「 ア ジ ア 人 は 基 本 的 に 、 目 が ブ リ デ ( 吊 り 目 ) だ よ ね 。 」
アジア人揶揄の「つり目」ポーズ、なぜなくならないのか(コラム)
現在、北米の都市部でそのようなジェスチャーを見かけることはまずない(そんなことをしたら大問題になるだろう)。
一方、大陸ヨーロッパでは、子供たちがアジア人に対してスラント・アイズのジェスチャーをすることがある 。
子供だけならまだしも、大人の著名人もするのだからたちが悪い。
古いところでは、2008年の北京オリンピックの前に、
バスケットボールのスペイン男女代表チームがともにスラント・アイズのジェスチャーをして新聞に登場し、
2009年には米ポップスターのマイリー・サイラスが同様の写真で物議をかもした。
近いところでは先月、中国のサッカークラブでプレーするアルゼンチン代表のエセキエル・ラベッシ選手が、
今月はじめには韓国で開催されたU-20ワールドカップでウルグアイ代表のフェデリコ・バルベルデ選手が、
さらには、来年日本で開催される世界選手権本戦出場を決めた女子バレーボールのセルビア代表が、同様の行為をして非難されている。
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170626/Newsphere_31424.html?_p=2 ◆悪気がなければいいのか
「悪気がなければいい」という思い込みも厄介だ。わかりやすい例は、
欧州委員会のドイツ人政治家ギュンター・エッティンガー氏の昨年の発言だろう。
中国人をスラント・アイズ呼ばわりしたことについて、
スラングを用いただけで侮蔑の意はないという趣旨の発言をし、謝罪することを拒んだ(ポリティコ)。
最終的には氏も謝罪したのだが、
この「自分に悪気はないので謝らない、悪くとる相手が悪い」という考え方も、こちらではめずらしくない。
自分の意図がどうであれ、相手を不愉快にさせたのなら謝る……というのは幼稚園で最初に学ぶことのはずなのだが。
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170626/Newsphere_31424.html?_p=4 白人がもつ容姿のコンプレックス
それに対し、元々どの人も平均して目が大きい欧米人は、目の大きさで美醜を判断しない。
彼らがコンプレックスを抱いているのは、成長するにしたがってどんどん大きくなっていく鼻。
欧米では細くて小ぶりな鼻こそ美しく、顔の中心にある大きな鼻を「醜さの象徴」のように嫌う傾向がある。
もちろん、欧米人が美容整形する顔の箇所で、最も多いのは鼻だ。
以前、金髪と付け鼻をつけて外国人に変装したANAのCMに抗議が殺到し、放映が中止になったことがあった。
日本人からすると、このCMのどこがダメなの?と不思議かもしれないが、
これを見た白人は「大きな鼻」を馬鹿にされたように感じたという。
その原因は、白人がもともと「大鼻コンプレックス」を持っているからだろう。
https://www.madameriri.com/2016/07/08/your-eyes-are-so-round/