海未(園田海未、職業体験中です)
海未(シスター、修道女の体験なのですが、この服は少々煌びやかなのでは……)
海未(私に課せられた仕事は告解……なんて大層なものではなく、お悩み相談のようなものです)
海未(静かな教会で、悩みに苛む人を待ちます)
ガチャ
来た人>>3
お悩み>>6 おじさん「ごめんください……」
海未「こんばんは。どうかしましたか?」
おじさん「司祭さまはいらっしゃいますか……」
海未「今は出かけています。用事があれば承りますが」
おじさん「告解をお願いしたいのです」
海未「わかりました、私が聞きましょう」
おじさん「実は……」
おじさん「人を、轢いてしまって……車で……」
海未「え」サーッ
海未(ど、どうしましょう。本当の罪の告白ではないですか、血の気が引いてしまいました)
海未「そ、それはいつの話ですか?」
おじさん「つい1時間ほど……のことです。そのまま逃げて来てしまいました」
海未「……」ダラダラ
おじさん「狭い住宅街を通っていたんです。止まらなければならないのにこの時間だからとスピードを出したまま走行していたら、女性が1人……」
おじさん「鈍い感触がして、しまったと思った時には前方に女性が転がっていて……お腹が膨らんでいました。私はなんということを……」
海未(れ、冷静になるのです。私は職業体験中、職務を全うしなければなりません)
海未「コホン。おじさま、よく聞いてください」
海未「私は司祭ではないので、神があなたを赦します。とは言いません」
海未「ですので、私の出来る限りの事をいいます」
海未「完全にあなたの過失です」
おじさん「」
海未「怠慢で事故を起こし、妊婦と思しき人を轢いてしまった。取り返しのつかないことです」
海未「加えてそのまま逃げてくるだなんて……普段の私ならばあなたを張り倒しているはずですが、私はシスターです。通報もしません」
海未「救急車は呼びましたか?」
おじさん「いえ……ですが、ここへくる途中にサイレンの音が聞こえたのでおそらく」
海未「そうですか。では、自首をおすすめします」
海未「逃げてしまった時点で罪は重くなりますし、司法によって裁かれるものですから私が軽くしてあげることもできません」
海未「このまま恐怖に怯えて逮捕されるのを待つか、早く電話して楽になるか。どちらがあなたにとっていいでしょうか」
おじさん「……」スッ
カタガタガタ…
おじさん「し、シスター、手が震えて、携帯が……」
ギュッ
おじさん「!」
海未「大丈夫です。私が支えますよ」
海未「あなたはこれから、積み重ねて来たものが崩れ去るでしょう。妻や子供がいたらその人たちの苦痛も計り知れないものになるかもしれません。けれどあなたは、電話を掛けなければならない、わかりますね?」
おじさん「……はい」
海未「自分で押せますね、110ですよ」
ぴ、ぽ、ぱ
プルルルル
おじさん「もしもし、はい、……事件です。───」
ピッ
おじさん「はぁ……」
海未「……」ナデナデ
おじさん「シスター……」
海未「出所したら、私の元を訪ねてください。エセシスターですが、おじさまのお話ならいつでも聞きますから」ニコリ
おじさん「……ありがとう、ございます」ポロポロ
ウーゥー
警官「ご協力ありがとうございました」
海未「いえ、通報したのはこの方自身ですから」
ブロロロ…
海未「………はーーーーっ」
海未「一番最初の人からこんなハードな仕事とは……」
海未「気疲れしてしまいました。いつもはもう寝ている時間ですし、少しくらい寝………」
ガチャ
海未「!もう次の人ですか……」
来た人>>13
お悩みや罪の告白>>15 菅「あの……」
海未「こんばんは。どうかしましたか?(どこかで見たような…)」
菅「告解をお願いしたいのですが…」
海未「あっ!」
海未「菅官房長官!!」
菅「はい……」
海未「あ……失礼しました。こちらへどうぞ」
海未(誰が来ても関係ありません。人の役に立たなければ)
ミサイル飛んできたら夜中だろうが酒飲んでようが駆り出されるからなぁ
海未「それでは……あなたの告白を聞きましょう」
菅「はい。単刀直入に申し上げますと、官房長官を辞めたいのです」
海未「………」
海未(リアルすぎる告白です)
菅「外側からの外圧、身内の弁明……もとい説明、メディアの偏向的とも取れる報道……もう限界なのです。どうしてこんなポストに任命されなければならないのでしょうか」
