仙台ベルフィーユの解散、事実上決定…クラブ結成6年で幕
2017年6月24日8時0分
経営難で日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)から退社(リーグ退会)を勧告されていた
Vチャレンジリーグ1・仙台ベルフィーユが解散することが23日、事実上決まった。
2011年に誕生したチームは6年で幕を下ろし、今後は宮城県を拠点に新クラブチーム結成を目指す。
Vリーグ機構は21日の臨時理事会で、前回12日に決めた仙台への退社勧告を変えないことを確認。
23日に正式発表した。チーム保有先のNPO法人仙台ベルフィーユは、スポンサー数増など
財務・経営改善案を20日に追加提出していたが、機構側は改善は見込めないと最終審査。
仙台は今後、Vリーグの試合には出場できなくなる。
これを受け、仙台は23日夕方に会見。前日、現所属13選手にリーグ退会を伝えた
葛和伸元監督(62=元全日本女子監督)は「本来、普及させるべき立場の協会側が
クラブチームを潰すのは納得いかない」と唇をかんだ。
今後については荒谷敏理事長(56)、葛和監督共に「仙台ベルフィーユというチームは残らない。
新たなチーム、ネーミングで」と話し、新たなクラブチーム結成を目指す意向。
ただし葛和監督は「選手は自由。移籍したいなら私も協力する」とし、週明けから選手の意思確認をする予定だ。
7月2日の国体宮城県予選はVリーグの管轄外のため出場可能だが、選手の去就が不透明なため、
棄権する可能性が高い。
スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20170623-OHT1T50220.html
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仙台ベルフィーユ - チーム概要
http://www.vleague.or.jp/team_detail/id=448&season_id=683