栞子「このままでは、しずくさんに所謂チョロい人だと思われてしまいます」
栞子「別に翻弄されるのが嫌だと言うわけではありませんが、翻弄されっぱなしなのはやはり悔しいです」
栞子「なので、今日はわたしがしずくさんを翻弄したいと思います」
栞子「…」
栞子「そうですね、しずくさんにはよくドキッとさせられているので」
栞子「今日はわたしがしずくさんをドキドキさせましょう」
栞子「…」
栞子「どうやってドキドキさせればいいのでしょう…」
栞子「…そうです この前しずくさんから読ませていただいた本に、手を握られるとドキッとすると書いてありました」
栞子「確かにわたしも手を握られるとドキッとしてしまいます」
栞子「これならしずくさんもドキドキさせられるはずです!」
栞子「早速作戦を開始します!」
栞子「しずくさん、いますか?」
しずく「どうしたの?わざわざ教室まで」
栞子「…」ソッ
しずく「!?」
栞子「…」ニギニギ
しずく「…」
栞子「…」ニギニギニギニギ
しずく「…」
しずく(すごい手をにぎにぎしてくる…)
栞子「…」ニギニギニギニギ
しずく「あの、栞子さん?」
栞子「…」ニギニギニギニギ
しずく「栞子さん?」
栞子「………っ///」パッ
スタスタ
しずく「ええ…」
しずく(…栞子さんの手、温かかったなぁ)
しずく「栞子ちゃん……衆人環視でオチンチン握るのやめよ?」
栞子「うああああああ!///」
栞子「は、恥ずかしかった…」
栞子「しずくさんの手、柔らかくてすべすべで…」
栞子「って!どうしてわたしがドキドキしてるんですか!」
栞子「作戦失敗です…」
栞子「うう……歩夢さん助けてください…」スタスタ
歩夢「ドキッとするシチュエーション?」
栞子「はい」
歩夢「どうしてそんなこと聞くの?」
栞子「理由は…聞かないでください」
歩夢「…わかった」
栞子「ありがとうございます それで、歩夢さんはどんなシチュエーションでドキッとするのですか?」
歩夢「そうだなぁ やっぱり、抱きしめられるとドキッとしちゃうなぁ」
栞子「抱きしめられる…」
歩夢「うん 体も密着するわけだし」
栞子「それは…確かにドキッとしますね」
歩夢「でしょ?」
栞子「はい …しかし、自分で聞いておいてなんですがハードルが…」
歩夢「う〜ん じゃあ、あ〜んってしてあげるとか」
栞子「…」
歩夢「…それもハードル高いかな」
栞子「が、頑張ってみます…」
歩夢「うん!」
栞子「貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました」
歩夢「気にしないで!よくわからないけど、頑張ってね♪」
栞子「はい!」
栞子「…」スタスタ
栞子(抱きしめるか、あーんってするか…)
栞子(まだ後者の方がやれそうです…いえ、やらなければいけないのです!)
栞子(協力してくれた歩夢さんのため、そしてしずくさんに一矢報いるため!!)
