◎正当な理由による書き込みの削除について: 生島英之とみられる方へ:
歩夢(大学2年)「あ、スマホ落としちゃっ……」栞子(大学1年)「はい、どうぞ」歩夢「あ、ありがとうございます」 ->画像>3枚
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・1
歩夢(わぁ……すごい美人)
栞子「どうされました?」
歩夢「あ、ご、ごめんなさい。なんでもないです」
栞子「?」
歩夢「拾ってくれてありがとうございます」
栞子「いえ。傷とか付いてませんか?」
歩夢「はい、大丈夫です」
栞子「良かったです。では、失礼します」
スタスタスタ
歩夢「……」
歩夢「……あんなに綺麗な人、この大学にいたんだ……どこの学部の人かな」
歩夢「……」
歩夢「あ、次の講義始まっちゃう」
歩夢「急がないと……」タタッ
歩夢「……」ポケー
愛「わっ」
歩夢「きゃあ!」
愛(大学生2年)「ボーッとしてんね」
歩夢「愛ちゃんかぁ……びっくりさせないでよ」
愛「通りかかったらビックリさせられ待ちみたいな顔してるからさ」
歩夢「そんな顔してません。講義は?」
愛「今日はもう終わりー。今からバイト行ってくんね」
歩夢「うん、分かった。じゃあご飯は先に食べてるね」
愛「おっけー」
歩夢「あ、愛ちゃん」
愛「なにー?」クルッ
歩夢「愛ちゃんの学部にすっごい美人な子いない?」
愛「すっごい美人な子……?」
歩夢「うん。美人でスタイルも良くてすっごい美人」
愛「なんにも分からない……」
歩夢「愛ちゃんの知り合いにいない?」
愛「美人な子はいるけど……歩夢がそんなに言うほどってなると……いや分かんないよ」
歩夢「そっかぁ」
愛「なに、どうしたん?面食いになったの?」
歩夢「違うよ。さっきね、スマホ落としちゃった時に拾ってもらったの」
愛「へぇ」
歩夢「ちゃんとお礼したいなって。あともう一回会ってじっくりお顔を見てみたい」
愛「見てみたいって」
歩夢「見てみたいの」
愛「そんな強く見つめられても愛さん困っちゃうよ……っとと、バイト遅れちゃう。じゃね」
歩夢「あっ」
歩夢「……うーん……」
ー次の日ー
歩夢「……」ポケー
歩夢(気になってあんまり寝れなかった……)
歩夢(一体どこの学部の子なんだろ)
歩夢(同じなら絶対見逃してないはずだし……見たことないってことは違う学年なのかなぁ)
歩夢(それともそもそも別の大学の子だったり……)
歩夢(もしくは大学生じゃなかったり……?)
歩夢(分かんないや。とにかくもう一回……)
歩夢「……っとと。教室ここだった」
歩夢「知らない顔ばっかだ」
歩夢(そりゃそっか。だって1年の時に落とした必修の再履修だし)
歩夢(同じ授業受けるって面倒だなぁ……)
歩夢「……自業自得だけど……」
歩夢「……」キョロキョロ
歩夢(……前の方しか空いてない……)
歩夢(まぁいっか……)
歩夢「よいしょ……」
「あ」
歩夢「ん?」
栞子「……また、お会いしましたね」
歩夢「……あ!」
シーン
歩夢「……あ」
歩夢(はず……おっきな声出ちゃった)
栞子「ふふ、すみません。驚かせてしまって」
歩夢「あ、いや……」
歩夢(……はっず……)
ー講義終了後ー
歩夢「1年生……だったんですね。うちの学部の」
栞子「はい。三船栞子と申します」
歩夢(き、綺麗……記憶より3倍美人だ……鼻筋が通ってておめめパッチリで髪サラサラで、手足が長くて身長も……)
栞子「あの、どうかされました?」
歩夢「あ、いや、その……な、なんでもないです。えっと……私、上原歩夢です。三船さんにその……お礼を言いたいと思いまして」
栞子「お礼……?この間のことですか?」
歩夢「はい。スマホを拾っていただいてありがとうございます」
栞子「そんな、改めてお礼を頂くほどのことではありませんよ。たまたま後ろを歩いていただけです」
歩夢「いえ、私鈍臭いからそのまま気づかなかったかもしれないので。ありがとうございます」
栞子「そう、ですか?そんな風には見えませんが……」
歩夢「あります!一昨日クッキー作った時なんて、お砂糖とお塩間違えちゃったんですから。それくらいうっかりしてるんです!だから……」
栞子「……えっと……」
歩夢「はっ……!ごめんなさい、私何を言って……」
栞子「……ふふっ。上原さんはなんだか見てて癒されますね」
歩夢「い、癒され……?」
栞子「お菓子作りをされるんですか?」
歩夢「あ、え、はい。クッキーとかケーキとかそんなに難しくないものですけど……」
栞子「私紅茶が趣味なんです。色んな種類の紅茶を集めて飲むのが。もし上原さんが宜しければ……ティータイムでもどうですか?」
歩夢「……!」
歩夢(え、え、こんな美人からお誘い!?い、いいのかな。これ明日雷が脳天に落ちたり、隕石が頭の上に落ちてきたりしちゃうくらいでバランス取られたりしないよね??)
歩夢(どど、どうしよう。こんなべっぴんさんと2人きりなんて……)
歩夢(……緊張でお腹痛くなってきた)
栞子「……あの、上原さん?」
歩夢「へ!?」
栞子「ご都合、悪かったですか?それならばまた……」
歩夢「そんなことないです!!いつでも24時間365日1分1秒暇です!」
歩夢(やばやば、テンパリすぎて何言ってるのかわかんない)
栞子「そ、そうですか。それは良かったです。では……今週末の土曜、どうでしょう」
歩夢「は、はい。大丈夫です」
歩夢(三船さん、引いちゃってる……?)
栞子「では今週の土曜に。楽しみにしてます」ニコッ
歩夢「いっ」
歩夢(笑顔〜〜!めっちゃ可愛い!!八重歯!!八重歯あるんだ三船さん!!可愛い過ぎ!!)
歩夢「……よろしくお願いします……」
歩夢(私声ヤバい……こんな変な声出たんだ……)
栞子「あの、上原さん」
歩夢「は、はひ?」
栞子「敬語、ではなくてもいいです。私の方が歳下なんですから」
歩夢「あ、え、そ、そ?」
栞子「どうぞ気軽に話してください」
歩夢「わ、分かり……うん、分かった」
栞子「ふふ。ではまた」
歩夢「……また……」
歩夢「……」ポケー
愛「ただいまー」
愛「つっかれたー。今日も忙しか……うん?」
歩夢「……」モグモグモグ
愛「歩夢?」
歩夢「……あ、愛ちゃん。おかえり」
愛「歩夢、何してんの?」
歩夢「え?……ご飯食べてるけど」
愛「……YouTuberでも始めた?」
歩夢「え?何言って……」
歩夢「……なにこれ……」
愛「アタシが聞きたいよ」
歩夢「……なんで私コッペパンににんにくチューブつけて食べてるの?」
愛「だからアタシが聞きたいって……くさっ」
歩夢(三船さん……美人で可愛かったなぁ……)
歩夢(あーもう三船さんのことしか考えられない……これって恋?)
