ミランは資金力を得て1年越しの交渉をまとめ上がる。
現地時間5月30日、ミランはビジャレアルからDFマテオ・ムサッキオ獲得したことを発表した。すでに1週間前からメディカルチェクやクラブハウス訪問の模様が伝えられてきたが、16-17シーズン終了を合図にようやく正式リリースされた。
2021年6月まで4年契約で、移籍金は非公表だが現地メディアで1800万ユーロ(約21億6000万円)と報じられている。
現在26歳のムサッキオはアルゼンチンのリーベルの出身で、2009年にスペインのビジャレアルBへ移籍。高さ、スピード、テクニックの三拍子が揃ったCBで、長期離脱する時期もあったがトップチームでの8シーズンで249試合に出場して7得点の成績を残した。
ミランは昨夏もムサッキオを狙っていたが、条件面でビジャレアルと折り合わず破談。しかし、4月13日にシルビオ・ベルルスコーニから中国資本にオーナーシップが移って資金力が増し、1年越しに交渉をまとめ上げた格好だ。
16-17シーズンのミランのCBは、アレッシオ・ロマニョーリこそ好パフォーマンスを見せたが、その相棒はガブリエル・パレッタ、グスタボ・ゴメス、クリスティアン・サパタが揃いも揃って安定感を欠いた。ムサッキオは新レギュラーとして期待される。
中国資本になって最初の補強を完了させたミランは、さらにMFフランク・ケシエ(アタランタ)、DFリカルド・ロドリゲス(ヴォルフスブルク)、FWアルバロ・モラタ(レアル・マドリー)ともすでに個人合意済み。
ケシエとロドリゲスは近日中にメディカルチェックを受けるとも報じられており、モラタに関するマドリーとの交渉も好感触を得ているようだ。
SOCCER DIGEST Web 5/30(火) 20:01
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