にこ「……」
穂乃果「……」
にこ「なんで付き合ってもいないのに、この男彼氏面してんのよ」
穂乃果「そーいうもんなんじゃない?男の人じゃないから分からないけど」
にこ「主人公も主人公よね、本命いるなら他の男にデレデレすんなっての」
穂乃果「やっぱ悪い気しないんじゃない?」
にこ「……あ、終わった。ねえ穂乃果、これの続きない?」
穂乃果「あーごめん、それ最新刊なんだよね」
にこ「あら残念。なんか良いのない?」
穂乃果「えー……にこちゃんそもそもどんなの好きなのさ」
にこ「割となんでも読むわよ?」
穂乃果「あ、そうなの?じゃあこれとか?」
にこ「へー、少年漫画もあったんだ」
穂乃果「穂乃果も面白そうと思ったら割となんでも読むよ」
にこ「んー……トカゲの騎士ってなんか弱そうね」
穂乃果「龍とかなら分かるけどね」
にこ「能力も地味ね。なにものを少し浮かせるって。こんなんで敵倒せんの?」
穂乃果「まーまー読めば分かるよ」
にこ「ふーん……」
穂乃果「マンガと言えばさ、少年漫画ってずるいよね」
にこ「何でよ?」
穂乃果「だってさ、少年漫画って言いながら恋愛もバトルもなんでもあるじゃん?」
にこ「言われてみると少女漫画って大体恋愛モノよね」
穂乃果「キャラクターの性格も似てたりするよね」
にこ「俺様系のイケメン、主人公に優しいけど結局振られる人とかね」
穂乃果「でも最近はそんな少女漫画っぽくない少女漫画増えたよね」
にこ「そうねー、ファンタジーモノとか、男目線のとか多いわね」
穂乃果「でもなんだかんだ王道の恋愛モノが一番好きだったりするけど」
にこ「あんたのラインナップ見ると大体分かるわね」
穂乃果「増えたといえばグルメ漫画増えたね」
にこ「なんかブームって感じよね、殆ど読まないけど」
穂乃果「結構面白いのもあるよ?」
にこ「いや良いんだけどさー、なんで美味いって表現が大体顔赤くしてヨダレ垂らすのよ、アレ汚くない?」
穂乃果「んー、難しいとか?」
にこ「まあ変に長文よりは楽かもね」
穂乃果「でも読んでるとなんか食べたくなるんだよねー」
にこ「そういえば日常的なご飯だけ食べるような漫画最近多いわね」
穂乃果「グルメバトルものより分かりやすいからじゃない?マンガで読む料理ブログみたいな?」
にこ「あー、なるほど」
穂乃果「ところでそれどこまでいった?」
にこ「……この兄ちゃん死んじゃったのね」
穂乃果「あー、そこまで読んだ?」
にこ「てっきりもっと残ると思ってたわ」
穂乃果「意外なタイミングだよね」
にこ「続きある?」
穂乃果「これなら完結してるから全部あるよ」
にこ「にしてもこーいうマイナー雑誌のはどうやって見つけんのよ。聞いたこともないわよこれ」
穂乃果「ブックオフとか行ったりしてるよ」
にこ「あー、ああいう所はそーいうの沢山あるもんね」
穂乃果「にこちゃんもやらない?」
にこ「んー、立ち読みそんな好きじゃないからパス」
穂乃果「むー」
にこ「拗ねないの」
穂乃果「はーい」
にこ「にしても本当にあんたんちってマンガいっぱいあるわね」
穂乃果「押し入れにしまったりしないからね。ちっちゃい頃から読んでるのとか上に置いてるよ」
にこ「……おー、りぼんとかある」
穂乃果「結局その辺のって取りにくいから読まないんだよね」
にこ「まー背伸びしてもギリギリ見えないもんね」
穂乃果「今度しまっちゃおうかな」
にこ「手伝う?」
穂乃果「ありがと」
にこ「いちご牛乳ね。明治の」
穂乃果「えー、お金とるのー?」
にこ「正当報酬よ。嫌ならやらないわよ?」
穂乃果「むー、いけずぅ」
にこ「決まりね」
穂乃果「でも今日はのんびりしたいからまた今度ね」
にこ「ん」
穂乃果「あ、お茶とって?」
にこ「ほい」
穂乃果「ありがとー」
にこ「やっぱ和菓子屋だとお茶多いの?」
穂乃果「んー、おばあちゃんが好きだから良くいれてるけど別にそんなことないよ?」
にこ「でもあんたんち行くと必ず出てくるわよね」
穂乃果「あ、他のが良い?」
にこ「いや別に好きだから良いけど……何があんの?」
穂乃果「えーと、ウーロン茶と紅茶かな?」
にこ「結局お茶じゃないの」
穂乃果「あ、ホントだ」
にこ「あんたバカ?」
穂乃果「……否定は出来ない」
にこ「ばーかばーか」
穂乃果「にこちゃんも大概じゃん」
にこ「に、にこはまだ本気出してないだけよ」
穂乃果「前絵里ちゃんに聞いたよ?にこちゃん補習なのに来ないーって」
にこ「あいつ……」
穂乃果「やーい、ばーかばーか」
にこ「……そんなばかのこと好きになったのは誰よ」
穂乃果「へ!?い、いやそんな事言うならにこちゃんもじゃん!」
にこ「先に私のこと好きになったのあんたでしょ!?」
穂乃果「にこちゃんの方だよ!」
にこ「告ってきたのあんたじゃない!」
穂乃果「にこちゃんも一緒に言ったじゃん!」
にこ「違うわよ!」
穂乃果「あれ?言われてみると……」
にこ「ごめん、本当は一緒に言った」
穂乃果「もー、からかわないでよ」
にこ「まー、案外似てるとこあんのかもね」
穂乃果「そう?」
にこ「あんのよ、多分ね」
穂乃果「……えへ」
にこ「なによ」
穂乃果「んー?ちょっと幸せだなって」
にこ「……あっそ」
穂乃果「にこちゃんは?」
にこ「私も幸せよ」
穂乃果「……えへへ」
にこ「……あ、これの続きある?」
穂乃果「もう読んだの?」
にこ「いや結構面白くて」
穂乃果「分かった。ちょっと待ってて」
にこ「……ふふっ」
おしまい
意外と手に取れば面白いマンガって沢山ありますよね
そんなテーマでした
ありがとうございました
あ、暇つぶしを続けたいので何か会話のネタを募集したいです
日常会話で出るものなら飯ネタ意外なんでも歓迎します
そういや穂乃果って恋愛漫画好き設定なんだっけ
アニメだと恋愛映画に全く関心示してなかったけど
将来住む家とか土地とかで話し合う感じとかどうすか!?
>>28
乙相変わらず面白い >>29
好きかどうかはともかく本棚のマンガは大体少女漫画の背表紙ですし、恋愛以外に絞ってあそこまで大きい本棚を埋めるのは難しいと思います 乙、こういう雰囲気好きだわ
>>28
練習がない休みの日はなにしてんの?から色々発展させてくのとかどうですかね にこちゃんの推しのライブを一緒に見に行った帰りの会話とか聞きたいです!