栞子「燃えてきました!!!」
………
購買
栞子「これお願いします」
ピッ
かすみ「ん、しお子じゃん〜」
栞子「かすみさん かすみさんも買い物ですか?」
かすみ「お昼ご飯足りなくてね〜」
栞子「あまり食べすぎてはいけませんよ?」
かすみ「わかってますー そういうしお子は何買ったの?」チラッ
かすみ「…ぶふっ!」
栞子「なぜ笑うのです?」
かすみ「ぷ、プリン…っ!ぷくくっ!!」
栞子「…」
かすみ「し、しお子がプリンって!」ゲラゲラ
栞子「かすみさん?」ニッコリ
かすみ「ひいっ!?じゃ、じゃあまた放課後ね〜」スタコラ
栞子「あっ!…まったく」
──────────
栞子「しずくさん」
しずく「また来たの?」
栞子「はい」
ザワザワ
「見て、また戻ってきたよ生徒会長」
「さっき桜坂さんの手をずっと握ってたよ」
「付き合ってるのかなぁ」
しずく「…」ドキドキ
栞子「?」
しずく(栞子さんは聞こえてないのかな…)
しずく「…それで、今度はどうしたの?」
栞子「プリンを買ってきました」
しずく「プリン?どうして?」
栞子「しずくさんへのプレゼントです」
しずく「わたし何かしたっけ」
栞子「まあまあいいじゃないですか」
しずく「う、うん」
栞子「しずくさんがこの前美味しそうに食べていたメロンプリンです」スッ
しずく「わあ!これまた食べたいって思ってたんだよね〜!さすが栞子さん!」
栞子「ふふっ」
しずく「じゃあいただくねっ」
栞子「あ、待ってください!」
しずく「どうしたの?」
栞子「あ、いや……あの……」
しずく「栞子さん?」
栞子「…」ペリペリ
栞子「…」スッ
しずく「栞子さんも食べるの?」
栞子「ち、違います……その……あ、あ〜ん///」スッ
しずく「!?///」
ザワザワ
しずく「し、栞子さん!?」
栞子「…は、早く食べてください!は、恥ずかしいので…///」
しずく「う、うん…はむっ…」モニュモニュ
しずく「ん〜!!美味しい〜♪」
栞子「よ、よかったです」ドキドキ
「ねえ、今の見た?!」
「しずくちゃんにあーんってしてたよね!?」
「やっぱりあの2人付き合ってるんじゃ…」
しずく「…///」モニュモニュ
あなぽむゆうぽむ前提のしおぽむ前提のしおしずとかいう謎カプ
嫌いじゃない
Σjミイ˶˘ ᴗ ˘˶リᶘイ^⇁^ナ川
栞子の顔文字向かい合うから良いな
一見関係性薄そうだけど実はどっちも良家の子女だし普通に可能性あるんだよね
栞子「…はい」スッ
しずく「え、一口だけじゃないの?」
栞子「もちろんです」
しずく「う、うん…はむっ」モニュモニュ
栞子「…」
しずく「美味しい〜♡」
栞子「…」
栞子(…スイーツを食べて笑顔のしずくさんはやっぱり可愛いですね…)ドキドキ
しずく「あー」
栞子(しっかりしてるのに、こういう時は無邪気になるしずくさん…)ドキドキ
しずく「栞子さんー」
栞子(これがしずくさんの魅力なのでしょうか…)ドキドキ
しずく「栞子さん!」
栞子「は、はい!?」
しずく「次の一口は?」
栞子「あ、すみません…」
しずく「食べさせてくれるんでしょ?」
栞子「はい!」
しずく「ふふ、あーん」
栞子「あ〜ん…///」スッ
しずく「あむっ…3口目も美味しい!」
栞子「ふふ♪」
………
しずく「ごちそうさまでした」
栞子「いえいえ」
しずく「プリン美味しかったよ〜 なんで買って来てくれたのかわからないけど」
栞子「それはまあ…日頃のお礼ということで」
しずく「うん…?…今度お返しするね」
栞子「楽しみに待ってます!…ではわたしはこれで」スタスタ
しずく「あ、うん またね」
ザワザワ
「ねえ、やばくない?」
「うん プリン1個まるまる食べさせてたよ」
「しずくちゃんも嬉しそうだったし」
「やっぱり2人って付き合ってるのかな」
ザワザワ
しずく(…ほんとだよぉおお!!///)
しずく(栞子さんなんだったの!?)
しずく(いきなりプリン買って来たと思いきや、今度はあーんしてあげるって…)
しずく(プリンが美味しいおかげで何とか平常心でいられたけど、すごいドキドキしたんだからね!?)
