0001きつねうどん ★
2022/12/13(火) 12:20:22.10ID:U0C9sM66証券各社は、第4四半期のサムスン電子の営業利益が7兆ウォン前後で、前年同期(13兆8700億ウォン)の半分にとどまると予想。SKハイニックスは第4四半期だけで1兆5000億ウォン前後の赤字を出し、来年は5兆ウォン台の赤字が見込まれるとした。大信証券のアナリスト、ウィ・ミンボク氏は「半導体メーカーが年末に在庫を最大限消化するために激しく競争し、業況がさらに悪化している」と指摘した。
問題はこうした状況が少なくとも来年半ばまでは続く可能性が高い点だ。市場調査会社のガートナーは、韓国の主力であるメモリー半導体市場の規模が来年16%縮小すると予想した。来年の世界半導体市場首位もサムスン電子ではなく、台湾積体電路製造(TSMC)と見込まれている。
■来年の半導体市場はマイナス成長
業界は「半導体の冬」の理由として、スマートフォン、パソコン市場の不振が続いている点を挙げる。ハイパーインフレの影響で、来年上半期まではスマートフォンとパソコンが売れず、下半期になってようやく需要が少しずつ回復するとの見方だ。このため、サムスン電子の売り上げの両輪であるスマートフォン、半導体事業がいずれも悪影響を受けそうだ。来年2月半ばに発売されるサムスン「ギャラクシーS23」シリーズはこれまでよりも一層厳しい戦いが見込まれる。実際にサムスン電子の完成品(DX)部門は最近、非常事態経営を宣言し、厳しいコスト削減に突入した。
需要をリードしてきたサーバー用半導体市場も、DRAMの次世代規格「DDR5」への切り替え需要が本格化するのは来年下半期となりそうだ。現在市場の主力は2013年に登場したDDR4だが、DDR5は2倍以上高速で動作する上、電力効率が10%以上優れている。このため、電力コストと節減が求められる全世界のデータセンターを中心にDDR5への大規模な切り替え需要が生まれると今年から期待されていたが、DDR5用のCPU(中央演算処理装置)の発売が遅れ、量産がずれ込んでいる。ハンファ投資証券のアナリスト、キム・グァンジン氏は「CPUの量産時期は来年第1四半期か第2四半期初めとみられ、第2四半期からは顧客企業の在庫蓄積が再び始まる」と予想した。
メモリー半導体は激しい景気サイクルのさなかにあるが、ファウンドリー(半導体受託生産)は来年も相対的に善戦すると予想される。現代自動車証券のリサーチセンター長、ノ・グンチャン氏は「来年のファウンドリー市場の規模は今年に比べ10%拡大し、1466億ドルが見込まれる。メモリー価格の下落傾向を考慮すると、来年も半導体市場の首位はTSMCになるだろう」と述べた。
■来年も首位はTSMC
半導体不況が首位の企業にはむしろ市場支配を拡大する機会になるとの見方もある。ノ・グンチャン氏は「不況は2位以下の企業の困難が増すため、首位企業の支配力上昇を後押しするだろう」と述べ、人為的な減産計画のないサムスン電子のDRAM、NAND型フラッシュメモリーなどを生産するファウンドリーのTSMC、イメージセンサー(CIS)のソニー、モバイルアプリケーションプロセッサー(モバイルAP)のクアルコムは来年躍進が予想されるとした。
半導体業界と証券業界は2024年には半導体需要が正常化すると予想している。半導体メーカーの相次ぐ投資縮小と中国メモリーメーカーの生産能力不足が重なり、メモリー需要が拡大し、価格も上昇に転じる可能性がある。市場調査会社オムディアは、世界のメモリー半導体市場が来年の1443億ドルから24年には1725億ドルへと約20%成長すると予想した。
朴淳燦(パク・スンチャン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
https://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2022121380013