歩夢「これが……恋……はぁ……」
愛「臭いって!!早く歯磨いてブレスケア食べて!!」
・1 終わり
凄く良い
続きが気になる
大学生栞子ちゃんロングヘアーになってるんだろうか
・2
歩夢「……」ポケー
歩夢(明日……明日は三船さんと……)
歩夢(……楽しみすぎる……)
「……む!」
歩夢(三船さんってどんな私服なんだろ……いや、大学生は元々私服だった……)
「……ゆむ!」
歩夢(三船さんと三船さんの八重歯を明日は独り占め……えへへ……)
愛「歩夢!!」
歩夢「わっ!」
愛「オーブン!!煙出てる!!」
歩夢「え?わっ!!」
愛「早く止めて!!換気扇回して窓全開にして!!」
歩夢「きゃあああ!!私のクッキーがぁああ!!!」
歩夢「……というわけでして……」ショボーン
栞子「な、なるほど……」
歩夢「せっかくの三船さんのお誘いなのに……お店のお菓子でごめんなさい……」
栞子「気にしないでください。誰にだって失敗はありますよ。それに、ここのお店のクッキー、私大好きなので」ニコッ
歩夢「」ズキューン
歩夢「……三船さんは本当にいい子だね……」ポロポロ
栞子「う、上原さん!?なぜ泣いているのですか!?」
栞子「少し面白いお紅茶を用意したんです」
歩夢「わぁ……綺麗な青色……」
栞子「マロウブルーと言います。歩夢さん、レモンティーはお好きですか?」
歩夢「うん」
栞子「では失礼して……」ポタッ
歩夢「わっ!すごーい!ピンクになった!」
栞子「少しマイナーな葉ですが、見ても飲んでも楽しめる綺麗で面白いお紅茶なんです」
歩夢「飲んでもいい?」
栞子「はい。どうぞ召し上がってださい」
歩夢「……」ズズッ
歩夢「……美味しい!」
栞子「良かったです」
歩夢「……凄いね、三船さん……こんな素敵な趣味があるなんて……」
栞子「そんなことありませんよ。友人に勧められて、興味を持っただけです」
歩夢「いやいや、そんなに美人なのにこんな綺麗な趣味まであって……」
栞子「び、美人?」
歩夢「あ」
歩夢(思わず本音が……ど、どうしよう)
歩夢(……まぁいっか……事実だし……)
歩夢「……」ジッ
栞子「……あの……」
歩夢「へ?」
栞子「……急に静かになられると……その……」カァァ
歩夢「かんわいい」
栞子「え?」
歩夢「あ、いやその……なんでもないです」
歩夢(可愛すぎる……可愛すぎてやばいかも……)
歩夢(私が)
歩夢(……話題変えよ……)
歩夢「そ、それにしてもいきなりお家にお邪魔してよかったの?」
栞子「むしろ大歓迎です。私からお誘いしたんですから。ご足労頂きありがとうございます」
歩夢「そんな畏まらなくても……一人暮らしなの?」
栞子「いえ、友人と同居してます。今は仕事で不在ですが」
歩夢「そうなんだ、私も友達とルームシェアしてるんだ」
栞子「へぇ……意外な共通点ですね」
歩夢「確かに、珍しいかも」
栞子「……あの、上原さん」
歩夢「うん?」
栞子「入学したばかりというのもあるんですが……私、昔から友人を作るのがどうにも得意ではなく……」
栞子「大学生活、実は少々不安だったんです。なので……えっと、せっかくお近付きになれたので……」
栞子「歩夢さん、とお呼びしてもいいですか?」
歩夢「」キューンキューン
歩夢「もち、ろん!」ズイッ
栞子「わっ」
歩夢「むしろ呼んでくれるの?ご褒美でしかないんだけど」
栞子「ご、ご褒美?」
歩夢「私も栞子ちゃんって呼んでもいい?」ズイズイッ
栞子「ち、ちか……」
歩夢「いい?」ズイッ
栞子「……!」
栞子「……ぷっ」
栞子「あははっ。顔が近いですよ、歩夢さん」
歩夢「あ……ごめんね、つい……」
栞子「歩夢さんは面白い方ですね。……もちろん、私のことは気軽に呼んでいただいて構いません」
歩夢「う、うんっ。よろしくね、栞子ちゃん」
栞子「はい。よろしくお願いします、歩夢さん」
ーーー
歩夢「それでね、それでね、栞子ちゃんが……」
愛「うんうん」
愛(帰ってからずっとシオリコちゃんの話してる……)
歩夢「今度一緒にお菓子作る約束したの!」
愛「へぇー良かったじゃん」
歩夢「うん!楽しみだなぁ」
愛「……」
歩夢「?なぁに?」
愛「いやぁ、歩夢が楽しそうでよかったなぁって」
歩夢「そーつ?えへへ」
愛「めっちゃニヤけるじゃん」
歩夢「だってぇ、可愛いんだもん」
愛「そんなにかぁ。今度愛さんにも紹介してよ」
歩夢「……あげないよ?」
愛「別に歩夢のものじゃないでしょ……」
歩夢「あげないもん!」
愛「わ、分かったから……」
歩夢「まぁでも、特別に?愛ちゃんなら紹介してあげてもいいかなぁ」
愛「お母さんなの?」
歩夢「えへへ」
愛(……まぁいっか。歩夢が楽しそうならなんでも)
歩夢「あ、私明日バイト最後までだから遅くなるね」
愛「ん、おっけー」
歩夢「愛ちゃんは?」
愛「休みー。ご飯先食べとくよ」
歩夢「うん」
「ただいま」
栞子「おかえりなさい。今日は早かったですね」
しずく(19歳)「うん。早めに撮影が終わったの」
栞子「そうですか。お風呂湧いてます」
しずく「ありがとう。……あれ?ティーセットが……誰か来てたの?」
栞子「はい。この間知り合った、同じ大学の方です」
しずく「お友達?」
栞子「ええ。2年生の先輩なんですけど」
しずく「へぇ……良かった、安心した」
栞子「安心?」
しずく「栞子さんにお友達ができて」
栞子「……しずくさん……」
しずく「ふふっ、冗談だよ。今度私にも紹介してくれる?」
栞子「はい、是非」
栞子(……大学生活、楽しみになってきました)
・2 終わり
え、マジで最高なんですが
ドキドキしながら読んでる
歩夢の方がベタ惚れなしおぽむは珍しい
続きが楽しみだ
・3
ー歩夢と愛の家の最寄り駅ー
栞子「……」キョロキョロ
「しおりこちゃーん!」
栞子「あ」
歩夢「こっちこっち」
栞子「歩夢さん」
歩夢「こんにちは」
栞子「こんにちは。お待たせしました」
歩夢「ううん。まだ約束の時間の15分前だよ」
栞子「もう少し早めに着くつもりだったのですが……少し電車が遅延してまして」
歩夢「ふふっ、栞子ちゃんはキッチリしてるね。行こうか」
栞子「はい」
栞子「お家、近いんですか?」
歩夢「歩いて15分くらいかな。その割には家賃安くてスーパーとかコンビニもあって便利なんだ」
栞子「なるほど。都内では珍しいですね」
歩夢「うん。穴場なんだ〜愛ちゃんと一緒に見つけたんだ」
栞子「愛ちゃん?」
歩夢「同居人。高校の同級生で、同じ大学だよ。学部は違うけど」
栞子「そうでしたか。ぜひご挨拶させてください」
歩夢「あ、今日愛ちゃんは出かけてていないの」
栞子「そうですか。ではまたの機会に」
歩夢「……栞子ちゃんは本当にしっかりしてるね」
栞子「そ、そんなことありませんよ」
歩夢「そんなことあるよー。私よりちゃんとしてる」
栞子「実家が少し厳しくて。育った環境のせいです」
歩夢「へぇ……」
栞子「歩夢さんもきちんとされてると思いますけど……」
歩夢「そ、そうかな?」
栞子「はい。物腰柔らかくて、とても親しみやすいです」
歩夢「えへへ、ありがと」ニコッ
栞子(……可愛い……)
ドン
歩夢「きゃっ」
「ん?……あら、ごめんなさい」
歩夢「あ、す、すみません」
「余所見しちゃってて。怪我はない?」
歩夢「は、はい……」
歩夢(わぁ……すっごい綺麗なお姉さん……めっちゃスタイルいい……)
「良かった。失礼するわね」
歩夢「……はい……」
栞子「……お綺麗な方、でしたね」
歩夢「うん……」
歩夢「……はっ!」
ガバッ
栞子「わっ」
歩夢「栞子ちゃんの方が可愛いからね!!私は可愛い栞子ちゃんが大好きだから!!浮気とかじゃないから!」
栞子「あ、歩夢さん?」
歩夢「今のお姉さんはボンキュッボンだったけど、栞子ちゃんはスラッとしてて背筋がピンと伸びてて」
栞子「歩夢さん、声が……!周りの方々が見てます!」
歩夢「八重歯がチャームで髪もサラサラで……」
栞子「歩夢さーん!!」
ーーー
ーあいぽむ宅ー
歩夢「ごめんね……あんな大衆の面前で私ったら……」
栞子「いえ、少し恥ずかしかったですが……嬉しかったです。ありがとうございます」
歩夢「私、栞子ちゃんのことになると周りが見えなくなるの……」
栞子「そ、そうなんですか。なんというか……反応に困りますね……」
歩夢「正直に言うと、栞子ちゃんが可愛くてたまりません」ナデナデ
栞子「ええと……」
歩夢「はぁ……」ナデナデ
栞子(話を変えましょう……このままではいけない気がします……)
栞子「歩夢さん。早速お菓子作りを教えて貰ってもいいですか?」
歩夢「あ、うん!そうだね!キッチンに行こう!」
栞子「はいっ」
ー
歩夢「今日はクッキーを焼きます」
栞子「はい」
歩夢「色々作るけど、一番得意なのはクッキーなんだ。シンプルでそんなに難しくないし、色んな味が楽しめるから」
栞子「確かに、一口にクッキーと言っても色んな種類がありますね」
歩夢「まずは材料を用意します。薄力粉と卵と……あれ?」
栞子「どうしました?」
歩夢「……卵……ない……なんで?今朝まであったはずなのに……」
ピロン♪
歩夢「ん?」
愛:今思い出したけど、今朝寝坊して慌てて牛乳とる時に卵落として全部割っちゃった☆
歩夢「へ?」
愛:今日スーパーでセールやってっから新しいの買っといて〜♡んじゃ!
歩夢「……今日の愛ちゃんのご飯は白飯にカラシかな」
栞子「あ、歩夢さん?」
歩夢「ごめん!卵切れちゃってるみたいだから買ってくるね!」
栞子「今からですか?」
歩夢「うん!すぐ帰るからちょっとだけ待っててくれる?」
栞子「分かりました。慌てなくていいので気をつけて行ってらっしゃい」
歩夢「ありがとー!ごめんね!」タタッ
ーーー
歩夢「んもう!愛ちゃんったら!なんでもっと早く言ってくれないの!」タタタッ
歩夢「早くしないと栞子ちゃんとの楽しい時間が無くなっちゃうじゃん!」タタタッ
ドン!