海未(メンタルが弱い人だったのですね……)
海未「菅さん、あなたは首相に直々に命を受けて今の職に就いたはずです。それは首相にあなたにしかできないと信頼を置かれているからで、国民の皆さんもあなたのお顔を何度も見ていますから、この人しかないと認識しています」
菅「……」
海未「……なんて言っても辛いものは辛いですよね」
海未「政治には疎いので一般論で言わせてもらいますね」
海未「一度その役職を任命されて引き受けたのならば、任期までそれをこなさなければなりません」
海未「もし、本当に辛くて、どうしようもなくなったのでしたら、立つ鳥跡を濁さず。ですよ」
菅「まっすぐな人ですね」
海未「馬鹿正直とよく言われます。それと頭が堅いとも」
菅「ありがとうございますシスターさん。少しだけ心が軽くなりました」スクッ
海未「あぁ、待ってください。もう少し座ったままで」
菅「はい?」
海未「失礼します」ギュッ
菅「!!」
海未「あまり寝ていないでしょう、目や体の動きを見ればわかります。あまり柔らかくはない体つきですが……菅さん?」
菅「zzz……」
海未「ふふふ」
ここまでラブライブキャラが海未ちゃんしか出てきてないのに面白い
海未(その後も菅さんは報道陣を前に会見をしています)
海未(教会にいたことも文◯に撮られることもなく以前より少しだけ心に余裕のある顔をしている……というのは私の思い過ごしでしょうか)
海未(テレビの前からですが……あなたをいつでも応援していますからね)
ガチャ
海未「!」
海未(早速次の方です!)
来た人>>26
悩みや懺悔>>28 ポンコツから抜け出せない
この考え方がすでにポンコツ
前2人の壮絶な相談からのこれ
やはりエリチカはもってるな
絵里「あの……」
海未「絵里?」
絵里「もしかして海未?どうしたのその格好」
海未「職業体験中でここの教会にお世話になっています」
絵里「そうなの。よく似合ってるわ」
海未「///」
絵里「ところで司祭さまはどこかしら」
海未「出払っていますよ。告解なら聞きます」
絵里「シスターさんって告解できなかった気がするのだけれど……」
海未「職業体験中ですので」
絵里「……私の場合、告解っていうよりただの悩み相談だからこの際海未でもいいのかしら」
絵里「少し恥ずかしいけど聞いてもらえる?」
海未「もちろんです。こちらにどうぞ」
絵里「その……ね」
海未(言いにくそうにしています。絵里は苦労人な節がありますからこういうことがたくさんあるのでしょう)
絵里「……ポンコツから抜け出せないの」
海未「ぽん……?」
絵里「今までの私の頭脳明晰で運動神経抜群、なにをやらせてもそつなくこなす生徒会長の絢瀬絵里の面影もないわ」
海未「言うほどポンコツの印象はありませんが……」
絵里「だって昨日までずっと───
希『おっ、そのお弁当手作り?』
絵里『えぇそうよ。自分1人のしか作らないから可愛く装飾したりはしないけれど』
希『ウチにも食べさせて♡』
絵里『もう、そう言ってこの前も半分食べたじゃない』
希『バレたか、学食ばっかり食べてると手料理が恋しくなるんよ』
絵里『もう、希ったら。休日とか暇な時間に自炊とかすればいいのに……』モグモグ
キィィィィィィィィン
絵里『!!!!!!???????』バタバタバタ
希『ちょ、えりちどうしたん!?』
絵里『ゔぉえっ!げほっ!けほっ!!……アルミホイル、噛んでた……』ポロポロ
希『話しながら食べてるからやん……いやいや話しながらでも流石に気をつけるよ普通』
希『ほんと、えりちは"ポンコツ"やなぁ』
絵里『!』ガーン
絵里「こんなことが立て続けにあって……」
海未「虫歯があるのですか?」
絵里「ん」コクコク
海未「まあ確かに、アルミホイルを口に運ぶことはありませんが……」
絵里「うぅ……」
海未「でも、それだけでポンコツとは?」
絵里「そのアルミホイルの一件だけじゃなくて、いろんなところ、いろんな人の前でポンコツになっちゃうのよ!みんな『絢瀬絵里はポンコツだ』って思ってるに違いないわ!」
海未「……絵里に関して、私の視点から見たことをお話ししますね」
海未「3日前のことです」
海未「なんだか女生徒が困っている時に絵里が颯爽と現れましたのを見ました」
絵里『どうかしたの?』
『あ、絢瀬センパイ……その……』チラッ
絵里『あら……盛大に破れてるわね』
