、マスクをつけていなかったりする場合は
入店を認めないことを伝える看板も置いた。こうした客の入店を断る場面もあった。
4月9日から臨時休業していた北九州市の百貨店「井筒屋」も、小倉北区の本店と八幡西区の黒崎店の全館で営業を再開。
両店では従業員がマスク着用を呼びかけ、持参していない人には1枚50円で販売するなどの対応を取った。
ひ孫のランドセルを買いに本店を訪れた同市八幡東区の主婦(84)は「家の中ばかりで気持ちがうつうつとしていたので、気持ちが明るくなる」と笑顔を見せながらも、
「マスクは手放さず、気をつけながら買い物を楽しみたい」と気を引き締めていた。
以下略
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200517-OYT1T50063/
2020/05/17
繁華街などにマスク姿の客が訪れ、静まりかえっていた街が動き出した。
緊急事態宣言が39県で解除されて初の週末となった16日、各地の商業施設やテーマパークが営業を再開した。
消毒の徹底を呼び掛けたり、入場制限をしたりするなど、感染防止への取り組みも続いた。
福岡市・中洲で名物の焼きラーメンなどを提供する屋台「中洲十番」は、約40日ぶりに営業を再開した。
カウンターには透明なアクリル板を設置。客同士の間隔を空けるため、いすも15脚から8脚ほどに減らした。
従業員は訪れた常連客と「久しぶり」「元気しとった?」などと笑顔で言葉を交わした。
同市によると、中洲や天神地区などには屋台が計約100店ある。
しかし、緊急事態宣言が発令され、県が午後8時以降、飲食店の営業を自粛するよう要請したため、
夜間営業が中心の屋台は休業を余儀なくされ、苦境が続いていた。
この日、ラーメンを味わっていた同市中央区の会社員(44)は「頑張って耐えてきた屋台を応援できればと思って来た」と声を弾ませた。
「中洲十番」の代表、田中博臣さん(46)は「再開できてほっとしている。早く日常を取り戻したい」と話した。
■百貨店で検温
同市・天神の百貨店では、食品売り場を除いて休業していた岩田屋本店が全館で営業を再開。
体温を自動で測定するカメラを設置し、37・5度以上の熱があったり、マスクをつけていなかったりする場合は
入店を認めないことを伝える看板も置いた。こうした客の入店を断る場面もあった。
4月9日から臨時休業していた北九州市の百貨店「井筒屋」も、小倉北区の本店と八幡西区の黒崎店の全館で営業を再開。
両店では従業員がマスク着用を呼びかけ、持参していない人には1枚50円で販売するなどの対応を取った。
ひ孫のランドセルを買いに本店を訪れた同市八幡東区の主婦(84)は「家の中ばかりで気持ちがうつうつとしていたので、気持ちが明るくなる」と笑顔を見せながらも、
「マスクは手放さず、気をつけながら買い物を楽しみたい」と気を引き締めていた。
以下略
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200517-OYT1T50063/