歩夢「わぷっ!」
「きゃあっ!」
歩夢「おとと……わっ、ごめんなさい!大丈夫ですか?」
「はい、平気です……あら?」
歩夢「あ」
「あなたは……さっきの?」
歩夢「駅でぶつかったお姉さん……?」
果林(大学3年生)「二回も同じ人とぶつかるなんて、すごい偶然。大丈夫?怪我はない?さっきより強くぶつかっちゃったけど」
歩夢「だ、大丈夫です。ごめんなさい、また私……」
果林「いいのよ。随分慌ててたけど、急ぎの用だったかしら」
歩夢「あ、いえ、そういうわけじゃ……スーパーにお買い物に行くところだったんです」
果林「あら、そうなの。この辺りに住んでるの?」
歩夢「は、はい」
歩夢(話してるだけなのにすごいオーラ……緊張する……)
果林「そういえば、さっき一緒にいた子は?」
歩夢「私の家でお留守番してもらってます」
果林「へぇ、仲良いのね」
歩夢「そう、ですね。あの……」
果林「なぁに?」
歩夢「お姉さんも、この辺りに住んでるんですか?」
果林「ああ、いや、そういう訳じゃないんだけど……ちょっとだけ、お尋ねしてもいいかしら」
歩夢「はい?」
果林「マップのここに行きたいんだけど、ちょっと分かりづらくて……」
歩夢「ええと……」
歩夢(あれ……?この場所って……)
歩夢「……多分、なんですけど……」
果林「分かったの?」
歩夢「……ええと……」
果林「?」
歩夢「お姉さんの、すぐ後ろの建物だと思い、ます」
果林「……え?」
歩夢「名前も……場所も、それで間違いないかと」
果林「……」
歩夢「……」
果林「……と」
果林「灯台もと暗しってやつ……ね」
歩夢(灯台自体が壊れてるんじゃ……)
果林「ありがと。助かったわ」
歩夢「いえ……」
果林「えっと、あなたお名前はなんて言うの?」
歩夢「上原歩夢、です」
果林「そう、かわいい名前ね」ナデナデ
歩夢「わわっ」
果林「私は朝香果林。これも何かの縁よ、LINE交換してくれない?今度お礼するわ」
歩夢「えっ、そんな大したことは……」
果林「いいからいいから。出会いは大切にするものよ」
歩夢「は、はい」
ピロンピロン
果林「うん、おっけーね。じゃ、また会いましょ歩夢」
歩夢「……はい……」
・3 終わり
エッッッッッッッッッッッッッッッッッッッな展開待ってる
・4
栞子「へぇ……先程の方にまた」
歩夢「うん。びっくりしちゃった」
栞子「連絡先も交換なんて、なんというか……すごい人ですね」
歩夢「オーラも凄かった。モデルだったりするのかな」
栞子「お名前はなんというのですか?」
歩夢「ええと……朝香果林さん」
栞子「朝香果林……耳にしたことがありますね」
歩夢「ほんと?」
栞子「ええ。確か……ああ、これです。見てください」
歩夢「これって、インスタ?……わっ、すごいフォロワー」
栞子「朝香果林。今私たちの世代でカリスマ的な存在のモデルですね。色んな雑誌で取上げられて、この間発売した写真集はここ最近で1番売れたとか」
歩夢「そ、そんなすごい人だったんだ……」
栞子「歳は……私の2つ上みたいです」
歩夢「え、私と1つしか変わらないの!?そんな風には全く見えなかった……」
栞子「大学は……東雲ですね」
歩夢「しかも学生なんだ……ええ、信じられない……」
栞子「最近は女優業やタレントにも活動の幅を広げているようで。まさに今をときめく時の人ですね」
歩夢「え、どうしよう。急に緊張でお腹痛くなってきた……」
栞子「今ですか……?」
歩夢「というか栞子ちゃん。よく知ってたね」
栞子「まぁ、話題になってますから」
歩夢「私が疎いだけかなぁ……栞子ちゃん、SNSとか興味無いタイプだと思ってた」
栞子「同居人の影響で少し勉強する機会がありまして。そのおかげで普段からよく見てるんです」
歩夢「へぇ……その一緒に住んでるお友達はなんの仕事してるの?」
栞子「ええと……そうですね。今度またうちに遊びに来てください。本人に会うのが手っ取り早いと思います」
歩夢「どういうこと?」
栞子「言葉そのまんまの意味ですよ。楽しみにしててください」
歩夢「??」
ガチャ
「ただいまー」
歩夢「あれ?もう帰ってきた」
栞子「ご友人ですか?」
歩夢「うん。一緒に住んでる……愛ちゃーん」
愛「なにー?……お、べっぴんさんがいる」
歩夢「栞子ちゃんだよ」
栞子「こんにちは、初めまして。三船栞子と申します。歩夢さんにはいつもお世話になっております」ペコリ
愛「これはどうもどうも。宮下愛です。よろしくねっ」
栞子「よろしくお願いします」
歩夢「早かったね」
愛「うん。なんかちょっと飽きてきちゃって。空気悪くするのもアレだし抜けてきちゃった」
歩夢「ふーん、そっか」
愛「それより……ふんふん。なるほどー君が栞子ちゃんね」ジロジロ
栞子「あ、あの……」
歩夢「ちょっと愛ちゃん。近いよ」
愛「いいじゃん減るもんじゃないし。ねー?しおってぃー」
栞子「し、しおってぃー?」
歩夢「また変なあだ名つけてる」
愛「いいじゃんいいじゃん」
歩夢「世の中いいじゃんじゃ済まされないこともあるんだよ」
愛「歩夢は口うるさいなぁ。嫌だった?」
栞子「いえ。私のことはなんとでも呼んでください。長い付き合いの友人の中にも私のことをあだ名で呼ぶ人がいますから」
愛「ほーら」
歩夢「……まぁ、栞子ちゃんがいいなら……」
愛「そーんなほっぺ膨らませないの。可愛い顔が台無しだよ〜?」ツンツン
歩夢「むぅ」
愛「アタシ着替えてくんね。そのいい匂いのクッキー愛さんの分も取っといてー」
歩夢「もう、愛ちゃんは……ごめんね?馴れ馴れしくて」
栞子「いえ、明るく接しやすい方ですね。少し羨ましいです」
歩夢「そう、だね。コミュ力お化けなんだ愛ちゃんは。昔から誰とでもすぐに仲良くなっちゃう」
栞子「ふふ、すごい方ですね。自慢のご友人なのでは?」
歩夢「……まぁ、ね」
栞子「ふふっ。お二人は仲がいいんですね」
歩夢「愛ちゃんにはナイショだよ?調子に乗っちゃうから」
栞子「はい、分かりました」ニコッ
ーー
しずく「ーーへぇ、楽しそうだね」
栞子「はい、とても楽しい時間でした」
しずく「今度私も会いたいな」
栞子「ああ、それなんですが……今度またうちにお招きするので、しずくさんも一緒にどうです?」
しずく「いいの?」
栞子「ええ。本当に素敵な方たちなので、しずくさんにもぜひ会って頂きたいです」
しずく「そういうことなら……うん!楽しみだなぁ」
栞子「次のオフの日はいつですか?」
しずく「ええと……来週の火曜と水曜、かな」
栞子「2日連続でオフなんて珍しいですね」
しずく「少しね、撮影が一段落したから」
栞子「分かりました。歩夢さん達にも聞いておきますね」
しずく「ありがとう」
ピロン♩
しずく「ん?」
果林:お疲れ様。しずくちや、来週の火曜日オフでしょ?ご飯でもどう?
しずく「ごめん、栞子さん。火曜は予定出来ちゃったから水曜でもいい?」
栞子「ええ、構いません。歩夢さん達にも水曜日で聞いておきます」
しずく「ありがと」
ーー
ピロン♩
歩夢「わっ、果林さんからLINEだ……」
歩夢「えっと……」
歩夢「……来週の火曜、ご飯でもどう?……え、ウソ」
歩夢「果林さんからご飯誘われちゃった……」
歩夢「……バイトは……休みだ……」
歩夢「行くしかないよね……」
歩夢「緊張してきた……お腹痛い……」
・4 終わり
本人見た方が早いってしずくも有名人っぽいから、果林さんと会うのに緊張しながら行ってその場にしずくもいたら歩夢緊張で食えなくなりそう
・5
ー居酒屋(愛のバイト先)
ガラーン
愛(……めっちゃ暇……)
愛(いくら週中とはいえ……こんなに暇なのは初めてかも)
愛「……」ポケー
「宮下さん」
愛「わ、店長」
「あはは、珍しくぼーっとしてたね」
愛「す、すみません」
「いいよいいよ、いつも頑張ってくれてるし。お客さんも全然来ないから、今日は上がっていいよ」
愛「え、いいんですか?」
「うん。たまには早く上がりたいでしょ」
愛「……それじゃあお言葉に甘えて……」
「はーい、お疲れ様」
愛「お疲れ様です」
愛「まだ22時……夜どうしようかな。歩夢もう食べちゃってるよね」
愛「まかない食べる前に出てきちゃったから……うーん、買って帰ろうかなぁ」
「愛せんぱーい」
愛「ん?」
かすみ(大学1年生・愛のバイト先の後輩)
愛「おー!かすかすー!」
かすみ「かすかすって呼ばないでくださいって!」
愛「たははーメンゴメンゴ」
かすみ「今日シフトじゃないんですか?なんでこの時間にこんなところに」
愛「暇だから店長が早めに上がらせてくれたんだ」
かすみ「へぇ、珍しいですね」
愛「そーだね。あんなに席空いてるの初めて見たよ。かすかすはなんでここに?」
かすみ「だからかすかすはやめてくださいって。サークルの帰りですよ」
愛「夜ご飯は?」
かすみ「コンビニで買って帰ろうかと」
愛「ちょうど良かった!」
ーー
愛「……」ズズズー
かすみ「……」ズズズー
愛「んーー!美味い!」
かすみ「まぁたしかに美味しいですけど……華の女子大生が二人で深夜にラーメンっていうのはどうかと……」
愛「いーじゃんたまにはさ。美味いんだし」
かすみ「愛先輩は相変わらず脳天気なんですからぁ。もっとかすみんを見習って可愛く生きましょうよ」
愛「アタシは可愛いより楽しく生きたいからさ。人生笑顔がモットー」ドバドバ
かすみ「ニンニク入れ過ぎですよ」
愛「明日休みだしね」
かすみ「ちゃんと帰りにブレスケア買ってくださいよ」
愛「ところで愛さんとチューしたくない?」
かすみ「するか!!!」
愛「ところでさー最近歩夢がさー」
かすみ「歩夢先輩がどうしたんですか?」
愛「大学の後輩にメロメロで」
かすみ「はい?え、歩夢先輩彼氏できたんですか?しかも歳下好きだったなんて……」
愛「違う違う。女の子だよ。歳下の友達」
かすみ「ああ、びっくりした……歩夢先輩が男にうつつ抜かしてたなんて事実があったらこの世の全てを信じられなくなるところでした」
愛「そこまで言う?まぁ、気持ちは分からなくもないけど……」
かすみ「で、どうしたんです?」
愛「その子のことがすっごくお気に入りみたいで。可愛い可愛い美人美人八重歯八重歯っていつも家で言ってんの」
かすみ「八重歯がチャームポイントなんですね、その子は」
愛「うん。で、実際ほんとに美人なんだけど。和風美人って感じ」
かすみ「ん、和風美人で八重歯……」
愛「どしたの」
かすみ「愛先輩と歩夢先輩って虹大(虹ヶ咲大学)ですよね?」
愛「うん」
かすみ「その美人の名前って分かります?」
愛「三船栞子ちゃんだよ」
かすみ「やっぱりしお子」
愛「しお子?え、かすかすしおってぃーのこと知ってんの?」
かすみ「しおってぃーって……ええ、高校の同級生ですよ」
愛「へぇー……世間って狭いね」
かすみ「ですね」
愛「ねね、しおってぃーのことでなんか1つ教えてよ」
かすみ「へ?なんで?」
愛「歩夢にマウント取りたい」
かすみ「えーくだらない……」
愛「ここのお代持つからさ」
かすみ「そーぅですねぇ。イケてる金髪超人ギャル美人の愛先輩に教えてあげるしお子の秘密はぁ」
愛「それ褒めてんの?」
かすみ「しお子、実はルームシェアしてるんですけどぉ」
愛「うんうん」
かすみ「その相手って言うのがぁ」
愛「うんうん」
しずく「かすみさん」
かすみ「なぁーんと、いま目の前にいる今月9主演の新進気鋭の若手女優!桜坂しずくなんです!……え?」
愛「……え?」
しずく「何、ラーメンいっぱいで人のプライベート話してるの?」
かすみ「……えっ」
愛「ウソ」
しずく「これは栞子さんに報告だね」
かすみ「ちょちょちょちょっとおおおお!!なななな、ななんでここにしず子がぁ!?」
しずく「仕事帰りによくここには寄るの」
愛「ほ、本物?」
しずく「お騒がせしてすみません。ただ、騒ぎになると面倒なので少しだけ静かにして貰えると……」
愛「は、はい……」
かすみ「……じゃあかすみんはこれで。愛先輩ごちそうさまでし」
しずく「待ちなさい」ガシッ
かすみ「うっ」
しずく「かすみさんには聞きたいことが沢山あります。私が食べ終わるまで大人しく座ってて」
かすみ「で、でもそれじゃあお店の迷惑に……」
しずく「大将、大丈夫ですか?」
「ああ、ゆっくりしてってくれ。人避けはしとくからよ」
しずく「……ですって」
かすみ「そんなぁ……」
しずく「座ってかすみさん」
かすみ「はいぃ……」ストン
愛(何この状況……)
・5 終わり
最新まで追いついた!
