あなた「またなんか色んな発明品がごちゃごちゃ置いてあるね〜」
璃奈「うーん、年末に断捨離した気がしたんだけど夢だったのかな……?」カチャカチャ
あなた「あー、夢の中でやって現実でもやった気になるのたまにあるよね〜」
あなた「それにしてもたくさんだぁ。過去に何個か遊ばせてもらったけどまだ見ぬものがこんなにもあったなんて……」スッ
あなた「これとか一体なんのスイッチなんだろ?あはは、発情したりするのかな?」
璃奈「あ!待ってそれは────
ポチ
璃奈「あっ……!!」
あなた「え?」
あなた「璃奈ちゃん?どうしたの……?」
璃奈「だ、だめ!近付かないで!」
あなた「え、え……?」
璃奈「私がまだ私を保てているうちに、早く私から離れて……」
あなた「そ、そんなこと言われても……今私が押したスイッチってなんだったのか教えてもらわないと……」
璃奈「……あなたが押したのは『好感度反転スイッチ』」
あなた「好感度反転スイッチ?」
璃奈「うん」
璃奈「説明するまでもなく、そのままの意味。押したものに対する好感度が反転される」
あなた「えっ……」
あなた「あ!で、でももう一度押せば……!」
璃奈「そんなことはできない」
あなた「」
璃奈「でも効果は永続ではない。元には戻る」
あなた「な、なんだ……脅かさないでよ〜」
璃奈「ただ、明確な時間はわからない。だからなんとか耐えてほしい」
璃奈「……っ」クラ
あなた「璃奈ちゃん!?」
璃奈「だめ、私は目の前にいたからなんとか少しの間自我を保てたけど……もう限界がきてる。このままじゃあなたに酷いことが……」
璃奈「はやくここから出ていって!」
あなた「え、え……?(こんな慌ててる璃奈ちゃん初めて……ここは言う通りにしよう)」
タタタ
ガチャン
璃奈(うぅ……耐えて、お願い────)バタン
……
あなた「はぁ……どうしよう」
あなた(璃奈ちゃんがあそこまで言うってことはそんなにまずい発明だったのかな……?)
あなた「ん?あそこにいるのは……」
歩夢「それでね、その時サスケってば鼠5匹一気に丸呑みしてね」ニコニコ
かすみ「えぇ〜ほんとですかぁ〜」ニコニコ
あなた「おーい!歩夢ちゃん!かすみちゃん!」タタタ
歩夢「……」
かすみ「……」
あなた「へ……?(ど、どうしたの二人とも……楽しそうには会話してたのに急に無表情になって……)」
あなた「ふた…
歩夢「嘘じゃないよ!も〜!それならかすみちゃんうちに見に来る?」テクテク
かすみ「もちろん行きますよ!あ!お土産のコッペパン作らないとですね」テクテク
あなた「え、え……?」
あなたちゃん虐めても面白くないから侑ちゃんにしないか?
一度押すと全てに適用されるのか
危なすぎるスイッチ
あなた「あ、歩夢ちゃん!かすみちゃん!」
かすみ「っなんなんですか!?人が楽しくおしゃべりしてる時に!」
あなた「え、あ、いやそれは……ごめん」
あなた「だけど無視はちょっと傷付くから」
かすみ「はぁ?なんであなたのせいで私たちが会話中断しないといけないんですかぁ?」
あなた「」
かすみ「機嫌がいいから無視で済ませようと思ったけどこうなったら……
歩夢「かすみちゃん」
歩夢「もう行こ?……これ以上ここでこの人と関わってるとこ他人に見られて誤解されたくないし」
あなた「は……へ……?あ、歩夢ちゃん……?」
歩夢「……名前で呼ばないでよ、気持ち悪い」ボソ
かすみ「……それもそうですね。貴重な歩夢先輩との時間無駄にしたくありませんし」
ガシッ
かすみ「それじゃあ歩夢先輩♪行きましょ〜♡」(腕組み)
歩夢「か、かすみちゃん!恥ずかしいよ〜///」
スタスタスタ
あなた「……」ポツ-ン
あなた(夢だ……これは多分タチの悪い夢なんだ……)
翌日
あなた「ん……んん……」
あなた「ん……?」パチ
時計『8:12』
あなた「おわぁ!?」ガバッ
あなた「や、やばいよ!遅刻しちゃうって!」ドタバタ
あなた「も〜!歩夢ちゃんなんで起こしに来てくれなかったの〜!」
あなた(しかも今はお母さんも家にいないし朝ごはん何もないよ〜!もう今日は抜きで行かないと間に合わない!)
ドタドタ
ガチャ
あなた「いってきまーす!」タタタ
……
ザワザワ
アハハ
ガラ!
