3年連続V逸となった巨人は、就任3年目を迎える高橋由伸監督(42)の来季続投を決めた。
今季は、球団ワーストの13連敗を記録するなど大不振。
それでも、CS進出の可能性を残していることに、「苦しい状況でも耐え抜いたことは高く評価すべきだ」と
老川オーナーは指揮官の進退問題を封印したが、コーチ陣も無傷というわけにはもちろんいかない。
まず、村田真一ヘッドコーチ(53)の退団は決定的だ。
原政権から横滑りで入閣、指導者経験のない高橋監督の参謀役に期待されたものの、この2年間の働きを評価する声は球団内からもほとんど聞かれない。
地位に恋々とするタイプではない本人は、2年前に一度は原前監督に殉じて退団する決意を固めていた。
それを翻意してもらった高橋監督からの信頼は厚いとはいえ、これ以上の延命は本人の性格的にも良しとはしないだろう。
後任には、小久保裕紀前侍ジャパン監督(45)の名前が巨人周辺では囁かれている。
高橋監督にとっては、現役時代から「もしボクが監督をやることになったら助けてください」と約束している兄貴分。
侍ジャパン監督としてハクをつけた小久保氏も、かわいい弟分から正式な要請があれば、二つ返事でOKするともっぱらである。
「今の一軍首脳陣で安泰なのは、二岡智宏打撃コーチ(41)と井端弘和内野守備走塁コーチ(42)だけでしょう。
どちらも由伸監督とは、現役のころから付き合いが深い。
井端コーチは打撃担当への昇格もある。今季の巨人は接戦に弱く、1点差ゲームの勝率は11勝25敗の.306。これは、12球団ワーストです。
特に一軍の若手、中堅にバントや右打ちなどの小技を含めた、ねちっこい攻撃を教え込み、実践させるには井端がうってつけという声があります」(チーム関係者)
巨人は、13連敗を喫した直後の6月中旬に堤辰佳前GMを事実上の解任。
後任に鹿取義隆GM特別補佐が昇格する異例の人事を行った。
7月には斎藤雅樹二軍監督(52)を一軍投手コーチに配置転換、尾花高夫投手コーチ(60)をブルペン担当に、
ブルペン担当だった田畑一也投手コーチ(48)をスコアラーに、内田順三巡回打撃コーチ(70)を二軍監督に異動させたが、
このオフはさらなる改造人事が断行されるのは必至。来季が契約最終年となる高橋監督にとっては進退をかけたシーズンとなる。
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9/20(水) 9:26配信