にこ「んー……なんか暇つぶしできることない?」
穂乃果「そんなのあったらとっくに提案してるよ」
にこ「そりゃそうよね……」
穂乃果「あー、なんかやることないかなー」
にこ「練習でもしたら?」
穂乃果「うーん、今はその気分じゃないなー」
にこ「リーダーが聞いて呆れるわね……」
穂乃果「てかにこちゃんこそ練習すれば良いじゃん」
にこ「パス。今日は気分じゃない」
穂乃果「穂乃果と一緒じゃん……部長が聞いて呆れるよ……」
にこ「人のセリフ取るんじゃないわよ」
穂乃果「取ってませんよーだ」
にこ「……この話やめましょうか」
穂乃果「……だね。てかさー、なんで二人なの?いつもの事だけど」
にこ「そりゃ、また二人して練習の予定間違えたんじゃないの」
穂乃果「リーダーと部長なんだけどね……」
にこ「あー、暇すぎて死ぬ。もう帰ろうかな」
穂乃果「えー、なんかもったいなくない?」
にこ「そこなのよねー……わざわざ来たんだから帰るのも面倒なのよね」
穂乃果「でも、これと言ってやることがない」
にこ「動画編集も落ち着いてるしねー」
穂乃果「ゲームでも持ってくれば良かったかな」
にこ「あんた学校にそんなもん持ち込むんじゃないわよ」
穂乃果「部室の棚私物化してる人に文句言われたくないなー」
にこ「こ……これは研究資料よ!」
穂乃果「とか言って観てる時研究も何もないでずっときゃーきゃー言ってるだけじゃん」
にこ「ぐ……い、いいじゃないの別に!ここは私の世界よ!」
穂乃果「開き直った!?」
にこ「まあそういうの許されるこの学校も相当緩いわよねー」
穂乃果「許されてるかどうか分からないけどね……生徒会長の絵里ちゃんがスルーしてるか」
にこ「そうそう、天下の生徒会長サマが何も言わないんだから気にしなくて良いのよ別に」
穂乃果「……結構苦しくない?」
にこ「……それは言わないで」
穂乃果「……ま、いっか。にしてもここも賑やかになったよね」
にこ「それこそ私のセリフでしょ。いきなり後輩6人も押しかけてきたんだから」
穂乃果「あの時はちょっと強引だったかもね」
にこ「……別に、もう気にしてないし」
穂乃果「あれ、ちょっと照れてる?」
にこ「うっさいバカ」
穂乃果「えー、酷くない?」
にこ「いいじゃない本当のことなんだから」
穂乃果「でもにこちゃんにバカって言われるのは心外だなあ」
にこ「お、まさかの喧嘩勃発?」
穂乃果「いくら先輩とはいえ負けないよー?」
にこ「てか私、あんたに先輩扱いされたことなんてあった?」
穂乃果「あー、そんなないかも」
にこ「おい」
穂乃果「まあまあ、それくらい親しみやすい先輩ってことでひとつ」
にこ「いや私部長よ!?もうちょい尊敬しなさいよ!」
穂乃果「部長っぽいことって殆どしてないじゃん」
にこ「う、否定出来ないのが悔しい……」
穂乃果「まあそんなこと言ったら穂乃果もリーダー感ないよね」
にこ「そうね」
穂乃果「いや即答って……」
にこ「いやその通りじゃない」
穂乃果「こっちも否定出来ない……」
にこ「……この話やめましょうか」
穂乃果「……そうだね」
にこ「んー……にしても本当に暇ねえ」
穂乃果「もうやっぱ外でちゃう?」
にこ「そうねー……やることないし」
穂乃果「あ、じゃあさ、このままどっか行かない?」
にこ「なに、デートのお誘い?」
穂乃果「ん、そんな感じで」
にこ「じゃあ可愛い後輩にエスコートしてもらおうかしら?」
穂乃果「任せてよ、先輩が大満足するようなプラン考えてるからさ」
にこ「なら楽しみにしようじゃないの」
穂乃果「じゃ、行こっか」
にこ「ええ、ようやく暇潰せそうね」
穂乃果「ふふっ、そうだね……手でも繋いじゃう?」
にこ「バカ言ってんじゃないわよ」
穂乃果「もーひどいなぁ」
にこ「まあまあ。どこ行こっか?」
穂乃果「とりあえず駅前行ってから決めようよ」
にこ「そうね。とりあえず」
穂乃果「うん、とりあえず」
これにておしまい
何もしない休日ってなんとなく損した気分になりますね
そんなテーマでした
ありがとうございました
ゆるいほのにこ好き
開き直った!?っていう穂乃果ちゃんのセリフ記憶に残ってるわ
久々のほのにこキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
乙