『ここに引っ掛けちゃったみたいで、動くと絶対見えちゃうから……』
絵里『大丈夫よ、私に任せて』ヒョイ
キャー
『せ、先輩!?///』
絵里『保健室まで行くわよ。あそこなら替えのスカートもあるし、新しいのも生徒会が何着か所有してるから持って帰るといいわ』
『あ、ありがとうございます。でもお姫様抱っこはその……///』
絵里『問答無用よ♡早歩きで行くから振り落とされないようにね』
海未「───ということがありました」
絵里「あぁ、あの時の……」
海未「絵里は、ああ言ったことをどれくらいしているのですか?」
絵里「ああ言ったことって?」
海未「誰か困っている人を助けることです」
絵里「さあ……見かけたらとにかく声を掛けているし覚えてないわね」
海未「それなんです」
絵里「え?」
海未「絵里は当然のように人を助け、力になってくれます。それとポンコツの割合は9対1くらいでしょう」
海未「誰も絵里がポンコツ、なんて本気で思っている人はいませんよ」
絵里「でも変な失敗しちゃうのは事実だし……」
海未「私だって、普段は大和撫子を体現するように心がけていますが、……実際できているかはこの際無視してですけど、穂むらのまんじゅうを食べ過ぎて喉に詰まらせることはあります」
海未「誰にでもあることなのです」
海未「もし絵里が他人の前でなにか失敗をしても、それを見た人からは『心優しい完璧な生徒会長の意外な一面』として映っているはずですよ」
絵里「なんだか自信が出てきたわ!」
海未「その意気ですよ絵里!」
絵里「ありがとう海未、あなたに話してよかったわ」
海未「私も、毎日絵里に助けてもらっていますから」
絵里「ほんとに?」
海未「それはもう。『海未、疲れてない?』『海未、代わりましょうか?』って、鬱陶しいくらいに」
絵里「鬱陶しいの……」シュン
海未「いいえ、そう言われるだけでも元気が出るものです。ご心配をお掛けしますがよろしくお願いしますね」
絵里「海未ったら、本当のシスターさんみたいだわ」クスクス
海未「少しでも心が軽くなったのでしたら、嬉しいです」クス
海未(絵里もそうでしたが、この教会に来る人は精神的にまいっている人ばかりです)
海未(行き場を失った不安は、神に救いを求め、司祭に話す……実際に話を聞くのは職業体験中の女子高生ですが)
海未(それでも、少しでも役に立てることがあるのでしたら、こんなに素敵なお仕事はありませんね)
ガチャ
海未「こんばんは───絵里?」
絵里「おさいふ……忘れてた……」ゼエゼエ
海未「……Suicaにはいくら入っているのですか?」
絵里「56円……」
海未「……今日の体験学習が終わるまでここにいてください。一緒に帰りましょう」
絵里「うん……」
海未「………」
絵里のがギャグかと思ったら地味に感動してホロリきた
シスター海未(研修生)とお話したい
バイトしてても高校生のバイト代じゃ一人暮らしはね…
大好きな焼き肉はすたみな太郎だろうな
でも授業が終わって練習やったら時間的にランチ料金は厳しいし…
ディナー限定の牛一口サガリを奢ってあげたい
ガチャ
海未「こんばんは」
希「うっ……」バタッ
海未「っ!だ、大丈夫ですか!?救急車呼びますか!?」
希「う、ううん……なにか、食べさせてください……」
海未「もしかして希ですか!?どうしてこんな……!」
海未「すみません、食事らしい食事を持ち合わせていなくて……」
希「ううん、カロリーメイトでも嬉しい。さっきのも半分演技やから」
海未「演技で倒れる人がありますか、なにかあったのでしょう?」
希「…うん。実はそれを相談しに教会に来たんやけど……司祭さんいなさそう?」
海未「はい。ですので私が……というか希、あなた神道では……」
希「神社でバイトしてるだけで全然無宗教なのだ」フフン
海未「そ、そうですか」
希「でも、海未ちゃんに話すんか……ちょっと恥ずかしいなあ、なんて」
海未「誰にも話しません。それが私のお仕事です」
希「でも………」
海未「余計な迷惑を掛けてしまうかもしれない……ですか?」
希「……」
海未「希、私は今から二つの方法であなたの話を聞くことができます。1つにあなたの友人として聞く方法、もう一つに1人のシスターとして聞く方法です」
海未「私は話を聞くことしかしません。……少し小言を挟むかもしれませんが。ですので、思い切って話してくれませんか?」
希「ありがとうな、海未ちゃん」