これはそれぞれの関係性が気になって面白いわ
この後関係がどう変わってくかとか気になるし、今一番楽しみにしてるまである
・6
しずく「全くかすみさんは……あれほど言っちゃいけないって口酸っぱくして言ってたのに」
かすみ「ごめんなさい……」
しずく「シュンとしてもダメだよ?反省の言葉なんていくらでも言えるんだから」
かすみ「だってだって」
しずく「だっても何も無いの!」
かすみ「はい……」
しずく「そもそもこの前のレポートも」
かすみ「そ、それはもう怒られたじゃん!しお子にもたっぷり!」
しずく「口答えしないの!」
かすみ「そんなぁ……」
愛(お母さんみたいだなぁ……テレビで見るのと全然違う……)
しずく「すみません、お見苦しいところを」
愛「え?ああ、全然大丈夫だよ」
しずく「それでその……あなたはかすみさんのご友人ですか?」
愛「かすかすと同じバイト先の宮下愛って言います!よろしくね」
しずく「桜坂しずくです。よろしくお願いします」ペコリ
愛「へぇ……随分テレビで見るのとはイメージが違うねぇ」
しずく「よく言われます」
愛「かすかすとは友達なの?」
しずく「はい。高校の同級生です」
愛「なるほどねー。かすかすの交友関係にこんなすごい人がいたとは」
しずく「あの、このことは……」
愛「だいじょぶ、誰にも言わないよ」
しずく「助かります」ペコリ
愛「凄くお行儀がいいね。家が厳しいの?」
しずく「……!ええ、まぁ……」
愛「そっかそっか。お箸の使い方とか姿勢とかとても綺麗で見てて気持ちいいよ」
しずく「ありがとうございます。その褒められ方は初めてかもしれません」
愛「そう?アタシ実家がもんじゃ屋でね。人の食べ方とかすぐ見ちゃうんだ。嫌だったらごめんね」
しずく「いえ。姿勢を褒められるのは嬉しいです」ニコッ
愛「いい子じゃん、かすかす。怒らせちゃダメだよ?」
かすみ「しず子すぐ怒るんですよー。愛先輩助けてください」
愛「今のはかすかすが悪いんだから。ほらちゃんと謝りな」
かすみ「そんなぁ、かすみんの味方はいないんですかー!」
愛「謝らないならラーメン代返してもらおうかな」
かすみ「ごめんなさい……」
しずく「はぁもう……宮下さんに免じて今日のところは許してあげます。次また喋ったら今度こそ栞子さんに報告するからね」
かすみ「そ、それだけは……」
しずく「分かった?」
かすみ「はいぃ……」
愛「あははっ、しおってぃーは起こるとそんなに怖いんだ」
かすみ「怖いなんてもんじゃないですよー!この間なんてレポートちょっと忘れてただけで八重歯が1メートルくらい伸びて文字通り鬼のような形相で」
愛「あははは!そりゃ怖い!」
しずく「かすみさん!」
かすみ「ひぃ!鬼がもう一体!」
愛「仲良いね2人とも」
しずかす「「どこがですか!」」
愛「あははは!!」
「650円」
しずく「丁度です」
「毎度。疲れたらまた来いよしずくちゃん」
しずく「はい、ありがとうございます。ご馳走様でした」
しずく「お待たせしました……かすみさんは?」
愛「御手洗行ったよ」
しずく「すみません、ご迷惑をおかけしました」
愛「ぜーんぜん。楽しかったよ」
しずく「かすみさんは普段どうですか?いい子なんですけど、時々ああやって調子に乗っちゃうところがあるので……」
愛「バイト先では重要戦力の1人として頑張ってるよ。すっごくよく動くしアタシもかすかすと同じシフトの時はスムーズで助かってるんだ。お客さんからの評判もいいし、店長からも頼られてて」
しずく「良かった」
愛「桜坂さんはしおってぃーと一緒に住んでるんだって?」
しずく「はい」
愛「お家、めちゃくちゃ整理整頓されてそうだね」
しずく「ふふ、そうですね。あまり私は家に居ないんですけど、栞子さんがきちんと管理してくれててとても助かってます」
愛「しおってぃーも桜坂さんも歳下なのにアタシよりしっかりしてんね。凄いなぁ」
しずく「宮下さんもしっかりされてると思いますよ。明るく朗らかでとても接しやすくて」
愛「そーお?照れるなぁ、ありがと」
しずく「あの、栞子さんとはどう言った経緯で?」
愛「アタシも友達と一緒に住んでるんだけど、その子がしおってぃーと同じ大学で仲良くなったんだ。その繋がりで」
しずく「なるほど……そう言えば最近栞子さんが一つ上の先輩と仲良くなったと楽しそうに話してました。その方だったんですね」
愛「いやー世間って狭いねぇ」
しずく「ふふっ、そうですね」
かすみ「お待たせしたしたー」
愛「待たされましたー」
かすみ「はいはい……じゃあかすみんは帰りますね」
しずく「私もこれで失礼します」
愛「うん、じゃあまた。遅いから気をつけてね」
しずく「あ、そうだ」
愛「うん?」
しずく「あの、宜しければ……また今度ゆっくりお食事でもどうですか?」
愛「おー是非!いいの?」
しずく「はい。宮下さんともっとお話したいので」
愛「うっれしい〜!んじゃあ、LINE交換しようよ!」
しずく「はい!」
ピロン♩
愛「うん!おっけー!」
しずく「ありがとうございます。では、また」
愛「ん!またね、しずく」
しずく「……!はい、愛さん」
愛「かすかすもー!またシフトの時ねー!」
かすみ「はぁい」
ーー
かすみ「どしたの、珍しいじゃん。自分からご飯誘うなんてさ」
しずく「すごくいい人だったから」
かすみ「はぁ、そうですか。しず子の考えてる事は相変わらずよく分かんないや」
しずく「信頼できるって思ったってことだよ。かすみさんだって愛さんのこと信頼してるから私のこと喋ったんでしょ?」
かすみ「そこまで分かってるなら怒んなくてもいいじゃん!」
しずく「それはそれ。別問題」
かすみ「なにそれー!」
ーー
テレビの中のしずく『私が殺した?馬鹿なこと言わないでください……あなたは本当に頭がおかしいようですね』
しずく『ふふ……そんな愚かな頭をしてる人はこの世の中生きてはいけませんよ……私が救済してあげましょう』
しずく『死という救済をね』
テレビの中の果林『そこまでよ』
しずく『な!あなたは!死んだはずでは!』
果林『残念だったわね。詰めが甘いわよ、狂気の連続殺人犯さん』
しずく『くっ……!』
歩夢「え、ここで終わっちゃうの?」
歩夢「続きが気になる……」
歩夢「今期の月9、面白いなぁ」
歩夢「ってか果林さんが出てきてびっくりした……ええ……果林さんって月9にも出てたんだ……」
歩夢「明日この人とご飯に……現実感が無さすぎるよ……」
歩夢「……愛ちゃんまだ帰ってこないよね……寝不足の顔晒す訳にはいかないから、もう寝ちゃお」
・6 終わり
ご飯行ったら果林だけじゃなくて犯人役もいるわけだからな
歩夢緊張でおかしくなりそう
はぇ~また気になる所で終わっちゃう
歩夢ちゃんの気分だ
このあいしずの関係性いいね
どう発展してくか楽しみ
・7
歩夢「こ、殺さないでください……」
しずく「殺しませんよ、安心してください」
果林「あはははは!」
歩夢「うう……そんな、聞いてませんよ……」
果林「ごめんなさいね、驚かせてしまって」
歩夢(果林さんがお友達連れてくるって言うから……まさかとは思ったけどあの売れっ子女優の桜坂しずくなんて……)
しすく「あの、自分で言うのもなんですが、緊張されなくても大丈夫ですよ。今日はお食事を楽しみに来ましたので」
果林「遠慮はいらないわ。たくさん食べてね」
歩夢「は、はい」
歩夢(味するかな……)
果林「改めて……私は朝香果林。東雲大学の3年席で、一応モデルを中心に色々やってるわ」
しずく「桜坂しずく、女優です。歳は19です」
歩夢「う、上原歩夢です。虹ヶ咲大学の2年生で19歳です」
果林「歩夢は虹大なのね。いい所よね」
歩夢「は、はい。東雲も……最近できたすごく広くて綺麗な大学ですよね」
しずく「虹大も東雲も友達が通ってます。大学生ってキラキラしてていいですよね。羨ましいです」
歩夢「桜坂さんは専業なんですか?」
しずく「はい。高校生の時から今の事務所に所属してて……あの、敬語じゃなくてもいいですよ」
歩夢「え?でも……」
しずく「私の方が歳下ですし、せっかくのこの機会なので。気軽に呼んでください、歩夢さん」
歩夢「……!う、うん。しずく……ちゃん?」
しずく「はい!」ニコッ
歩夢(か、可愛い……!)
