大阪府堺市内であおり運転をしたなどとして男が逮捕されました。約1500mにわたってあおられた被害者が恐怖の時間を生々しく語りました。
今年1月27日、堺市南区を走行中の車内から被害者が撮影した映像。
あおり運転が続いた後、被害者の目の前に停止した車から薄ら笑いを浮かべて降りてきた男は、
2月8日に道路交通法違反のあおり運転などの疑いで逮捕された堺市の無職・谷慎二容疑者(45)です。
谷容疑者は、40代の夫婦が乗る軽乗用車に対して、約1500mにわたって執拗に急接近や幅寄せを繰り返すなどした疑いです。
現場は左右に逃げ場のない片道2車線の幹線道路でした。
撮影された映像を見てみると、走行中の被害者の車の後ろにピッタリと付けて走る赤い車。恐怖を感じた夫はスピーカー電話で警察に相談します。
【あおり運転を受けながら警察に相談する被害者夫婦】
(夫)「もしもし。すみません、今すごくあおられているんですけれど、この場合どうしたら良いですか?」
そうしている間にもクラクションを鳴らしながら車は迫ってきます。
(警察)「大きなお店とかに(車を)寄せていただけませんか?」
(妻)「1号線なんで今無理です。むっちゃぶつけられそうなんですけど。」
(警察)「どこかで下りてください。」
(妻)「下りれないんですよ、1号線なんで。」
スピードを出して幅寄せしてくる赤い車。明らかなあおり運転です。
(妻)「危ない危ない!きゃああああ。もうめっちゃ怖い。ぶつけられそうになったんですけど。なんなんこれ!危ないです。危ないです。」
怯えから呼吸も乱れます。被害者夫婦はこの赤い車との距離をとろうと試みますが、再度、赤い車が追ってきます。
(妻)「きゃああああ!ぶつかる!めっちゃ怖い。何この人!無理無理!わああああああ!」
ぶつかる寸前で赤い車は被害者の車の前に回り込み急停車。そして赤い車の運転席から谷容疑者が降りてきました。悲鳴が響く車内はパニック状態に。
(妻)「ロックして。ロックして。怖い、降りてきた。ロックして。」
不気味な笑いを浮かべた谷容疑者は、助手席に近づき、ドアを無理やり開けようとします。
谷容疑者とは扉を隔てただけの距離に。谷容疑者はその後、車の前に移動すると、谷容疑者の顔から笑顔が消えていました。
その後、谷容疑者は何度か窓を叩くなどした後、走り去ったと言います。
警察の調べに対して谷容疑者は「弁護士と会って話した上でお話しします」と認否を保留しているということです。
助手席に乗っていた妻は取材に対して、恐怖の時間を次のように振り返りました。
「記憶が怖いしか残っていなくって。あおり運転は今までは他人事だったんですよね。想像以上に怖いですね。結局、何ができたんだろうって。心当たりがなくて、理由も分からない状態ですね。」
今年1月27日、堺市南区を走行中の車内から被害者が撮影した映像。
あおり運転が続いた後、被害者の目の前に停止した車から薄ら笑いを浮かべて降りてきた男は、
2月8日に道路交通法違反のあおり運転などの疑いで逮捕された堺市の無職・谷慎二容疑者(45)です。
谷容疑者は、40代の夫婦が乗る軽乗用車に対して、約1500mにわたって執拗に急接近や幅寄せを繰り返すなどした疑いです。
現場は左右に逃げ場のない片道2車線の幹線道路でした。
撮影された映像を見てみると、走行中の被害者の車の後ろにピッタリと付けて走る赤い車。恐怖を感じた夫はスピーカー電話で警察に相談します。
【あおり運転を受けながら警察に相談する被害者夫婦】
(夫)「もしもし。すみません、今すごくあおられているんですけれど、この場合どうしたら良いですか?」
そうしている間にもクラクションを鳴らしながら車は迫ってきます。
(警察)「大きなお店とかに(車を)寄せていただけませんか?」
(妻)「1号線なんで今無理です。むっちゃぶつけられそうなんですけど。」
(警察)「どこかで下りてください。」
(妻)「下りれないんですよ、1号線なんで。」
スピードを出して幅寄せしてくる赤い車。明らかなあおり運転です。
(妻)「危ない危ない!きゃああああ。もうめっちゃ怖い。ぶつけられそうになったんですけど。なんなんこれ!危ないです。危ないです。」
怯えから呼吸も乱れます。被害者夫婦はこの赤い車との距離をとろうと試みますが、再度、赤い車が追ってきます。
(妻)「きゃああああ!ぶつかる!めっちゃ怖い。何この人!無理無理!わああああああ!」
ぶつかる寸前で赤い車は被害者の車の前に回り込み急停車。そして赤い車の運転席から谷容疑者が降りてきました。悲鳴が響く車内はパニック状態に。
(妻)「ロックして。ロックして。怖い、降りてきた。ロックして。」
不気味な笑いを浮かべた谷容疑者は、助手席に近づき、ドアを無理やり開けようとします。
谷容疑者とは扉を隔てただけの距離に。谷容疑者はその後、車の前に移動すると、谷容疑者の顔から笑顔が消えていました。
その後、谷容疑者は何度か窓を叩くなどした後、走り去ったと言います。
警察の調べに対して谷容疑者は「弁護士と会って話した上でお話しします」と認否を保留しているということです。
助手席に乗っていた妻は取材に対して、恐怖の時間を次のように振り返りました。
「記憶が怖いしか残っていなくって。あおり運転は今までは他人事だったんですよね。想像以上に怖いですね。結局、何ができたんだろうって。心当たりがなくて、理由も分からない状態ですね。」