あなた「おはようみんな!」
シ-ン
あなた「あ、あれ……?(なんか盛り上がってたような気がしたけど気のせいかな……?)」
あなた(とにかく間に合ってよかったよ〜遅刻はしたくなかったし)テクテク
>>15
むしろランジュが一番当たりキツいのでは? ダンガンロンパで似たようなの見たなーこういう系はギスギス感がたまらん
>>20
押したものに対するだから、歩夢とかすみ間の好感度には影響ないんじゃ あなた「あれ?私の席は……?」キョロキョロ
ヒソヒソ
クスクス
あなた「?ねえ誰か私の席知らない?」
シ-ン
あなた「ちょ、ちょっと〜」
ガララ
先生「どうしたんですか?」
あなた「あ、先生。それが私の席がなくて……」
先生「なら席なしでいいじゃないですか」
あなた「え」
先生「それでは授業始めますよ。みなさん譜面を
あなた(お、おかしい。こんなのって……)
タタタタ
ガチャ
あなた「璃奈ちゃん!」
璃奈「……」
テクテク
あなた「璃奈ちゃん、あの発明品のことなんだけど……」
璃奈「来ないで」
あなた「え」
璃奈「話しかけないで、嫌い」
あなた「」
あなた「」
あなた「……はっ!?」
あなた(今意識が飛んでた……え……?今璃奈ちゃんなんて言った……?)
あなた(嫌い……って……誰彼構わず好き好き言ってるあの璃奈ちゃんが……?)
あなた(しかもボードなしでも伝わる私への敵意……)
あなた(あの発明品……こんなにも強烈なものだったなんて……)
あなた「り、璃奈ちゃん!話を聞いて!今私は璃奈ちゃんの作った発明の影響で……
璃奈「……意味がわからない。被害妄想も甚だしい。私の名前を口にしないで」
あなた「」
あなた(だ、だめだ……まるで相手にしてくれない。というか璃奈ちゃんにこんな棘のあること言われると本気で心が壊れそう……)
あなた(で、でも璃奈ちゃんにしか頼れないしなんとか取り繕って……)
ガラ
愛「ちぃーす!りなりー!お昼いこー」
>>誰彼構わず好き好き言ってるあの璃奈ちゃんが……?
さらっとエグい事言ってて笑った
逆に言えば普段はクラスみんなに好かれてるのか
よかったなあなたちゃん
璃奈「愛さん」
愛「ん?どったのりなりー……ってあれ?」
あなた「あ、愛ちゃん……」
璃奈「私に付き纏ってくるの」
愛「あー……」
テクテク
あなた「ち、違うの愛ちゃん!私は……」
ポン
愛「やー、ごめんね〜?りなりー愛さんが先に約束してたからさ〜」ニコ
あなた「え……?」
愛「君には悪いんだけど今日はアタシにりなりー譲ってね」
愛「ほーら。りなりーいこ!」ギュ
璃奈「あっ……う、うん」
テクテク
あなた「……行っちゃった」
あなた(愛ちゃんはいつもと変わらなかったな……どういうことなんだろ?)
あなた(もしかして全員に効果があるわけじゃないってことなのかな……?)
あなた「……って、そうだ!璃奈ちゃん!結局何も話せなかったじゃん!」
あなた(今追いかけても……いや、愛ちゃんもいるし璃奈ちゃん一人の時にまた行くしかないか……)
あなた「……お昼食べよ」
テクテク
……
璃奈「あむっ……」モニュモグ
愛「どう?りなりー」
璃奈「美味しい。好き」
愛「えへへ〜!よかった〜」
愛「……」スッスッ
璃奈「?どうしたの?」
愛「ううん、ちょっち友達と連絡してただけ!」
璃奈「愛さん、友達がたくさん。羨ましい」
愛「も〜何言ってるの〜!りなりーにはアタシや同好会のみんなもいるんだから!」ワシャワシャ
愛「……ま、でも」
愛「ほんと、愛さん友達がたくさんいてよかったなって思ってるよ」
テクテク
ガッ
あなた「わっ!」フラッ
バタン
あなた「いてて……(何に躓いたんだろ……)」
クスクス
あなた「えっ……?」
キョロキョロ
あなた「……?」
テクテク
ドン!
あなた「わっ!」フラ
ドテン
「っち……どこみてるの?」
あなた「ぶ、ぶつかってきたのはそっちじゃ……」
「は?なに?」
「みんなー?今この子からぶつかってきたよねー?」
ウンウン
イイガカリジャ-ン
あなた「な……え……?」
「謝ってよ」
あなた「え……」
「え?じゃないでしょ、あんたからぶつかってきたんじゃない」
あなた「だから私は!」
アヤマレヨ
アヤマレ
アヤマレ
あなた「ちょ……」
ア-ヤマレ、ア-ヤマレ
あなた「っ……」
あなた「ごめん……なさい……」
「……は?」
「なにそれ?謝る気あるの?」
あなた「……?」
「誠意が感じられないって言ってんの!」
ソ-ダソ-ダ
チャントヤッテヨ
一般通行生徒A「なになに?なんかやってるの?」
一般通行生徒B「あの子がなんかやったみたいだよ。ほら例の、同好会の」
一般通行生徒C「あー、あのウザいやつか〜。私前に部長会の時しつこくされて本当だるかったんだよね〜」
ザワザワ
「あーあ、人増えてきちゃったよ。ほら、早くしてよ」
あなた「は、早くってなにを……」
「鈍いなあ……土下座だよ、土下座」
ワビロワビロワビロ-!