果林「しずくちゃんとは今撮影してるドラマで一緒でね。歳も近いから仲良くなったの」
歩夢「あ、月9ですよね?私見てます」
しずく「ほんとですか?ありがとうございます!嬉しいです!」
歩夢「う、うん。毎回の展開が読めなくてハラハラしっぱなしだよ。果林さんとしずくちゃんの演技も凄くて、画面にのめり込んで見てる」
果林「嬉しいわねぇ。正直演技は不安だったけど、そう言ってくれるなら少し安心だわ。頑張ってよかった」
しずく「果林さんの演技、本当に凄いですよ。専業女優にも引けを全くとりません」
果林「しずくちゃんのお墨付きならちょっと自信もっちゃおうかしら。正直モデルとしてずっとやっていくのは限界があるから、先について考えてたのよ」
しずく「是非、女優の道へ」
歩夢(凄い話してる……なんか現実感が沸かないなぁ)
果林「歩夢は一人暮らしなの?」
歩夢「あ、いえ、友達と一緒に住んでて」
果林「それってこの間一緒にいた八重歯が可愛い美人の子?」
歩夢「あの子は学部の後輩なんです。一緒に住んでるのは高校からの同級生で。その子も一緒の大学なんですけど」
果林「へぇ……仲がいいのね。一緒に住んでるなんて」
歩夢「ええ、まぁ」
しずく「八重歯で美人……虹大。もしかして、その後輩って三船栞子さんですか?」
歩夢「え、知ってるの?」
しずく「はい。実は私も友達一緒に住んでるんですけど……その同居人が栞子さんです」
歩夢「えーーー!?うそ!!」
しずく「これはまた……あの、もしかして歩夢さんが一緒に住んでる方って、宮下愛さんですか?」
歩夢「愛ちゃんも知ってるの!?」
しずく「わぁ……!世間って本当に狭いですね」
ー事情説明中ー
歩夢「えーかすみちゃんまで……こんなことってあるんだ……」
しずく「びっくりしちゃいました」
歩夢「私も……なんか色んなこと一気に聞きすぎて頭混乱しそう」
果林「偶然って重なるもんねぇ」
歩夢「栞子ちゃんが会ったらわかるって言ってたのはそういうことだったんだ……」
しずく「その紹介の仕方はちょっと恥ずかしいかも……まぁ、でも栞子さんが仲良くなった方が歩夢さんだったなんて。私、ちょっと安心しました」
歩夢「え?」
しずく「こんな可愛らしくて、素敵な方なら栞子さんがあんなに嬉しそうに話すのも納得だなぁって」
歩夢「そ、それは……えー照れちゃうかも……」カァァ
歩夢(栞子ちゃん、私のことそんな風に……)
果林「ふふ、分かるわ。歩夢は本当に可愛いわね」ナデナデ
歩夢「わわっ」
しずく「はい、本当に」
歩夢「うぅ……」カァァ
歩夢(今日死んじゃうのかな……顔がめっちゃ熱い……)
ーー
果林「今日はありがと。また遊んでくれる?」
歩夢「は、はい。是非」
しずく「はい!すごく楽しかったです」
歩夢「あの、果林さんしずくちゃん」
果林「ん?」
しずく「はい」
歩夢「今度はその……愛ちゃんも連れてきていいですか?是非、皆で遊びたいです」
果林「ええ、もちろんよ。楽しみにしてるわね」
しずく「私も是非!栞子さんも誘って、皆で遊びましょう。そうなったら……かすみさんも誘ってあげようかな」
歩夢「そう、だね。かすみちゃんも一緒に」
果林「賑やかになりそうね」
歩夢「では、また。今日は本当にありがとうございました」
しずく「ありがとうございました。果林さん、また現場で」
果林「ええ、また。二人とも、気をつけてね」
果林「……」
果林「……ふふっ、なんだか一気に楽しくなってきたわね」
〜♩
果林「電話……あら?」
果林「もしもし?」
『もしも〜し』
果林「珍しいわね、どうしたの彼方」
彼方(20歳・大学3年生)『ふふ〜果林ちゃん元気かなぁって』
果林「テレビ見てくれれば分かると思うけど」
彼方『あははっ、そうだねぇ』
果林「それで、どうしたのよ。久しぶりにご飯でも行く?」
彼方『ん〜それもいいんだけどぉ。彼方ちゃん、ちょっと思いましてぇ』
果林「なぁに?」
彼方『エマちゃんがそろそろ帰ってくるでしょ?丁度この間仕事の人から貰った『スカーレット』と『ハルマエ』の合同ライブチケットが三枚あるんだぁ』
果林「あらあら、それはエマが飛び跳ねてる喜ぶやつじゃない」
彼方『でしょ?ライブで大声出した後に飲みに行く最高のやつやらなぁい?』
果林「いいわねぇ。大学生っぽい」
彼方『っぽいもなにも、実際に大学生なんだし。果林ちゃんもたまには息抜き必要でしょ?』
果林「……ふふ、あなたには相変わらず敵わないわ」
彼方『まぁねぇい。じゃ、また連絡するよぉ』
果林「はぁい」
ーー
愛「ほぇー!あの朝香果林が!」
歩夢「うん」
愛「んでもってしずくと……いやー改めて世間って狭いねぇ」
歩夢「ってか愛ちゃんってほんと誰とでも仲良くなるね……」
愛「そーお?歩夢も変わらないと思うけど」
歩夢「私愛ちゃんみたいなコミュ力お化けじゃないよ」
愛「だーれがお化けだ!」コチョコチョ
歩夢「きゃ!あははは!やめてよー!」
愛「ウリウリ……あっ、そうだ」
歩夢「はぁ、はぁ……な、なに?」
愛「さっき連絡あってさ。せっつー達がライブでこっち戻ってくるんだって」
歩夢「え、そうなの?」
愛「うん。ってかゆうゆから連絡来てないの?」
歩夢「来て……ないね。侑ちゃん、また忘れてるなぁ……」
愛「相変わらずだね、ゆうゆ。ってことで、ライブのお誘いが来てるわけですが」
歩夢「うん、いくいく」
愛「おっけー。2枚関係者席頼んどくね」
歩夢「ありがと。楽しみだなぁ、久しぶりの2人のライブ」
・7 終わり
そう言えばアニメの最後で果林さん演技の勉強が~とか言ってたな
メンバーが少しずつ集まってきて楽しみだ
ひょっとして侑ちゃんがいなかった世界線の話なのかなと思って読み続けてたから急に名前出てきてビックリした
この世界だとどういう立ち位置なのか気になりますねぇ
侑ちゃんやあなたちゃんいなくても面白かったな
いたらお互いに離れてるのが想像しにくいし
・8
ー都内の某喫茶店ー
かすみ「どーお思います?歩夢先輩!」
歩夢「あはは……」
栞子「歩夢さんを困らせないでくださいかすみさん」
かすみ「かすみんは今歩夢先輩と話してるの!鬼しお子は入ってこないで!」
栞子「なんですって?」
歩夢「まぁまぁ。二人とも落ち着いてください……」
栞子「かすみさんを甘やかさないでください歩夢さん。かすみさんの為になりませんから」
かすみ「ケチケチしなくてもいーじゃん!ちょーっとレポート手伝ってもらうくらい!」
栞子「ちょっとじゃないでしょう。前回も前々回も提出期限間際に泣きついてきたのはどこの誰ですか」
かすみ「だから今回は余裕を持って一週間前にやってるじゃん」
栞子「一人でやらなけらば意味がありません。レポートはやることを通して表題への理解を深めたり、新たな見聞を……」
かすみ「はいはいはいはい。先輩、まずここの部分なんですけどぉ」
栞子「かすみさん!」
かすみ「ひぃ!歩夢先輩助けて!」
歩夢「あは、は……まぁ、今回はちゃんとやる気があるみたいだし……ちょっとくらい手伝ってあげてもいいんじゃない?」
栞子「……歩夢さん」ジーッ
歩夢「うっ」
栞子「……」
歩夢「……」ドキドキ
栞子「……はぁ、歩夢さんは優し過ぎますよ。少し心配になってしまいます」
歩夢「褒められて……はないよね?」
栞子「まぁ、そこが歩夢さんのいい所でもありますが……」
歩夢「褒められた……?」
かすみ「なーんで歩夢先輩にはそんなに甘いのしお子」
栞子「普段の行いです」
かすみ「贔屓だ!」
栞子「いいですか、かすみさん。よく覚えておいてください。世間は誰にでも等しく対応してはくれませんよ。手を貸してほしいならそれ相応の振る舞いを行わなければなりません」
かすみ「うっ、そんなガチ説教しなくてもいいじゃん……」
歩夢「か、かすみちゃんは普段いい子だから!ね?ね?栞子ちゃん、そんなに怒らないであげて?」
栞子「……まぁ、今回は歩夢さんに免じてこの辺りで勘弁してあげましょう」
かすみ「ッシャ」ガッツポーズ
栞子「かすみさん?」
かすみ「ひっ、やりますやります」
ー
かすみ「うー……」カタカタカタ
栞子「なんとか形になってきましたね」
歩夢「良かった良かった」
かすみ「ドライアイになっちゃう……」
栞子「そんな心配いりませんから、手を動かしてください」
かすみ「はぁい……」カタカタカタ
栞子「そういえば、歩夢さん。先日しずくさんとお会いしたそうですね」
歩夢「あ、うん。っていうかびっくりしたよ。まさか栞子ちゃんと一緒に住んでるのが月9主演の女優さんだったなんて」
栞子「ふふ、驚かそうと思って黙ってました。どうでしたか?」
歩夢「んー緊張してて正直あんまり何話したか覚えてないんだけど……でも、栞子ちゃんのお友達って感じ。すっごく可愛くていい子だね」
栞子「……!そうですか。ありがとうございます」
歩夢「えへへ、今度は皆で集まろうね」
栞子「はい!」
歩夢「もちろんかすみちゃんも。かすみちゃんは前から知ってたけど、栞子ちゃんと友達だったなんて、すごい偶然だよ。聞いた時びっくりしちゃった」
かすみ「かすみんもです。偶然に偶然が重なりすぎてませんか?」
栞子「事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったものですね。人との縁というのは、案外気づいてないだけで沢山の人と繋がっているのかもしれません」
歩夢「うん。だから出会いは大切にしなきゃ」
栞子「はい」
かすみ「あーそういえば2人とも」
栞子「話すのはいいですが、レポートは終わったんですか?」