………
栞子「…ふぅ」
栞子「しずくさん、喜んでくれてましたね」
栞子「わざわざプリンを買った甲斐がありました」
栞子「あ〜んをするのは恥ずかしかったですが…///」
栞子「しかし、しずくさんは本当に可愛らしい方ですね」
栞子「時折見せる無邪気な笑顔が本当に素敵です」
栞子「所謂ギャップというものなのですかね」
栞子「ドキドキしてしまいます…」
栞子「…」
栞子「あれ?」
栞子「…」
栞子「なんでわたしがドキドキしているのですか!」
栞子「作戦はしずくさんをドキドキさせるものであったはずです!」
栞子「これではただわたしがドキドキしながらしずくさんにプリンをあ〜んしていただけです!」
栞子「作戦失敗じゃないですか!!」
栞子「ですが、これ以上どうしたら…」
栞子「うう…」
──────
歩夢「そうだなぁ やっぱり、抱きしめられるとドキッとしちゃうなぁ」
──────
栞子「…」
栞子「……」
栞子「…もうこれしかありません…!!」
栞子「わたしにはハードルが高すぎますが、しずくさんをドキドキさせるにはもうこれしか残ってないのです…」
栞子「恥ずかしすぎますが、これならさすがのしずくさんだってドキッとしてくれるはずです…!!」
栞子「やるしかないんです!!」
栞子「わたしだってしずくさんに翻弄されるだけの女ではないのだと!!」
栞子「しずくさんに知らしめる必要があるのです!!!」
栞子「…三船栞子の意地を見せてあげましょう!」
………
教室
しずく「はぁ…」
しずく(栞子さん、どうしちゃったんだろう…)
ザワザワ
「桜坂さんがため息ついてる」
「三船さんが帰っちゃったからかな」
しずく(ち、違うし!)
「放課後までまだ時間あるし、寂しいのかな」
「あんなに熱々だからね〜」
しずく(だから違うもん!!)
ガララッ
しずく「!」
栞子「…」スタスタ
ザワザワ
「…戻ってきた」
「今日3回目の登場だよ」
「生徒会長もしずくちゃんに会えなくて寂しいのかな」
ザワザワ
しずく「…」
栞子「…」
しずく「…」
栞子「…」
しずく「…えっと、栞子さん?」
栞子「…」
しずく「今度はなにかな…?」
栞子「…立ってくれませんか?」
しずく「え?」
3回も会いに来て手にぎにぎしてあーんしてハグしてたらそれはもう誰がどう見ても付き合ってるとしか思えないよね
しずく「…」スッ
栞子「…ありがとうございます」
しずく「う、うん」
栞子「…」
しずく「…」
栞子(…さ、さすがに向き合って抱きしめるのは恥ずかしいですね……///)
しずく「栞子さん?」
栞子「……後ろを向いてもらってもいいですか?」
しずく「え?」
栞子「お願いします」
しずく「うん…」クルッ
ザワザワ
「今度は何が始まるんだろう」
「しずくちゃんを後ろ向きに立ち上がらせたけど」
「目が離せないよ…」
ザワザワ
しずく「…」
栞子「…」
しずく(あのー、栞子さん?)
栞子「っ…」
栞子(向き合って抱きしめるのは恥ずかしいからと後ろ向きになってもらいましたが)
栞子(それでも恥ずかしいです…!)
栞子(…しかし、このまましずくさんを待たせるのは…)
栞子(それに、わたしはやると決めたじゃないですか!!)
栞子(ここで踏み出せなければ三船の名が泣きます!!)
栞子(やるのです!しずくさんをドキドキさせるために!!)
ギュッ
しずく「!?」
ザワザワ
「こ、これは…!」
「まさかの!!」
しずく(あすなろ抱き!?///)
栞子「…」ギュウッ
しずく(し、ししししし、栞子さん!!??///)ドキドキ
栞子(しずくさん…温かいです…)ギュッ
しずく「っ…///」ドキドキドキドキ
ザワザワ
「うわぁ…///」
「見てるこっちもドキドキしちゃうよ…」
「きっとしずくちゃんはもっとドキドキしてるんだろうね…」
ザワザワ
しずく「/////」ドキドキドキドキ
しずく(栞子さんは何を考えてるの!?…教室で、しかも周りに人がいっぱいいるのに…こんな…っ///)ドキドキ
栞子(しずくさん、なんだかいい匂いもします…///)ギュウッ
しずく(うう…///)ドキドキ
ドキドキ
しずく(!!…し、栞子さんの心音が……あう…余計にドキドキしちゃうよ…///)ドキドキドキドキ
栞子(しずくさん…///)ギューーー
しずく(心臓破裂しそう…/////)ドキドキドキドキドキドキ
………
栞子「………もう限界です…!!!///」パッ
しずく「っ…///」
栞子「はぁ…はぁ…///」
しずく「…///」ドキドキ
栞子(ここまでやれば…ここまでやればしずくさんもドキドキしたでしょう!!)