ド-ゲザ!ド-ゲ-ザ!
あなた「な……!それは……」
「は?できないの?あんたが悪いのに」
一般通行生徒A「うわー、最低じゃん」
B「性格わる〜」
ザワザワ
あなた「っ……」
スッ
あなた「ごめん……なさい……」orz
「ちっ……最初からやれよな」
あなた「……」プルプル
ダサッ
サイテ-
ププッ
あなた(なんで……こんなこと……野次馬も集まってきてこんなに沢山の人に囲まれて……)
栞子「すみません、生徒会です。この人集りは一体なんですか?」
あなた(!栞子ちゃん……)
「あ、会長じゃーん。別にー?ただこの子が謝りたいって言うからさー」
あなた「ち、ちが!」バッ
「は?何勝手に立ってるの?」
あなた「聞いて栞子ちゃん!私は何もしてないの!この子が
栞子「……みなさん、人集りで通行の妨げにならないようにだけ気をつけてくださいね」
「はーい」
栞子「それでは」
テクテク
あなた「ぁ……栞子……ちゃん……」
大げさに言えば世界中の人間から嫌われるようなもんだな
関わってない他人は無関心のままかもしれんが
親とかどうすんの?歩夢並に娘のこと愛してたらころされるんじゃないの
実際いつもどおりと言われて違和感ないのがヤバい所である
エマ「……」
あなた(!エマさん……!)
あなた「エマさ────
エマ「!」
エマ「……」フイ
スタスタ
あなた「あっ……」
あなた(露骨に顔を逸らして行ってしまった……)
あなた「うう……」
ジジジ
りなりーが「耐えて」って言ったのがよく分かる
自殺モンだろこれ…
いっそあなたちゃんが取り返しのつかない状況になったあとにスイッチの効果が切れてみんなに絶望して欲しい
放課後
あなた(あの後も何度も廊下でいろんな子に足を引っ掛けやれたり、教室に戻ってもノートが隠されてたりで心休めることはできなかった……)
あなた(……)
あなた「っ!だめだためだ!落ち込んでちゃ!これは機械の影響なんだから気にする必要なんてない!」
あなた「事情をちゃんと説明すればみんなわかってくれるはずだよ!」
あなた「それに今日は大事な全体練習の日だし部長の私がいないと!」
ガチャ
あなた「みん────
バシャァッ
あなた「……え……」
果林「……ふふ、ほ、ほんとうに掛かったわね……」プルプル
彼方「間抜けってレベルじゃないよねぇ……寝てるんじゃないの〜」
かすみ「ふふん、かすみんの細工が天才的に上手だからですよ!」
璃奈「ただバケツ上につけただけなのに?」
かすみ「結構大変なの!」
あなた「え……あ……」
あなた「……え?」
彼方「はぁ……もうちょっと面白い反応できないのかな?私たちを少しでも楽しませようって気はないの?」
未登場はせつ菜ランジュミアか
せつ菜が救う展開になるのかランジュが活躍するのか
あなたアンチのお前らが逆にあなた信者になるのか胸熱だな
愛「まーまーカナちゃん!そんなこと言ったってしょうがないよ〜」
愛「愛さん的には結構面白かったし!歩夢はどうだったー?」
歩夢「……」
愛「?」
愛「おーい、歩夢ー!」
歩夢「ごめん愛ちゃん、ちょっといまソシャゲの手が離せないの」スッスッ
愛「あ!ごめんね〜!別に大したことじゃないから気にしないでいいよ!」
あなた「……」
あなた(……こんなの、夢だ)
あなた(みんながこんなこと、するはず、言うはずないんだ……)
ガチャ
せつ菜「こんにちは!!!」ペカ-
せつ菜「あ……」フッ
せつ菜「……」サッ
あなた(私を見た瞬間太陽のような笑みを消し目を逸らした。正直に言ってめちゃくちゃ精神的にダメージを受けました)
かすみ「せつ菜先輩遅いですよ〜かすみんの渾身の罠が作動する瞬間見逃しちゃいましたね」
せつ菜「残念です。栞子さんのお手伝いをしていて……」
栞子「はぁ……かすみさん。いたずらは構いませんがこれでは部室が水浸しになってしまうではありませんか」
かすみ「う……」
エマ「大丈夫だよ栞子ちゃん。ちゃんと本人が責任持って拭いてくれるから」
エマ「ね?」
あなた「え……」
エマ「……え、じゃないよね?あなたのせいで部室が汚れちゃったんだもん。あなたが拭かないと」
あなた「いや、かすみちゃ……
エマ「……Cagna」ボソッ
Jesus Christ...