かすみ「終わりましたー!ホラ!」
栞子「どれどれ……うん、バッチリです。どうぞ続けてください」
かすみ「終わってないと発言権無かったんだ……えっと、これ見てください」
栞子「ええと……『スカーレット』と『ハルマエ』の合同ライブ?」
かすみ「そう!あの今人気急上昇中の2人組バンドスカーレットと、アイドル界の超新星近江遥率いるハルマエの合同ライブが!今度Zeppお台場であるんだよ!」
栞子「2グループとも今私たち世代に特に人気ですよね。TwitterやInstagramで常に話題に上がっています」
かすみ「そーーなんです!このライブのチケット抽選は激戦!落選祭りで阿鼻叫喚の嵐!な・ん・で・す・が!ここなんと……3枚のチケットがあるんです!」
栞子「当てたんですか?凄いですかすみさん!」
かすみ「ふふーんでしょ?という所で、2人とも、今週末空いてますかぁ?レポートのお礼に特別にこのチケット、しお子と歩夢先輩に譲っちゃいます!」
栞子「いいんですか?」
かすみ「もちのろん!その代わり……次のレポートの時も……」
栞子「前言撤回です」
かすみ「お願い!!ライブ最高だから!!保証するから!!」ユサユサ
栞子「ゆ、揺らさないでくださ、い」
歩夢「……」
栞子「歩夢さん?どうしましたか?」
歩夢「え?あ、うん。ちょっと……」
かすみ「なんです?もしかして予定がありました?」
歩夢「あーその……ええと、なんていうかて……」
カクカクシカジカ
かすみ「え」
栞子「なんと……」
かすみ「えーーーーーー!?」
歩夢「か、かすみちゃん静かに……!」
彼方「……ほほう……」
彼方「たまたま入った喫茶店で……これこれは」
彼方「面白い話聞いちゃったぜ〜」
・8 終わり
ほう 二人組バンド…… 続きが気になりますねえ
いま1番楽しみにしてるSSだわ 更新待ってる
めっちゃ雑な・8までの相関図的なの
・9
ワァァァァァァァ!!!
せつ菜『みなさーーーん!!お待たせしましたーーー!!!』
侑『スカーレットでーーーす!!』
せつ菜『そして!!』
遥『みんなー!!こんばんはーー!!!』
キャァァァァァァ!!!
遥『ハルマエです!!今夜はスカーレットのお2人と一緒に盛り上がっていくよーー!!』
せつ菜『皆さん!!準備はいいですか!?!?』
侑『早速一曲目行くよー!!』
遥『声出してこー!!』
ワァァァァァァァ!!!
愛「ゆうゆー!!せっつー!!」
歩夢「すごい人……!!」
愛「ね!すっかり人気者だね二人とも」
歩夢「うん!凄いなぁ」
愛「楽しいライブになりそう……!」
歩夢「ドキドキするなぁ」
ワァァァァァァァ!!!
ーライブ後楽屋ー
せつ菜「歩夢さん!愛さん!お久しぶりです!」
侑「ふたりともー!!会いたかったよー!!」
愛「あははっ!ゆうゆもせっつーも相変わらずで良かった」
歩夢「ライブお疲れ様二人とも。すっごく楽しかったよ」
せつ菜「ほんとですか!?ありがとうございます!」
侑「楽しんでくれたなら良かった」
愛「すっかり有名人だね、スカーレット」
せつ菜「おかげさまで。メジャーデビューしてまだ間もないですが、すごく順調です」
侑「いやぁ、ずっと夢の中にいるみたいでさぁ。未だに現実感ないんだよねぇ」
歩夢「侑ちゃんの作った曲、せつ菜ちゃんの力強い歌。ちゃんと世の中が評価してくれてるからだよ。二人の凄さが皆に注目されてて本当に嬉しいな」
侑「歩夢〜!!」ダキッ
せつ菜「歩夢さん!!」ダキッ
歩夢「わっ!ふたりとも!!」
侑「嬉しいよ〜!歩夢にそう言ってくれるのが一番嬉しい〜!」
せつ菜「頑張って良かったです……!!」
歩夢「ちょっと〜!大袈裟だよ〜!」
愛「ずるーい!愛さんも混ぜてー!」ダキッ
歩夢「きゃあ!愛ちゃん!」
キャッキャッ
トントン
歩夢「あ、誰か来たみたいだよ」
侑「マネージャーかな。?どうぞー」
ガチャ
遥「失礼します」
せつ菜「これは……!遥さん」
遥「お疲れのところすみません。今少し大丈夫ですか?」
侑「うん」
遥「大丈夫だって、お姉ちゃん」
彼方「じゃあ失礼しまぁす」
せつ菜「ん?」
侑「どちら様……?」
彼方「こんにちは、スカーレットのおふたりと……上原歩夢ちゃん」
愛「え、歩夢の知り合い?」
歩夢「いや……?どこかでお会いしましたっけ?」
果林「ちょっと彼方。いきなり言っても歩夢が困っちゃうでしょ」
彼方「ごめんごめん〜」
歩夢「果林さん!?」
果林「こんにちは、歩夢」
エマ「果林ちゃーん、彼方ちゃーん。わたしも入りたぁい」
彼方「おっとっと。ごめんね、エマちゃん」
エマ「よいしょ……わぁ、スカーレットだぁ!サインください!ファンです!」
彼方「あははっ、エマちゃんせっかちさんだねぇ」
遥「お、お姉ちゃん。ちゃんと事情説明しないと……」
果林「とりあえず中に入りましょうよ」
せつ菜「ええと……」
侑「これは一体……」
愛「どういう状況……?」
ーー
歩夢「近江遥ちゃんのお姉さんで……果林さんの同級生?」
彼方「そうだよ〜」フリフリ
近江遥(19歳・アイドル)「すみません、突然押しかけてしまって……」
せつ菜「いえ、大丈夫ですよ」ニコッ
侑「あなたは……朝香果林さん、ですよね?」
果林「ええ、知っててくれたの?嬉しいわ」
侑「知ってるも何も……月9に出演されてるから」
せつ菜「歩夢さんとお知り合いなんですか?」
歩夢「う、うん」
侑「ほぇ〜歩夢いつの間にこんなすごい人と……」
歩夢「それはまた後で説明するね。それで、そのそちらの方は……」
エマ・ヴェルデ(20歳・留学生)「エマ・ヴェルデです!スイス人です!果林ちゃんと彼方ちゃんとは高校の同級生です!」
果林「……ということ。今日は彼方が持ってたチケットで見させてもらったの」
遥「お姉ちゃん、都合悪いって言ってたのに……」
彼方「急に行けるようになったんだぁ。ちょうど仕事先の人がチケット余らせてて譲ってもらったの」
遥「来るなら来るって言ってくれば良かったのに」
彼方「へへーん、ビックリさせようと思って」
遥「もう……」
果林「あなたが宮下愛ちゃん?」
愛「え、あ、はい」
果林「歩夢のお友達で一緒に住んでるっていう」
愛「そうでーす!よろしくです!」
彼方「お〜元気いっぱいだねぇ」
愛「明るいのが長所なんで!」
彼方「うんうん、元気なのはいいことだね」
果林「おばあちゃんみたいなこと言ってるわね……」
彼方「それで、君たち4人もお友達なの?」
歩夢「はい、同じく高校の同級生です」
彼方「そっかそっか〜」
果林「すごいわね。なんだか最近世の中の狭さと出来の良さを実感するわ」
エマ「楽しくていい感じかもっ」ニコッ
歩夢(なんかこの人マイナスイオン出てる気がする……)
せつ菜「いやー情報量が多すぎますよ」
侑「ライブで疲れた頭にはちょっと刺激が強いかも」
歩夢「あ、ごめんね。疲れてたところ」
せつ菜「いえ、大丈夫です!むしろ安心しました!」
歩夢「安心?」
侑「ところでさ、私たち宿とってないんだけど……」
愛「まーかせなさい!うちの冷蔵庫は打ち上げの準備万端だよ!」
侑「やったーー!!さすが!!」
歩夢「じゃあ色んなことはうちに帰ってからにしようか」
せつ菜「そうですね!……ではちょっとマネージャーさんに連絡してきます」
果林「じゃあ私達も失礼しましょうか」
遥「そうですね。お邪魔しました」
エマ「サインありがと〜!絶対またライブ行くね!」
侑「ありがとうございます」
彼方「んじゃあね、歩夢ちゃん達。また会おうね〜」
バタン
愛「……変わった人、だね」
侑「うん。なんだか掴めない感じ」
歩夢「そう、だね……」
ガチャ
せつ菜「お待たせしました!支度して、出ましょうか」
侑「よーーし、今夜は飲み明かすぞー!!」
あいせつ「「おー!!」」
歩夢「お、おー!」ポムッ
ーー
かすみ「はーライブ楽しかった」
栞子「ええ。生で見るのは初めてでしたが……凄かったです」
かすみ「りな子はどうだったー?」
天王寺璃奈(18歳・大学1年生)「うん、楽しかった」
かすみ「しず子も来れたら良かったのにねー」
栞子「仕方ありませんよ。仕事ですから」
璃奈「しずくちゃんはいつも忙しい」
栞子「まぁ、女優としてしっかり仕事を取っていっている証拠ですから。嬉しい悲鳴だと本人も言っていました」
かすみ「でもたまには息抜きも必要じゃない?」
栞子「そろそろ今のドラマがクランクアップだと言っていましたから、少しは暇ができると思います。そうしたら久しぶりに四人で集まりましょうか」
かすみ「おっけー!予定はまたLINEに書くね」
栞子「はい」
璃奈「うん、分かった。楽しみ」
・9 終わり
続々と集まってきたな
こうなるとランミアも何してるのか気になるな~
立て込んでるのでちょっと更新待ってくれ
週末にはする
・10
「「「「かんぱーい!!」」」」
愛「.........まぁお酒は無いんだけど」
侑(19歳・音楽ユニット「スカーレット」)ま「まだみんな未成年だからねー。早く飲めるようになりたいよ」
歩夢「私はまだまだ先だからなぁ」
せつ菜(19歳・音楽ユニット「スカーレット」)「でもこうやって皆で打ち上げというのは、いいものですね!若者って感じです!」
愛「あはは!なにそれ、相変わらずせっつー面白いね」
歩夢「とりあえず2人とも、ライブお疲れ様」
侑「ありがと!」
せつ菜「ありがとうございます歩夢さん!」
愛「次はどこ行くの?」
侑「仙台!その後は福岡行って、沖縄の後に大阪でファイナルだよ」