栞子(わたしの勝ちです!!今日わたしは、しずくさんを翻弄したのです!!)
栞子(ふふふ…ふふふふふ!!満足しました!!!休み時間も終わりそうなのでそろそろ教室に戻りましょう!)
栞子「…で、ではわたしはこれで」スタスタ
しずく「え…」
しずく「……」
ザワザワ
「あー…ドキドキしたぁ」
「2人の熱がこっちにも伝わってきたよ…」
「でもさ、あれだけ抱きついといてその後何もせずに帰っちゃうってちょっとひどくない?」
「確かに…桜坂さん寂しそう…」
ザワザワ
しずく(…はぁ!?べ、別に寂しくないし!!)
しずく(…でもみんなの言う通りだよ!やりたい放題やって!)
しずく(練習の時怒ってやるんだから!!)
しずく(もう!!!)
………
栞子「ふふ!今頃しずくさんはドキドキしっぱなしでしょう!!」
栞子「わたしだってやれば出来るんです!!」
栞子「これで何とか一矢報いることが出来ました!!!」
栞子「…」
栞子「…あれ?」
栞子「後ろ向きじゃ顔が見えなくてドキドキしてるかわからないじゃないですか!!!」
栞子「…」
栞子「…」スタスタスタスタ
ガララッ
しずく「!?」
ザワザワ
「戻ってきた…!」
「え、続きするの!?」
「もうキスくらいしかないよ!?」
「教室の中だよ!?」
「目が離せない展開になってきた…」
「三船さん、どうするんだろう…」
ザワザワ
栞子「…」スタスタ
しずく(な、なんで戻ってきたのぉおお!?)
自分の考えに夢中で栞子ちゃんだけ周囲の声が聞こえてないんだろうな
栞子「…」
しずく「…」
栞子「…」
しずく(なんか言ってよ!)
栞子「…すぅ……ふぅ…」
しずく(!)
栞子「…」スタスタ
しずく(な、何するつもり…?!///)
栞子「…」
ダキッ
しずく「!!!?」
ザワザワ
「まさかの2度目のハグ!!!」
「今度は向かい合ってのハグだよ!!」
「あすなろ抱きからの普通のハグ…隙を見せない2段構え…」
「さすが生徒会長…!!」
ザワザワ
しずく(!!?????!!!!??///)ドキドキドキドキ
栞子「…///」ギュ
しずく(な、ななななななな、なんなの!?///)
しずく(なんで!?さっきも抱きしめてきたじゃん!!)
しずく(本当になんなの!!?///)
栞子(あ…さっきよりしずくさんの柔らかさが伝わってきて…もっと体を寄せ合いたくなってしまいます…///)ギュウッ
しずく「!?」
栞子「しずくさん…///」ギューーー
しずく「あ…///」
しずく(だ、だめ…そんなに強く抱き締められたら…栞子さんに身を任せたくなっちゃう…///)ギュッ
栞子「!?」
しずく(栞子さん…///)ギュッ
栞子「…!!!!!!/////」ドキドキドキドキドキドキドキドキ
しずく(もっと…もっと栞子さんを感じたい…///)ギュウッ
栞子「…」ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
栞子「………うあああああああああ!!!!!//////」バッ
しずく「…!」
栞子「ああ…ああああああああ!!!!!/////」
しずく「ちょ、栞子さん!?」
ザワザワ
「え、逃げようとしてるよ」
「ここまでして!?」
しずく「……」スタスタ
「あ、しずくちゃんが生徒会長を追いかけてる!」
「さすがの桜坂さんも怒りに行くんじゃ…」
ザワザワ
しずく「待って!!!」グイッ
栞子「!?」グラッ
しずく「……んっ!!」
チュ
栞子「!!!???????!!!?///」
ザワッ
しずく「…っは……」
栞子「し、ししし、しずくさん!?///」
しずく「……あのねえ!!」
栞子「!」ビクッ
しずく「ここ教室だからね!?」
栞子「!」
しずく「しかも普通に人いっぱいいるからね!?気付いてないの!?」
栞子「!!」
しずく「もう、ほんっとうになんなの!!」
しずく「いきなり教室に来たかと思えば手をにぎにぎして出て行って」
しずく「また戻ってきたかと思えばプリンをあーんってしてきて、またいなくなって!」
栞子「それは…」
しずく「それで?!またまた戻って来て後ろから抱きついてきて!!出て行って戻ってきて!!」
しずく「今度は正面から抱きついて来たんだよ!?ここ教室だよ!?みんないるんだよ!!?何考えてるの!!!??」
栞子「すみません…」
しずく「…はぁ 続きは練習前にするから」
栞子「続き…?」
しずく「説教の続き!!!」
栞子「そんな…」
しずく「当たり前でしょ!!」
栞子「はい…」
しずく「わかったら、早く教室に帰って!!」グイグイ
栞子「わ、わかりましたから!!」
しずく「ふん!」
ガララッ
バタンッ
栞子「…」
栞子「ドキドキさせるどころか、怒られてしまいました…」シュン
しずく「まったく…本当に何考えてるんだか…!」スタスタ
ザワザワ
「…すごい怒られてたね…」
「そりゃそうだよ…だってわたしたちが見てる中であんな事してたんだし…」
しずく(その通りだよ!あんなの怒られて当然だから!!)