海未「どういたしまして、こちらにどうぞ」
希「実は……」
希「親からの仕送りが、来なくて……」
海未「ぇ」
海未「それは児童相談所等に相談すべき内容なのでは……」
希「それはダメっ!!」
海未「っ」ビク
希「ぁ、ごめん。でも、ちょっと忘れてるだけとか、忙しくて振り込んでないとか……あるやん?」
海未「どれくらい振り込まれていないのですか?」
希「3ヶ月くらい?」
海未「えぇ……」
希「とにかく、相談所とか警察とか親に連絡行くようなのはやめて欲しいな。心配されちゃうかもしれんから……」
海未「もしかして、自分で連絡もしていないのですか?」
希「ん」コクリ
海未「呆れました」
希「だ、だってお金足りてないんだなって心配されるし」
海未「実際足りていないでしょう」
希「!」ドキ
海未「希、これは深刻な問題です」
海未「相談所にも、警察にも相談せずに、まず教会に相談しに来たということは……希自身で思うことがあるのでしょう」
希「やめてっ……」
海未「……すみません」
海未「大丈夫ですよ」
希「え?」
海未「希のお母さんやお父さんが、あなたを見捨てるような人だと思いますか?」
希「……」フルフル
海未「どう転ぶにしろ、まずは勇気をだして連絡してみないと先に進みませんからね」
希「そう、やね……頑張ってみるよ」
海未「近いうち、一緒にご飯を食べませんか?みなさんも誘って」
希「……うん!」
海未「希、大丈夫でしょうか……」
絵里「私のお弁当をあんなに多く食べてたのはそのためだったのね……明日からたくさん作っていきましょう」
海未「うわぁっ!天使様!?」
絵里「あなたから電車賃をせびろうとしてる疫病神よ」
海未「すみませんお待たせして。もう暗いので次に告解をお願いして来た方で帰れると思うのですが……」
ガチャ
来た人>>65
罪の告白やお悩み>>67
海未ちゃんがエリチの水着着るとスカスカになっちゃうもんね、仕方ないね。 海未「絵里、私は少しお手洗いに行ってきます」ガチャ
絵里「え?ちょ、ちょっと待って海未!」
絵里「トイレなら教会のなかにもあるでしょうに……」
シーン
絵里「え、ちょ……誰もいないの?夜に教会で1人って笑えないわよ……」
ガチャ
絵里「ひぃぃっ!?」
「ごめんください」
絵里(えぇ……何あの人フード被って……危ない人じゃない)
「悩みをきいてほしいのですが……」
絵里「え、えと……司祭は外出中なので……」
「あなたでいいので聞いてください……」
絵里「いえ私は司祭でもシスターでも、まして信者でもなく……電車賃がなくていいお家に帰れないただのエリチカなんですけど……」
「天使様なのですね!?お願いします天使様、私の悩みを聞いてください!」ギュッ
絵里(あら、この手つき……もしかして海未?)
絵里「……わかったわ。このエリチカエルがあなたの悩みを聞きましょう」
「……ッフ」
絵里「今笑ったでしょう」
エリチカオウチカエル=アノハーシホン=デ=ミタコートアール=ハ=ラショーアッツホントニーネ3世
絵里「それで、お悩みって?」
「む、胸が……小さいのです」
絵里「あっ、そういう系ね……」
「なんですかその顔は。真剣な悩みなのです」
絵里「ええわかっているわ。つまり大きくしたいのね」
「い、今すぐにではないのです。大人になるまでに、なんて言っても成長期は終わっていますし……」
絵里「ふむ……詳しく聞いてもいいかしら?」
「いつか私は結婚し、子供を産む予定です」
絵里「えっ!?」
「なにか?」
絵里「な、なんでも……」
絵里(いきなり結婚だなんて言葉が出て来てビックリしたわ、海未とっては普通のことなのかしら)
>>77
これ
人に期待させておきながら寝るってどういうことだよ
三日くらいは不眠でも大丈夫だろ
さっさと書け どうやってホロリ系の話に持って行くか考えてるんだよ
ポロリ系ではなく
「赤ちゃんは、母の胸を触ることで安心すると聞きます。母乳も掴むところがある方が飲みやすいでしょう」
「もし私が十分に母乳を与えられなくて、満足にあやすこともできず、最悪深夜に寝かしつけられないことによる夫婦間の仲の悪化に繋がってしまうと思うと心配で……!」
絵里「どうやら深刻な悩みらしいということはわかったわ」
「天使様、どうか教えてください。どうしたらあなたのように……その立派な胸になれるのですか!」
絵里「え、私?」バルーン
