善子「んー?なに?」
ルビィ(今後の土曜日って空いてる?どこか行く予定とかある?)
ルビィ(違うかな… 夏祭り行くなら一緒に… いやこれもダメかな…)
ルビィ(あんなにいっぱい考えたのに…!)
ルビィ「今日は暑いね あはは」
善子「ん?そうね まぁ夏だものね…」
善子「ってヨハネ!あぁこの煉獄のような暑さ… さすがに地獄の住人たるこのヨハネにもこたえるわ…」
ルビィ「ぅゆ… そうだよね…」
ルビィ「でも善子ちゃんはいつもどおりだね」
善子「まぁ?堕天使たるヨハネは人間とは違うのよ これくらいなら問題ないわ」
ルビィ(さっきと言ってることが違うような…)
善子「それにしても貴女は少し顔が赤いわね 熱でもあるの?」
ルビィ「そんなことないよ!大丈夫!」
善子「そう?でも熱中症とかには気をつけなさいよ?」
ルビィ「うん!ありがとう 善子ちゃんは優しいね」
ルビィ「あーぁ 今日も誘えなかったな…」
ルビィ「今度の土曜日の夏祭り できれば善子ちゃんと行きたいなぁ」
ルビィ「そしたらそしたら!」
善子『ルビィ貴女はどれが欲しいの?』
ルビィ『えっとねー あのキーホルダーがいいなっ!』
善子『えっ あんな小さいのでいいの? もっとあっちの大きいぬいぐるみとか』
ルビィ『ううん あれがいい』
善子『そう なんか意外ね まぁ任せておきなさい』
パンッパンッ
善子『はい 取れたわよ』
ルビィ「とかとか〜」
ルビィ『かき氷あるよ!』
善子『そうね 私はいちごにしようかしら』
善子『やっぱり堕天使には真紅の果実がぴったりよね』
ルビィ『でも善子ちゃん いちごにもいくつか種類があるみたいだよ?』
善子『えっ!?そうなの?』
ルビィ『うん 上に乗ってるいちごの種類が選べるみたい』
善子『むむむ なんて本格的なの… これは迷いどころね…』
善子『やっぱりいちごといえばとちおとめ… 』
善子『でも食べなれた紅ほっぺのおいしさも捨てがたいわ…』
ルビィ『そしたらさ どっちもにしようよ それではんぶんこしよ?』
善子『なるほど!それはいい考えね!さすがリトルデーモン4号!』
善子『でもいいの?ルビィが食べたいものはないの?』
ルビィ『ううん ルビィもいちごにしようと思ってたから』
善子『そうなのね それならそうしましょう』
ルビィ『はい 善子ちゃん あーん』
善子『えぇ!? あ、あーんするの…?』
ルビィ『だってその方がいいよ?相手のやつにスプーンさしたらこぼれちゃうかもだし…』
善子『な…なるほど…』
ルビィ『はい あーん』
善子『あ、あーん…///』
ルビィ「とかいって!間接キスだよ!」キャー
コンコン ガチャ
ダイヤ「ルビィ うるさいですわよ」
ダイヤ「明日も練習があるのですしもう寝なさいな」
ルビィ「ぅゅ… ごめんなさい ぉねぃちゃぁ もう寝るね」
ダイヤ「それがいいですわ おやすみなさい ルビィ」
ルビィ「うん おやすみなさい」
ガチャ
ルビィ「そろそろ寝ないと」
ルビィ「明日こそ善子ちゃんを誘わなきゃ!」ガンバルビィ
ルビィ「善子ちゃん善子ちゃん」
善子「ヨハネ!それでどうしたの?」
ルビィ「えっとね… どっ ど…」
善子「ど?」
ルビィ「ど、ドラキュラとかも悪魔の仲間なの…かな… なんちゃって…」
善子「? ドラキュラ? あれは全然違うわよ?」
善子「ドラキュラは実は実在するモデルがいると言われてるわ」
善子「若くてかわいい年頃の女性の生き血を浴びることで永遠の美を得ようと…」
ルビィ「そ、そうなんだね… あはは…」
善子「そうよ!だから悪魔や堕天使とは別ものよ!」
善子「でもその姿勢は評価できるわ!ルビィもリトルデーモンの自覚が出てきたのね!」
ルビィ「うん… そうなのかな…」
ルビィ(ルビィがなりたいのはきっと… リトルデーモンじゃなくて…)
ルビィ「あぁぁぁぁ… 今日もダメだったよぉ…」