歩夢「すごい、色んなとこ行くんだね」
せつ菜「お陰様で、こんな大きなツアーまでやらせて頂けるようになりました。お二人には感謝しています」
愛「ううん、愛さんは何もしてないよ。正真正銘、2人の実力だよ」
歩夢「うん、そうだよ。ホント、2人とも頑張ってて、世間が2人のことを話題にしてるのを見る度に、すっごく嬉しいし誇らしいんだ」
愛「この2人はアタシ達の友達なんだぞー!って自慢したくてしたくてたまらないもんね」
侑「て、照れくさいな.........でも嬉しい」
せつ菜「愛さん、歩夢さん.........!」ウルウル
歩夢「な、泣いてるのせつ菜ちゃん?」
愛「せっつーもしかして酔ってる?」
せつ菜「うれじいでず〜〜!!」ガバッ
歩夢「わっ」
愛「あっはっはっは!せっつーお酒飲んだらどうなるか楽しみだね!」
侑「あははっ!」
侑「ところでさー。歩夢はいつから芸能界にコネができたの?」
歩夢「へ?」
侑「私の知らないところで歩夢が大きくなっててびっくりしたよ」
愛「でしょー?歩夢ってばやる事やってるんだよ」
歩夢「ちょっと愛ちゃん!そんなことないよぉ」
せつ菜「先ほど楽屋に来られたのは、朝香果林さん.........ですよね?モデルで、今放送中の月9ドラマにも出演されてる」
侑「一体どういう繋がり?」
歩夢「うーんと.........話せば長く.........はならないか」
ゆうせつ「「?」」
ー事情説明中ー
せつ菜「へぇ.........そんな偶然が重なることなんてあるんですね」
侑「というかあの桜坂しずくとも友達なんだ。私たちよりよっぽどすごいじゃん」
歩夢「そ、そんなことないから!たまたまだから!」
侑「いやぁ、歩夢は持ってるよ。昔から私はそう思ってた」
歩夢「なにそれ〜!」
愛「うんうん。アタシもゆうゆの言う通りだと思う」
せつ菜「私もそう思います!」
歩夢「もー!」
〜♪
侑「あ、ごめん私だ。えっと.........えっ」
せつ菜「どうしました?マネージャーさんですか?」
侑「いや、ミアちゃんから。明日急遽来日することになったって」
せつ菜「それはまた.........急な話ですね」
愛「え、ミアち日本に来るの?」
侑「うん。もう飛行機の中だって」
歩夢「ミアちゃん、久しぶりに会いたいかも」
侑「明日の昼に成田に着くって.........え、迎えに来い?」
せつ菜「ふふ、相変わらずですね」
侑「うーん、明日はオフだからいいけどさぁ.........全く、いつも急なんだから」
愛「はーい、アタシもいきたーい!」
歩夢「私も!」
せつ菜「じゃあ4人でミアさんを迎えに行きましょうか!」
ゆうぽむあい「「おー!」」
ーー
しずく「彼方さん」
彼方「.........むにゃ.........」
しずく「彼方さん、起きてください」
彼方「うーん.........?あれ、しずくちゃん?」
しずく「はい、しずくです。よく眠れましたか?」
彼方「ふぁ〜あ.........なんでしずくちゃんがここにぃ〜?」
栞子「それはここが私たちの家ですから」
彼方「あらら、栞子ちゃん」
栞子「お久しぶりです、彼方さん」
彼方「むふふ〜久しぶりでもないんだけどね」
栞子「?」
彼方「いやいや、なんでもないよぉ。そっかそっかぁ、ここはしずくちゃんと栞子ちゃんのお家だったかぁ。ライブ終わってからのこと、あんまり覚えてないや」
かすみ「働きすぎですよぉ、彼方先輩」
彼方「およっ、かすみちゃんまで」
璃奈「私もいる」
彼方「あらあら、璃奈ちゃんまで。彼方ちゃんモテ期?」
しずく「何言ってるんですか。会場の外で栞子さん達を見つけた彼方さんが、そのまま寝こけて動かなくなっちゃったから、1番近くのうちに3人が運んできてくれたんですよ」
彼方「あーそうだったかぁ。ごめんねぇ」
栞子「遥さんや果林さん達には連絡してあります。またご無理をなさっていたのでは?」
彼方「うーん、そんなことないと思うんだけど.........」
しずく「とりあえず、そのままゆっくり休んでてください。勝手に起きたら怒りますからね」
彼方「ひぃ、しずくちゃんに怒られるのは勘弁だぁ」
かすみ「しず子怖いですからねぇ」
しずく「かすみさん?」
かすみ「なんでかすみんだけ!」
〜♪
栞子「LINE.........」
栞子「.........ランジュから?.........えっ」
栞子「明日日本に来る?また急な.........」
栞子「迎えに来い?全く、いつも人の都合を聞く前に.........相変わらずですね.........」
・10 終わり
・11
ー成田空港ー
歩夢「あれっ」
栞子「歩夢さん!」
愛「おーしおってぃーだ!」
栞子「お二人ともなぜ......旅行、ではなさそうですね」
歩夢「友達の出迎え。そういう栞子ちゃんもお出かけって訳ではなさそうだけど」
栞子「私も友人の迎えです」
侑「ジュース買ってきたよー!」
せつ菜「そちらの方は?」
栞子「スカーレットのお二人......!」
歩夢「昨日話して三船栞子ちゃんだよ」
栞子「初めまして。歩夢さんと愛さんと同じ虹ヶ咲大学の一年、三船栞子です」
侑「おーこの子が!」
せつ菜「これはこれはご丁寧に。優木せつ菜と申します」
侑「高咲侑でーす!よろしくね、栞子ちゃん!」
栞子「先日のライブ、会場で拝見させて頂きました。とても素晴らしく、楽しい記憶をありがとうございます」
せつ菜「見て頂いてたんですか!ありがとうございます!」
侑「う〜ん!こうやって生の感想を貰えると頑張ってよかったなーって思うね!」
栞子「皆さんは友人関係なのですよね。歩夢さんからお話は伺ってます」
歩夢「侑ちゃん、せつ菜ちゃん。あんまり大きな声出すと目立っちゃうよ」
愛「そーそー。二人とも有名人なんだから、自覚持って持って」
侑「あははっ、自分が有名だなんて実感湧かないなぁ」
せつ菜「そう言ってこの間駅前でファンの方たちに囲まれてしまってマネージャーさんに怒られてしまったじゃないですか。気をつけないとまた注意されますよ」
侑「ひーそれは勘弁だぁ」
歩夢「栞子ちゃんのお友達はどの飛行機に乗ってるの?」
栞子「あれです。ニューヨークからの便です。もう到着してるみたいですね」
愛「え、アタシ達の友達もだよ」
栞子「え?それはまた――」
ランジュ「栞子ー!!来たわよー!!」
栞子「ランジュ!」
ミア「ランジュ、大きな声出さないでよ。恥ずかしい」
愛「お、ミアちー!」
歩夢「ミアちゃん!」
栞子「え、一緒に居る方は......」
侑「あれっ?」
せつ菜「これはまた......」
栞子「えっ」
歩夢「えっ」
愛「えっ」
ーー
栞子「最近は本当に世間の狭さを実感する毎日です」
歩夢「ほんとにね」
愛「創作の中みたいだね」
鐘嵐珠(19歳・歌手)「まさかミアの友達と栞子の友達が友達だったなんてね!すごいわー!これってもう皆友達よね!」
ミア・テイラー(17歳・作曲家)「何言ってるか分かんないよ」
栞子「あの世界的作曲家のミア・テイラーさんと繋がりが......?」
侑「うん、ミアちゃんは私たちの高校に留学してたんだ」
愛「しおってぃーこそあの若きポップスプリンセスって言われてるショウ・ランジュと......?」
栞子「幼なじみなんです」
歩夢「幼なじみ!?」
せつ菜「す、すごいです!ここに世界に名を轟かせる音楽界の星が二人も......!」
ミア「......なんだか他人事だねせつ菜」
せつ菜「あ、ごめんなさい!お久しぶりですね、ミアさん」
ランジュ「ね、ね、親睦を深めるためにみんなでカラオケに行きましょうよ!」
ミア「バカ言うなよランジュ。そんな暇ないだろ」
ランジュ「いーじゃない!ね、侑!」
侑「行きたいのは山々だけど......」
ザワザワザワ
「あれってショウ・ランジュ?」
「うそ!本物!?」
「ミア・テイラーもいるー!」
「スカーレットの二人も!」
「サイン貰いたいんだけど!」
歩夢「......場所を変えた方が良さそうだね。侑ちゃんとせつ菜ちゃんが怒られる前に」
侑「だね」
ーー
ミア「で、本当にカラオケに来るやつがいるかよ!」
ランジュ「いーじゃない!全部屋貸し切ったから何も気にしなくていいわ!」
ミア「やることが極端なんだよいつもいつも......」
愛「お金の力を見た......」
歩夢「カード真っ黒だったよ」
侑「あとどれ位売れてらあのカード貰えるかな」
せつ菜「そういう生々しい話はちょっと......」
栞子「ランジュ、日本に来たならそれ相応の振る舞いをしなさいといつも言っているでしょう」
ランジュ「硬いこと言わないの栞子!久しぶりに会えたんだから」
栞子「全く......」
ランジュ「ね、ね、何歌う?アタシから歌ってもいい?」
ミア「待ちなってランジュ。その前に話さなきゃいけない事があるだろ」
ランジュ「あとでいいんじゃないのよ」
ミア「よくないだろ!」
歩夢「話って何?」
ミア「あー......ボクたち、しばらく日本にいることになったんだ」
愛「おー!いいね!どんくらい?」
ランジュ「一年よ!」
栞子「は?」
侑「い、いちねん?」
ミア「Yes。聞き間違えじゃないよ」
せつ菜「滞在場所はどうするんですか?」
ランジュ「栞子ー!よろしく頼んだわ!」
栞子「はぁ?」
ミア「......歩夢、愛」
歩夢「えっ」
愛「おー......これはまた急な......」
ミア「日本流土下座するから居候させて欲しい」
あいぽむ「「しなくていいから!」」
・11 終わり
ランミア一気に来たか!