「あなたのその豊満な胸を練習の時に毎日みて、きっといい母になれるのだろうなと思っていたのです」
絵里(最近妙な視線を感じると思ったら海未だったのね……むっつりすけべ……いや、ある意味真面目……)
絵里「教えてと言われてもねえ……」
絵里「私は気づいたらこんな成長しちゃったし」
「うぅ、やはり血ですか……」
絵里「嘘か本当かはわからないけれど大きくする方法ならいくつか聞いたことがあるわ」
「本当ですか!?」
絵里「胸を刺激する……つまり揉んだりするとか」
「揉めば良いのですね!では早速……」ヌギ
絵里「ちょ、やめなさい!///一応神聖な場所なんだから!」
「ぁ…すみません///」
貧乳がただのコンプレックスじゃなくて未来を見据えた心配事で草生える
絵里「……そこまでして大きくする必要があるのかしら。私はそのままでも十分魅力的だと思うし、子供を作ろうって話になってからでも遅くないと思うわ」
「遅いですよ。身体の成長なのですから、できることは早めにしておかないと」
絵里「ところがそうでもないのよ。女の人っていうのは妊娠して、子供を育てる準備ができると母乳が出て、赤ちゃんを育てるために体が変化していくの。つまりおっぱいも必然的に大きくなるのね」
絵里「だからきっと心配しなくても赤ちゃんができたら普通に育てられるわ」
「ですが、私の胸はこんなに小さいのです!子供が出来たせいで大きくなっても十分に大きくならなくて、結果満足に母乳を与えられなくなると思うと……」
絵里「もし赤ちゃんを寝かしつけられなくて、そのことでイライラしちゃう旦那さまがいるのなら、そんな人とは結婚しないようにしなさい」
絵里「あなたはとても素敵な人よ。素敵な女性は、必ず素敵な人と結ばれるはずだわ。だから、いつも海未と、海未との赤ちゃんを気にかけてくれる人を選んで結婚しなさい。いいわね?」
「……はい」
絵里「母乳を満足にあげられなくて、赤ちゃんの成長が気になっているのかもしれないけれど、それも大丈夫」
絵里「人間は理性で生きてるの。だから、幼い頃にずっと哺乳瓶でも、ミルクが要らなくなったあとにたっぷり愛情を注いであげればきっと家族円満に過ごせるはずよ」
「……ありがとうございました。あなたに相談して正解でした」
絵里「お役に立てたようでよかったわ♡」
「それではさようなら、エリチカエルさま」
絵里「……///」
ガチャ
絵里(普通に相談受けちゃったけど……海未の悩みって本当にそれだけなのかしら)
絵里(結婚すること前提に話をしてたし、夫婦間の仲をいやに気にしていたし……)
絵里(私に相談できないことなのかしら、もっと頼ってくれてもいいのに……)モヤモヤモヤ
ガチャ
海未「お待たせしました。帰りましょうか」
絵里「ねえ海未、あなた他に悩み事ないの?」
海未「??」
海未「そうですね、電車賃を忘れた先輩にはどう接すればいいのか、くらいでしょうか」
絵里「悪かったわよ……///」
海未(これで私の職業体験は終わりです)
海未(教会の司祭さまは、告解に来る人が増えたということで本格的に教会に従事してみないかという勧誘を受けましたが、信仰がありませんのでお断りさせていただきました)
海未(ですが、ここ数日の間に経験した他人の話を聞く。というお仕事はとても素晴らしいです)
海未(力になってあげられているのかは別にして、他人に話して、安堵する顔をみると私まで嬉しくなります)
海未(私も悩み事がないと言うわけではありませんが、他の方と比べるとほんの些細なことで……)
海未(他人の話を聞いて自分の悩みも無くなるのでしたら天職なのかもしれませんね)
海未「また、機会があればシスターになってみたいです」
海未(そんなことを思いながら、帰って自分の胸を揉んでみようと考えた園田海未でした)
おしまい
おつ
最初はどうなる事かと思ったけど完璧な安価捌きで凄くよかった
乙でした
人生とか人のあるべき姿とか普段からけっこう考えてらっしゃる方なのかなと
安価形式にしたのもぶっつけ本番で自分の中の観念を再確認しながら書くのに最適だったかな
時々こういうSSに出逢いたいものです
どうせまた北陸だろ
北陸は自分の人生とか考えてんのかな?
乙
別の職業か別のキャラの職業体験編もやってほしいな
シスター海未ちゃんええぞ
職業編2ネタで他にも書いてほしい
海未ちゃん別のアニメのOPでまだ見ぬわが子の母乳が足んないない、って歌ってたな