ルビィ「善子ちゃんも善子ちゃんだよ!」
ルビィ「ドラキュラのこと急に聞いたら普通疑問に思うよね?違うことが言いたかったんだもん!」
ルビィ「はぁ… って善子ちゃんのせいにしてもダメだよね…」
ルビィ「ルビィもしっかりしないと…」
ルビィ「でもなんで善子ちゃんをお祭りに誘うだけでこんなにドキドキしてうまく話せなくなっちゃうんだろ」
ルビィ「はぁ… お祭りに誘うのってこんなに難しかったっけ…」
ルビィ「善子ちゃん…」
ルビィ「こんなに善子ちゃんのことを考えて」
ルビィ「でも善子ちゃんの前だとドキドキしちゃって…」
ルビィ「善子ちゃんめ…」
ルビィ「ルビィがこんなに善子ちゃんのことでドキドキしちゃってるのに…」
ルビィ「このドキドキはなんなんだろう…」
ルビィ「ねえ… 教えてよ… 善子ちゃん…」
善子「ルビィ!」
ルビィ「…(善子ちゃんをどうやったら誘えるのかな…)」
善子「ルビィ!」
ルビィ「…(やっぱり素直に土曜日空いてるか聞くのがいいかな…)」
ルビィ「…(それともそれとなくお祭りの話題にするとか)」
善子「ねぇ ちょっとルビィってば!」
ルビィ「ぴぎぃっ! あ、善子ちゃん びっくりしたぁ」
善子「ヨハネよ… どうしたの?かなり上の空だったみたいだけど」
善子「やっぱり暑いから熱中症にでもなったんじゃない?」
ルビィ「え!いやそんなことないよ!元気元気!」
善子「ホントに?少し顔も赤いみたいだけど?」
ルビィ「ううん 全然大丈夫」
ルビィ(むしろ暑さより善子ちゃんのせいだと思う…)
ルビィ(顔がすっごい近いし…)
ルビィ(心配そうにルビィを見つめる瞳に吸い込まれそうになっちゃう)
善子「そう?無理しない方がいいわよ?」
善子「ほら、私の飲みかけだけどお茶でも飲みなさい」
ルビィ「え!ううん!大丈夫!」
善子「そう?水分の不足は良くないわよ?」
ルビィ「ありがとう善子ちゃん! でもルビィは元気だから!」
ルビィ「元気全開でいでいでいだから!」
善子「そ、そうなのね」
ルビィ「うゆ!心配してくれてありがとね」
善子「いいのよ リトルデーモンの体調管理も主人たる堕天使ヨハネの役目だもの」
ルビィ(あっ やっぱりもらっておけばよかったかな…)
ルビィ(そしたら間接キス…///)
ルビィ(あわわ…///)
ルビィ(でも特別な関係ってそんなこともしちゃうのかなぁ)
ルビィ(腕を組んだり… キス…しちゃったり…!?)
ルビィ(きゃー///)
善子「ちょっ ルビィ!?」
善子「どうしたのよ? 顔もっと赤くなってるわよ?」
善子「大丈夫じゃないんじゃ…」
ルビィ「だ!大丈夫…」
ルビィ「じゃないよ!善子ちゃんのせいだもん…」
善子「え!?そうなの?」
善子「私なにかしたかしら…」オロオロ
ルビィ「あっ 今のなし!今のなし!」
善子「なし?」
ルビィ「なしなし!」
善子「そうなの?変なルビィ…」
ルビィ(変なのは…全部…)
ルビィ「善子ちゃん!あのさ!」
終わルビィ
保守支援ありがとうございました
途中であったように
RED GEM WINK
をイメージして書いてみました
歌詞がここら辺で切れてる印象なのでこの先とかは
ご想像におまかせするか、未熟な私でよければ今度また書いてみようと思います
初めてSS書ききれてうれしいです
ありがとうございました
RED GEM WINKはマジでよしルビソング
乙乙。よしルビいいぞ
乙です!いい雰囲気でした
このまま終わってもいい余韻ですが思いついたら続きもまた読んでみたいです
おつおつ
ここから!ってとこで終わりなのね
今はまだ恋に恋してる感じが強いルビィちゃんだけどいつか本気で善子ちゃんに惚れてしまうんだろうなぁ
RED GEM WINKがよしルビは超わかる!
『陽射しのウィンクが背中押してる』は応援してくれてる花丸ちゃんのことかなって妄想してた