【巨人】陽、ミスター御前で好打好走!「もう大丈夫」6日1軍合流へ
2017年6月5日6時0分
◆イースタン・リーグ 巨人3―2ロッテ(4日・佐倉)
野球ができる喜びをかみしめながら全力でグラウンドを駆けめぐった。
「4番・右翼」で出場した陽がミスターの御前で「走・攻・守」で躍動感あふれるプレーを披露した。
まずは0―0の2回だ。先頭で打席に入り、2ボール1ストライクからの4球目、
酒居の外角直球を中前にはじき返した。「しっかりここまでやってきた。もう大丈夫」
と万全を強調していた通り、まずはバットで快音を響かせた。
続く中井の打席では酒居が一塁にけん制悪送球。
ヘッドスライディングで帰塁した状態から、素早く立ち上がってスタート。
ボールが転々とし、カバーが遅れている間に二塁を蹴って一気に三塁を陥れた。
見せ場はこれだけでは終わらなかった。
6回1死の守備では加藤の放ったフライに対して、定位置から猛然とダッシュ。
誰もが「ポテンヒット」を予想した当たりを二塁後方で腕を目いっぱい伸ばしてつかんだ。
「守備範囲の広さが持ち味。自分のところに飛んだら投手が安心してくれるのが理想」
と語る安定感抜群の守備力を体現した。
試合前にはベンチで長嶋さんと初対面した。
ミスターからは「体は完全に治った?」と声を掛けられ、「大丈夫です。長い間、ご迷惑をおかけしました」と即答。
背中をポン、ポンとたたかれて、気合を注入されると思わず笑みがこぼれた。
下半身の張りで2か月半のリハビリ中にも「早く1軍で貢献したい」と誓っていた背番号2。
10連敗を喫したチームの救世主として1軍の舞台へと降り立つ。(長井 毅)
スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/giants/20170605-OHT1T50005.html
2回無死一塁、打者・中井の時、けん制悪送球で一気に三塁に滑り込む陽