「…でも、しずくちゃんキスしてなかった?」
しずく「!?」
「してたね…生徒会長の袖を引っ張って、ぶっちゅーって」
「うんうん」
しずく(嘘…も、もしかして無意識に……!?///)
しずく「…」
しずく「……〜〜〜〜〜っ//////」
しずく「あああああああ!!!!/////」スタスタスタスタ
ガララッ
バタンッ
シーン
しずく「はぁっ…はぁっ……///」
「しずくちゃんも出て行っちゃった…」
「もうお昼休み終わるのにね」
しずく(ど、どうしよう…っ!きょ、教室に戻れないよ…!!!)ドキドキ
「いや〜 しかし、いいもの見れたよね」
「確かに 恋愛ドラマ見てるような気分だった」
「すごいお似合いだったね」
しずく「!?」
「やっぱり付き合ってるでしょあの2人」
「ね 白昼堂々、教室でイチャついてるんだもん あれで付き合ってないなんて言わせないよ」
「それ」
しずく「……///」プルプル
しずく「だからそういうのじゃないんだってば〜〜〜〜!!!!!/////」ドキドキドキドキ
おまけ
放課後
栞子「…」スタスタ
しずく「…」スタスタ
栞子「あっ…」
しずく「あ…」
栞子「…」
しずく「…」
栞子「…あ、あの…」
しずく「…」
栞子「お昼はすみませんd」
しずく「大丈夫だよ」
栞子「!」
しずく「もう怒ってないから」
栞子「ですが…貴重なお昼休みの時間を…」
しずく「いいの」
栞子「はい…」
しずく「…けど、ひとつだけ聞きたいことがあるの」
栞子「聞きたいこと…」
しずく「お昼休みの栞子さんの行動の理由を聞かせて?」
栞子「!」
しずく「…」
栞子「…」
しずく「…」
栞子「…しずくさんを……」
しずく「うん」
栞子「しずくさんをドキドキさせたかったからです」
しずく「……え?」
しずく「ど、どうして?!」
栞子「いつもしずくさんにドキドキさせられてるからです!!///」
しずく「!」
栞子「ですので…わたしだってたまにはしずくさんを……って理由です…」
栞子(作戦は失敗に終わってしまいましたが…)
しずく「そっか」
栞子「はい…」
しずく「…作戦、大成功だね」
栞子「え?」
栞子「ど、どういう意味ですか?」
しずく「え?逆になんでわからないの?」
栞子「す、すみません…」
しずく「…はぁ」
栞子「うう…」
しずく「……ドキドキしたよ」
栞子「え?」
しずく「お昼休み、栞子さんがわたしのところに来た時からずっと……ドキドキしてたよ…//」
栞子「っ…///」
しずく「積極的な栞子さん、すごくかっこよかった//」ニコッ
栞子「うっ…///」ドキッ
しずく「…ふふっ///」ドキドキ
栞子「うう…///」
栞子(やっぱりしずくさんには敵いません…///)ドキドキ
ええぞ
>>67
まえかお「これ!だきしゅきホールドだよね!?」 今はまだ効かないが
しおしずはいつかコロナにも効くようになる
大変よかった乙
最近は可能性感じるしおしずSS増えてきたな