藤井四段勝った!出待ちファンは佐々木五段の倍以上
7/3(月) 0:01配信
日刊スポーツ
竜王戦決勝トーナメント2回戦で佐々木五段に敗れデビュー29連勝でストップした藤井四段は記者の質問に応える(撮影・鈴木みどり)
将棋の連勝記録歴代1位の29連勝を達成した最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が2日、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で行われた第30期竜王戦決勝トーナメント2回戦で、佐々木勇気五段(22)に敗れ、デビューからの連勝は29でストップした。
藤井四段は午後9時31分に「負けました」と投了してから1時間16分後の、午後10時47分に将棋会館を後にした。出待ちしたファンは、夜遅くにもかかわらず47人もおり、中には「藤井さん(敗戦で)泣いていました?」などと報道陣に質問するなど、心配するファンもいたが、当の本人は笑顔で出口に姿を見せた。
そして報道陣、スタッフ、ファンに向けて頭を4回下げて「お疲れさまでした」と言い、タクシーに乗り込んだ。ファンは「お疲れさまでした」と口々に言い、拍手で見送った。
一方、藤井四段の連勝を止めた佐々木五段は、藤井四段よりもさらに遅い、同10時58分に将棋会館を出た。出待ちしたファンの数は、藤井四段より遅い時間だったこともあり22人に減少。一部のファンから、お菓子の差し入れを受けたが丁重に断り、こちらも拍手を背にタクシーで将棋会館を後にした。
藤井四段は対局には負けたものの、最後の最後に出待ちのファンの数では勝利した。
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