カラオケ前部屋貸し切りとはさすがランジュ
・12
ー虹大食堂ー
栞子「ごちそうさまでした」
歩夢「......」
栞子「歩夢さん?」
歩夢「あ、ごめんね。じっと見ちゃって」
栞子「いえ、構いませんが......どうかしました?」
歩夢「いやぁ、栞子ちゃん食べ方も綺麗だなぁって......」
栞子「躾られたもので。お箸の使い方から茶碗の持ち方まで」
歩夢「お家、そんなに厳しかったんだ」
栞子「厳しいと言うよりは......古い家なので作法や伝統を重んじる、と言った所でしょうか。両親からそんなに窮屈な生活を強いられたことはありません」
歩夢「へぇ......それもそっか。お友達とルームシェアを許してもらえてるんだもんね」
栞子「ええ。最も、しずくさんが少し例外だと言うこともありましたけど」
歩夢「そうなの?」
栞子「ええ。しずくさんのご実家は鎌倉にある名家なんです。私の実家も広い方ですが、しずくさんのご実家には敵いません」
歩夢「そうなんだ......みんな凄いんだね。なんだか最近周りが特殊すぎて、私居てもいいのかなって思っちゃうよ」
栞子「そんなこと気にしないでください。歩夢さんが素敵な方だから皆さんあつまってくるんですよ。歩夢さんの人望です」
歩夢「そ、そうかな?」
栞子「ええ」ニコッ
歩夢「えへへ、ありがと栞子ちゃん」
愛「おー!いたー!」
歩夢「わっ」
愛「探したよー!歩夢ってば全然LINE気づかないんだから」
歩夢「え?......わっ、ごめん愛ちゃん。急ぎの用だった?」
ミア「別に急いでないから大丈夫だよ歩夢」
歩夢「ミアちゃんも来てたんだ」
愛「ミアちに虹大案内してた!」
栞子「こんにちは、愛さんにテイラーさん」
ミア「やめてくれ、よそよそしい。気軽にファーストネームで呼んでよ。ランジュの友達なんだろ?」
栞子「はぁ、では......ミアさん。よろしくお願いします」
歩夢「で、どうしたの?」
愛「今からさ、ウチんちでミアちの歓迎パーティしようかって話してた。来るでしょ?」
歩夢「ウチんちって......あ、もしかして」
愛「うん!うちの実家!」
歩夢「もちろん行く!久しぶりだね、もんじゃ『みやした』のもんじゃ焼き!」
愛「ミアちが気に入ってくれててさぁ。どうしても食べたいって言うから」
ミア「どうしてもとは言ってない!......まぁでも、『みやした』のもんじゃは絶品だからね。日本来たら必ず食べなきゃ」
歩夢「栞子ちゃんも来る?」
栞子「いいんですか?」
歩夢「うん!栞子ちゃんの都合がよければ」
栞子「ええと、今日は......ランジュもしずくさんも遅いと言っていたので......」
愛「じゃあ決まりだ!レッツゴー!」
彼方「お〜!」
歩夢「え」
ミア「ん?」
愛「わっ」
栞子「か、彼方さん......?」
彼方「ねーねー、彼方ちゃんも行ってもい〜い?」
愛「......ええと......?」
歩夢「い、一体いつどこから?」
ミア「誰コイツ?」
・12 終わり
栞子ちゃんの実家絶対しずくちゃんの実家と大差ないと思う
謙遜か?
・13
愛「ほい、できたよー!」
彼方「おお〜美味しそ〜」
愛「お腹いっぱい食べてね!」
彼方「いただきまぁす」
ミア「ちょっと待ってよ」
彼方「ん〜?食べないのぉ?」
ミア「いや食べるけど……その前に、キミは誰なんだいってずっと聞いてるだろ。耳付いてないの?」
彼方「彼方ちゃんのかわいいお耳はここだよ」ズイッ
ミア「み、見せなくていいから。近い離れてくれ」
彼方「連れないなぁ」
栞子「彼方さん、いつも来る時は連絡してくださいと言っているでしょう。急に現れたら驚いてしまうと」
彼方「あはは、ごめんねぇ。みんなの反応が見たくてさぁ」
歩夢「あの……この間のライブでいらっしゃいましたよね?確かアイドルの近江遥さんのお姉さんで……」
彼方「そぉでぇす。遥ちゃんのお姉ちゃんの近江彼方で〜す。キミは上原歩夢ちゃんだね?そんでそっちの金髪の子は宮下愛ちゃん」
愛「アタシたちのこと知ってるの?」
彼方「うん、果林ちゃんから聞いてるよぉ。同級生なんだ」
歩夢「そう、なんですね。なるほど……栞子ちゃんとも顔見知りみたいだけど……」
栞子「ええ、まぁ……話すと少し長くなるんですが」
彼方「そうだねぇ。彼方ちゃんと栞子ちゃんの仲良し経緯はまた今度にして、今日は歩夢ちゃん達にお話したいことがあってね」
歩夢「私たちに……?」
彼方「ちょっと待ってね……あった、コレコレ」
歩夢「!!」
愛「どれどれ……えっ」
ミア「これは……」
彼方「お店の中だから再生はしないけど、これって歩夢ちゃんだよね」
歩夢「ど、ど、どこでこれを……」
彼方「それは」
栞子「なんですか?よく見えな……」
歩夢「ダメーーーーーーー!!!」ガバッ
栞子「歩夢さん!?」
歩夢「見ちゃダメ!!ダメ!!栞子ちゃんダメ!!」
栞子「ちょ、落ち着いてください歩夢さんっ」
愛「わーお、歩夢がしおってぃー押し倒しちゃった」
彼方「おおー大胆」
ミア「この動画どこで見つけてきたの?YouTubeに上げてたやつは全部非公開にしたはずだし、ミラーされるほど再生数があったわけじゃないと思うけど」
彼方「一度ネットの海に流れたものは消すことは不可能っていうのは分かってるでしょ?気がついてなかっただけで熱烈なファンがキミたちにはいたのさぁ」
愛「それは嬉しいような恥ずかしいような……反応に困るなぁ」
ミア「恥ずかしいに決まってんだろ、あんな未熟な曲にダンスに歌……ほら、歩夢がクラッシュしちゃってる」
歩夢「見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで」
栞子「み、見ませんから!苦しいです歩夢さんっ」
愛「――それで、その動画持ち出して話すことって?」
彼方「彼方ちゃん、実は東雲学院大学の文化祭実行委員でね。そこでプロのアーティスト呼んでパフォーマンスしてもらうんだけど、今年のゲストはスカーレットの二人なんだぁ」
愛「え、せっつーとゆうゆなんだ」
ミア「へぇ、あの二人を…………んん?」
愛「どしたのミアち」
ミア「……ねぇ、キミまさか……」
彼方「おぉ〜さすがかの有名なテイラー家のご息女。察しがいいね」
愛「ん?」
彼方「彼方ちゃん、周りと一緒のことするのあんまり好きじゃないんだよねぇ。それに、せっかくの大学の文化祭だし、盛り上がりたいじゃん?そ、こ、で……」
愛「……まさか……」
歩夢「見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで」ギュゥゥゥ
栞子「……!!」バタバタバタ(胸に顔を押し付けられて息ができてない)
彼方「東雲――いや、彼方ちゃんに少しだけ力を貸してくれませんか?元虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の皆さん」
・13 終わり
更新待ってた
メンバーの過去はどうなっているのかな
もうエタってるし今年中に落とせよ
こいつ前もエタってただろ
今日で最後の更新からちょうど1ヶ月か
ずっと保守してる人には悪いけど多分もう来ないんじゃないかな
保守してくれて申し訳ない
来週には更新できるけど、保証は出来ないので落としてもらっても構わない
アンチスレとかならともかくただのSSスレが残ってるのが気に入らないのか…
一応言っとくと機能してないスレを保守し続けるのは5chでは荒らし行為として扱われる
通報したらアクセス規制だって受けるよ
保守が荒らし行為だというソースね
●荒らしとは
・埋め立て
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